このページには四半世紀放置された妄想があります。一緒に成仏しましょう(笑) 082は一人で成仏します。
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https://www.youtube.com/watch?v=TFtxRRi3ewI&feature=youtu.be Second understanding person in the world, or misunderstanding. (2017/7/27) |
2013/6/12 The page title was changed. [Persuader The Blowning(1)]←[Walker Machine Xabungle-1].
『戦闘メカ ザブングル』(SUNRISE 1982〜83)より。(NT '85-12).
『一週間』
・・・絵に費やした時間。夏休みの暇つぶしとして、さして手はかけずに85年8月下旬に完成しました。
『半年』
・・・デザインに費やした時間(構想期間も含めると十ヶ月)。完成は83年11月で、翌月初旬に最初の絵に起こしました(下描きのみ現存)。(雑記09-12/9 ザブングル1983-122017/7/27)
『2年』
・・・私の脳内だけの妄想を脱するまでの時間。まさかこんなにもかかるとは思いませんでしたが、おかげで画力は(無駄に)向上しました。ただ当時はメカデザインのガンブリア爆発期だったので、2年も経てば化石ではありましたが。
『16年』
・・・デザインの完成から、孤高のデザインを脱するまでの時間。(次ページで解説)
『25年』
・・・妄想の始まりから、当サイト閲覧者の方をお目汚しする(or御笑読頂く)までの時間。
『?年』
・・・当サイトが人知れず消滅した後、未来のメカオタクがどこかのロダで「何このヘタな絵?」とつぶやくまでの時間。
サイズはA4、透明描法で描いてますが画材はポスカラです。絵は見ての通り「高荷画伯モドキの失敗作」で実にお恥ずかしい限りですが、もしこの失敗がなければ高荷氏のデッドコピーを脱する踏ん切りがつかず、ガリアンをああは描けなかったと思います(つまり結果オーライ?)。
デザインで一番苦心したのは胸部形状です(デストロイド・トマホークを多少参考にしました)。「胸を前に出す」のは今でこそ当たり前の萌えセオリーですが、それになかなか気づけず結構時間がかかりました(ちなみに今はその正反対の時代逆行アレンジを唯一やってる訳でして・・・やれやれ)。
まあ、今これを見られた若い方には特に何ということはない物にしか見えないだろうとは思いますが、当時は情報が少なかったため、参考になる物は何もありませんでした(現在はアニメメカといえどゲーム界や漫画や同人との間に大した差はありませんが、当時はアニメ界と漫画界ではセンスの圧倒的な差がありました)。つまりウォーカーギャリアとブラッカリィだけをお手本に試行錯誤を一人で(見せる相手すらなく)重ねざるをえず、手間だけはやたらとかかってます(まあかければいいって物でもないのですけど・・・)。
なおスキャン元の号ですが、発売当日の物(初期型)と、半月ほど後に買った物(後期型)では印刷の具合が変わっており、後者は原画より青みがわずかに増していました(一番の違いは、はんけちゅ・・・もといF氏のFFC画のボケ具合が直っている事)。なお、初期型は保存状態が悪かったため紙が黄変してしまったので、スキャンしたのは後期型の方です。
絵にディテールがないと思われるはずですが、わざとです。これは「絵」として見れば失敗でしょうが、見せたい部分はそこではありませんでした。描いた期間は一週間でも、実際には2年以上かけていると言えます。私はデザインを「シンプル」な物にする事に特に力を注ぎました。単なる「バリエーション」でも「模型用解釈」でもなく、「元デザインを否定するリファイン」(カトキバーザムやウイングゼロカスタムでおなじみの考え方ですが、当時小田氏のザクレロ改はあったものの、一般化したのはバリグナー革命以後)を行うためには、どうしても「アニメーションとして成立しうるデザイン」とする必要があったからです。
「ディテールを増やして差異化を図る(ゴチャディテールで平面を埋める)」という手法は、テザインがダメでもゴマカシが効いてしまうメリットがあります。つまり線の多さはデザインのみをシビアに評価する事を阻みます。まあイラスト、模型、模型用イラストでなら別に問題ないのですが、アニメーションのデザインとしてはダメです。アニメ関係者は線の多いデザインを極度に嫌います。「線が多いねぇ・・・」は、メカデザ志望のダメ人間・・・もとい持ち込みドリーマーが頭に冷や水をかけられる際の常套句です(もっとも近年はどうかは知りませんけど)。
