雑記 2008年 3月





『最悪の厨』

厨は悲しい生き物だ

厨は自分を愛せない

厨は他人を愛せない

厨は何も愛せない

厨は人を憎み

そして自らをも憎むけれど

己が己を憎んで幸せである者を

僕は知らない



☆元祖ダメオタデムパ 「41歳の春だから冷たい目で見ないで」


2008/3/31
■【自戒】 犬の心は、犬にしかわからない 【反省】

『「少年A」14歳の肖像』 高山文彦 新潮文庫より

解らなくていい 宮部みゆき (p238より部分抜粋)
 今、頭を抱えながら思うのは、そうした厳しい対決の果実である本書を読んだことで、私たち―――事件に大きな衝撃を受けたけれど、直接の当事者でなければ何の責任も担っていない私たちが、事件について、簡単な結論には達してはいけないということです。解ったと言ってはいけないということです。安易に「少年Aのような部分はどんな人間のなかにもある」とか、「彼は自分に似ている」とか、「彼の気持ちが理解できる」「彼も可哀想な人間じゃないか」などと言って、あっさり整理してはいけないということです。

 そういえばサカキバラ事件では、オーケンは「僕は君だ」と言い、ゴーマンな漫画家は「キ」と言い、社会学者は「社会の闇が云々」と無限の解釈が無限に流通してましたっけ・・・。

 結局の所、「彼は多分キチガイじゃないな、僕も彼の絶望がわかるよ」などと言う私も、所詮ネタを消費しているだけの無責任な野次馬の一人であるにすぎません。先日のトンデモ記事を見て「AAで作ったロボットを批評しあっていて口論か?」と床屋談義をする何も知らない多くの人達(知らない事を責めている訳では無論ありません)と、たぶん本質的な違いはないのでしょう。


■リンク

my favorite things again
http://khalkimari.jugem.cc/?page=1



2008/3/30-c
■はてな日記ぶくま

http://anond.hatelabo.jp/20080214165800

「境界例」を含むはてな日記

 あと、自己愛性&妄想性&演技性人格障害もあると思いますが面倒なので略。


■間接自滅(←今考えた造語)

 間接自殺という言葉を、ここの所たて続けに起こった無差別殺人の解説で知りました。何だか流行語になりそうな予感がします・・・。



2008/3/30-b
■例の件で当サイトにいらした方へ

 えーとまず、ニュース報道は思いっきりイイカゲンです(「記号などの文字を使ってロボットを〜」って・・・あいた口が塞がりません)。しかし実際に遭遇してみると、マスコミ報道という物がいかにスバラシー物かが良ーくわかりました、全くいい勉強になりますね・・・。

 で、肝心の皆様がお探しのコンテンツなのですが、2007-04/19以降の雑記に関連箇所がある・・・かもしれません。というのは、あくまでも直接には口にしていないためです。

 ところで、昨日はうっかり「人生はやり直せる」などと口走ってしまいましたが、極めて重大な事を失念していました。身元調査は興信所や探偵に頼るしかなかった一昔前ならいざ知らず、インターネットと検索エンジンが完備した現在では無責任な妄言もいい所です。全く何をやっているんだわたしわ・・・。
  まあ私の老化した頭がネット時代に対応できていない点はさておき、容疑者の実名での検索数が100をこえているのを見た時には多少頭を抱えました。何しろ前科などない普通の若者でさえネカフェ難民になってしまう御時世ですから、これすなわち・・・。
 とは言え、精神鑑定を強制的に受けさせ、反省を促し更正させる(更に親も含む長期のカウンセリングも必要)には、もはや通常の手段(民事)では不可能な状態にまで行ってしまっていたと思われるので、この結末が本人にとっては最良であると思います。



2008/3/30-a
■【没詩公開】いぬのうた【没死後悔】

『Dis』

 俺は人はDisらない
 その怨念をDisる

(※秋から年末までトップ画像の下に置いていた文章です)


■キラ知っているか kita082は言葉の解釈を時々間違える
 以前に頂いたメールの内容を「モヒカン語」へと翻訳しました。
 ゲームオーバーだ・・・訳/「あなたの勝ちだ」
 
言い残すことはないな?・・・訳/「もう去るので、言い残しがあったら早めに頼む」
 な〜んだ、それならそうと、もっとわかりやすく言ってくれれば良かったのに。うっかり誤読してしまった私もマダマダ青いですね・・・。

(※昨年春に書いて没にした文章です)


【駄目変詞】『2チャン慢性』【ふじこ】
 足元にからみつく 赤い蛇をDisって
 住人にからみつき 長いコピペを貼って
 デンパは叫ぶ 狂った犬の怒りにも似た
 悪ィサー厨28
 この手のバカに 憑かれた者は
 すべて消えゆく さだめなのさ 2チャン慢性

 からかいの発言を まともにうけて
 名前をすてて お前がスレを汚してきた
 増える厨の藁
 この手のバカに 憑かれた者は
 すべて消えゆく さだめなのさ 2チャン慢性

 地獄の底から聞こえるような 荒らしの歌を
 デンパがうたう おびえる皆が感じる狂気
 悪ィサー厨28
 この手のバカに 憑かれた者は
 すべて消えゆく さだめなのさ 2チャン慢性
 2チャンマンセー

 (「またつまらぬ物を書いてしまった・・・」)


『犬よ・・・』
 夕暮れの道端で犬が吠えていた
 道行く人に向かって狂った様に吠えていた
 そのまま通り過ぎるのも面白くないので
 興味本位で少しからかったら、手を噛まれた
 だけどそれは自業自得
 だから別に気にしてない
 恨んではいない
 僕自身に対してなら、どんなに吠えられようが構わない
 だから、からかった事を後悔もしていない
 吠え声がちょっと耳障りで
 ちょっと悲しかったから、からかった
 ただそれだけ

 野良犬の未来は二つ
 野良犬を続けるか
 保健所に連れて行かれるかだ
 しかし本当にそれしかないのか
 飼い主を探して小一時間説教、っていう訳にはいかないものか
 でも、保健所が狂犬を連れて行く事に反対はしないよ
 犬の自業自得だから
 それが犬の、心の奥底の望みなのだから
 だけど、犬がそう望んでしまった事が
 ちょっと悲しい
 狂犬を演じ、自らを自滅へと導いた事が
 ちょっと悲しい
 己が己を否定して幸せである者を、僕は知らない

 僕は犬に何もできない
 守る事はできないし、当然そのつもりもない
 僕は飼い主でもないし、足長おじさんでもないからね
 だからできる事は、こうして一方的に語りかける事だけ
 まいど長々と説教臭いかもしれないけれど
 ただわかって欲しかった
 その全てではないにしろ、犬の感じている絶望を
 僕も感じている事を

 もう刻は夕暮れ
 空は燃えているかの様に赤く
 足元にからみつく長い影
 保健所の人がせわしげに歩き、噛み跡でいっぱいの赤いネクタイが揺れる
 道行く人は家路へと向かい
 僕は物陰に隠れて聞き耳を立てているであろう犬へと語りかける
 犬に言葉は届かないだろうけれど
 言い残した事があるから
 まだ沢山あるから
 暗い夜の闇が覆うその前に


(※公表すべきか躊躇していたのですが、一足遅かった・・・)



2008/3/29
■【ポエム】人生アゲイン【電波】


『人生はやり直せる』
 この先、塀の中に入る可能性がある人へ
 一つ豆知識を教えてあげるよ
 「履歴書には前科を書く必要はない」
 罪は償い終われば消滅するので、書かなくてもいいんだ
 もし聞かれても、普通そんな失礼な質問はしないから要は勘付いたって事なので
 「答える法的必要があるのですか?」とか言い捨てて別の所を探せばいい
 未成年の時の前科なら「ありません」と言ったってオッケーだ
 ただしちゃんとした企業に入るとか、見合い結婚はかなり難しいだろう
 世の中には興信所っていう物があるからね
 でも理解ある雇用主に出会えるかもしれないし
 フリーで成功して、自分が社長になる手だってある
 つまり世間を渡るのは自分の腕次第って事
 無論地元じゃ隣近所の目があって無理だけど、都会に出ればノープロブレム
 敗者復活、犯罪者復活
 人生はやり直せる
 ちょっとくらい麦飯を食べたって、たぶん平気

 だけど、それでも世の中に否定され続けたのなら
 どこにも自分の居場所がないと感じたのなら
 その時はこの街へ行くといい
 新宿二丁目
 そこでは誰も、他人の名前や過去を尋ねたりはしない
 スネに傷を持つ者が、名無しでも生きる事を許される唯一の街だ

