外道特撮パトレイバー (3)


妄想追記

あっ軽いキャラ話や重たい話は何もありませんがよしなに。


2015/11/15
■P2論

戦後イデオロギーは日本人を幸せにしたか _ 古谷 経衡 _ 本 _ Amazon.co.jp
 詳細は書店でどうぞ。著者は「アニオタ保守本流」のライターの一人。

欺瞞に満ちた平和と真実の戦争・・・『機動警察パトレイバー2 the Movie』 _ 人力でGO
 米軍と言えばゴジラ映画には全然…ハッ、もしかしてP2は「属国日本」を正面から描いた唯一のオタ作品だというのか?

機動警察パトレイバー 2 the Movie - 素人目線の映画感想ブログ
 集団的自衛権だったのカー!

 なお、この界隈は領域外につき、たぶん氷山の一角。御大と違って押井論書籍はいくつもあるはずですし、盆暮れに有明の学会WWWや抽象企業に参るのも良さげかと。


■妄

○『これこそがかつての夢のリアルな実現であり、すなわちパトレイバーとは究極の"リアルロボット"なのである。(プロジェクトOTAX クールなジャパンの救世主産業 後編)』
 「何だまたか。巨大ロボットなどオタクの妄想にすぎないと、四半世紀以上言い続けてもガングラム信者は
いまだ誰一人わかっちゃくれないが…いや、本当はわかってるのかもしれないな。神様やサンタがいない様に、レイバーも幻想だって事にさ」

○「そんな事言ったって、ATM
破壊強奪事件すらここんとこ滅多に起きないからなあ。いいか野明、現実には特車隊の主任務は警視庁とシノハラ、ついでにバンライズの広告塔なんだ。つまり、お前はアイドルなんだ。ブログの更新やツイートだって警官としての重要な仕事の一部なのさ」
(〜中略〜)「ん、ネット知人達の性別を本人に聞かずに知りたいって? そんなの簡単だよ。オモチャ屋の知り合いが言ってたんだが、お前の機体の呼び方が男と女ではっきりと異なるそうだ。男ならイングラム、女ならアルフォンスで間違いない」
 「へーそうなんだ、ありがと遊馬 (やっぱし全員女か…)」。



2015/8/30
■イングラム対G

雑記15-5/14-16
 「…そう、奴はお台場の守護神たる究極鉄人ガングラムRでも、地上最大のレイバー・プルートゥムでもない。原子怪獣王ゴズラ…いや、メカゴズラといったとこかな」
 「絶対冷却弾頭(アトムフリーザー)の保管地が判明しました。方舟メガフロートの中心、バビロン原子発電所内です」




2014/12/29

雑記14-11/12

■おすすめサイト(俺的に)

実写版パトレイバーのデザイン変更(足) - よろず手控え帖
 接地部が変形すると面白そう。

イングラムの名 - よろず手控え帖
 「サンデーグラフィックスペシャルだって? そんなバカな…」「だがしかし、082の記憶には無いという事実に情報的価値はゼロだ」。
 なお、どうでもいい事ですが私の脳内のみでは前頁の通り「INnovative Guard and Repress Armored Machine」です。

ゆうきさんと出渕さんのパトレイバーデザイン方針 - よろず手控え帖
 当時自虐的な事を言ってたっけな…「わざとヒーローロボにした」とは言ってたけど。だがしかし(以下略)



2014/12/7
■【赤い菌】妄想修正【水溜り】

 「この粘菌…ミノフス菌の色は緑じゃなく、赤だ。光合成細菌と言う奴で、酸との相互作用で火山灰の石英分を溶かし、赤くて透明な”NNG(ネバネバグルー)”と化す。こいつは衝撃を与えると接着剤の様に貼り付いて固まるため、戦車のキャタピラですらものの30秒で機能を失う」
 「よって全ての車両は、粘菌発生路では路面清掃車がトロトロと通過した後しか走る事ができなくなった。そこですぐさま、NNGがまとわりついても走れる車…要は車輪が車体から露出したバギーの様なマシンが作られたものの、車輪がすぐに巨大になってしまい、ごく短時間しかマトモに動けなかった」
 「まさに八方塞がりだが、抜け穴というのはある物で、NNGには「路面に水溜りを作る」という妙に変わった特徴があった。菌は自らの中に水を含みすぎるのを避ける性質があるが、菌のくせに頭が良くて、何と小さなダムを作って水を備蓄する。菌が土の上よりも路上に多いのはこのためだ…土は水を吸い込むからな。つまり水溜りの下はまっさらなアスファルトって訳だが、水溜りの直径は平均1mもあるものの、間隔は2〜3mおきに作られるので、人間はとても歩けん…ただし身長7mの巨人にとっては、おあつらえ向きの足場と言える。そこで、菌に一切触れずに動ける歩行車両…すなわちレイバーの開発がスタートしたって訳だな」


 ↓よけいなつぶやき
○有線操縦は「ミノフス菌」に阻まれるため極めて困難。悪天候時は火山灰に含まれる鉄が無線を妨害(あと謎の怪電波も)。ところで実写版の無人操縦用通信ケーブル、太過ぎる…っていう以前に無線じゃダメなの?
○昭和30年代の都心の夜景写真を見て、真っ暗ぶりに驚く。「夜のハイウェイにガオー」という恐怖感の延長上にパトレイバーのリアリズムは構築されていたが、80年代にはそんな物は既に無かった。1950年代に鉄人が夜現れたらさぞかし恐いだろうが、2010年代ではピースサインで写メを撮る。
○29式改ヘルダイバーの前進である「29式リトルボーイ(建前上は作業用)」のデザインは憲法9条が影響しており、兵器ではなく「アニメのヒーローロボ」を想起させる。見る者に与える心理的な影響を…というのは既に古く、平和憲法や世論がデザインに関与するのが現代的かと。
○予告映像にしか目を通してないので、相変わらずほとんど何も言えません悪しからず。



