雑記 2008年 10月


ダメオタデムパ第二部・「一年戦争しか知らずにボクらは育った」


2008/10/30
■【呪縛】僕はもう追いかけはしない 機動戦士ガンダムを【無理】


 マクロスの曲ではEDのランナーが一番好きです(作曲者と歌い手、共に他界・・・合掌)。

※最終究極妄想
「オリジナルバルキリー」・・・・最強にして最古の機体。五十万二千年前に作られたプロトカルチャーの対巨人用兵器であり、墜落したマクロス内に封印されていたこの機体を元にして作られたのがVF-1である。そのメカニズムはいまだ完全には解明されておらず、全ての地球製バルキリーは本機のデッドコピーであるにすぎない。

 ・・・で、それ何てレグジオネータ+メガ○ーン23?
 (うーん、「最強」とか「最古」ネタはやっぱり禁じ手だなあ・・・)

※オモチャな妄想
 082の脳内1/32バルキリーは、やまと方式の股関節ジョイントのボリュームが5倍あり(股を繋ぐ棒も5倍太い)、金属の背骨がバトロイド時尻に剥き出しです(設定無視でも、ガウォークからスムーズに変型可能で丈夫な方が重要、外国人不器用だし)。
※10/31追記
 別案ですが、公式設定の「脚部移動プレート」の分離をナシに。つまり片足を2本のパイプで胸(あるいは背中)と直接繋げれば、股間の棒は貧弱な設定通りのままでOKかも。


■【全肯定】日本人はパラレル世界で遊ぶのが苦手説【考察】
リアルロボットレボリューション(R3)にかける!: ブログ1周年を迎えて。
日本人は、とかく「カテゴリーで括る」というのが好き(?)な民族だそうです。
やたらと、カテゴリーで細分化したがったり、逆に一つにまとめたがったり。

 ちなみにウィキに項目がある(ただし内容はまだなし)程に有名な某ガノタ学会の権威曰く、

 「自分がガンダムをやっている理由は量が膨大だから (それをまとめられるから)」
 「パトレイバーはパラレルでなければ良かった(もっと人気を維持できたのではないか)」

 ・・・だそうで、まあ某正統学会の全肯定思想はウチと異なり一般ガノタの大きな支持を得ている訳ですので、日本人自体がそういう物だと考えられます(この辺、以前某原え○すん氏が不満を言ってた様な感も若干ありますが、80年代後期〜90年代中期のガンダム妄想黒歴史を考えるにあたって重要なポイントである気がします)。

 しかしまあ、上のブログで鋼鉄戦士氏が語る通り、キャラ模型界のガンプラ一極集中(更にガンダムでのガンダム偏重)ってどうなのよ? ガンダムバブルが崩壊したら全員一緒に心中だけどそれでもいいの?・・・という訳で、マクロス拡大のためには「マクロスセンチネルとマクロス0083とマクロスイグルー」でガノタ(平均的日本人、ミリオタ)を抱き込む戦略も必要かと。そしてマユゲ監督が○れて日々インタビューで○○を吐く様になり、めでたく第二の禿の誕生です(←結局それが狙いかい・・・)。

※妄想
 5年後、松崎監督のOVA「マクロス2013 デストロイドメモリー(仮)」の○○○版VF-0K、全高11mのレトロなリファインでゼロの全否定キタコレ!
 まあタイトルは冗談ですが、マクロス界のバルキリー偏重主義もいかがなものかと・・・(あ、妄想内容は良く矛盾しますが、日本向けと米国実写版で妄想を変える必要があるためよしなに)。
 ところで正式タイトルはどうしようかなあ・・・「バイバイ・ランナー」ってふと浮かんだけど、ダメ?



2008/10/29
■【オリジナリティー】カワモリンク【とは何か?】

Animation Archive Project 〜「総合オリジナリティーコース」〜
Animation Archive Project 〜河森正治氏へのインタビュー〜

※「今日の電波」
 ゼロに出てくるSV-51って、それ何てVF-27?(トッ○ガンのミグ28→F-5Eですね、わかります)
 ・・・とすると、VF-0フェッニックスの撮影用機種は一体?

 妄想1・VF-10 Fバルキリー
 妄想2・VF-1424 バルキャット
 妄想3・VF-1FR-II バルキリーF高機動型II

 あー不毛だ・・・。


2008/10/28
■【発掘】河森氏の本音炸裂【盗掘】

ゲーメストグラフィックスVol.1 河森正治インタビューより部分セレクト。

河森: 最近のリアルメカってスキマ産業的なものがあるじゃないですか。あれとあれの間はまだやってないって。
−「宇宙の戦士」と「パトレイバー」の間のリアルはまだないとか。
河森:そう。それって本当にマニアの人にはよくても他の人にはまるで関心のない世界とかになるじゃないですか。

 「レッドバ□ン+□ボジョックス+Gガン÷3=ギガンティックフォーミュラ」ですね、わかります。

河森:例えば、本当にガンダムなんかがいたら恥ずかしいじゃないですか(笑)。どっから見たってもう、格好悪いなんてもんじゃない。(中略) あんなの実物で見たらさ、蹴りたくなるぐらいウソくさいけどね(笑)。ところが、絵で見るといい。そのかわり、本物のデザインていうのは本物だとすごく格好いいけれども、例えば実際のスーパーカーとかでも絵に描くといまいち、よっぽどうまい人が描かない限り弱いデザインなんですよね。

 「二次元ではガンダムに負けてもバルキリーを原寸で作れば勝てる」という意味ですね、わかります。(しかしまあ、カッコ悪い恥ずかしさを自覚しつつ無駄な正当化リファインに励むのがガノタの本懐とは思うものの、現実には「自覚される事なき標準価値観」だという・・・)。

−では、これからメカデザイナーを目指す人に一言あるとすれば?
河森:これから、メカデザイナーになるの?知らないよ食ってけなくても?よほど覚悟がある人しか勧めないですよ。

 やっぱり50,000,000人に一人しか喰えない職業なんですね、わかります。

※おまけ「今日のもうそう」
 「可変戦闘ポッド(パワードスーツにあらず)クアドラン・リーを落下したマクロス内で発見→それを真似てVF-1開発」というのはムチャクチャすぎるか・・・まあいいや妄想だから。リーは全高18m、全12段変型、ハッチは前と後ろに開閉し操縦者(身長制限9m)はバイクに乗る姿勢で変型後はうつ伏せに。あとグラージは全翼機、スパルタンはビーストモードへ・・・という具合にマクロス世界のメカは全てが変型すると統一感があってよさげ、オモチャ至上主義万歳。



2008/10/27
■【寝言】戦乙女(ヴァルキリー)の純血【遠吠え】

 「変型は漫画に向かない」と、永野氏が昔言ってたのをふと思い出す(ただ今考えると、単にバンドールの変型が上手くいかなかった言い訳の様な気も若干・・・)。いやそれ以前にヒコーキは描く事自体が困難、よって「月刊マクロスエース」を立ち上げても萌えアンソロジーにしかならない罠・・・やはりジョニーライデンはムリなのかそうなのか。

 商業誌をつらつら拝読。「バルキリーは河森氏にしか創れない」か、フムフム・・・でも本当にそうなのか? その中に「バルキリーは他人にはやらせない」という意味が含まれはしないのか?