・・・という訳で要は第一目的が「イラスト」ではない以上、戦車っぽい複雑ディテールも、ハシゴの上の手すり棒も(絶対に必要)、バンパーも、胸部の小型銃座&ハッチ(ガンナーがパトレイバーの様に顔を出せる)も不要でした。そういうのは、模型なりにトランスレートするという「必要」が発生した際において対応すればいいのです。
・・・と思ってた訳ですが、私の判断が「全て間違いだったから今の私がある」のはみなさん良〜く御存知の通りです(笑)
なお余談ですが、今の私の脳内ザブングルは全高7〜10メートル程度、顔はコンバットアーマーみたいな感じでもはや別物です(あ、って事は版権に縛られないな・・・)。ただし、「ギャリアやブラッカリィの隣に並ぶ存在」としての脳内ザブングルは、四半世紀を経ても最初の形状から何ら変わっていません。そして今後も、若い人達がどんなに萌えるザブングルを描いたとしても変わる事はありません。
ノベライズというと比較的退屈な物が多いのですが、鈴木良武氏による小説版は一味、いや二味違いました。その面白さはあえて私が語らずとも、「アニメノベライズの世界」という本で他といっしょくたにされず別枠で取り上げられている事実で充分でしょう。DVDボックスの初回特典にも付けられていますし・・・(他にこういう例があるのかは知りませんが、愛がありますねぇ・・・ただソフトの命はやはり画質ですし、今はバンダイの愛の方が上回ってるかと)。
内容はアニメとは別物で、ジロンはダメ男。アニメファンのおねーさん(だった方)が楽しめるといった内容ではありません(いや、ジロン女装するからアリか?そーなのか?)。ただ根底の部分は同じで、駄ネタ頻発の実験作に(照れ隠しで)偽装すれども実はドシリアスな世界。
メカ描写における最大の相違点は、アニメではWM は頻繁にジャンプしたり飛んだと忙しいですが、走る事すらできません。ザブングルはフロントガラスから12.7ミリ連装機銃が見え(20ミリ機関砲は見えない位置にある)、肩にウィンカーあり。当然合体変型などはせず、アイアンギアーもただのランドシップです。ただし挿絵においては、ザブングルのデザインはアニメと同じです。(2017/7/27 ホーラ機に関する記述を削除)
私が知りえた物のみ以下に列挙しましたが、この少なさ・・・。 一応前世紀の主要な媒体には目を通していますが未見の物も多いはずなので、御存知の方は御教授頂ければ幸いです。
「EBシリーズ・ザブングル大図鑑の挿絵(やまだたかひろ氏)」
「伊藤明弘著 ブルーゲイル」
「HJ92年6月号の1/100作例(波佐本英生氏)」(雑記15-8/28■公式媒体唯一の俺ザブングル 2017/7/27)
「更井廣志氏の当日ガレキ(C3プレ)」http://esperant.gozaru.jp/sarai/works/xab.html
「上州メカ好き村」http://www.ne.jp/asahi/mecha/keida/kanzen-page/xabungle.html
「MG誌2008年5月、6月号のザブコン出品作の小説版ザブングル」
あと、上に挙げてはいませんがスパロボ人気が出て以降チラホラ見かけています〈かなり多い数が描かれています(2017/7/27)〉。ただ、どれも「今風な線が増えておりスカートが分かれている〈パンツがヒンジで動く(2017/7/27)〉」という物ばかりなので、自分が何一つ後世に影響を与えていないという厳然たる事実に一抹の寂しさを覚えます・・・(しかしみんなどーしてそんなにスカート〈パンツ(2017/7/27)が好きなんだろ・・・理解できない・・・)。
なお、糞ボルト氏のおえかき掲示板の以前の投稿に、ザブングルとギャリアの頭に手足を付けた様な絵がありまして、それに対するコメントが「間違ってるけど正しい」となかなかシャレてました(しかしこれ、スパロボでしかザブングルを知らない若い人にはどーして正しいのか理解困難でしょうねぇ)。
あ、ところでザブコン出品作の「小説版ザブングル」に対して「あ」氏が「カッコ悪くするのが新しい」とか言ってましたが、ひょっとして私は新しいのでしょうかねぇ、どうなんでしょ?
・・・あっそうかわかったぞ、私の妄想ガンダーは今は全く理解されずとも25年後(野垂れ死んだ後)には新しくなるのか!ヤッター!