2014/6/19

雑記14-6/13
雑記14-4/19、18、17
雑記13-9/28


2013/8/25
■「霙雪」(未完成)


 3/29挫折、8/25ケシゴムかけと手足の線を多少整理(そのまま見せられるもの物ではなかったので)。4月にチラリと言ってた「作成中のもう一枚」ですが、放ったらかし期間が長すぎて「実物」に先を越されるハメに…。

 バストアップ。シャープネスを多めにかけています(桜の大紋くらいちゃんと描いておくんだった…)。ここから手を入れれば当然実物の影響を受けてしまう訳なので、ひとまず未完成の絵でお茶濁しさせて頂きます悪しからず。

雑記13-06-22 今日の妄想
雑記13-07-08

 公式像の公開及び目撃情報があちこちで寄せられていますが、イマサラここで紹介する必要も無いでしょう。
 以前に「ディテールのためのディテール」だとクサしたものの、それが特撮の方法論その物である事が見事に実証された…(082ダメじゃん)という感じです。肩に余計なパーツがある理由はいまだ謎ですが、脚が想像を上回る良いアレンジがなされいて多少驚きました(あれだけできるなら肝心の顔も…いやあえてマンガチックにする計算なのかそうなのか?)。

 公式像のコラを発見。
Twitter atr4440 うおおお!すげえ(゚∀゚)キタコレ!!w RT @GUN_3 ...

 で結局、ツイッタ検索に「イングラム」と入れてもオイラは相変わらずカスリもしないのでした。



2013/4/15
■補足ぼそぼそ

○バビロンプロジェクトの設定変更を考えてる人が他にいないか探した所、「津波防護壁」という案を発見。ただ個人的には厳しいかと(過去に津波の被害が無い、つまり東京湾は元々津波の少ない地形)。
○関連 妄想への扉 ■巨大人型兵器の不可能性
○イングラムは警察のイメージアップ及び署員のリクルート(&篠原の技術力の誇示)が人型理由の半分を占める。一号機は女性的なフェイスで、兵器的なイメージは持たないが夜に威圧用モノアイが赤く光ると怖い(犯罪者をビビらせるため)。2号機の顔はややゴツめに独自改造。
○ヘルダイバーは建前上はあくまでも「人型作業機器」であり、デザインはアニメの物とは異なり兵器感がなく、むしろスーパーロボットに近い(既に多脚レイバーが作業機器の名目で輸出され、現地で兵器転用されているのが事実上の憲法違反だと社会問題化しているため、兵器のイメージを入れるのを避けた)。市街戦専用で全高は5m強、民家の二階建ての民家の屋根よりも低い。ヘルダイバーは当初「量産化などあり得ない」と言われていたが、本来は役立たずのはずだったイングラムの奇跡的とも言える運用実績が結果的に、量産化にゴーサインを出す事に繋がってしまう。「(遊)クッ、それが親父がイングラムを破格で提供した真の狙いなら、俺達は軍事産業と自衛隊のためのモルモットって事じゃないか!」「(シゲ)あぁ…それからこの特殊装備だがな、こいつは俺が以前に考えてイングラムに試しに取り付けた物と、あまりにもそっくりすぎる」「(遊)まさか、整備班にも篠原と内通してる奴がいるって事か?」。
○「タイラントは歩けない」と書いたものの、ムリヤリやれば可能。ただし一歩進む毎に左右に2メートルは横揺れする。
○「油圧併用」と書いたものの、正確には「磁性流体」を使用。
○「十年後」だとやはり厳しいので「15年後」の方が良さげか…。24式より28式の方が語呂がいいし、あと「30式スリーゼロ」とか。
○腕を持たない歩行車輌は、正式には「ウォーカー」であり、パトウォーカーが無人型含め数千台存在。ただし劇中ではウォーカーの名は廃れており全てレイバーと呼ばれ、署においても「刑事課の覆面パトレイバーが…」と誤用される。腕を持つ正式なパトレイバー(ケンタウロス型)は二百台程存在。特車一課〜三課及び機動隊のレイバーのみ、対レイバー鎮圧力及び武装を有するが、パトレイバーとしては明らかにオーバースペックのため「バトレイバー(Battlabor)」と良く陰口を言われる。
○実際の所、ケンタウロスの四本足で「踏み分け歩行」は困難(解決法は、靴底に「粘着防護シート(自然に溶けるエコ素材)」を順次繰り出しつつ…とする予定)。なお、ケンタウロス型の脚がムダに長いのは、乗用車を腹に磁力吸引して運搬する能力を持つため。「最近は例の新型の掃除車をあちこちで見かけるな…おかげでここの所、警察からのレッカー委託受注が減る一方だ」。
○イングラムの手首はプログレッシブ・リストバンパー。尻にテールバンパー。脇の下はガスプレーキ。いずれも'86年に考案した別口の妄想の廃物…もとい廃妄想利用。
○入れ忘れギミック→「透明オーバーコート、悪路用シューズ、手首カッター、電磁警棒の紛失防止用ワイヤー、地面用カメラ」。
○電柱はアニメでは撤去されていたが、演出上必要(電線は7メートルの高さに上げられている)。地下に埋没された所でも、外すのはコストがかかるので放置。よって車輪走行時には電柱ターン(元祖はOVAデッドヒート、それ以前にオーガスで木を掴んで旋回)、更にはロケットハーケンで「立体機動」にも活用。
○押井氏のツッコミは全てを肯定、つまり「ロボット物のお約束だから」の逃げ道は一切ナシにつき、当然グリフォンは飛行不能。ただしシャフト謹製のひみつ道具「大型ジェットパック」を付ければ短時間ならば飛行可能(軽いレイバー限定)。着地後は、そのままだと一歩も歩けないため切り離して人目に付かない様に隠しておき、警察に追い詰められたら「カモン、スクランダー!」の掛け声で自動操縦で飛んできて…。
○グリフォンの額にはロースロイスみたいな金のエンブレムあり(これも別口の古い妄想)。
○イングラムの整備時は仰向け、もしくはうつ伏せ状態(アニメ設定では立ったまま)。全てのレイバーは電気を抜くと立っていられない(アニメロボは全て以下略)。こういった細かな「お約束の破棄」は、21世紀の作品としてのリアリティ構築には大量に必要かと。