 ガンダム界では、単一デザイナーの続投による近親相姦に陥っている物はありはすれども、新人の投入による新陳代謝があり、それが命脈を支えている。ただし、クオリティーコントロールを放棄すると一体どうなるのかも、ガンダム界が答えを出してくれている。

 「陸戦用先行量産型プロトタイプFZ装甲強化仕様MK-2改プラス・・・(以下無限に略)

 ・・・まさに死屍累々。しかしそれでも、ひたすら種類が多く「隙」が多い事が、逆にガンダムの強みになっているとは言えしまいか?

 「量は質を凌駕する」(戦いは数だよ兄貴)

 ・・・これがガンダムの勝利要因だと私は思う。けれど、本当にそうなのかは証明できはしないのだけど。

 よって私に確実に言える事は、「オタクピラミッド5万番目くらいの人間でも、レゴを触ってニ作目でVF-117A(旧XD-17S)程度の物は作れる」という事、ただそれだけ・・・(←寝ぼけるな、200万以下だ。あと変型形体がいかに多かろうが飛べないデザインなど意味無し)。

※おまけ「今日の妄想」
 クアドランの脇の下に二の腕(パワーローダー式)、足は20cmのハイヒール、股アーマーはゾックの様なクチバシで奥に長い胴体あり、インナースーツはウェットスーツな感じで・・・って画像うぷすれば早いのですがメンドイので。なお余談ですが、ゾックは前後別の色で分離ギミック付きという事で一つ(分離時は腕は背中に)。



2008/10/26
■いいわけ

  あ、板が動いてる・・・(考察議論はやらないとは言ってますが、やはり事実誤認のフォローは必要か・・・)という訳で。

●10/18に「(劇場版説が)支持者がより多い」と書きましたが、これに証拠はなく、あくまで私の感覚的な物です。マクロスの濃いファンにテレビ版支持派が多く、そうでない人には劇場版支持派が多いとわかり、そして前者が主張を強調している事から、おそらく数的に劣勢なのであろうなと判断しました。

 ただ、多い方を選ぶべきだというのが必ずしも最良の道とは言い切れませんが、続編を(河森氏が)作る上での設定の統一(一方の切捨て)は止むを得ないと考えます。よってマクロス7のエキセドルとプラスのゼントラ人の耳から「スタッフは劇場版の延長上として考えている可能性が高い」と解釈しました。ただ、これには私がマクロスに詳しくない事による認識不足があり、7で「監察軍」という言葉があり(ただし第三勢力っぽい変更がされている様です)、更に最新作のFの年表にもしっかりと出ているそうなので、「年表史観」上からはどうとも言えません。

 しかし私のスタンスとして、年表、スペック、裏設定を軽んじる傾向にあります。まあ絵と文のどちらが正しいのかのジャッジは人それぞれだと思いますが、私はマクロスの場合デザインが最上位であり「デザインは上書きされる物」という考え方を個人的にしています。

●昨日の「子供番組説」で、劇場版正史説の正当化がしやすくなったな・・・と思いはすれど、良く良く考えれば逆に「意図的にホラーっぽい脚色がなされた」という見方もできる訳で、まあ所詮監督の手のひらの上をグルグル回っているだけではあるのでしょう。
 いずれにせよ「劇場版はストーリーが説明不足、よってテレビ版が正史だ」、あるいは「劇場版の方が基本設定が飲み込みやすい、よって劇場版だ」といった論法だけでは監督のちゃぶ台返しには勝てません。しかし、だからと言ってそこで「妄想期待論」に飛んでしまうのは無責任だというのはある訳なのですが・・・。


2008/10/25
■デカルチャーショック
プレセペ特集 [マクロスF(フロンティア)] 河森正治総監督 独占インタビュー!! パート2
TVシリーズだったら宇宙空間が舞台”というのはもう決めていたんですね。大気圏内の描写は難しくて、かなりじっくりやらないと嘘だらけになってしまうので、

 そういう事だったのか・・・。なら妄想の方はほぼ全編地球にしようそうしよう。

一人旅で中国の少数民族のところ、内モンゴル、シルクロード、雲南省と巡ったんですけども、その時のカルチャーショックがあまりにも大きくて。自分の中で、『マクロス』とか『愛・おぼえていますか』とかカルチャーショックをテーマにした作品を作っておきながら、隣の国で、こんなにカルチャーショックを受けていていいのだろうか、みたいな。そこで、「均一社会的教育」とテレビとかメディアの力によって、そう思いこまされていた自分というのにびっくりして。日本自体が箱庭というか、まだ鎖国していたんじゃないかと思うぐらいに(笑)、情報菅制がひかれているというか。

 そうだったのかー! てっきり精通前の小学生が「フフフ、大人の文化を教えてやるよ・・・見ろ、これを!」「デ、デカルチャ〜〜!(ボッキーン!)」というのがテーマだとばかり・・・。
 なお、異文化衝突物と言えば「第五惑星」という映画がオススメ。監督は名作Uボートを撮られた方です。トカゲ萌え〜。
Happy?おちゃのま*しねま「第5惑星」

 あと、純真なモンゴル人と言うと「ギャラクシークエスト」が思い浮かびます。タコ萌え〜。

かたすみの映画小屋 : ギャラクシー・クエスト
輸入DVDも買いました(うちにはリージョン・フリーのプレイヤーがあるので)。すると音声選択にサーミアン語があるじゃないですか(笑)。試しにサーミアン語音声・英語字幕で見たのですが、雰囲気がまた違って見えますね(苦笑)。

 北米版にそんな物があるとは・・・コレだ!