 ・・・あ、一つ重要な事を言い忘れてたけど
 そこに住むと多分、ケツの穴が大きい男になれるよ
 もしかしたら、案外天国だったりするかもネ★


『YARINAOSU』
 もう四半世紀以上も前の事だけど
 中三の冬、クラスメイトにこう言われた
 「お前、人生投げてるだろ」
 その時は何も言えなかったので、今ここで返事をするよ・・・

 「鋭い!」


  やり直したい
  やり直そうかな
  やり直そう

 もういいかげん後ろ向きに逆走するのは止めて
 スタートラインへと戻り、そろそろ走り出そう
 ただしゲームの残り時間は半分・・・いやそれ以下だろうけど
 それは自業自得による公平なペナルティ
 だから無論、金メダルには全く届かないだろう
 ヨボヨボが走る姿を見て、多くの人が哂うだろう
 やはり何事も「結果が全て」だからね
 だから「走る事に意義があるんだ」なんて見え透いた言い訳はしないよ
 そしてぶざまでも笑顔で走り続けて
 天使が降りてきて終わりの鐘を鳴らしたら、ゴールだ
 その時は多分、誰も褒めてはくれないだろうから、自分で褒めよう
 自分に金メダルをあげよう
 どう見たっておかしいけれど、いいじゃないか
 最期の時くらいは、いいじゃないか



2008/3/28
■【ポエム】屍の星【電波】


『この世界は敗者の屍でできている』
 昨日テレビで偉大なる未来図鑑2というのを見ていたら
 ウイングスーツという発明品が出てきたんだけと
 それを開発しようとした人達の死亡率があまりに凄まじい
 まるで神風特攻隊の様に凄まじいので
 ふと「浮浪者を雇って実験台にすればいいんジャネ?」とか思うのだけれど
 リリエンタールの様に開発者自身が死を覚悟で望む、きっとそこがロマンなのだろう
 番組の中で、「ライト兄弟の前にもたくさんの人が・・・」
 と、ダンコーガイに良く似た顔の漫画家が言う
 そう、ライト兄弟になれなかった多くの人とて無意味ではない
 名も知らぬ彼らの失敗も、彼らの死も、決して無意味なんかではない

 チャンピオンの影には無数の敗者が
 成功者の影には膨大な失敗者の潰えた夢があり
 この世界は名もなき敗者の屍に支えられていて
 勝者は屍を積み上げた山頂に立っているにすぎない

 だから、ちっぽけな石くれ・・・いや砂粒の一つにすぎないこの自分とて
 巨大なる「オタクピラミッド」を地面の下で支える土台の一粒であって
 死んだ後は、名前すら付けられない無数の星の一つくらいにならなれるかもしれない
 ただの欺瞞かもしれないけど、そう考えると心が少し楽になった
 ほんの少しだけ、楽になった



2008/3/27
■【ポエム】死と葬式【電波】


『死を教えられる人はいない』

 厨が「氏ね」と軽々しく口にするのは
 「死」が本当にはわかっていないからだ
 いや、死自体は自分が死なないとわからないから
 つまり「死の痛み」や「命の重さ」って事なのだけど
 ゲームでは死はわからない
 アニメやマンガでもわからない
 まあ、教えてくれる作品もごく少数ありはするんだけれど
 やっぱり実際に経験しないと本当にはわからない物というのは結構あって
 「死」はその筆頭だと思う
 恋愛ゲームを例え100万回クリアしても、恋愛の達人には決してなれない様に
 ゲームで100万回殺し殺されても、「死」が何かは一片たりともわからないだろう
 だからバーチャルはダメなんだよ・・・とかいうと何だか年寄りの説教みたいだけど
 まあ僕は年寄りだからね

 中学生の2割が来世を信じている、というデータがあるそうだ
 それをゲームやマンガのせいだ・・・とか言うとリカちゃん先生に怒られそうだけど、
 やっぱり大人の責任は大きいと思う
 子供の世界は、大人の世界の縮図だから
 テレビをひねれば、やれスピリチュアルだ、オーラだ、前世だ、霊視捜査だ・・・
 まったく、オウム事件の前と何も変わっちゃいない
 これじゃあ、子供に偉そうな事なんて大人は何一つ言えないよ

 だけど、だからといってオタク文化を規制なんかしたって無意味だし
 教科書に「霊も来世もオーラも無い」と書けと要求するのも何だか変だ
 先生が道徳の授業でもっとたくさん教えればすむ、という物でもないと思う

 死んで悲しかった話を多く聞かせれば聞かせるほどわかる、という物でもないと思う
 単語でも覚える様に「命は大切だ」を何度もオウム返しで唱えさせればいい、という物でもないと思う
 「死を教える方法」があるとすれば、それは一つだけだ
 お迎えが近い人が、生きている姿をただ見せればそれでいい
 そしてできる限り葬式に参加する、これも重要

 「死」を教えられる人は、いない
 死を本当に教える事ができる教師は
 死者だけだから

 (3/28修正) (3/30追加)


『お葬式へ行こう』
「葬式にはできる限り出席すべし
 式はできる限り最後まで見送るべし」

 肉親の葬式は、社会科見学よりもずっと大事だ
 社会科見学は次もまたあるけれど
 祖母の葬式は一度しかない
 普通の人は祖父と祖母が計四人いるけど
 僕が物心ついた時には祖母一人しかいなかった
 それなのに葬式に出ないなんていうのは、
 人として根本的に軸がずれている
 大事な事をないがしろにする者は
 きっとまた同じ事を繰り返して後悔するよ
 後で大きなツケがくる
 必ず大きなツケがくる

「例えどんなに切羽詰った忙しい時でも
 肉親が危篤の時には瞬速で帰るべし
 部下の家族が危篤なら瞬速で帰すべし」

 それは当たり前の、社会のルール
 それをないがしろにする者は
 きっと後でものすごく後悔するよ
 後で大きなツケがくる
 必ず大きなツケがくる




 ・・・例えば、親の死に目にあえないとかね




2008/3/26
■【ポエム】また今日も人が死んだ【電波】

『厨の病』
 三日前、殺人で指名手配されていた若者が8人を殺傷した
 「誰でもよかった。人を殺したかった」
 昨日は、未成年者がホームから人を突き落として、今日死んだ
 「人を殺せば刑務所に行ける。誰でもよかった」
 ・・・お前が死ねよ
 しかしこういうのって自殺の別形態だとも思うんだけど、どうなんだろうか?
 おしえてえらいひと

 「厨」というのは困った病だ
 傍目には狂気に見えたとしても、それはおそらく装っているだけだろう
 まあ一応、統合失調症の検査は必要だとは思うけど、多分正常だと思う
 ネオむぎ茶もそうだった
 精神病院から「異常なし」と言われ退院した後、2ちゃんねるに書き込み、
 バスジャック殺人の凶行に及んだ
 世間では「厨の病」を、ナントカ性人格傷害障害とか呼ぶらしい
 しかし「傷害障害」っていうのもちょっと酷い言い方だなあ・・・
 ま、呼び方なんていうのは別にどうでもいいんだけどね

 ところで話は変わるけど
 クリエーター業界には、実は尋常ではない変人や、狂気を持った人が結構いる
 もとい、いる様なんだけれど
 「厨」はそういうのではない
 一見似ている様には見えても、実は違う
 クリエーターの変人は、心が強く覇気もエゴイズムも強い天然だけど
 厨の心は弱い
 厨の心は成長しない
 厨には覇気や生命力がない
 厨のエゴイズムは、ダダっ子のエゴイズムにすぎない
 厨は口では強がっていても、心の底でブルブル脅えている
 厨は口では俺は最強だぞと叫んでいても、本当はカケラほどの自信もありはしない
 それが、厨だ
 厨は、自分を信じられない
 厨は、他人を信じられない
 厨は、何も信じられない

 ところで、何で僕にそれがわかるのかって?
 それは無論、僕自身も「厨」だからさ



2008/3/25
■【もはや文学】スパムの男【ウェブに絶望した時に読みたいページ】
http://sinseihikikomori.bblog.jp/category/monosugokufumou/
孤高のブログスパマー - 真性引き篭もり
(2009/5/29リンク修正)


■【キャプテン弾】晒す男【他者の眼は自分の鏡】
404 Blog Not Found:虚像もまた自分
>一度情報発信をする以上は、死ぬまでそこから下りないこと。

 この引用では意味が若干違ってしまうのですが、わざとです(本意は違わないと思うので)。


■【キャプテン弾】エゴな男【エゴでブッとばせ】

404 Blog Not Found:Boys & Girls, Be Selfish - 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか。
 しかし、出版社の要約では内容が正反対だというのが何とも・・・まさに「トンデモ要約」です。