■参考リンク
ガルパンの面白さがイマイチ分からない件 やるじぇい!
人形である必要は厳密にはないのに、すっかり作品中の仮想世界に認知されているという描写を繰り返して疑問を消したパトレイバーなんかも本当は相当無理があるんだけど、ガンダム以来のリアルロボットの積み重ねで視聴者が調教されてたせいで全く問題になってないしな。

 調教か…的確な表現です。
雑記13-03 パトリンク
 「ロボットアニメのお約束」をオモチャにする押井氏と、お約束を疑わずに受け入れているブチ氏他。

ロボットポータル-ロボナブル-勝手に制御分析!あのロボットはどう動く…? br 第 9 回 「人型ロボットの力学とオートバランスの理論 −パトレイバーの安定化制御を分析−(前編)」
 一応。


■電源リンク

無線送電http://ja.wikipedia.org/wiki/非接触電力伝送 うーん、ナデシコ&種死みたいな。大電力はどうなんだろ?(テスラの世界システムは全オカルティストのロマン)。
リチウム空気トヨタとBMWがリチウム空気電池、という話。 三軒茶屋ファクトリー レイバー用はこっちの方が向いてるか…。
マグネシウムインタビュー スマートグリッド:マグネシウムが変えるか、日本のエネルギー問題 (1 3) - MONOist(モノイスト) 安くできそうな感じ。
マグネシウム次世代電池レースで脚光を浴び始めた「マグネシウム電池」(1) ワイアードビジョン アーカイブ
※なお、超電導バッテリーは大型の物のみ存在(ビルや街中の「電気スタンド」の地下に埋設)。



2013/4/1
■つぶやきぼそぼそ

○このページの内容は、パトレイバーというよりもカンダムネタとマクロスネタの続き、すなわち「巨大ロボットのリアル(リアリティにあらず)とは何か?」という考察の延長というのが正確な所です。よって、初見の方は、まずは当サイトのメインコンテンツである「死ね死ねガンダムオタク(ガノタを憐れむ歌)」をどうぞ…あ、まちがえた、それは裏の(真の)メインコンテンツでしたスミマセン。
○「パトレイバーにレイバーは不要」ならば、「ウルトラマンにウルトラマンは不要」でしょう。「人型ロボットが使えない事」を書く(「歩道橋の前で立ち往生」等)&ハナから活躍させない押井ズムは、あくまで実相寺的変化球にすぎないと思います。
○じゃあ直球を投げればいいのかというと、弱い害虫、もとい怪獣の駆除を毎回やっても、序盤はいいとしても主人公が強くなる毎に敵も強くなる事が必要なので、すぐに強さのインフレを起こしてしまいます。よって「民間レイバー」を毎週敵とするには、主人公のスペックを思いっきり下げるのが適当でしょう。ボスボロットの如き風呂釜イングラムで、「どこが機動警察なの?」と言いたくなる様なドタバタ劇…あ、それだと日本にただ一つどころか「派出所程度」でないとムリか。
○結局、強いイングラムの相手となるのは「外国の軍事レイバー」、「新型パトレイバー」、「自衛隊レイバー」、そして「謎の怪獣」…あぁ、もうネタがない。
○私がパトレイバーに足りなかった(欲しかった)と思う要素は「世界レイバー大戦」とでも言う様な雰囲気です。敵メカの大半がシャフト製でしたが、無国籍デザインなので面白みに欠けます。この辺、レッドバロンやGガンは大変わかりやすかったですねぇ…。ええと要は、各国の御当地レイバー、特に中華ロボと中華少女(お団子頭で語尾に「アル」を付ける)を(以下略)
○「(野)あの小型レイバーめ、狭い路地裏に…アルフォンスが通れない!」「(遊)肩関節は75度まで前に曲がるだろ、それでも無理か?」「とっくにやったよ…仕方ない、こうなったら面倒だけど横歩きで…」「その必要はない、股関節を各90度回して歩行するんだ」「えっ、そんな歩き方なんてできるの?」「何言ってんだ、その程度はロボット界では常識だぞ。できないのはアニメに出てくるロボットだけだ」(中略)「(遊)脱出法は一つしかない。ウィンチを電柱の上にひっかけて、イングラムを空中に持ち上げるんだ!」(〜中略〜) 「(南)人型レイバーなんて、非合理性の極みでしかなかったのに…しかしよくもまあ、毎回ああも奇想天外な発想を思いつくものね」「(後)言ったでしょ、パンダとハサミは使いようってね…使い道がわからなければ、そいつを考えてやればいいだけさ。発明品も、人材もね」
○「リアリティ」と「リアル」は、似て異なる別物です。「作業用レイバー・タイラント2000」と「マジンガーZ」では、デザインのリアリティに圧倒的な差があります。しかし、人間大サイズでタイラントを現実に作ったとしても歩けませんが、マジンガーは歩けます(関節さえ動けば)。すなわちマジンガーの方が「リアル」なのです。レイバーの重心問題は押井氏が何度もツッコんでいますが、もう一つの問題である「股関節」には触れられず、1998年の竹内版デザインでも踏襲されました。しかしアシモ以後の現在、メカデザインに求められる「リアル基準」は上昇しています。つまり、ほぼ全てのデザインに変更が必要です(ちゃんと作るのなら)。