■【マ】たった一つの萎えた妄想

 あ、年代を戦前にずらさなくてすむ手をようやく思いついた・・・
 マクロステレビ版は児童向け番組!
 「男と女が戦っているのを見せるのは教育上良くないザマス」
 「ボドルザー達やゼントラ母艦のデザインが違うのは当然、ホラー規制」
 「主人公がボドルザーを殺さないのも教育上の配慮」
 「お話が童貞臭いのも当然、子供向けのため」

 ウム、これで全く問題無い・・・何でもっと早く思いつかなかったんだ俺。
 なお、劇場版はヴィジルアル面は史実に近くなっているものの、元が児童向けである以上脚色を免れず、史実では輝とミンメイが無重力ラブホから出てきた所をパパラッチ・・・とか。


■【マ】訂正

 「愛おぼ」の制作年代を勘違いしていたので10/22の雑記を直しました。良く考えてみれば、2031年の公開という事は「マクロス7」はわずかにこの14年後。よって「マックスとミリアは50代なれど外見がほとんど変らないのは天才だから」というトンデモ設定も、役者の年齢だったと考えれば完璧に辻褄が合う・・・さすがは監督!(ン?)


■【マ】今日のたわごと

 「ないのなら 自分で作れ 妄想を」 千智百合(せんちゆり)

 kita082の脳内マクロスセンチュリーって、事実上の田中精美画集&××と××の再録ですね、わかります。

 頑駄無戦地遊理(がんだむせんちゅり)・・・中国民代に、巣多児男鵺(すたじおぬえ)により執筆された伝説の歴史書。既存の記述を一切使わず、全てを無より創り出すという歴史書はそれ以前には存在せず、おそらく今後も存在しない。しかし、元々偽史として編纂された物であるにもかかわらず、旧来の「富野史観」を放逐して「戦地由利史観」の上に「公式正史」が成立したのは本末転倒ではないかとの批判も数多く、かくも「歴史とは勝者によって作られる(改ざんされる)物」であるのだとの念を禁じえない。
 (ミンメイ書房刊「黒歴史発掘書籍大全」より抜粋)

 あ、萌えバルキリーはミレーヌバルキリーで既出か、印象が薄くて忘れてた・・・(ところでミレーヌの姉の耳尖りは覚醒遺伝?)

 あ、今思いついた、クァドランバルキリー(妄想)にウチの子の方式が使える!ただ自立が難しいのが問題なのでやっぱ無理か・・・(ウチのVF-117Aは翼が厚すぎるのでレゴでしか成立できない罠)。

 「メカデザイン史観」って「マクロス著作権史観」に言い換えられるかも。版権タツノコは「物語」で、版権ぬえは「史実」、曲はジャスラックだから正史オッケーとか。

 妄想ミンメイアタック曲は「川村サ○コ×菅野」の新曲でキボンヌ・・・いや違う、男女が戦っている設定では反戦歌ではなくラブソングでないとテーマが生きない・・・という事やはり「松本×菅野」かな、うん・・・ただ日本で作らないと難しいか・・・無論CGなんかではなく実写で・・・でも160億ないとムリか・・・あ、ヒロイン中国人だから日中米合作がヨサゲかも・・・(以下、とりとめもなく続く妄想略)。

↓でも結局ポシャるパターンかも。まあどっちにしろロボテックていう名前の時点で・・・。


2008/10/24
■【ハリウッド】実写化は時間の問題か・・・【未来妄想図】

マクロスの実写化が動き出したそうで…… - 王様流エンタテ−メント
 どうもモスピーダな気がしますが、一作目の成功次第では当然マクロスも・・・。
 ところで劇場版三部作の二作目ラストで地球壊滅、三作目が愛おぼリメイクというのは面白そうですね、その妄想イタダキ!(をい)
小学館の仕事はもう受けません(`・ω・´) - 王様流エンタテ−メント
 そうか、監督の親会社が三共って事は、その気になれば・・・(ボソッ)
 ・・・あ、巨人デザインはディマシオ氏に発注キボンヌ(ボソッ)

↓ちなみに脳内妄想メカ。脳内リメイク版は二万年後より制作開始予定の1時間実写ドラマなので、メカの数は多いです。
○「タンク・トマホーク」・・・戦車に変形。デストロイドはいっぱい登場。
○「ゴルホッグ」・・・巨人用バイク。
○「空母ジョージ・ブッシュ&空母コイズミ」・・・プロメテウスアタックも破られて両腕を失ったマクロスに接続されるも、ゼントラ兵の自爆攻撃で即崩壊。

○「VF-117Aナイトホーク(Knighthawk)」・・・登場シーンは極めて少なく、物語中盤で撃墜される。パイロットの服部賢治は忍者の子孫で元神父。銀河系最多の12段変型がウリでバードモードがカッコイイ(←自分で言うな)。


■【マクロス】「アニメじゃない!」がアニメの証拠【センチュリー】
すぎ・趣味の部屋 トップをねらえ! 大辞典Vol.3
特撮的映像
6話のラスト、ガンバスターのコクピット内のパネルが割れたその下を見ると、なぜかパネルの下にはそれらしいメカではなく、普通の蛍光灯がならべられている。つまりこのシーンは、コクピット内のカットは大道具の人が作ったセットに役者を座らせて撮影したという想定であり、コクピットのパネルの下の蛍光灯は大道具の人がパネルの下にしこんだもの(!)なのである。これなどは「特撮のネタがバレちゃった」をわざわざアニメで見せているのだ。

 トップが制作時より「特撮」ならば、ではガンダムは一体・・・ZZの主題歌が「アニメじゃない」と言ってるから実写なのか? いやどう考えても逆に「アニメじゃない」とわざわざ言っているのがアニメの確たる証拠で、実話を元にした実写なら「ドラマじゃない」という表現になるはずでは・・・。

 ええとそれはさておき、御大が突如「全てがドラマです」とか「アニメです」と全否定した所で、別にガノタ界は全く変わらないでしょう。まあ言った所でガンプラオタは誰も聞かないというのもありますが、元々全て史実だとは思っていません。もしそうなら「ブライトには白目が無い」「トリプルドムの戦闘時に空間がピンク色になった」「ジムのビームスプレーガンは一瞬でビームライフルに変化可能」「第六話でアムロはガンタンクのコクピットからガンダムのコクピットに瞬間移動した」・・・その他の作画、演出のミスが無限に公式化してトンデモない事になっているはずですが、私の知る限りでは「二砲塔ムサイ」(作画ミスであるためサンライズが存在を否定)の件を除き、そういう事態にはなっていません。つまり問題は「ドラマ度の度合いが史実に近いのか否か」というサジ加減にあります。

 よってマクロスの問題は「河森史観」というよりも、それを逃げ口上に「設定が整備されていない事」にあると思います。となれば話は簡単で、マクロスには詳しくない門外漢の目から見た限りでの考えにすぎないのですが一ガノタとして言わせて頂くと、「マクロス・オフィシャルズ(責任編集・Dr.チバ)」の出版が急務かと。いや「マクロスセンチュリー」で新たなる妄想をぶつける方がいいかも・・・。ただどっちにしろ、このままではファンに負担がかかりますし、ファンのみならず商業ライターも同様なのではないかと(プロがウィキのコピペしてる現状ってどうなんですかねぇ?)。