■【ポエム】愚行の愚考【電波】

欺瞞の男 絶望する男』
 わらっちゃうなあ
 いつも絶望がどうこうってさ
 そんなの絶望するフリをしているだけだ
 何度もそう言っていられるのは
 真の絶望が何なのか知らないからさ
 それを本当に知っていたら
 きっと口にする事すらできないだろう
 だけども多分いつの日か
 ネカフェのねぐらの中で
 日々希望のうたを綴り
 「もう書けそうにないや、じゃあね」
 と最後の言葉を書いた時に
 ほんの少しだけそれがわかるかもしれない
 ほんの少しだけ


『自問する男』
 僕は正しいのだろうか
 僕は間違っているのだろうか
 僕のモノサシでは僕自身は測れない
 誰も自分のモノサシでは自分自身は測れない
 とはいえ他人のモノサシに文句を言うのは反則なので
 僕は一瞬だけエゴイストになった後
 すぐにみっともなく自虐の泥沼へと転落する
 ただはっきりしているのは
 行動だけが人の価値を決めるという事
 例え殺人犯の善行でも、善行は善行だ
 だから自虐する暇があったら、他にやる事があるだろ!
 ・・・と、僕は僕を叱るのだけど
 なかなか聞こうとはしないので
 困ったものだ


『リセットする男』
 人生のリセットはできないけれど
 それは現実世界での話
 広大なウェブの中なら
 ハンドル変えれば当然オッケー
 もしもバレたなら再びリセット
 そして何一つ成長せぬままに
 死ぬまでそれを繰り返すだけ
 おめでたいな


『負ける男』
 一見すると戦いに見えるけど
 本当は戦いではない
 そもそも最初から負けている
 そしてこの後、どう転んでもやはり負け
 だけど他の多くの人も負てけいる
 特にほとんどの若者が負けている
 そしてこの国自体も負け続けていて
 もう誰も勝利者を名乗れない
 (3/30微修正)


『うたう男』
 うたで世界は変わらないよ、と人は言うだろう
 言葉で人は救えないよ、と人は言うだろう
 確かにそうなのかもしれない
 だけど、他にはなんにもできないから
 今日もうたう



2008/3/24
■【ポエム】喧騒の中の幻想【電波】


『ウェブの黄昏』
 201X年
 初期のブロガーのほぼ全てはSNSに篭り
 ブログ日記にはわずか一行の文章にアフィ画像の山
 ググって出てくるのは無意味な単語の羅列と
 いくつものウィキのコピペと
 タンブラーの転載の転載の転載の転載
 でも掲示板だけは相変わらずにぎやかで
 相手の名もわからぬ会話の様なつぶやきが日々流れ
 誰が描いたのか誰も知らない萌へ絵が日々自動的に出ては消え
 大昔に賞味期限が切れたネタを肴に
 コミュニケーションはループし続ける
 (3/29修正)


『定義』
 言葉の定義は色々あって
 全ての人に才能があります、などというキレイゴトから
 二十歳までにそれで稼げぬなら才能ではないのだと、君は!
 と、ピンキリなので
 迷った時は一番厳しい物を選ぶのが僕のジャスティス


『忘れる男』
 僕は忘れっぽい
 だからなんでも忘れてしまう
 小坊の時に消防車を描いて賞状をもらった事も
 ラクガキで佳作を何度かもらった事も
 初めて作った粘土細工を気に入ってくれた人の事も
 独居房の壁の向こうの住人の事も
 召還呪文を唱えていた事も
 日々カウンターが音もなく回っている事も
 あれとかこれとかそれとかも
 みんなすぐに忘れてしまう


『怠惰な男』
 僕は面倒くさがり
 ブラウザを立ち上げるのも面倒なので
 書きかけのポエムにザッと手を入れて
 もう完成っていう事にしてアップして
 今日もおしまい



2008/3/23
■【ポエム集】棺桶の中にひびくたわごと【電波】


『自虐する資格』
 自虐するためには資格がいる
 七つの厳しい資格がいる
 それを言おう

一、友がいてはならない 友が喜ばぬから
二、師がいてはならない 師が嘆くから
三、認めてくれた人がいてはならない その人が恥をかくから
四、理解ある親兄弟がいてはならない 親兄弟が悲しむから
五、彼女がいた事があってもいけない 愛してくれた人がみじめになるから
六、自分を愛していてもいけない 自分の心が傷つくから
七、才能や長所があってはならない それを与えた天に背くから

 以上の全てを満たした者
 その者だけが、自らを貶める資格を有する







 だから私は今日も言う
「生きていて、ごめんなさい」


『プロフィール』
「誰もあなたに興味などない
 ましてやあなたの絶望などに」
 ・・・が、こっそり付けたメタタイトル


『壷』
 壷には行かない
「〜だよね」
「みんなそう思ってる」
「空気嫁!」
 ムラ人の言葉だ
 モヒはいない
 狼もいない
 だから行かない
 まあ、たまにのぞき見したりはするけどね


オフ会』
 オフ会には行かない
 若い頃にちょくちょく出向いた記憶はあるけれど
 二度と行く事はない
 そう決めたから
 ただし自分で開かないとまでは決めてないけれど
 無論一生開かないよ


『ネット』
 若い頃、パソ通は楽しかった
 考えられなかった様な多くの人と知り合えた
 だのになぜ、今の私がこうも絶望しているのかって?
 それは言えない悪しからず
 歳をとればわかるかもね
 いや、ネットを長くやっていればわかるかもね
 最後に愛は勝たないけれど
 コミュニケーションが必ず勝って
 私は自滅し消えていく
 それが宇宙のジャスティスだから


『矛盾』
 私を否定する者こそが
 私を最も理解している
 なぜならそれこそが
 私が訴えている事なのだから


『屍』
 誰一人、私を傷ける事はできない
 誰一人、私を殺す事はできない
 誰も死者を傷つけられず
 誰も死者を殺す事はできないように


『遺言』
「具眼の士を二万年待つ」
「世界の終末の日に黒い墓穴から蘇る」
「犬が吠えている間、あなたは三度私を知らないと言うだろう」
「私は滅びるが、私の妄想は永遠に滅びる事はない」

 日記の中に散りばめた遺言

 奢った言葉だと人は言うだろう
 空しい言葉だと人は思うだろう
 寂しい言葉だと人は感じるだろう
 ふざけた言葉だと人は哂うだろう

 だけどそれでいい
 他人の目に映る姿こそが、私の姿なのだから



2008/3/22
■「ザブングル・グラフィティ」4/11より無料配信

 ↓昨日より第一話が無料配信されています(2話以降は有料)、見ましょう。
 http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=1217
 ただしこの映画ですが、TV版を知らない人が一本の作品として鑑賞するのは苦痛かと思います。公開時にはわりと評判は良かったのですが、あくまで全話見た人だけに向けた「お祭り総集編」としての出来ですので念のため・・・(つまり本来の鑑賞すべき順番は「制作順の鉄則」の通り、「TV版の後」です)。


■うぉーかーぎゃりあ

 しかしまあ今回のようやっとの配信も、全てはMG化のおかげに他なりません、ありがたや「あ」りがたや・・・。
 ところで箱絵の方は「あ」氏の決めうち指名依頼との事で、「という事は二人しか考えられないが、一体どっちだ?」と先月からヤキモキしていましたが、良く考えてみれば私の第一希望の画伯は過去に何度も描かれており新鮮味に欠けるので、この人選で全く異論はありません。そして、やはりもう一枚の白パケキター!(・・・と、この文章だけで何の事かわかった貴方は「変な魔法」にかかりっぱなしのトラウマ持ちオヤヂですね!)。

バンダイホビーサイト
http://bandai-hobby.net/hobbyblog/2007/12/post_14.html
>長谷川先生は1/100シリーズ全般を手掛けられていていました。
 白い箱に映えるイラストでしたね。

 そんな訳ないでしょ、てっきり日本の大常識だとばかり思っていましたが訂正記事もいまだ無し・・・あぁ合掌(コメ欄は無いので身内の方は教えてあげて下さいな・・・まあとっくに2ちゃんで突っ込まれてる事とは思いますが)。

http://plastic-dragonfly.blog.so-net.ne.jp/hakoe
>ネットでチョコッと調べても怪獣モノの画しか発見出来ませんでした・・・。_| ̄|○

 先月紹介したブログですが、あれだけ燃えるギャロップを作られた方が日本の(中略)・・・これはやはり、私が歳を(無駄に)とりすぎてしまったという事なのでしょうかね・・・。もはや隔世の感がありますが、とりあえず開田氏の「そら、夜のウルトラマン、カネゴン(夕焼け)」の三点は日本人なら見ておかねばいけません、国民の三大義務の一つです。