■自己ツッコミ

1. 噴火してるのに光合成は無理がある。そもそも灰は栄養が無いので菌は好まない。
2. 専用清掃車輌の開発と人海戦術でほぼ解決。
3. ケンタウロス型など不合理すぎる。脚は6〜8本、車高は1m。
(以下、補足)
○ボディは全て透明なビニールシートでカバーされる(灰と菌がへばりつくため)。
○電源は常時ワイヤレス充電で補給。一般歩行車輌は供給用電線からパンタグラフで供給、電線の無い小道(旧来の電線は菌が付くので地下に埋めた)では通常のマグネシウム燃料電池に切り替える。
○大田の性格で扱えるマシンではない。キャラを全面変更し、岩木を殿馬に(あるいはヨイショをイカサマに)すげ替えるのはアニメでは無論許されないが、実写なら可能かもしれない
○1号機と2号機は体格も全高も異なる。当初の形は暫定的な物で、シノハラからの補充パーツがちょくちょく届き「風呂釜→スーパーロボット」へと回を追うごとに進化。あと整備士が毎週妙ちきりんな強化パーツや専用のガジェットを作り、試しに付けてみては失敗を繰り返す。



2013/3/30
■パト絵


○「22式サジタリウス」
 生物兵器説も根強い謎の粘菌「ミノフスライム」は、火山灰を取り込んで光合成で増殖し、いかなる除草剤も受け付けない。また強い粘着性を有するため、車輪は元よりキャタピラすらも使用不可能である。ただし、寄せ集まる性質があり路上では部分的にアスファルトが露出するため、よって歩行車輌だけはさほどの問題なく移動できる。なお、菌は「全世界同時噴火」の後に世界中にも拡散したが、首都部に甚大な被害を受けているのは日本のみである。

パトレイバー・イングラム
○「24式イングラム」
 ロボット工学的に正しい下半身にしています(解説は前日を参照)。

 ん、つぶやいても全く検索にかからないや…。


■メカリンク

実写版パトレイバーに批難轟々ではあるが、ちょっと待ってくれ。まずイングラムのバストアップ絵しかないという所に注目して欲しい... on Twitpic


■イマサラリンク
ゆうきまさみのにげちゃだめかな? パトレイバーの夜
 というわけで、初期OVAの制作開始前に押井さんが持ち出してきた、“風呂釜のような作業機械に手足”という案に、強硬に反対した記憶があるゆうきです。
 ってゆーか、実写版パイロットフィルムを観ると、イングラムえらくカッコよくて(元祖イングラムの“ダサカッコよさ”がなくなっちゃって、洗練されすぎているようにも思いますが)、あれなら僕も文句ないんですけど、押井さんあーゆーの考えてましたか?




2013/3/29
■パト解説

(画像二枚削除)
 「サイズは6メートル、頭部以外は主人公の技術者自身がデザインしている。あと俺の唯一認めるレイバーは大将だ、後はわかるな」との脳内オシイの要求に、082は「はぁ…とりあえずやってみます(むービックリドッキリなヤカン蛙にしろって事か、なんつーオーダーだよ)」とただ従うしかなかった…という感じで実写版イングラムを妄想。まあ今時私よりもパット見がカッコイイデザインは中学生、いや小学生でも描けると思いますが、この様に「カッコ悪く」描く人はかなり少ないかと。押井論(『メカフィリア』参照)に則って更に「リアリティ」ではなく「リアル」を強化すると、私の頭では必然的にこのプロポーションとなります(以前の「2009/11/28版」は、脚が長く足首も大きすぎてまるでダメ、反省…)。銃は右脇腹(左からも何か出る)、腰のホルスターに収納している銃はハリボテ。胸の突起はセクハラギミックの「バスト・エアバッグシステム」。ウインチの使用時は肩が展開。尻には大きなパーツがあり(プロメテ参照)、走行モード用の車輪もあり。なお、各外装パーツは篠原より徐々に追加されるため、回を追うごとにカッコ良くなっていく予定です(「工場でとりあえず作成→デザイナーに発注→二ヶ月後に特注パーツが完成して挿げ替え」という具合)。なお、二重関節はナシ。リニア・アクチュエーターはこの世界には存在しないので、モーター周辺に補助の油圧シリンダーが配される形になりますが、ややこしいので考える予定はありません(以前Gunder 2005で試みるも、肩のわずか二本で音を上げた始末…)。

○うー、ページのタイトル変えたい…orz(←自分が悪い)。実写版の批判ページに誤解されるおそれがあるのですが、まあすぐネットの深奥に沈むだろうから別にいいか…。

○あぁ、発せられては瞬速(数時間)で消えていく万単位の儚きつぶやきよ…されど戦闘力の高い人のだけはちゃんと残る実力社会。しかしまあ、つぶやきの中には実写化自体への反発(アニメで新作が見たいなーも含む)もありはしましたが、他のアニメの実写化の場合と比べると比率は圧倒的に少ないかと…っていうか「けい○ん!」が(以下略)。ちなみに最もブーイングが出る物は多分ミクだと思います。しかしまあ、キャスティングに関心が集中する事は予想はしていましたが(昔からそうだったので)、いいかげん他には無いのか他には…(ヤレヨレ)。