 天才である監督が「なんでもアリ」を説いても一般人は実践困難で、バルキリーのオモチャ一つ改造できません。また「完全なるデザイン」に良く似合うのは「完全なる設定」です。各ドラマの背後にある「一つの史実」を妄想する事は受け手には負荷が高すぎ、コンセンサスを得る手段を失ったそれぞれの妄想は行き場を失い、四方に暴走を余儀なくされてしまいます。

 一般人が妄想を無から作り上げる事は困難であり、そのためには羅針盤と海図が必要です。ガンダムでは「センチュリー」がそれにあたり、以後のガンダム妄想を生む土台となりました(センチュリーが「受け手が遊ぶための教科書」となった事は重要です)。つまり、もし別人の手で「マクロスセンチュリー」が作られていれば、「ガンダム一人勝ち」の現在の状況とは大きく違った物になっていたかもしれません・・・(まあ同人誌ならあったんですけどね、伝説の例の本が)。

 ただ無論、監督は再び自分で自分の首を絞める結果になるのを恐れて当然やりたくない事とは思いますが。というか「自分でやれ」って言うだろうなあ・・・。
 という訳で、一応私のマクロス界への提案は「千葉史観で設定を整備すべき」。ただしパーソナルな脳内妄想は、河森主義よりも更にアレゲな電波です。ゆんゆん。


2008/10/23
■【マ】伝説の官能兵器【クロス】

「キースー・・・おぉぉ・・・(おっぴょーん)」
 ちゅどーん!(艦隊、全滅 )

 しかしキスの映像程度で大ショックなら、ムニュムニュならば鼻血の大量出血で全員死亡は必至・・・。とはいえそれは、マクロスは童貞による童貞のための童貞話・・・もとい少年向けアイドルドラマなので触れてはいけないお約束

 ちなみに、この問題(官能兵器こそ最強)に突っ込んだ論評・・・は見ませんがバコバコ突っ込んでるエロマンガならあります。世棄犬著「DOGMAN SCRAP」収録の「HYPER DIMENSION CONTACT」」という作品で、プロトネーチュアの歌って踊れるAV嬢リン・メイリン・・・が出るのは一頁だけですが、今の萌えパロ同人界が失ってしまった物がここにあるかもしれません、ハァハァ・・・(なお、来月には新刊がようやく出るそうです。
深町秋生の新人日記 イノベーター・オブ・エロマンガ 続き
作品リスト↓
http://web.archive.org/web/20030610014209/park.zero.ad.jp/~zbk75471/hakanai/works.html

 まあそれはさておき、設定上疑問なのがゼントラ人の肉欲問題。やはり解消には♂どうしや♀どうしで・・・(←婦女子狙いですね、わかります)。でもって××に目覚めた後は当然(中略)という事で、ミレーヌもしっかり「七女」だったりするんでしょう。まあ地球側としても、人口の99%が死んで絶滅寸前なので産めよ増やせよデカルチャーせよマcrossせよ、銀河に種をばらまこう〜・・・という事は、マクロス世界にはきっと二次ヲタも童貞中年などは一人もいないのでう、ハァ・・・

 あと突っ込む様で何なのですが、メルトランの設定はのはガイジンや初心者に大変にわかりやすい点がナイスなものの、ゼントランとのリファインの格差が引っかかります。いかに作品のテーマがメカと美少女だとはいえ、男が怪物で女は絶世の美女という御都合主義は童貞男のリビドーがあからさますぎます。よって私の脳内メルトランは男女平等に尖り耳(今考えるとこの方が萌へ)でツルッハゲ、プロポーションはスラリとしたヌバ族で、ギーガーやディマシオみたいなコワーイ紋様があって、興奮すると体中の模様が透過光で光ります。なおハゲのままだと萌えられないので戦闘時はちゃんと強化服コントロール用発光カツラを着用します、ハァハァ・・・

(↓以下、妄想付記)
 ・・・というわけでフィギュアも全身とドールヘアーが光ります。想定するメーカーは1/6輝を出してたトイナミで、服は布製(あと胴体の一部がシリコン)・・・まあ日本人には売れそうもありませんが、「1/6ヒカル強化装甲服バージョン(強化服はカムジン用のリペイント)」といった怪しげなバリエーションまて出現予定。あ、ミンメイ用強化服も無論です、ハァハァ・・・。


■全高問題

 マジンガー(18m)とグレート(25m)とゲッター(38m)って、実は全部同サイズではないかと。証拠は無論、一緒に写ってるシーンで・・・。あと別の考え方として、ブレーンコンドルから逆算するとグレートは50m以上ないと・・・というのは無論、サザビーの全高と同じく触れてはいけないお約束
 という訳で、アニメロボの数値設定に意味は無く、画面で同じ大きさならば、すなわち同じ大きさである・・・という考え方のもとに以下恒例実写版妄想↓

○VF-1「12.68m→15m」。劇場版のコックピット設定は大きさを遵守して描かれたものの、やっぱり狭いので。一応「バトロイドの大きさは巨人の身長に合わせて設定された」という考え方で、更に1/6フィギュアと一緒に並べる事を前提とした上で決めました。想定展開スケールは1/48です。
○VF-0「16mくらい→15m」。サイズが違うとオモチャを並べる事ができません。ぶっちゃけ、燃料タンクがどうこうでも技術進歩による小型化(ホンダP2→P3等)でもなく、バルキリーのサイズを大きくするという設定変更がなされた様に思えるのですが、実際の所どうなんでしょうか教えてマユゲ監督!
○巨人兵「10m→15m」。バルキリーと同寸の事が多いので、ゼントラン15m、メルトラン14m、ブリタイ17mという所が適当かと。
○ヌージャデル・ガー「16.40m→無変更」。劇中では適正に描かれていますが、大きいとオモチャを並べにくい問題があります(その結果人気はバルキリーに一極集中し敵メカ無視)。また、演出的にも大きい必要があったのか疑問なので、バルキリーとやや大きい程度が妥当かと。という訳で、全高は無変更なれどデザインを変える必要が発生。
○ロイ・フォッカー「2.16m→?」。画面ではジャアント○場を7cmも上回る事はなく、輝より頭半分大きい程度だった様な。まあ、これについては背の高い俳優が見つかるか否かです。

■【芸術は】「何でもアリ」が一番難しい【変型だ!】

 「次の企画はミンメイバルキリーでいくぞ!」 
 「ミンメイガードですか・・・でもサブストーリーとしては地味すぎませんかね」
 「全然違うよ・・・ミンメイバルキリーといったら当然、これだ!(バーン!)」
 「え゛・・・?」

