メカ妄言「戦闘メカ ザブングル」(1)

Xabungle Paranoia 1

※スパロボ&SDな方向けの記事はありません。

2017/2/12最終更新

はじめに
メカ妄言-1
 -2 -3 -4 -5 -6 -7 -8 -9 -10
ウォーカーマシン(1) ウォーカーマシン(2) ウォーカーマシン(3) ランドシップ
書籍リスト 模型誌リスト 模型リスト メカアートリスト その他リスト
メカ・ロン-1 −2 −3 Blowning-1 -2 -3 -4



 以下は、Blowning-2より分離(隔離)した文章です。('17/2/12)


2014/5/9
■31年後の結論

雑記14-04 ■30年など一瞬の夢さ
 実写版『パースエイダー・ザ・ブローニング』の世界設定は小説版準拠で(三日の掟とか全然違う)、メカはアニメ版が元です(名前は全て変更)。デザインは全てハリウッド側スタッフにより大幅リファインされる脳内予定で、ブローニングを「膝が逆関節でどうみてもギャロップ」にするのもアリ。


■Good models

2010/7 fg - kwan814  ガバメントタイプ-COWBOY ver.
2014/2 高荷ギャリアTwitter MORIBITO01 @waruviora #30thWM祭 ....
2014/4 Twitter makoto_krieger ギリで投稿 汚し出来てない!!途中! #30thWM祭


■今はもう、それぞれの俺ザブングル

2004? 糞ボルト(バレルネタ) 「バレル」 「ウンコ太郎」のイラスト [pixiv](※以前に紹介)
2008/11 岡本一広版 Hey You プラモの箱あけしめ.htm(※)
2009/2 「ザブングル」 「ずる」のイラスト [pixiv] 「小説版ザブングル」 「ずる」のイラスト [pixiv](※)
2014/2 「ザブングルコンセプト」 「umegrafix」のイラスト [pixiv] (※)
2014/3 瀧川虚至(Mファイル)版http://img.sunrise-inc.co.jp/images/2014/03/201403201228458918.jpg
2014/5/3  TINAMI - いそじマ 戦闘メカ ザブングル



 …Old delusion never born, I just fade away.



2013/6/2

 アップするつもりの無い物が手違いで混入してしまっていたため削除しました(アップ時期はおそらくサーバー移転時の2012/12/1)。


■ザブングリンク2013

メカ・ロン−3 ザブングリンク

黄色い奴!! - 深度計予備回路
 腕が短くて不釣合いな気もしますが、頭部が(ザブングル的に)実にカッコイイ!
 しかし2008年9月って…何で今頃見つかるかなあ(まあ私のアンテナの鈍さは相変わらずですが)。

「ザブングル」/「kirryfow」のイラスト [pixiv] ほっぺが良い。

「ブラッカリィ風ザブングル」_「ラスター」のイラスト [pixiv] 萌え系。

思い出のアニメ〜戦闘メカザブングル〜: クリスの濃い部屋
>正直主人公メカのザブングルと、母艦であるアイアンギアーのデザインだけは、全くフックしなかったけど、周りに登場する、、、いや、登場した記憶がない、登場してなかったとしても何ら問題ないWMのプラモ、そのパッケージアート。

 同感です。セル画から離れた別の所にこそ、ザブングルの本質がありました(38話のウルフ発進シーンだけ除外)。しかし無論、多くの人達にとってのガンダムの本質が「ガンプラ」である事と、何ら変わる所はない訳ですが…。


■セオリー無視の「ラスボス不在」で良かったのか?

 ガンダムで、「グラブロ以降に敵メカが一体しか出ない展開」がありえたでしょうか?…私には想像も及びません。それがなされたのがザブングルであり、強敵のいなくなった巨大ロボットはもはや、単なる白ゴキブリ退治の道具でしかありませんでした。
 後半の敵となるドランの登場時(32話)は全50話のうちの64%の地点です。ちなみにファーストガンダムの64%は27話Bパートにあたります(次の回でグラブロ登場)。41話(82%)で登場したブラッカリィは、当初ダークヒーローとしてラスボスをはるのかと思われたものの、たったの3話しか登場せず、最終話に出こそすれどダークヒーローに相応しい戦いざまを見せる事はありませんでした。なおギア・ギアに]関しては、37話(74%)で登場、最期は43話(86%)につきガンダムなら「テキサスの攻防」(37話)にあたるため、当然ラスボスにはあたりません。