■メカ発見

さて、パトレイバー実写化(に際して公開された98式が気に入らんかった)記念で描き始めた98式イメージスケッチ。 旧ライブア... on Twitpic
狸式レイバー、脚部骨格の線画ができた。 大型二足歩行の緩衝機構と関節可動を今の私なりに突き詰めてみました... on Twitpic
 今の所この方しか見つかりせんが、まあそのうち増えるでしょう(希望的観測)。



2013/3/27
■つ

外道特撮パトレイバー (1) のセリフを一つ削除、別のセリフに変更しました。なお変更前は「テレビ版の旅館のアレ」につき、わかる人にしかわかない様にすべき所なのですがうっかりしていました。

○サジタリウスより「ドーベルマン」の方が良さげか…。背の尻側が盛り上がっており(そうしないと前が重くてバランスがとれない)尾部にクレーン一基あり。脚は細く、前と後ろに畳んで四輪で自走します。

○なるほど、監督の背後にオシイ氏の影か…という事は十中八九、デザインに注文を…しかも「格好良くしてね」とはかけ離れた恐るべき難易度の。

○竹内版(1998年の実写映像)は、ブチ氏をケチョンケチョンにして「人間サンドバッグの悲哀」とまで言わせしめたオシイ氏が「正解」として提示した見事な物でした(反論もなかったなあ)。とはいえ、今の目で見ると問題があります。
1・胸部が突出しすぎで、大きな物を持ったり倒れたレイバーを抱きかかえる事ができない(まっ平らが理想)。
2・肩幅が広すぎて、あれでは両手を組むのが精一杯。プロポーションを変えるか長い腕を更に伸ばすか肩を寄せるギミックが必要(まあ映像上ではごまかるが、立体モデルで矛盾が出る)。
3・股関節か旧来のロボットのそれのままなので、実際に作る際の難易度が高い。最適なのは無論アシモ式(巨大サイズだとプロメテ式も辛い)。無論、現実に作る必要など考慮する必要は皆無と言ってしまえばそれまでなれど、そもそもブチ版はそこを突っ込まれた訳で…。



2013/3/24
■つ

○ページの頭に注意書き(言い訳)を三行追加。私の考えるパトファンの比率は、「キャラ好き女性>ゆうきファン>オシイスト>>中年アニオタ>>中年モデラー」という感じですが(一般人率が高し)、私の理解の及ぶのは後者2つのみであり、困った事に主要な3つがサッパリ不明です(特にオシイが苦手科目。小説は伊東氏の「風速40M」だけ昔読んだ)。

○しかし、ツイートの勢いが連日すさまじい…。特に「配役は誰かというコミュニケーションツール」としてものすごく機能しています。パトレイバーファンのオシイストと遊馬ハァハァの女性が仮にお見合いした場合、両者の属性はあまりにも違いすぎますが、「実写の後藤役は誰が適当か?」といった話ならば普通に会話に花が咲くでしょう。

○今パトレイバーをやっても、パトレイバーにはならない問題(ガンダムでもロックでも何でも当てはまりますが)。
なにやら「パトレイバー」の実写計画進行中だそうだ:+150mlなブロマガ - ブロマガ
 やはり「コスプレショーはあった。だけど俺が観たかった20年後の予言は無かった」がオチだというのかララァ…。

○設定年代は特定せず、「10年後」が好みです(私の妄想だと15〜20年後ですが、離れる程に予算がかかってしまう)。まあアニメの場合だと、50年後だろうが昭和40年代だろうが江戸時代だろうが自由ですけど。

○「無線が一切通じないって? チッ、ミノフス予報がまたはずれやがったか」
 「クッ、灰で視界が全くとれない…キャットヘリ、マウスカー、発進!!(イングラムの後頭部がパカっと開く)」。
 「またレイバー彫刻団か、しかし毎度見事な…いや、交通の邪魔だから泥細工をすぐに撤去するぞ」。
 「人が乗っているかもしれん、銃はダメだ。切れたマグネシウムバッテリーをイジェクトして投げつけろ!」。


レイバーの調達・企業における運用等、諸々雑想 - Togetter
 よくわかりませんが一応。


■『警察ロボ・イングラム 第12.5話「第二小隊逮捕命令!?」』のスタッフを妄想したよ

 第二小隊の方々…一般人(ベテランコスプレイヤー)
 にせ第二小隊の方々…一般人(コスプレイヤー)
 監督・撮影・編集…一般人(動画職人)
 配給…ニコ動

 ちなみに見所は、一人ずつ取り調べを受ける第二小隊です(なぜか不思議と全員にアリバイが無い)。制作上の唯一の問題点は、最初と最後の数秒に本物の俳優を呼ぶ必要がある事です。



2013/3/23
■冗談かと思ったらマジなのか…

パトレイバー実写化 いろんないみで剛力彩芽に注目が集まる - Togetter
 むー、三次元人の名前はチンプンカンプンだなあ…(ボソッ)。

公式サイト
 うーん、「足し算」のデザイン…。まだ頭部しかわかりませんが、プラモにそこら辺のゲームロボのパーツをゴテゴテ貼りつけた様な物を、シルエット重視の出渕氏は元よりアニメのメカデザイナーが描くはずもありません。とはいえ、来年公開予定じゃもはや何を言っても手遅れか…(まずムリでしょうが、依頼し直すなら山中俊治氏を希望)。デザインには「思想」が見える事が必要です。イングラムは警察のシンボルであり、市民に怖がられるデザインであってはいけませんし、兵器的だと市民団体だけでなく左の方や、果ては韓国や中国からも罵声が飛んできます。また逆に、犯罪者や暴徒にナメられない程度の威圧感も当然不可欠なので、この両方のバランスをとらなくてはいけません。イングラムには、そういった「微妙な立ち位置」がわかる事が必要なので、デザインは一筋縄でいかないはずです。そして当然ながら、目の肥えたうるさ方のオタク達を納得させずして「オモチャ」を売る事はできません(布カバーもいいかげん古いのでカバーパーツがグニャリと曲がったり、あと関節全部にエクシアみたいな板バネも欲しいなあ、あとそれから…)。