『 アニメーションノート No.09』 p17より抜粋
河森「(頭部のカラーリングの)バリエーションを出してくれと頼んだんですが、なかなか大胆なカラーにしてくれないんですよ。もう真っ赤だろうが何色だろうと構わないから、自分たちの面白いと思うカラーリングを考えて欲しかったんです。(中略) どんな色を塗ってもいいんだと理解してもらうまでに、かなりの時間を要しましたね。(中略)
 絵コンテに書いてないからやらない、ではなく、そこに何が潜んでいるのか読み解いて、大胆にチャレンジしていいんです。僕らの若い頃は、何も言われなくても自分で好きなように変えるのが当たり前でした。隙あらば、監督の書いたシナリオすら変えていましたからね(笑)。こちらの予想を裏切る様なアイディアが若いスタッフから出てくると、とても楽しいですよ」。

 「ミンメイをバルキリーにしてもいいんだと理解してもらうまでに、かなりの時間を要しましたね。」

 創造は破壊、破壊は創造。創り出す才能と、維持する才能は別物。文化の創造は天才の仕事だけど、その維持は普通の人の仕事。

 「年表」が大事なのは、与えられないと妄想もできないのが一般人だから。自由に遊べと言われても綺麗な公園でないと無理だから、砂場をちゃんと整備してよと抗議するのは当たり前。よって「最初に年表を作ったのは監督でしょ!」と、禿&マユゲ氏が「ちゃぶ台返し」を突っ込まれるのは当然の事。

 続編のゼントランの耳は尖っていれど、「劇場版年表」で統一されないしようともしないマクロス界なるも、マユゲ監督はなげやりな声で「何でもアリ」。しかしファン側にとっては「何でもアリ」というのが実は最も難しい罠。ジャッジしてくれる神も法もなき、モヒカン主義のサザンマクロス・シティ。
 ガンダムはフィルムが公式であり、つまりドラマが「絶対の史実」。ではマクロスにとって絶対的な史実は何なのか。「ドラマの背後にある事実」は本当にあるのだろうか? それが見える人なんて実はいない。だから「マクロスセンチュリー」を編纂してくれないと誰も遊べない。

 その一方、ガンダム界はミリオタ主義によって作られた「年表史観」の支配する居心地のいい場所なので、だからコミュニケーションを求める人はみんなそっちに行っちゃう。でもガンダム界に「創造」はなく、求められてもいない。手前味噌で何なれど、「ガンパラ第二理論」にいまだ言及一つ無い事もその確たる証拠の一つ。それがいいのか悪いのか、判断するのは貴方次第。

 SF者とミリオタって、考え方が違う別の人種ではないかと(数はミリオタが圧倒的多数)。河森艦長には「ミリオタの参謀」が必要だと思う。氏にはセンスオブワンダーはあれどミリオタ成分が少ないため、年表や用兵思想には全然気が回らず、折角のステルス機なのに他の機体と同じ使い方をしちゃったり。

 マクロスの最大の長所であり最大の欠点は、デザインの完成度が高すぎる事。バルキリーには隙が無いので「俺妄想」を許さない、欠点がない事が欠点であるこの逆説! この欠点は魅力と表裏一体なので、解消する事は無論できない。

 ぶっちゃけ言ってしまうと、私にとっての「マクロスの史実」と言える物は設定画だけ。メカ設定(アイディア)だけがマクロスの絶対的史実。「ガンダムの本質は年代記だ」と言えるのならば、「マクロスとはデザインだ」・・・と言ってしまうと何とも業が深そうではあれど、そんなに突飛な考えではないと思う。
 拾ったグフカスタムの画像を「0083フォルダ」に入れた事がある人、手をあげて!
 ・・・と言うと多分、ガンプラオタの推定90%が挙手するはず。こうなる理由は無論、「グスカスタムはノリスのメカ」よりも「グスカスタムはカトキメカ」が勝ったから。すなわちこれぞ「ストーリーにメカが従属するのではなく、メカデザインにストーリーか従属する」事の証拠であり、これを「メカデザイン史観」と勝手に命名。

 なおちなみに、拾ったグフカスタムの画像を「0079フォルダ」に入れている方の病名は「年表史観」。この「年表史観」とは別の遊び方(ルール)を、我々はいまだ見出せてはいない。


2008/10/22
■【マクロス】コンサートドーム全否定【やっぱり入らない】

 終戦3020年記念として制作、公開された「愛おぼ」は、大戦前である2009年に公開された作品のリメイクである。なおこのリメイク版では、「あの大きさのコンサートドームが入るはずがない」といった矛盾点を指摘される事が多いが、それもそのはずで街のシーンは全て別の艦の内部が用いられている(マクロスの内部は廃墟と化しており撮影許可は下りなかった)。よって戦中派の年長者達からは案の定「街が豪華すぎる、現実にはバラックの寄せ集めにすぎない」との強い批判は浴びたものの、映画のターゲットである若年層には「現代の光景」として全く自然に受け入れられた様である。

 なお本作の主演女優は、一昨年彗星のごとく芸能界に現れ、化粧品「ぬえぬえハニー」のCMで大ブレイクした二代目ミンメイことリン・メイミンがつとめた。ちなみに彼女は本作の監督であり所属プロダクションの社長でもあるリン・カイフンの末娘
長女、つまり初代ミンメイの姪にあたるが、そのあまりの瓜二つぶりに「実はミンメイ本人の隠し子ではないか?」との噂が絶えない。
 (10/25訂正)

■【ミス】あ、しまった!・・・言い訳【トラップ】

 前回うっかり「街の空気が云々」と突っ込んでしまいましたが、しっかりとミンメイを除く全員がシェルターに避難している設定が・・・大丈夫かオレ。シェルターと言ったら当然核シェルターに決まっていれど、無意識のうちにそんな物は何ら無意味だと頭ごなしに無かった事にしてしまうこの先入観は一体どこからきたとでもいうのか・・・。
 そういえばスイスでは国民全員が核シェルターに入居し生活可能とか言いますが、頭では知っていても実感としては全くわかっていないため想像力をスポイルされているというのはありそうです。生き残るために努力しようという考えが無いどころか、この国ではそんな物は潰されるのがオチであり、「何ィ、個人で核シェルターを買いたいだあ?アホか?防空壕なんか役立たずさ、大体核が落ちたら全員オシマイに決まってるだろ・・・(訳/お前だけ抜け駆けで生き残るのは許さん)」・・・という調子で今日も082の思考停止は続くのです。