 なおキット化応援団長の「あ」氏に関しては、MG誌の最初のザブングル特集はオサレでスカした表紙がイタダケませんでしたが(何だかオクを勧めてるみたいな上、あそこはどう考えてもギャロップを使いスパロボ厨などではなくオヤヂやマシーネラにアピールすべき所)、今回の応援ぶりは評価できる所です。肝心のキットの形状も文句なしで(特にデカイ拳がラヴリー)、今までの色とは異なる成型色も一目で「あ」の差し金功績だとわかりました(だってほら、アンチ歴長いし・・・)。しかしまあ、「あ」氏の情熱が注がれる時はいつもバンダイへのルサンチ(以下略)



2008/3/21-b
■シムーンのキャラデザイナーの本日のぼやき
AS Days(アズ・デイズ) 久しぶりに画集のハナシ
出来の悪い絵も、お気に入りの絵も、絵描きが自分の能力を商品として描いた絵です。
せめて再使用がスムーズにできるように、しておいてもらえないでしょうか。
「担当がやめちゃったからどこ行ったかわかんない」じゃ、あんまりです。

 そういえばイラストレーターの空山氏も昔、原稿紛失に関してぼやいてましたっけ・・・模型誌界隈でも紛失は時々聞く話ですし。

 ところでぎっちょん、「本日のぼやき」のタイトルの通り、何とアップ当日のエントリなんですよ奥さん! 情報の5年10年の遅れは当たり前のkita082だというのに・・・もしかしたら今月の運を全て使い果たしてしまったかもしれません。ちなみに検索にかかったのは下の文章です。

AS Days(アズ・デイズ) BSアニメ夜話・まるごとガンダム
何年か前に「3千里」の大塚さんの原画(生!)を見せてもらったことがあります。
ムックに載っていた同場面と見比べて、ふっくらとしたラフな原画の線を、きちんとクリンナップした上で立体感を殺すことなく動画にしてあるのを見て感動しました。

今でも上手い動画マンの方はいらっしゃるのだと思いますが、ジブリの作品をみてもそういった「線の魅力」はなくなっていってるような気がします。
道具は鉛筆一本。これがもうすごく奥が深い。


 なおどうでもいい事なのですが、検索していた語は「トライカラー ガンダム」です。3〜4年前にこれでググッて「やはりガノタサイトでは使われてないな、ヒヒヒ」と当時悦に浸ったのをふと思い出したためでして、今再び浸っている最中です(笑)



2008/3/21-a
■【キャプテン弾】死ねと言うと死んでしまう【社会のジャスティス】
404 Blog Not Found 「死ね」を「創れ」に、責任を機会に
今のところ最強の社会においてさえ、「死ね!」が許されるのは台詞まで。本当に実行しようとしたら返り討ちされるのがオチ、しかも殺したい対象にたどり着く遥か手前で、それまであなたを護ってきた社会自体によって。

 全くそうですね、この社会では他人に「死ね」なんて決して言ってはダメなんです。
 例えどんな狂×でも、どんな××××でも、言っちゃダメ、ゼッタイ!!


http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20080318/1205768183
http://s01.megalodon.jp/2008-0318-0921-41/d.hatena.ne.jp/Rir6/20080318/1205768183(2009/6/6リンク修正)

 ・・・「人を呪わば穴ふたつ・・・」

 ・・・チリーン♪

 ・・・いっぺん、(〜都合により省略させて頂きます〜)



2008/3/20
■【オアシス農場】大きな壁の中の底【世界はヒキコモリの夢でできている】

 最近は人としての本能が縮小しているので、本能的行為(萌へアニメとかモエ□画像収集とかオry)などはせずにウェブの世界をフラフラ今日も観察。明日もあさっても10億年後も多分観察。ここは不死の死刑囚の楽園、ダイアスパー。

○【真性引き篭もり】死なないと死んでしまう【ゲームのジャスティス】

http://sinseihikikomori.bblog.jp/entry/422296/
死なないゲームと死ぬゲーム。 - 真性引き篭もり (2009/5/29リンク修正)
結論から言ってしまえば、我が国のゲームに「死」は存在しない。「死」というものを描けていない。(中略)
「死はいけないことだから適切に管理しましょう。」それは傲慢であり、うぬぼれであり、思い上がりだ。いや、それらは思い上がりなどではなく、<油断>とか<臆病>、あるいは<事なかれ主義>と書き表すのが正しいのかもしれない。

 この方は芸風が特殊なのでリンクしづらかったのですが、とうとう敢行(いや別に敢行ってほどでもないか・・・どこに貼ろうとも貼れば単に逆探知される、ただそれだけ)。


○【去勢】妻の保温着の自作用備忘リンク【装置】

http://g3400.nep.chubu.ac.jp/onsenkids/craft/y-heatpack/heat-pack.html
 空間のトミノスキーが結晶化して実体のバリアー壁に・・・というのがふと浮かびました。


○【韓】テコンV実写化【カコイイ】
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080201
 日本ヲワタか・・・。


○【識別不可能】「無断転載以外禁止」ってワケワカメだけどカコイイ【ウェブの未来】

MOZAIC 「無断コピー以外」を禁止するライセンス
元サイトは妖精現実
 最近のネット界隈は「天災怪獣タンブラー」ごときで大騒ぎの様ですが、この人は30年先の時間を生きているとでもいうのか・・・もはやモヒカンではなく妖精・・・いや未来人と呼ばせてください。


○【黒絵師】梦のおもちゃ工場【ク炉グ炉】

http://yumegwagwagwa.selfish.be/index.html
 タンブラサイト徘徊中に発見。炉はよくわかりませんが黒オーラが出ているので、もしかして榊原薫奈ry 先生並に・・・と思ったものの日記を見たら普通の霊柩車好きなVIPPERの方でした(←それは普通なのか?) そういえば外人には霊柩車のミニカーが好きな人が多いのですが、日本では何で嫌われるんだろ・・・?



2008/3/19-b
■【巨星乙】都市と星 引きこもる人類【ディストピア】
epi の十年千冊。 『都市と星』アーサー・C・クラーク
>すなわち、「幸福な奴隷は、果たして自由を望むか」という問いを。

丸目はるの魂 都市と星
>だから、ダイアスパーの住民は決して外へ出ようとはしない。

★ШОБОЮСКИ・СОЮЗ★:クラーク軌道から世界を眺めて〜其の1・都市と星〜
>実は私、ふとんの外の世界に強い恐怖を感じるよう条件付されていて十億年もの間

 今日(現地時間では昨日)亡くなられたクラークの『都市と星』は、引きこもってネトゲや2ちゃん等のバーチャル空間から出られない現代人という、極めて今日的な社会問題に対し鋭い警笛を鳴らした未来予言小説です(ン?)。
 しかし、世のブログは「2001年」と「幼年期〜」はとりあげても、この本の客引きアフィ画像を全く見ないのはちょっと妙だと思いアマゾンを見た所、絶版と判明・・・。そこで評判をセントラルコンピューターにたずねて・・・もといググった所、案の定タイトル名のヒット数は「幼年期〜」とは10倍以上の差がありました。うーん、最高傑作の声も高い作品なのに人気ないのかそうなのか・・・。



2008/3/19-a
■【赤】覚醒ブロガ ダンコガイα【ユートピア】

 ダンダダンダダン ダンダダンダダン ダンコガイ
 好きだっ 好きよ ダンコガイα
 態度はでっかい でっかいはダンの声 マッチョの夢
 炎上で真っ赤 真っ赤は共産党 アンチブロガー
 ネットの星をめざして ハテナスターは まっしぐら
 釣れっ 釣れっ ダンコガイα ぼくもいっしょに

 ダンダダンダダン ダンダダンダダン ダンコガイ
 好きだっ 好きよ ダンコガイα
 ウィンプはわるい わるいは赤の影 ヲチャの影
 アマゾンに貼るか 貼るのはメシの種 アフィのタグ

 あらたなアンチもとめて ハテナスターは まっしぐら
 釣れっ 釣れっ ダンコガイα ぼくもいっしょに

 ネットの星をめざして ハテナスターは まっしぐら
 釣れっ 釣れっ ダンコガイα ぼくもいっしょに

 (3/19の夜に修正、2番追加) (3/25微修正)

 昨日のエントリー、赤い歌↓
404 Blog Not Found 本家真っ赤な誓い

 ふと思いついたのですが、 『激論!肉食獣VS草食動物』っていう本を出したら売れる!・・・かも。
マッチョライオン・・・「強く生きよう!」(ちなみに404→獅子→ライオン)
レッドウィンプ・・・「草食動物は殺さず生かさずってか・・・肉食獣は絶滅しろ!」