■「パターン破り」は玩具的デザインであったからこそ成し得た
やめてけれメカニクス 戦闘メカ ザブングル
 つまり「ザブングル」は、ロボットアニメを否定するために敢えて面白いロボットアニメを作るという、それ自体はまさに非凡と言って良い発想の産物なのだ。(中略)
 ウォーカーギャリアへの主役メカ交代劇によって、氏は貶めるべきロボットアニメのパターンを一通り使い果たしてしまい、それまでの作劇フォーマットではザブングルを作り続けられなくなったのである。(中略)
 視聴者の意識を変えるどころか、真のメッセージはまるで汲み取られず、パターン破りが面白いとそのままに受け入れられてしまったのだ。これではサンライズが自己のスタンスをチェックし直す道理も必要もない。(中略)
 敵(ロボットアニメ)を攻撃する材料が尽き、目的完遂の挫折が確信された時点で、富野氏は戦いを放棄した。

 ザブングルがあまりにもロボットロボットしていた事が、富野氏のモチベーション(アンチテーゼ、異議申立て)を形作っていたという事はつまりギャリアの完璧さが物語を失速させたというのか…。とはいえ、メカがオモチャ化すれば物語が良くなる訳ではない事はビルバインが証明しているので、デザインの如何に関わらず失速は避けられなかった様にも思えます。

 特に象徴的なのがコトセットで、ジロンに秘蔵の図面を思わせぶりに見せた時の技術者魂溢れるコトセット(ン、ウィキだとオリジナルWMの図面ってなってるな…当時のハード環境ではそこまで見えなかったけどどうだっけ?)と、狼男に変身してマイクを食べ、アニメのデタラメ(物理法則無視)を肯定するコトセットはもはや別人です。ドラマ的には、ラスカル女史の言うとおり「富野ロボットアニメが本質的にはここで滅んだ」と言えるのかもしれません。

 とはいえ、失速したのは骨組み部分であって、ストーリーはグダグダでもキャラのノリというかテンションはどんどん上がっていったという印象です。後半軽くなってからは(キャラは瞬間移動するしICBMもアイアンギアーも物理的に軽い)、お笑い芸人がアドリブを応酬する様な妙なライブ感がありました。ただエルガイム、そしてΖΖの滑り具合から振り返ると、たまたま謎の化学反応が起きて上手くいった(逃げ切った)にすぎなかったのかもしれませんが…。


■で、ぶっちゃけ絵の続きついては

メカ戯言-3 ■(海外用に)ネーミングをリデザイン妄想する:
をどうぞ…(2014/5/9リンク修正)
 もはや絵ですらありませんが。なお、これが理解される、もしくは同じ事を誰かが思いつくまでには多分、例によって最短で15年はかかるかと思います。

 いや、15年じゃないですね…30年経っても伝わりそうにありませんが、それが人生。

 このページ自体、つまり私の中のザブングルはとうの昔、デザインが出来上がった1983年に終わっています。
 つまり私は、墓所を管理する屍にすぎません…この世の全ての生けるゾンビに、幸あらん事を。



2011/2/11
■絶海の孤島より追記

雑記09-12-9  Early design(1983-12)
雑記09-12-14 Desart Fighter Xabungle (It is not"Sentou Mecha"and "Combat mecha!!")
雑記09-12-20 Walker Machines (The name of mechanism was changed.)

○「ザブングル」で画像検索するもウチが見当たらず、1024位まで調べて断念(絵は54位にあるもウチではなかった)。
○気をとりなおして「Xabungle」で画像検索、何とか一位をキープ。
○オイラ、外国の方が幸せに生きられそう…(遠い目)。



○ええと、小説版(鈴木良武ノベライズ)を想定して作った物ではないです(小説を読んだ時点でデザインはほぼ詰めてました)。前提となる「ウォーカーマシン・コンセプト」を「プラモデル&高荷義之画伯(除くザブングルタイプ&アイアンギアー)」に置いた物です。よって、ここからブラッカリィやギャリアを除外すれば当然、形状は変わらざるをえません。なお小説版をやるなら、頭部を極めてシンプルにします(具体的描写などはありませんが)。
○以前(2008/10/18)にウィキをぼやきましたが、見返したら記述が増補されてました。ノープロブレムです。