■検索からこられた皆様へ

 現在、当サイトを「特撮 パトレイバー」でググると、被リンクは例によって例のごとく最初にアップした2008年より皆無なものの現在5位(←例によって信用できませんが)と、そこそこ高めです(ちなみに「実写版」でのランクを上げる事は諦めて「特撮」に絞っています)。まあそれでもどのみち瞬時に落ちる事とは思いますが、それまでのごくわずかな間にこの辺境の獄舎に迷い込んでしまう方も若干おられるかと思いますので書いておきます。当サイトに書いてある事とは、
 「巨大ロボットは"リアル"ではない。ならば、どうすればいいのか?」
 のただ一点です。よって万人向けと言える物ではありませんが、まあサイト名を見ればロボの話しか無い事はすぐわかるでしょう。
 なお、妄想は順次追加しているため、「新しい順」に御覧頂いた方がわかりやすいかと思います。

 ところで、以前よりチマチマと「俺パトレイバー実写版」を妄想している人がいないか探しても見当たりません(配役の妄想は除外)。全くいないのか、ひっそりとどこかに存在するのか…いずれにせよもう見つけるのはムリでしょう。


■追加妄想

○「この粘菌の特殊な所は、寄せ集まる性質を持っている事だ。高さは平均30センチで、つまり道路の上が階段と化してしまうに等しい。しかもあの性質だから、排除しようにも普通の清掃車などでは手が出せない」

○「原発事故の時でさえ、車輪やキャタピラの方がずっと役に立った。有脚式は常にオタクの夢でしかなかった、あの噴火の日までは」 「じゃあ、噴火とミノフス菌を作ったマッド・サイエンティストがいなければ、今の篠原は無かったって事か」 「ああ。噴火の後、まず最初に次の手段が考えられた。1、清掃車の効率を上げる。2、強力な殺菌剤で菌を死滅させる。3、対応する車両を開発する。だが、それらがポシャッてレイバーの生産と巨大天蓋建設が進められたのは、多分に当時の政治的な理由と言えるな」

○「どういう事だ? 超電導モーターは低電圧で動くのが取り柄だぞ」 「はい…だからこそ電圧を上げれば更に早く動きます。現に軍事用レイバーがそうですし、あのフランケンもおそらく間違いないかと」 「だが爆発の危険性はどうなる…イングラムをそこまでしてパワーアップする必要など本当にあるのか?」。




2013/3/10
■パトリンク2

内海が理想の上司になる社会の危うさ - 昨日の風はどんなのだっけ?
ゆうきまさみ版『パトレイバー』の企画七課と内海課長のヤバさについて改めて考える - 昨日の風はどんなのだっけ?
 作品の本質を考える上で大事な記事なので二度貼ります。


■追加のつぶやき

○うぅ、「パトレイバー遠隔操作乗っ取り事件」をギルティクラウン以前に妄想しておくべきだった…。「関東全域地獄絵図(劇パト敗北ルート)」もロボティクス・ノーツで…。

パトレイバーの泉野明 って、操縦に関しては天才だったの? - Yahoo!知恵袋
 「泉野明  天才 操縦」でググッて唯一発見(バドが天才というのはゴロゴロありましたけど…)。とりあえず「普通の人々が努力し、大人としての仕事で幼稚な天才(バド→インド人→ララァ→ニュータイプ→選ばれし者、ガノタ)を否定するのがこの作品のテーマだぞ」と突っ込まれた際の心配は無くなり一安心。

○そういえば、パトレイバーにはマスコット動物がいないな…ブチ穴の付いたロボ犬(アルフォンス4世)はどーでしょうか監督。

○「交通が復旧しないのは、粘菌ハザードレベルの上昇が原因か…まさに、都市機能をマヒさせる生物兵器だな」「あぁ。ソドムとの関連は不明確たが、いずれにせよ大噴火の直前に何者かが粘菌を火口に投下して、火の7日間で拡散したのは間違いないらしい」「そういえば巷じゃ"ミノフス菌"って呼ばれてるけど、どういう意味だ?」

○「昼間なのにバビロン天蓋で太陽も見えやしない上、日比谷原発なんて物まで作って…本当にこれでこれで良かったんでしょうかね?」「さあな…だが、灰宿りをする鳥達には結構ありがたがられていると思うぞ、ほら」

○「まさに空中庭園だな…東京のど真ん中でビニールハウスで野菜を自給自足するなんて、夢にも思わなかったよ。しかし土もないのに、粘菌のおかげでこんな野っ原になるとはねえ…この雑草を刈ってグラウンドを作るのに、何日ぐらいかかると思う?」(中略)「ま、第二小隊は実質、モルモット兼広告塔みたいな物だからなあ…お前達の退屈しのぎにも丁度いいだろう」。

○ジャイロゼッターのパンダロボのワッパは他の作品(Jデッカー辺り?)でもやってた気もしますが、それはさておき「パンダ」のセリフを南雲だけに言わせるのはもったいないので、テロリスト(ソドム)が「今、ランランとカンカンが舞い降りる所だ…手はずはいいな」とか。

○「広告塔」はテレビ版で既出ですが、もっと現実的に考えてみると「野明親衛隊」、「ファンクラブ」結成は必然。

○「何が描かれていないのか?」を見つけにくいのは、オタク常識が邪魔をするため。ちなみにエヴァで考えてみた場合、週刊誌の表紙どころではすまず、宗教団体(大覚シンジ様)、シンジ達を狙う過激派のテロリスト、反ネルフデモ、それからそれから…(しかし17年間これに気づかなかったオイラって…)。



2013/3/9
■パトリンク

「機動警察パトレイバー」に関する現実的考察1|建築エコノミスト 森山のブログ 興味深い内容。バビロンプロジェクトまでは何マイル?