 ・・・全く議論になりません。あっ乱闘に・・・〜 糸冬 了 〜
 あ、ちなみに私の立場は雑食性のコウモリで、無論イソップ物語の(以下略)。


■【黒】夢の黒素材【ブラック】

光を99.9%吸収する「極めて暗黒な素材」
 ところで、希望を99.9%破壊する「極めて暗黒な○○」って、ないかなあ・・・。




今週のヲチャニュース・・・脳死イエロー戦意消失



2008/3/18
■【与太】マクロスファイト【バカ】

「イノキリーの空中殺法決まったーっ! ゼントラマスク、ピーンチ!!」

 ・・・え、メルトラマスクの方がイイですかそうですね。

 「ロボットプロレス」ならばプラレスラーでもボトムズでもガンダムでもできますが、こればっかりはマクロスでしか不可能です。更に設定上のアリバイもあり、巨人族はクリンゴン並みの好戦種族なので、普段スポーツでガス抜きさせる必要があるのは小学生の目にも明らかです。で、文化的なルールを覚えるのは苦手なので荒っぽい格闘系が当然主体となり、やがてプロスポーツ化して全宇宙プロレスと新宇宙プロレスに・・・
 ・・・などとバカ話をすると、「バルキリー愛」な方や「スペック萌え」な方(始祖はガンダムセンチュry)に怒られそうなのですが、所詮ガノタサイトの戯言なので細かい事は気にせぬ様にお願いします(というか、確か放映当時はこういうバカネタが盛んだった様な・・・)。

 テレビ版のマクロスで面白いのは、11話以降の敵の捕虜になった話です。それまではバルキリーと戦闘ポッドの単調な集団戦が続き、リアルなガンダムをやりたいのかなあ(でもそれにしちゃあ・・・)と思っていたら、ようやっと巨人とのどつき合いバトル、そしてポールのミラクル大作・・・もといガリバー旅行記へと舞台は一転。従来の宇宙人物は、デザイン(姿がタコ、肌が青い、耳が尖ってる)や脚本(イデオンの「異星人は白旗の意味が違う」等の慣習の違い)で異文明である事を表現していた訳ですが、巨大である「生活空間」の存在(敵が巨人である事だけでは不十分)は、それ自体がワンダーなインパクトを与えます。

 また、これを斬新に感じたもう一つの理由は「怪獣の日常生活」という物が存在しないからです。例えば、「バルタン星人はハサミで一体どうやって暮らせるんだよ」という突っ込みは良く耳にしますが、日用品の形状や生活様式がどうなっているのかが実際に妄想される事はありません。それは設定上は「宇宙人」ではあっても、事実上は「怪獣」だからです。そして、怪獣は最初のゴジラから「神」でした。神様の私生活というのは想像などできませんし、してはいけません。ウルトラ族の住む「ひかりの国」の描写に生活感が全く見えないのは、きっとこのためでしょう(いや、もしかしたら見えない所に椅子とか机とかベッドとかヒゲソリとかあったりして・・・)。

 話が変な方向に飛んでしまいましたが、言いたい事は要するに、巨人族という設定はバルキリーの前に遠く忘れ去られた感がありますが「遊べる余地がまだまだあるおいしいバカ設定(褒め言葉)」だと思います。センス・オブ・ワンダーの適訳は、もしかしたら 「バカ」 なのかもしれません・・・ (とはいえ、マクロスは実はダミー企画で、ぬえは元々ガウォークが主役のハードでリアルな話がやりたかったのは年寄りオタクの常識だったり)。

↓「実写版MACROSS・序」を加筆修正しました。なおちなみに、こういったのは脚本でも小説モドキでもなく「デザイン(批評要素を含有)」として書いていたりします(ワケワカメだとは思いますが、私にとっては「絵」も「文」もやってる事は同じです)。



2008/3/16
■デザイン=記号
レジデント初期研修用資料  改良の誤謬
「戦艦」という考えかたを記号として受け入れたなら、技術者はその延長線上に、安価な航空機の群れであったり、空母すら必要ない巡航ミサイルみたいなものを想像すべきで、大きな大砲積むとか、絶対沈まない戦艦とか、そんな「改良」された何かを見てはいけない。
あるいは記号との戦いを挑むのなら、戦艦が要請された状況、「戦いに勝つ」やりかたをデザインし直して、外交技術とか、世論誘導といったやりかたを考案するのが、記号化を拒否する、顧客を驚かせるやりかた。

「巨大ロボット」という考えかたを記号として受け入れたなら、劇作者はその延長線上に、安価なボールの群れであったり、母艦すら必要ない突撃艇みたいなものを想像すべきで、大きなビーム砲を持つとか、絶対やられない巨大ロボットとか、そんな「改良」された何かを見てはいけない。
あるいは記号との戦いを挑むのなら、巨大ロボットが要請された状況、「ロボットアニメの戦いに勝つ」やりかたをデザインし直して、政治駆け引きの場面とか、世論誘導といったプロットを考案するのが、記号化を拒否する、視聴者を驚かせるやりかた。



■マクロスリンク

404 Blog Not Found 「超時空要塞マクロス」をもっと評価すべき
 マクロスの本質とは、世界を又にかける勝ち組エリートのコミュニケーションツール。そしてガンダムの本質とは、日本に篭るオ(以下略)

ワーディングラボ 検索エンジンとSEOとネット広告のコラム 戦争ものアニメに見る時代固有の物語

>マクロスって戦後復興期のストーリーの読み替えですナ。

 ・・・あ、言われてみればそうか!


■【妄想】実写版MACROSS・序【与太】

(3/19追加修正)
 ふと海外実写版の妄想イメージが断片的に浮かんだので、思いついた早々に恥ずかしげも無く開陳します。

 巨大戦艦どうしの砲撃が夜空を彩る。双方の砲撃はバリアーに跳ね返され続け、決着は一向につかない。だがマクロスへの着弾の瞬間に後方にごくわずかな直径7m程度のバリアーの穴が生じ、その隙をついて装甲歩兵部隊がバリアーの内側に入ってゆく。兵士達は迎撃戦闘機とディフェンダーを難なく破壊して甲板上に降り、ドアをこじ開けて艦内へと侵入する。彼らの目的はバリアー装置かエンジンの内部からの破壊、もしくはブリッジを制圧して艦自体を奪取する事であり、すなわち戦闘は基本的に白兵戦で決するのだ。
(中略)
 ドアを開いた兵の目前に、ミニチュアの様な街が広がる。オモチャの様な戦車が火を噴くが、何らダメージは無い。兵が小人を掴もうとしたその時、バトロイドの腕が兵を掴み、廊下側に引きずり戻す。
(中略)
 最後に残った隊長らしき巨人が、胸にドクロマークのあるバトロイドの銃剣に倒れる。だが剣の切っ先は急所を外しており、致命傷ではない。「・・・なるほど、メルトランの武器か・・・しかし、マイクロンの人形がこうも使いこなすとはな・・・ゼントラーディに勝利あれ!」 胸の自爆スイッチを押す巨人。「いかん、伏せろ!」 大きな爆発が起こるが、
バトロイドのボディに被害は無い。「大丈夫ですか、先輩!」 「ん?お前が俺の心配なんざ10年早い・・・いいか、バルキリーを一体作るのに戦闘機20機分の金がかかるんだ、大事に扱ってくれないと俺が上からドヤされる・・・もう無茶するんじゃねえぞ」。
 数体のデストイドが雑巾等を持ってやってくる。それにまじって巨人が現れ、
顔を隠す様なデザインのヘルメットを脱ぎ、血まみれで倒れている巨人兵に近寄り、白目を向いたまぶたを下ろしていく。
(中略)
 艦長室に女性兵が入室する。艦長は手を後ろ
組んで窓の外を眺めており、表情は見えない。「死亡32名、負傷86名、民間人の被害は負傷21名、死亡報告はありません」 「下の・・・艦の下にあった街はどうなったかね?」 「・・・全滅した物と推測されます」 「そうか・・・」 
『天にまします・・・』 葬儀室に棺桶が並ぶ。「我々ゼントランには、魂や神といった概念はありませんが・・・」 質問に答える巨人。黒いバトロイド(VF-117A)が十字を切り
(ちなみにパイロットはニンジャの子孫)、デストロイドが棺桶を焼却炉に入れ、ドアを閉じてレバーを押す。