 なお、前回うっかり土星問題が云々とは言ったものの、輪の氷片の密度上あの絵にはならない様なのですが(昔2ちゃんかどとっかで拾ったネタにつき記憶が曖昧でスミマセン)、アニメの文法上は全く無視できる些細な問題なので突っ込むのは野暮です。というかどんな意図的な科学的デタラメをやろうがアル○ゲドンよりマシなら米国人はノープロブレムですし、日本オタク界でも「月面に1Gの重力がある某アニメ」における高度な考証レベルがえすえふ作品の基準です。よって私の突っ込みは不毛な揚げ足取りにすぎません。

 ・・・という訳で結論は、「マクロスの科学考証に問題無し」。ただ、突っ込みの根底にはタイムライン問題という皆様良く御存知の点がある訳でして、以下に続きます。


■【Gに負けた】Mの呪い【その理由】

 私が、初期の展開を否定しようと見苦しく画策したのには理由があります。宇宙空間でバルキリーと板野ミサイルを飛ばしたくないよーというワガママはさておいても、劇場版では地球上での空戦シーンが一度しかありません。また、劇場版の筋書きではどう考えても、テレビ版13話以降の地球の上を流離うストーリーを妄想で差し込む余地がありません。ではテレビ版のタイムラインを正史と考えれば良いのかというとそれも難しく、マクロスファン同士のコンセンサスを得る上で、劇場版を無視する事は不可能です。無論、「どちらも一つの事実から派生した物語」との考えの元に両者の年表を矛盾なく両立できればいい訳ですが、私の頭では全く及びませんでした・・・。しかしこれを何とかしない事には、ガンダムの様に「劇場版の合間にテレビ版のエピソードが実はあったのだ」と妄想する事ができませんから、私より知恵の回る方がおられましたら是非に(以下略)。

 ガノタの端くれとして断言しますが、「ガンダムが天下をとり続けている最大の理由は妄想する余地があるから」に他なりません。劇場版マクロスの進宙と同時に地球が全滅する展開では、地球の空を舞台にした(戦時中の)サイドストーリーが一切成り立たちません。つまりマクロス延命のために必要だったのは「ジョニーライデン」だったのではないかと思います。なお、マクロス内のパイロットのサイドストーリーではダメな理由は地球ではないからであり、バルキリーの箱絵のバックにも宇宙空間は不要です(ファストパック付き除く)。ただ、敵メカも同様に不要である事(バルキリー偏重)がマクロスの不幸ではあるのですけど・・・。

 なお与太話になりますが、私がもしマユゲ監督だったとしたら、ビジネス展開としてカンダムエースよろしく「サイドストーリーの(好き勝手な)量産」、つまり妄想の野放し状況を作ります。まあ大半はモエモエで、残りはお約束の「バルキリー対バルキリー」な中年ミリオタ向けの内容ばかりになるでしょうが、カオス状態の方がかえって面白いので。

 新しい時代を開く物は、デタラメな混沌の中から生まれます。黒歴史を知らぬ若い世代が、欲望おもむくままに暴走し「ビキニアーマードバルキリーとメルトラン兵が合体してバルキリー少女!」とか「美少女が戦闘機に変型!」とオタクのリビドーを見せつけて、「あれはマクロスじゃない!」「同人じゃないんだからもっとマジメにやれ!」と年寄りファンからブーイングの嵐。されども、はて大昔にも確かどこかで似たような批判を聞いた様な・・・あっいけない、「クオリティーコントロールがなってない、11話はペン入れすらしていないなんてプロ失格だ!」も無論忘れてはいけません。

 まあマクロスの後に監督は「セーラー服美少女に変型」(人格を疑われるといけないので封印)という企画をしていたという話もありますから、時代が進む方法はやはり・・・。ただ、メカ少女もバルキリーもガンダムも実は大昔に死滅してんじゃないかという感も若干するんですよねえ、21世紀になって墓穴から蘇りし大天使ガブリエルは一体何処へ行こうというのか・・・アーメン。


2008/10/18b
■【全否定】マクロス2007〜8年放映説【後出しじゃんけん】

 2008年、テレビドラマ「マクロス」の放映終了後、「ゼントラーディと対立しているのは監察軍ではなくメルトラン」とのゴシップネタがタブロイド誌を席巻した。統合政府は相変わらずノーコメントの姿勢を貫いているが、どうやらサウスアタリア・ビッグクレーターの下に眠るマクロスより発掘された「マクロ・コスミックレコード」における情報自体が意図的に書き換えられた物であったと思われる。なおこれを受けて2009年夏公開予定の劇場版マクロスでは大幅な内容変更がなされた事は言うまでもない。

 ちなみに、「マクロス」劇中における詳細なゼントラーディの描写は信憑性の低いネタ記事や噂を元にした物だが、実は政府からリークされた現実の情報である可能性が極めて高い。1999年以降、全世界でUFOの目撃が頻発しているのは隠しようも無い事実であるし、サウスアタリア島上空において統合軍機に撃墜されたUFO乗員である巨人兵が捕獲され(宇宙人が巨人である事は無論公然の秘密である)、ゼントラー語の翻訳やマクロス修復作業に協力しているとの噂も真実と見て間違いないだろう。

 なお、さる筋からの新情報によると、宇宙人の肉体はクローン装置により作られ、食料は全く無味な合成飲料を摂取するとの事。また彼らが地球にやって来る目的は、地球の観察及びプロトカルチャー遺跡に眠るとされる伝説の「マイクローン変換装置」を探す事であるらしい。この装置はスパイ活動に重宝するものの十億年程前に両軍共に紛失してしまい、やっきになって探してはいるがいまだ見つかってはいないとの事である。


「それでは、指輪の交換を」
 神父バルキリーの前で互いを見つめる、花婿タキシードを着た青いバルキリーと花嫁。
「しかし本当に良いのか? 私は頭はハゲてるし、耳はトガッてるし、体じゅうにスジ模様はあるし、そもそも身長がこんなに違うのだぞ」
「何を言うんだいミリア・・・どんなに厚い壁だって、僕達のこの愛を阻む事などできはしないさ!」
「ああ、マックス・・・!」
「それでは、誓いのキスを」

 ・・・どう見ても変態です。本当にありがとうございました。

 ええと要は、巨人がマイクローンにはなれず、その逆もできない設定の方が絵的にバカで面白いかと。なお他のバカ設定としては、マクロスは右腕を壊された後に近くを航行中のエンタープライズと合体、翌週には左腕が壊れて・・・と何回も挿げ替えるとオモチャのバリエーションが(以下略)。
 ただし、こういったバカ(軟らかさ)だけでなくサイエンス(堅さ)の方も重要です。よって「宇宙に投げ出された住民問題(どーやって息してたの?)」や「土星リング問題(制作当時は不明だったのであれでアリでしたが)」は、やはり否定的にならざるをえません。また「バルキリーを活躍させる」という大前提から必要な舞台を逆算すると、宇宙空間はボックスアートでも無視されてる様に絵になりにくいので(土星除く)、マクロスは地球から出ない方が合理的です(月面あたりまでなら時々上がるも、バルキリーは宇宙ではやはりロクに戦えない事が判明しスーパー装備の開発が急がれた・・・だとリアルっぽいかな)。