「僕の考えたパトレイバー」 「makacoon」の漫画 [pixiv] 人口の半分が外人、というリアルな未来。
「「僕の考えたレイバー」補足」 「makacoon」の漫画 [pixiv] フロントフレームの提案がユニークです(私の場合、対振動コックピットで対処してしまうため出てこない発想)。

大日本技研に聞く:あなたにも参入可能!  サイドビジネスで始めるキャラクタービジネス 実践編 (6 6) - ITmedia ガジェット
デザインは何気ないように見えて、実際のボリュームよりもスマートに見えるよう、目の錯覚を計算したラインやエッジで構成されています。配色も、要所に濃い色を配置することで、引き締まった印象にしています。

○そうか、「HRP-2m チョロメテ」を白黒に塗って(以下略)。


■【妄想の】補足のつぶやき【断片】

○単なる以前の捕捉で、新妄想はほとんどありません(最後の野明の変装くらいか…これもベタだなあ)。しかし、愛が無いにもかかわらずこうやって書いてしまうのは、やはり例の事件のせいだというのか…。劇パトはトロイの木馬でしたが、ウィルスと遠隔操作の組み合わせは今後の最大の脅威となりそうな。

○有脚車両と超巨大天蓋の建設が「富士山の火山灰」だけでは弱すぎるので、御都合主義すぎる設定ではありますが「灰を固化する粘菌が異常繁殖」を加える方がいいかも。灰と水と粘菌が合わさると黒い泥雪の様になり、チェーンもキャタピラもスノーモービルも使用不可、おまけに噴煙に多量に含まれる鉄が通信やレーダーを妨害(科学的な細かい事は気にしてはいけません)。

○イングラムのパトライトは肩ではなく背中から伸びている(つまり腕を上げても下を向かない)。車椅子は変形して階段を昇る。エゼキエルは「ケルビム」に名称変更。

○胴体はモノコック、背骨等の骨格は無し(あえて言うなら背中の平面の板が該当)。腰当ては90度持ち上がって銃を…ああぁっ手で持つ必要が無い!! 「あのリボルバー、本当は撃てますよね、おやっさん?」「お前は何を言っているんだ? そんな訳がないだろ、あれはただの威嚇用のハリボテにすぎん」。

○あっいけない、「特車二課逮捕指令」ではなく「第二小隊逮捕命令!?」でした。どうも、良くゴッチャになってしまいます…(愛が無い証拠)。ちなみにこのタイトルの考案はかなり古くて、OVAをやってた頃のNT誌でパトのストーリー一般募集というのをやってまして、その時に「にせイングラム」という妄想が浮かんだものの「あのスタッフが絶対にやらないはずがないな、よって自分が考えるまでもない」と即封印。しかし、何でやらなかったんでしょ…?(マンガの方でチョロっとつぶやいてたのみ、ハリボテは「レイバーX」があるがニセではないし)。なお、手錠も当時から思いついていた物ですが(先日ジャイロゼッターのパンダロボも使ってたなあ)、押井っぽいメタネタは後年の付け足しです。

○12話ラスト追加案A…更にテレビを消す子供。「やっぱり救命巨人レスキューレイバーの方が面白いや」。 案B…突如アニメになり、セル画の太田が更にテレビを消す。

○「無線操縦車」の妄想自体はかなり古く、Zガンの頃には既に頭にありました(コントロールスーツでジャンボーグ式操縦)。まあ誰でも普通に思いつく発想ですが(アールキューブの様な研究は当時からあった)、不思議とギルティクラウン(操縦者が寝てるというのが新鮮)まで無かった様な…。ケンタウロス型は、ブチ氏はガリアンでやってるので当然出すだろうと思っていたもののこれもナシ(ぴっけるくんは一体何を作業するんだろ?)。なお、人馬型自体は元々原子力発電所の作業用に実際に考えられていた物で、相当古くから存在。

○お話全体のイメージは、エリートへのレールからドロップアウトした規格外の変人集団が奇抜な発想を駆使し、超エリートの第一小隊(優秀だが教科書的対応しかできない)を上回る働きを毎週披露(ただしドジも多く踏むので功績は帳消しになる)。事件がおこると、お台場署からオスプレイみたいなのがすぐさま飛び立って、テレビ局のヘリも後ろから随伴し(ジャイロゼッターな感じで)、イングラムの投下を生中継。で、見上げる通行人がスマホで「通った後に草木も生えない第二小隊キター!!」「今回は一分で仕留める方に掛けるぜ」「しかし、連続レイバー遠隔操作犯の情報提供謝礼額、とうとう一千万かよ」…という感じでしょうか。

○元作品は「ロボットは役立たず」という事が意図的に描かれ、レイバーキャリアが交通渋滞で現場に全く進めなかったりする「アンチロボットアニメ」な作風、二課の場所は草ボウボウの僻地でコンビニすらはるか遠い有様でしたが、今考え直すとリアリティがありません。よって、二課は警察最大の広告塔にして日本中の男の子の憧れの的、とごく普通に。まあ四半世紀前の作品が現代に合うはずもありませんから、設定年代を1998年ではなく「十年後」とするならば徹底改変は当然必須。あ、近未来を想定するなら人口減少によるゴーストタウンもアリかも。