 ブリッジで、オペレーターがコンサートのチケットがどうのこうのと無駄話をする。廊下をデストロイドが歩き、階段を昇り機銃座に座る。机の上で巨大ドライバーを使い銃剣を分解整備するデストロイド。巨大ホウキと巨大チリトリで床を清掃するデストロイド。
剣道場で試合をするバトロイド(前垂れには「張斬」と書かれている)。柔道着を着た巨人がプロトタイプのバトロイドを畳の上に投げ飛ばすと、やや離れた部屋の三段ベッドの上に乗せられたオモチャの様な家がグラグラと揺れ、ザコ寝している難民がぼやく。「まったく街ごと海の上に飛ばされてからこっち、ロクな事がありゃしない・・・」。街頭のテレビにニュースが流れる。「人食い巨人の長靴が俺の寝ぐらさ〜」・・・街頭で歌う若者。食堂の様な部屋の中心に張られたテントの中で、ラブソングを歌うアイドル歌手。マクロスは五万の難民と数人の巨人を抱えたまま、行くあてなく今日も空を漂う。


 ・・・という訳で、米軍対イスラムテ(略)、そしてバブリーではなく貧困な難民という具合に現代っぽくアレンジ。あと艦内構造はリアリティ重視で徹底変更、設計は全くの軍艦のそれで(人体サイズに換算すればマクロスの大きさはたったの200m)、天井の高さは13〜15mで統一、強攻型変型時に街の地面は割れません(危険区域は立ち入り禁止・・・ただし振動で毎回家屋が倒壊)。バルキリーはこの時点では数十機しか存在せず、通常戦闘機とガウォークに変形する機体が主力です。なお、一部のバルキリーは巨人用の銃やナイフ等を装備します(地球製の刃物では巨人の装甲服を貫けないため)。

 マクロスの設定面の突っ込み所としては、「人間を殺すために作られるマシーンが人型である必要などない(つまり巨大であっても同様)」の一言に尽きます。よって、その突っ込みを封じるためにはどんな設定変更が必要かを考えなくてはいけません。いや、別に私が考える必要などないのですが暇つぶしに妄想してみますと、「巨人用武器の流用」、「艦内から巨大空間を無くし、階段、ドア、巨人用生活用具全てをそのまま使う(更に巨人捕虜と共同生活)」、「戦艦はバリアーの能力が高いため、敵艦内に侵入しなくてはやっつけられない。内部からの破壊は非常に有効(ダイダロスアタックのアイデアはロボットアニメ的に秀逸)」、「巨人は戦闘ポッドには乗らず装甲服を着てるだけ」・・・と、こんな所がざっと思い浮かびました。ただそれでもまだ、「痩せてるマトモなデストロイドを作って巨人用の装甲服を着せ、専用運搬機から敵艦に投下(護衛には非変型戦闘機を使用)すれば効率がいい、バルキリーなんか不要」と突っ込めます。一応これにはバリアーの穴というコジツケをしてはみたもののまだまだ苦しい感は否めませんが、まあ今日妄想したばかりなので不出来な面は御容赦下さい(・・・と苦しい言い訳)。



2008/3/14
■トップに近影写真を挿入

 ・・・するはずが、アップしてみると何故か私の顔ではなくマウスくんのぬいぐるみに画像が入れ替わっていました、きっとフリーメーソンの陰謀に違いありません。
 なお、マウスくんの背後のトンデモ本(21年前に購入)ですが、特に意味はありません。ちなみにアマゾン価格は360円で、ニヶ月前に近所のブクオフの100円コーナーでも見かけました。

【今日の豆知識】 オカルティストは性格がねじまがっているので、重要な情報やメッセージほど無意味に見える様に偽装したり、影に忍ばせたりするのが大好きです。



2008/3/13
■【男性限定】今世紀最?の発明【オ○ホオン】

※注意・画像は健全な物に偽装していますが、文章は不健全なシモネタです。

ほ乳ビンウォーマー
 いわゆる再生可能なカイロを、ほにゅうびんの温めに応用した物です。ただ、私は独身なのでペットボトルが冷えるのを・・・・ウソです、「温めた妻が途中で冷えるのを防ぐ」のが使用目的です。
 サイズは広げると21×28センチで、長さは廉価オ○ホの定番「ぼく○ナ」と同じ、太さは二段階調節式で500mのペットボトルをギリギリで巻けます。使用法は、あらかじめガスコンロで茹でておけばワンタッチで温度が上がります(ただし妻を温める程の温度にはならないので、別途に「おしりふきウォーマー」等で温めておく必要アリ)。ただ私は不精者なので、事の直前に妻と一緒に茹で、装着後に着せてしばらくして冷えてきてから作動させています。要は、途中冷えてもできるだけ長時間温度を持続するのが狙いです(トシのせいかすぐに萎えてしまい、どうしても時間を喰います)。

 まあ既に愛用している人もどこかにいるとは思いますが、検索しても見当たらないので「オナ○オン」と勝手に命名。この目的では「ソフト電気あんか」を使う人が多いのですが、30wの物を試した所、温度が足りずダメでした。そこで、市販のエ□グッズ「ホー○ウォーマー」の逆に、周囲から温める物がないのか調べてみた所・・・という訳です。
 肝心の使用感は、ぼく○ナ(及び低価格帯の物)だと若干熱く、愛妻ゲル○モは肉厚があるためヌルめなのですが(サイズも不足ですがこれは問題なし)、既に私はもはやこれ無しでは生きら・・・もとい、抜けない体になってしまいました。

 あ、もし今世紀最大の発明オ○クールの様に世の喪な方々のお役に立てましたら、誰か「喪ーベル賞」でも下さい待ってます。


 ・・・・・今世紀最低だ、俺って。


■自分鎖餓死に至る病

404 Blog Not Found探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない
 これ自体は、「自分を探したって見つからないよ、外に踏み出せ」という良くあるお説教にすぎないものの、センセの人柄(ン?)のお陰で毎度の反響が・・・。

reponの日記 「決断すること」に、単純に反対はしないが、危ない論理。
 ちょっとだけ読みました。

uemadaの日記 本当に自己決定など幻想なのだろうか?―小飼弾とロリコンファル
 最後の数行だけ読みました。ロリコ〜の方は以前に多少眺めましたが、難しくて全然覚えてませんです(薬泥棒の是非で討論してた所だけ多少記憶にあり)。

 しかしまあ、一体このネットの「変な熱さ」は何なんだろう・・・教えてキルケごーる先生!
Vomit Comet ネットにて本気で他者とぶつかりたい人はキルケゴールを読んだ方がいい


 なお、当サイト運営人はダメオタであるにもかかわらず、心が純粋な喪オタだけの理想郷モエルドラドには行けそうにないので、資本主義万歳で自己責任主義でマッチョ主義で日々ブロガーから突っ込まれ続ける弾センセ(&分裂勘違いセンセ)を今日も応援しています。



2008/3/12
■【ヘドロマンは】オゴリンク【鯨を食う】

404 Blog Not Foundそれでも私は屠り続ける +書評+ いのちの食べかた
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012727.html
 本の紹介部分だけなら別段問題は無いものの、最初に余計な事を言っているせいでラブコール・・・もとい糾弾の雨アラレ。「生き物の命を、雇用者側が首を切っていい事の免罪符に利用する汚れたマッチョな大人なんて修正してやるっ!」と集中砲火を浴びる毎度の弾センセですが、そこにしびれるあこが(ry



2008/3/10
■備忘リンク

極東ブログ スティーブン・ジョブズとかウイリアム・ゲイツとか名前についての些細な話
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/03/post_c2d0.html



2008/3/9
■「082の自嘲芸風ほど卑劣な物はない」と、心理学者は言った
岸田 秀 『ものぐさ精神分析』 (中公文庫 改版 p321〜327より抜粋)

 自己嫌悪とは、つまり「架空の自分」が「現実の自分」を嫌悪している状態である。ではこの「架空の自分」は何の必要があって存在しているのであろうか。「架空の自分」とは、要するに、はしたないことを口走らない自分、卑怯未練なことを仕出かさない自分である。いいかえれば、人にそう思ってもらいたいところの自分、自分でそう思いたいところの自分である。 (中略)