 ガンダム界の場合、テレビ説と劇場説の矛盾は「史実がどちらかは不明」という「歴史家史観」で遊ぶのがセオリーです(よって既存資料が遊びにおける重要な武器であり、そこからの逸脱、すなわち妄想は困難)。しかしマクロスでは、河森史観の適用により「どちらもフィクションで、史実は別所にある」という解釈も許容されます。極端な話「バルキリーは実在するが巨人もマクロスも存在しない」であっても、模型的には何ら問題はないでしょう(←皮肉)。
 まあ「河森主義」自体、かなり後になってから言い出した後付けではあるのですが(どう見ても「黒歴史」と同様に創造主だけに許される禁じ手ですし)、「マクロス2」等の矛盾設定を無かった事にするには都合がいいものの、「テレビ版と劇場版のどっちも否定しない方便」としては難しい面があるかと。新参のファンが妄想しやすい反面、妄想のオーバーヒートを制限しにくいため、おそらくガンダムの歴史家主義よりも受け手側が遊ぶのには負担を強いる様な・・・。ええとぶっちゃけ、「監察軍が史実である」と主張するTV版原理主義(ア○メックみたいだなあ)の古参マニアと、その他大勢とのコンセンサスを得るのは難しそうな気がします。

 まあ私はガノタなので横から口を突っ込める筋合いでも無いのですが、設定は「合理的で面白くて続編で採用されていて支持者がより多い劇場版の方」を採るのがやはり無難かと。ただストーリーの方は「どちらも戦前に作られた全くのフィクション」となる次第でして、「歴史家史観」にとらわれずにすむたった一つのやり方だとは思うのですが、こちらは流石に誰も言いそうにないトンデモ説でしょうね・・・アーメン。

↓関連与太ネタ
雑記08-03/16 【妄想】実写版MACROSS・序【与太】
雑記08-03/18 【与太】マクロスファイト【バカ】
雑記08-06/15b バルキリー・ビンタ


【オマケ】後日談【与太】
 婚式から数ヶ月後、マックスは浮かない顔でカウンセラーの元を訪れた。
 「新妻が浮気ですか・・・僭越ですが、相手はどんな関係の方で?」
 「それが、その・・・VF-2Sなんです・・・(ウゥッ)」
 「ハァ?」


2008/10/18
■【ざぶーん】おしらせ【ぐるぐる】

 Xabungle-01 ぼやき追加。
 メカ・ロン -2 ドランのスキャン画像追加。しかし高かったなぁ、この本・・・(やたー、ギャリア応援団長に勝ったー!)
ザブングル古書籍リスト ちょい追加。


2008/10/17
■【kitaオヤヂは】情報時代の未開人【自分の事で手いっぱい】

風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る - 自分のブログが世界に発信された日

 インターネットでグローバルなコミュニケーションなどというのは結局幻想で、結局一生英語で会話する事もやっぱりなさそうな遠い目のオイラですが、それでも。

■・・・という以前に

 いや、そおゆう以前に日本語ですら・・・。トップメニューを「bbs」から 「「bbs跡地」に変えてかれこれ一年。ただURLが(いつの間にやら)変わる前は落ちまくってたものの、以後はちゃんと安定してる感じ。以前に愚痴ったログ消滅は未解決のままです。あ、でもガノタ神はちゃんと見える様になりました。


2008/10/13
■【もふ】シロクマ先生、動く【もふ】

シャクティから碇ユイへ----アニメ地母神の系譜を振り返る(汎適所属)
 ガノタネタ遂にキター〜〜〜!!!

■【金言】アニメを批評する時に気をつけたい11の罠【自戒】

人をdisる時にやってはいけない11の作法 - ハックルベリーに会いに行く

■【逆説】制限が名作を生む【真理】
都市建築のデザインとステルス技術
 最後に一言つけ加えておきたい。ゲーテの言葉に「巨匠は制限のうちにおいてのみ現われる」というものがある。実際、ある地方の建築などにおいて非常に見るべきものがあったというとき、その素晴らしさを作り出すもとになっているのは、その地方の環境のもつ可能性であるというよりは、むしろそこの環境が与える制約や制限であったという場合のほうが圧倒的に多いのである。


横井システムの誕生と終焉が宮本システムを作った - ハックルベリーに会いに行く
アイデアもこれと一緒だ。「なんでもいいので自由に作って下さい」と言われるよりは、「こういう条件で」と制限のあった方が、洗練された、研ぎ澄まされたアイデアが生まれやすいのだ。
横井さんは、経験的にこのことを知っていた。だから彼は、いつでもむしろ技術を足すのではなく、あえて捨てるような方向でものごとを進めた。


■枯れた082の水平リンク

再び横井軍平について - 枯れた知識の水平思考

■【二次の】時限の境界には何がある?(←休み時間)【彼方に】

映像化によって失われる記号的リアリティ『とらドラ!』 - noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った 
 と、10日は萌えの日だったのか・・・。まあ「二次元化によって補完される記号的セクシュアリティ」だけあればオイラは満足な訳ですが。「イラストに また騙される をたくかな」(をやぢ)。

「負けない」評論とちょっとおセンチな秋の夜長 - noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った
 こ、これが「期待」の正体なのか・・・。
 ところで実写爆発コンテンツ、村長さんにはまだ見つかってないみたいですね・・・(ボソッ)

■隊長、クールな翻訳を発見しますた!