○ザブングルの共同原作者である鈴木良武(五武冬史)氏に関しては、こちらに詳しいです。

五武冬史論<序章>: 南極怪獣通信
私は80年代に起きた「リアルロボット」というムーブメントに対する功績は、ガンダムの監督である富野喜幸一人に起因するものではなく、むしろ五武先生にこそ、その大半の功績があると思っている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/鈴木良武

○「コンセプト」とは何なのか…28年前の模索はこの後、「ビルバイン」へと続きます(年内にアップ予定)。



2008/10/18
■追記

雑記08-09/29 妄想を知らないオタクたち
 しかしグーグル検索二位なれど何一つとして(以下略)。

 あとせっかくの更新なので、個人的におすすめの批評ページにリンクをば。
やめてけれメカニクス 戦闘メカ ザブングル (2013/6/2リンク修正)
丙午列伝 戦闘メカ・ザブングル http://www.eonet.ne.jp/~yuta/kiwapage/bangumi/xabugle.htm(2013/6/2リンク解除)


↓以下、おまけのぼやき
○3クール以降は失速して初期の魅力は失われたものの、キャラアニメとしては(それぞれが勝手に)良く動いていた。つまり後半においても人気を維持できたのはひとえにキャラが立っていた(生きていた)おかげで、ストーリーは消化不良なれど役者に救われた形だとゆう(・・・しかしそんなミーハー主義では御大作品を語りにくい罠)。
○アニメーションとしては、「1話の重圧な動きが正しく、瞬間移動(中ぬき)したりする軽い後半はダメ」という訳ではない。一方が正しくて一方がマチガイという事はありえない。ただしメカに関しては、軽くても違和感がないのはロボノイド・・・もといレッグだけだけど。
○主役メカを運転しているジロンよりも、身一つでドームを破壊する前半のジロンや、素手でWMを倒すファットマンの方があの世界らしい。もしコナンがあの世界にいたら、巨大ロボのコックピットなどに座らず(機械の力など借りず)、身一つで巨大ランドシップ(背景処理)を破壊するはず。
○なぜに堕としたドランを修理して利用しなかったのか(薄緑に塗り替えて旗をマーキングとか)。
○折角ギャリアが出ても、28話以降に印象に残るWM対決シーンは皆無。そもそも後半の敵メカはわずかに2種・・・パターン破り(&リアル化)にかこつけてロボットアニメのセオリーを軽んじすぎたのではないか?(最終ブチメカも予算削減のため没だし・・・)。
○脳内妄想。アイアンギアーはドームの前でイノセントに仕掛けられていた安全装置が作動し、全く動けず撃沈(もしくはスーパーギアーに踏み潰される)。艦を失ったジロン達はウルフもしくはホバージープに移るも、賞金首となってランドシップ数百隻から逃げ回る日々。
○もしくはその逆に、「ザブンファイト、ツーダッシュ!」の掛け声と共にギャリートラックがスーパーロボット体型(ガニマタではない)のザブンギャリアーへと変型、毎回新デザインの敵メカを後半5分でブチ壊す。なお、これによりクローバーの寿命は半年延長(←たった半年かい)。
○ホバギーって映像的にはいいメカなれど、出力を上げたら空も飛べるはず。なおホバークラフトは原理的に浮いただけでは進まないので、新原理のホバーウォーカーというのはどうか。
○そもそもホバーは効率が・・・どうせなら「ゾラにタイヤは一切存在しない」くらいに徹底しないとダメかも(一輪バイクはメカ的にはいいのだけど、二輪バイクが無い理由がイノセントの気まぐれでは説得力が無い)。
○ウィキの記述では上手くゴマかせど、2号ロボの元祖はジャンボーグ9、ボスボロットみたいにハンドル操作。あとダブルライダーもダブルマジンガーもずっと前からあるし・・・。

○むしろギャリアを出した事よりも、以降の「主役チェンジの呪い」を解く事の方がはるかに抵抗は大きかったのではないだろうか。つまりギャリア(ブサメカ)でかつて破ったパターンを自らターンエーで修復する「逆・パターン破り」をなしえた事で、この「呪い」は解かれたのかもしれない(今もあるけど・・・)。



 models 
ランドシップ Zatsubun  -2     

G_Robotism