 すなわち、自己嫌悪は、その社会的承認と自尊心が「架空の自分」と自尊心が「架空の自分」にもとづいている者のみに起こる現象である。つまり、たとえば、無能な人間が自分を有能だと思いたがるとき、あるいは、卑劣漢が自分を道徳的だと思いかがるとき、その落差をごまかす支えとなるのが、自己嫌悪である。ここで自己嫌悪の効用が明らかになる。いやらしい欲望をもったとき、当人は二者択一に直面している。そんないやらしいことはしないという高級な水準の社会的承認と自尊心を断念し、その欲望の満足を得るか、それとも、その欲望の満足を断念して社会的承認と自尊心を維持するかの二者択一である。この二者択一に直面して、いずれも断念したくない、花もタンゴもほしいという欲張りが使う詐術の一つが自己嫌悪である。彼は、現実のレベルでその欲望を満足させ、その満足を味わったところの自分を非自己化する。すなわち、別のレベルに「真の」(実は架空の)自分をおき、現実の自分の行為を「真の」自分には関係も責任もない行為とみなし、あたかもどこかほかのところから襲いかかってきたもののように、その行為を「真の」自分の立場から嫌悪する。その嫌悪が強ければ強いほど、「真の」自分はますます高潔となり、現実の自分はますます「真の」自分から切り離され、遠ざけられる。 (中略)

 自己嫌悪は一種の免罪符である。自己嫌悪は、嫌悪された行為の再発を抑止するどころか、促進するのである。ある「欠点」または「悪癖」などについて当人が自己嫌悪をもっているかぎり、その「欠点」または「悪癖」は治らないと見てよい。自己嫌悪によって恥や罪は洗い流されるので、いくらその行為を繰り返しても、「真の」自分の手が汚れる心配はないからである。自己嫌悪とは、自分自身に対する偽善である。欲望の満足を得た現実の自分に関する責任と罪を免れさせてくれるこのような便利な手段を、どうして手放すことができようか! (中略)

 自己嫌悪の強い者は、そのゆえをもって、自分は自分の悪いところをも客観的に見て、責めるべきところは責める「良心的な」人間だと考えがちであるが、実際には、自己嫌悪の存在そのものが、彼がその逆の人間である事を証明している。自分を客観的に見ることができると信じることができるのは、おのれを知らない者のみである。 (中略)

 自己嫌悪は、容易に他人への嫌悪と軽蔑に転化し、また、それを支える基盤となるのである。自己嫌悪は、内的葛藤の状態であり、内的緊張を高める。その緊張の解消のために、嫌悪が必然的に他人に投影されるようになる。差別と偏見の心理的基盤はここにあると、わたしは思う。 (中略)

 要するに、自己嫌悪ほど卑劣なものはない、というのがわたしの結論である。



2008/3/8
■【ポエム】長所

 人には誰にでも、必ず一つは「長所」があると言う
 もちろん中学生くらいになれば誰でも気づくウソッパチの欺瞞だが、本当だ
 自分にも一つだけあるからだ
 座高だ
 高一の時、身体測定で自分の座高が告げられた瞬間、教室内に流れた何とも言い様のない空気を今もまだ覚えている
 それから四半世紀を生きてきて、いまだに胴長短足がモテたという話を聞かない
 ただの一度たりとも聞かない
 だけど、実はいい点が一つだけあると思う
 僕の考えでは、×××の長さは胴の長さに比例している様に思う
 という事は、もしかして実は勝ち組?
 だけど、どんなに長かろうが僕にとっては意味がない
 役に立たないから
 立たないから
 ×××の持ち腐れだ
 人性の持ち腐れだ
 僕はただの×××人間だ
 ああ神様、来世は×××は短くてもいいので、どうか長い脚を下さい


■「この星の無数の人の一人だとマゾの082には理解できない」と、フロイト博士は言った。
小此木啓吾 『あなたの身近な「困った人たち」の精神分析』
 新潮OH!文庫版 p228〜231より抜粋

 このマゾヒズムの心理の裏返しは傷ついた自己愛である。自分は一人前ではない、まともではないと自分を責め、さかのぼると、自分は何か深刻な罪人であるかのような傷ついた自己愛を持っている場合が多い。
 しかし、さらに複雑な心性として、フロイトは、さまざまな被害に遇ったり、身体的なハンディキャップを背負った人が、それを理由にして、逆に倒錯した自己愛の満足をそこに見出すという特異な人間像を明らかにしている。フロイトは、このような性格の持ち主を「例外人」と呼んだ。
 そもそも人間には、自分だけは特別で例外であるという心理がある。その特別で例外だという心理が、本来なら自己愛の傷つきになり、自分がむしろ被害者であるはずの身体的なハンディキャップや不幸な生まれ育ちを逆手にとった倒錯したナルシシズムを作り出す。
(中略)
 そしてフロイトは、シェークスピアの「リチャード三世」をこのような例外人の典型として挙げている。戯曲の冒頭でリチャード三世はこう語っている。
「自分はかっこよくできていない。かたわのままだ。不恰好で醜い。自分がびっこをひいて通ると、犬が見て吠える。とうてい好男子にはなれそうもない」
 この気持ちの背後には、次のような心理があるとフロイトは言う。
「好ましい姿を与えてくれなかったことによって、俺に対して自然は大変不当な仕打ちをした。人生は俺に対してその損害賠償をする義務がある。俺はこれからその賠償金を取り立てに出かけるぞ。俺は例外である。他のやつらならきにするようないろんな配慮など無視する。俺は不正さえしても構わないんだ。なぜって俺は不正な仕打ちを受けたんだから」
 ここには、幼いときに虐待されたり、いじめられたり、傷つけられたりした人が落ち込む、例外人的な心理が描き出されている。絶えず特権を要求する人の中には、こきような被害者意識に基づく例外人としての自己主張がある。



2008/3/7
■脳内監獄で次に読みたい一冊 「ぶざまな人生」
勢古浩爾 『ぶざまな人生』 洋泉社
p50
「ぶざま」とは「自分を前面に押し出すことである。 (中略) 生きるということは自分(の力)を他人に証明し、他人からそれへの承認を得ることである。他人との競争には勝たないまでも負けてはならない。 (中略) しかしその結果もまた、「人間の人生」が翻弄する。「人間の人生」とのせめぎあいのなかには雄雄しさや勇敢さや崇高が宿りうる(悲運に負けない、耐える、立ち上がる)が、他人との競争のなかには「ぶざま」しかない。これは不可避的なのだ。

p167
 私は、ひとを偽善者呼ばわりする人間で、立派な人間に会ったことがない。なぜかくも偽善や偽善者が悪呼ばわりされるのか。口先だけの善、表面的な行動の善が、その人間のふだんの行為(本質)と背馳するからであろう。それに、自分には狡さや利己的真理や保身しかないから、よもや真善をなす他人が存在するなど考えられないからであろう。他人を偽善者呼ばわりする人間は、べつに真実の善などを追究しているわけではない。そんなものはこの世に存在するはずがないから、全て善に見えるものは偽善でしかない、と言っているだけである。


野明 「へへーんだ、偽善のどこがいけないんだ。りっぱな偽善ができるような立派な大人になりゃいいじゃんか!」



2008/3/6
■まれに見るぶざまなバカの己が脳内監獄で読みたい一冊 「わたしを認めよ!」
堀井On-Line
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/month?id=54909&pg=200302

勢古浩爾「わたしを認めよ!」 洋泉社
 まえがきより抜粋
 「まじめ」ということがこれほど愚弄された社会はない (中略) おまけに「正直者はバカを見る」といわれ、実際、バカを見るものだから、あなたはやがてワルをよそおうようになる。 (中略) なぜあなたはワルを演じるのか。なぜ、ただの「まじめ」ではないことを示そうとするのか。どんな理由であれ、他人に自分という存在を否定されたくないからである。舐められたくないし、見くだされたくない。自分で自分をバカというのはいいが、他人からバカだと言われたり思われたりすることは絶対に許さない。
 つまり、あなたは認められたがっているのである。ひとからの承認を得るために、わたしたちは、自分がいかに承認に値する人物であるかを証明しようとする。 (中略) だが、たちが悪いのは、それが他人を否定するようにになるときだ。それは正当な批判でもなんでもない。ただ自分の保身と証明のためだけに、他人をバカにし非難し侮辱するのである。相手の秤をなにがなんでも押し下げれば、自分の秤が自動的に上がるとおもっているのだ。
(中略)
 わたしは「まじめ」である事を擁護する。 (中略) もしも無礼で下品で傲慢であることが最後に勝つのだと考えているなら、それは卑しいことだと認める強さをもっていただきたいとおもう。そのような根性は、ほんとうは弱いのだ。