大量破壊兵器が見つかりません



2008/10/12
■【ニホン人は】終わる日本【いらない子】

「日本はもうゲーム先進国ではない」――岡本吉起氏が語る“世界に通用するゲームプロデュース”- ITmedia +D Games

 「でも日本には、まだ萌へがあるじゃないか!」「ギャールーゲ!」「エーローゲ!」・・・

※ついか
asahi.com(朝日新聞社):ノーベル賞に沸いているけど… 日本の論文数5位に転落 - 社会
 ま、こんなとこか・・・。

卒業研究が、科学雑誌『Nature』に掲載される (大学プロデューサーズ・ノート 【早稲田塾】)
 明るいにゅーす。

私はコレで100億円なくしました! 宇宙科学研究所・桑原邦郎助教授
 誰かノーベル借金大賞をあげてください。


■【夢】PCとガンプラの共通点【幻想】

 その昔、パソコンの本質は「夢」だった。正確には「夢想、可能性」lだった。今は一人では何もできないけれど、たった一人でも世界を変える奇跡を信じられた。
 ・・・けれど今では、高価なCGソフト等は死蔵したまま、萌エ□画像収集兼動画閲覧兼おしゃべりマシンへとチェンジ。

 その昔、ガンプラの本質は「夢」・・・・正確には「夢想、可能性」lだった。「たった一つの作例がシーンを動かした、かつてストリームベースが実際に起こした奇跡」を誰もが夢想した。ガンプラは完成度が低かったけれど、未完成の魅力があった。ガンプラ以外、例えばバルキリーだと完成度が高すぎていじる事は極めて難しいけれど、ガンダム界は何でもありのアレンジを許容する懐があった。
 ・・・だけど今では、パチ組みすらせずマウンテンサイクルに放置。

 やれば何でもできるというのは幻想で、結局やれなきゃ何にもできない。今はもうそこに幻想は無く、ただ「スタートラインに立てる」という事だけ。でもそれで充分、夢は終わってしまったのなら、また別の夢を探せばいいだけ・・・ただし死ぬまで見つからないだろうけれど。


■期待しない男

 僕は人に期待しない
 僕は権力に期待しない
 僕は神様に期待しない
 僕はアメリカに期待しない
 僕は北の国に期待しない
 僕はテレビに期待しない
 僕は学者に期待しない
 僕は政治家に期待しない
 僕はマスコミに期待しない
 僕は2ちゃんねるに期待しない
 僕はようつベやニコ動に期待しない
 僕はグーグルに期待しない
 僕はニュースサイトに期待しない
 僕はネットに期待しない
 僕はバンライズに期待しない
 僕はオタク界に期待しない
 僕は日本に期待しない
 僕は自分にも期待しない
 そしてただ、2万年後の世界を夢見る

 期待したってダメな物はダメだし
 期待している物が今日消えたとしても、すぐに別の物が生まれるだけ
 それに期待したって腹がふくれる訳じゃないからね
 相手が□ーゼン首相だろうが誰であろうが、
 期待していようがいまいが文句があれば言う、ただそれだけ
 だから僕が期待する事があるとすれば、
 いつもあの店のメシはマズイけど、今度こそ・・・とか、
 いつも○○○○ゲーはクソだけど、今度こそ・・・とか、
 いつもあの台に玉が入らないけど、今度こそ・・・とか、
 ギャンブルはしないけど、そういう時だけ
 だけどこんな程度の事は僕のメルヘンポエムの読者なら、
 わざわざ言わずともわかってくれているはず・・・
 とこうしてわざわざ言うのは、
 実はしっかり期待しているからなのだろうな
 まだまだ青い僕


■【妄想】学習型翻訳サイトってないのかなあ?【ぼやき】

 まあ期待はせずとも、グーグルとか「日々お世話にはなってる」というのは多々ある訳で、エキサイト翻訳も良くお世話になってます。ただ、訳が妙な時に「IMEは鍛えれば賢くなるのに手を入れる事ができないのは理不尽ではなくって?」と時々ぼやいたりも。ユーザーが勝手に新語登録できて、日々翻訳結果が鍛えられ進歩する翻訳サイトがあったら訳に立つ・・・とは限らずとも面白いと思うのですが、そういうのはできないんでしょうかねえ。あっ、天から神の声が・・・「期待するな、自分でやれ!」・・・チャンチャン。

 しかし、そもそも英語は私の嫌いな物の筆頭のはず・・・という事は私も勢古先生言う所の「英語バカ」の一人だとでもいうのか?(←いきなり意味のわからない発言ですが、多分ブクオフで何か本でも買ったんでしょう)。ちなみに私はアルファベットをいまだ人差し指でしか打てません、アハハのハ。
 ところで、機械翻訳の際には日本語をあらがじめ「特殊な言い回し」にする事も多いのですが、先日ブクオクで買った本によると「中間日本語」なる考え方があるそうな。という事はまさか、これを駆使できれば夢の完全機械翻訳が可能だとでもいうのか? でも私に駆使は無理なのでどなたか変換サイトを・・・。
 以上、自称ガノタ界で一番英語の下手な男の愚痴でした。


2008/10/11
■おしらせ

 (マックスモード修正、補記)。
「ガンパラは 虎の衣を着て 褌(フン)を借り 相撲とらずに 後出しじゃんけん(字余り)」を扉ページに追加。


2008/10/9
■今日のブクマ

2008年のパリモーターショーで発表された車の近未来的デザインな車のダッシュボード - GIGAZINE


2008/10/8
■更新のおしらせ

 Gunder2008-3 マックスモード 


2008/10/6
■警備戦士ガンダム

【ミナログ】製造業社長の逆襲: 銀行警備にガンダムはいかが
 三年前に就職されてたんですね、お勤め御苦労様です。レトロな体型がオレ好みです。


2008/10/5
■【ようつべ】備忘リンク【なんだこれは!?】

リアル ブリアレオス?
http://jp.youtube.com/watch?v=4ucfCb9alc0&feature=related

 他にもブリィのコスプレ動画がイパーイ。楽しそうだなあ・・・。


2008/10/3
■おしらせ

アンオフィシャルズ 性懲りも無く修正。


2008/10/2
■今日のおうた

妄歌-3 『一年戦争しか知らないオタクたち』

■【クオリア】動物間格差泣く娘とイルカは善なのだ【批判】

デザイン夜話 : 「善なるクオリア」は誰が決めるのか?


2008/10/1
■更新のおしらせ

ガンパラ雑記2 ガはガンダムのガ(G Is for Gundam) 





FAQ
Q. ガンダムとは何ですか?
A. ガンダムは、バンダイのオモチャです。



バンライズ(創通含む)へのたった一つのお願い
10年以上にわたるセンチネル当日版権不許可を解除してください。
それがどうしてもダメなら、「バトルク□ニクル」「バトルユ○バース」等の申請で
SとZ+とMk5とゼク亜印とカトキ版バー(略)をこっそり降りる様にして下さい。

「私はチネリズムに反対だ。だが、チネリストがガレキを創る権利は私の命を賭けて守る
・・・のは嫌だがホムペ作成の片手間に守る」

まあ、ディーラーの物申しが許されぬ「鉄の掟」はあれども傍観者には無関係なので一応こうして。



たった一つの萎えた妄想
ところで、ガイア・ギアって「結合著作物」ではないかと。
漫画だと原作と作画は「共同著作物」ですが(キャン○ィ事件参照)、ラノベの判例は無いはず。要は、御大が「この作品は封印する」と発言してもデザインの封印にまでは及ばないという事です。あ、そういえばぬえのPSって・・・(以下略)

2008/9/12




 
08-09  雑記

G_Robotism