○となると、第二小隊のメンバーが普通の人では説得力がありません。元作品では「運悪く僻地に飛ばされた一般人
(の愚連隊)」という感じでしたが、「隠れた天才を集めた凸凹集団」(アパッチ野球軍な感じ)という方向で。まず、後藤が柔道場で野明をスカウトして(野球狂の詩な感じ)配属される過程を見せる事で、「さては第二小隊の面々は偶然集まったのではなく、後藤が捜し出したんだな?」と暗示。太田は性格に問題があるも腕は一流、進士も「疲れぎみのサラリーマン」ではなくスーパーハッカーで。アニメだと基本設定をいじるのは困難ですが、実写では特に文句は出ないでしょう(キャスティングが合うかの方が問題)。

○オープニング(松○)、そのまま富士山噴火。降り積もる黒い雪。路上で動けなくなった乗用車にケンタウロスが近づく。「だめだ、灰でドアも…」『車体を磁力吸引します。ボディに多少跡が残りますが、よろしいですね』「えっ、あ、はい(チッ、新車のローンが…)」「カッコイイ…ねぇパパ、どーしてウチの車には脚が無いの?」

○ツインタワーの下に広がる、建設中の巨大天蓋。「毛瀬澄男…25年前、この男により噴火もプロジェクトすらもが予言されていた。レイバーの開発すらもな…我々は奴の手で踊らされているだけなのかもしれん」「しかし空中庭園と言っても、ただの巨大な屋根だな…お陰で都心部はニートの成れの果ての浮浪者の格好の溜まり場だ」(『ニュースです、六本木のデモ隊と機動隊の衝突は、昨日に引き続き…』)「この十年も続く灰さえおさまれば、一面が緑で埋められるだろうさ…同時にバビロン・バブルも弾けるだろうがな」 (『革命組織ソドムのメンバー12人を逮捕…』)「ああ…我欲にまみれたこの都市に
、最後の天罰が下る日も遠くなかろう」 

○「警察史上最大の汚点とも言われる、パトレイバー遠隔操作乗っ取り事件…あの惨劇の後、特車一課は元より全てのパトレイバーは無人式から有人式に変更された。もっとも当初の操縦者は、単なる暴走時の緊急停止装置としての役割でしかなかったがね」「ちょっと待ってよ。いくら無人式だろうと、警察のレイバーのコントロールなんてそもそも…」「ああ、その通りだ。よって可能性は2つ…例の犯人が想像を絶する天才なのか。もしくは、レイバーメーカーか、あるいはこちらの内部に裏切り者がいるのか…」。

○「気をつけろよ泉、テストドライバーの話じゃ相当のジャジャ馬だそうだ」「ぜんぜん大丈夫、この子、すごくいい子だわ」 (中略)「レイバーが足技で一本…すばらしい、まるで人間、いや人間以上だ」「ええ、技術部にこれを見せたら全員泣いて喜びますよ」「しかし、ウチにもぜひほしいな…そうだ、ヤワラちゃんの娘でもスカウトするか」。

○「(後)おや、イングラムなんて人寄せパンダだって言ってたのは、どこのどなたでしたっけ?」(中略)「(南)色々調べたわよ。彼女はレイバーコンの順位こそ低いものの、歩行バランス維持の技能にかけてはおそらく優勝者以上…こんな逸材、全く良く見つけた物ね」「…欲しい?」「欲しいわ」(以下略)。

○「ケンタウロスのバランスを崩し、横倒しにしてチェーンでお縄だ、お前なら出来る」「でも、そんな事をしたらあのレイバーが壊れちゃう…」「ちょ、そんな事言ってる場合か! 無人型なんだから気にせずぶちこわせ!」 (中略) 「(シゲ)二足歩行レイバーの運用なんて、やっぱりムリだったんですよ」「ばかやろう、この世に不可能なんて物はねえ。技術者が不可能を可能にしてきたからこそ、今ここにこうして、ロボットアニメみたいなこいつがあるんだ…わかるな」「…予算も時間も無くても、知恵と工夫で何とかしろって事っスね」。

○「クーラーの修理すらできないって…何でこんなにウチは貧乏なんですか?」「(後)いゃぁ、イングラムの整備が思ったよりも金食い虫で、そっちに他の予算を回さざるを得なくてね…ホントすまん」。

○「まさかクイーン・アオンが泉だったとはねぇ」「AON…逆さにしたらNOAか、なるほどわかりやすいな」「しかし、お前が女性に変装してこんな所に通っていたとは意外だったよ」「じょ、じょせいって…」(中略)「あっ、挑戦者キタ…ゲッ、BADの奴か!!」「何だ、強いのか?」「強敵よ。現れてからわずか二週間でランキング二位なんて、タダ者じゃないわ」「ところでさ、そもそもお前が全国一位ってのも妙じゃないか? いくらパトレイバー・ゲームといっても所詮は別物だろ?」「それが同じなのよ、筐体の揺れ具合まで完璧に。でも、本物を知らなきゃこんなの作れないはずだけど…」「シャフト・エンタープライズか…あそこはレイバーも作ってるが、ウチとの関連は無い所だ」

○この後、「関東全域レイバー暴走事件」が発生、暴走電波を流した局員をスカイツリー内でタイホして(ただし黒幕が別にいる)第一話終幕。


■駆け抜けた幻(デマ)

押井守監督でパトレイバー実写化!?その反応まとめ。※追記アリ - Togetter


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