p176〜185
 否定され無視され嘲笑されることが蓄積していくと、ひとはふたつの方向へと追いやられる。憎悪を募らせるか、引きこもるか、の方向である。 (中略) 「わたし」が否定されたときどうするか。どうもしなくていい。たいていのことは、時間とともに忘れてしまう。(中略) だがそれでもおさまらない場合、最も単純には、否認には否認を、言葉には言葉を、暴力には暴力を、という「打ち返し」がある。(中略) だが、この方法にはさまざまな限界があるし、万人向きともいえない。それにこれはただの往復運動にすぎないから、果てのない泥沼に足を踏みいれることにもなりかねない。
 たしかに「否定」や「否認」の破壊力は強力である。「承認」や「肯定」などものの数ではない。100の「承認」はたった一つの「否認」によって覆える。「わたし」という存在が転覆しそうになるからだが、最も危険なのは、ほんとうに転覆して、ついに自分で自分を「否定」するようになることだ。とするなら、ただの「打ち返し」でも、憎悪(過剰)でも、引きこもり(過少)でもない復元の方向は存在するのか。
 わたしはそれを、自己承認だと考える。(中略)
 しかし、ここにもひとつの落とし穴がある。いくら妥当な自己承認といっても、所詮は自分で自分を承認するのである。強くなる(無神経になる)ことだけならどこまでも野放図に強くなれるだろうが、「妥当」ということにはいかなる客観性もないからである。もちろん絶対的な根拠も確信もない。
 (中略)
 具体的に、自分じしんを「ふつう」に生き、ひとつのことに可能なかぎり「ふつう」に対応し、ひとりとの他者との関係を「ふつう」に生きているという確信をもったものだけが、妥当な自己承認をする事ができる。(中略)ただ「自分」だけのために生きている者には、底の抜けた自己満足(自我肯定)はあっても、この自己承認はありえない。


雑記07-12



2008/3/5
■リセット

 成功者が絶望した時は銃口を自分の頭に向けるけれど
 失敗者はバルカン砲を見境なしに他人に浴びせる
 誇れる物、守りたい物、大切な繋がりが一つでも残っていれば
 自分だけを消し去るけれど
 それが何一つない者は
 世界の全てを引き連れて逝こうとする
 けれどもそれは反則だから
 やがてお迎えがくる
 自らが心の奥底で望んだエンディングが訪れる
 でも、笑顔で再スタートなんかできないよ
 人生はリセットなどできはしないのだから
 もういちど言うよ
 リセットはできないんだ
 だから罪人にできるのはただ
 己自身の残りの人生を
 罪の上に積み上げていく事だけ


■沈黙

 親がどんなに人間以下の鬼畜でも
 その子供には何ら罪はない様に
 鬼畜の生み出した物にも罪はない
 本来は
 だけど世の中には厳しいルールがある
 もう一度言うよ
 ルールがあるんだ

 そしてもう
 バルカンの駆動音は止み
 砕け散った瓦礫のカケラは
 永遠に何も語れない



2008/3/4
■【放り投げるけど】期待はずれの人【飛ばない】


 更新はすれど中身がない。まるでピーマンのようだ。

 いかん、何かちゃんと言わなきゃ、何か・・・

「名もなき傍観者・ナナシルバーっていうのはどうかなあ?」

 ・・・言う事ないなら口を閉じてろよ、俺。


■「逆誤解」

 という言葉をググってみた所、ほとんどヒットがなかったのでおそらく存在しない語だと思われるのですが、一応使用していた所を御紹介します。

http://blogs.dion.ne.jp/romantic/archives/5661320.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=147631939&sort=1
http://yamato115.jugem.jp/?eid=479
http://kinny.iza.ne.jp/blog/entry/7589/
 (この他にも、2ch等に数例あり。)

 ちなみに私のイイカゲンな脳内辞書では「ムシャクシャして暴れたのに元気なイイ子だと逆誤解を・・・」という感じだったので、どうやら一致していた様で一安心。ですが「逆」は別にいらず、単に「誤解」(もしくは「理解不足」、「伝わっていない」)ですむなあという感もあり、使うべきか否か迷う所ではあるのですが、この際なので使ってしまいます。

 ええと、私は電波であるにもかかわらず時折「平和が云々」とかまっとうな事も言ったりしますので、そこだけを見て「逆誤解」を受けてしまう可能性があります。しかし他の部分も読み込んでもらえれば「ン、良く見るとダメダメだ、人格歪んだファシストだな」と正確にわかるはずですし、更に深く読めば「ダメである私が惨めに自滅していく姿」を晒し「私みたいにだけはなるな」と訴える事がサイトの主張の根幹だと御理解頂けるはずです。とはいえ、閲覧者側に時間的負担を強いてしまうのも若干どうかと思うので、そこで対策として「これさえ読めば一発でkita082の本性がわかるポエム」へと最初に誘導する事を思い立ちました。

 ただ、それで本当に一発で理解されうる(後が怖い逆誤解を防げる)のかは自分ではわかりかねます。そもそも自らの厨を俯瞰視できる厨は厨なのかという疑問もあるので(既にねらーとは精神波長のズレが大きくなってしまい現在は壷に書き込んでませんし)、厨というよりは「電波系ロンリーエセモヒカン」とでもいう方が近いのではないかという気もします。
 なお、私の見苦しい徹底自己ヒゲぶりは相変わらずではあるのですが、誤解されそうなので言っておきますと、自虐卑下しているのは「私個人」であっても、「私の作品真のメインコンテンツである詞)」ではありません。

 駄文だ、ラクガキだ、ダメサイトだ、小学生以下のサイトだとはしょっちゅう言ってはいても「詞がダメだ」とは思っていません。まあダメだなと言う事は時々ありはしても、それは上手く作れなかった私がダメなのであって、詞を貶めているのではありません。テーマと作者は「ダメ」ですが「作品自体」をダメとは言いません・・・っていうか自分で上手とか言ってますし、変歌コンテンツだけは「082クオリティ全保証」です(ちなみにレベルを落とさないのは壷における「なりすましの発生防止」も兼ねています)。

 ええと、話を戻します。
 ある時ある所で、おばあさんが重い荷物を苦しそうに持って歩いていました。そこに、親切な中年男性が (〜中略〜) しかし後日、何とj逃亡中の殺人犯だったと判明。おばあさんの彼への印象は当然まッさかさまですが、果たしてこれは「逆誤解」なのか否か? そしてまた、この行為は「善行」なのか「偽善」なのか?
 これは各人の解釈の問題だとは思いますが、おそらく一般的には「逆誤解」であり「偽善」とされるのでしょう。ですが私は、「例え偽善だっていいじゃないか、通りすがるよりはずっとマシだよ」って思います。けれど世の中は無論、私の様に甘くはありません。

 「名前(社会的位置、人格)」と「作品(発言)」を切り離して考える事は、モヒカンの理想ではあっても現実には不可能です。だからこそヒトラーの本は発禁になり、ミュージシャンがヤクで捕まればアルバムは店頭から姿を消し、アルファブロガーがオ○ムだったとバレればリンクは消えてしまうのです。
 ・・・とか書くと、「ハハン、082は今後何か凶悪犯罪を起こすつもりで、あらかじめ言い訳をしてるのかな」と思われてしまいそうですが、当然そんな予定はありませんので御安心下さい。何かをやらかせば一時の間かりそめの注目を浴びはしても、所詮それっきりですからねえ・・・。



2008/3/3
■愚痴

 年末に最悪仕様に素敵リニューアルしたwebメールがようやっとシステムを元に戻すですかそうですか。ググったら「××メールトラブル まとめWiki 」なる物までできてましたが、前代未聞?(でも別にいっか、私の場合・・・)。


■【電波ポエム】ごめんググルお客さん【またかよ】

『日々』
 どうしようもないものに
 ふりまわされている
 ぶざまだなあ


『画像検索』
 しまった、予期せぬ語で上位だ
 すぐに伏字にしよう
 だけど、消えるまでに何ヶ月もかかるんだろうな
 背中が、重い


『ノイズ男』
 僕は、ノイズ男なんだ
 ごめんググル


『病気』
 ああ今日も
 僕は何も悪くないのに
 僕のせいで
 電脳世界が歪んでいる


『ナイナイ妖怪』
 僕は、ナイナイ妖怪
 ナイナイ妖怪は、
 何も、知らない
 何も、持たない
 何も、学べない
 何も、信じない
 何も、できない



2008/3/2
■絶望した! 鉄人を潰した大人社会に絶望した!
Monkeyfarm なんでも作るよ。 超ごめん。
http://ironwork.jp/monkey_farm/tetujin/t2.htm
なんでも作るよ。 鉄人続報
http://monkeyfarm.cocolog-nifty.com/nandemo/2008/02/post_8a1c.html

蜜あふるる約束の地 ボトムズを作ったあの方の実物大「鉄人28号」制作中止に…(悲)
http://guinguin.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_306f.html

2ch 【ネット】版権元に許可を得て「鉄人28号」手作りで銅像を製作開始した作者、突然の製作中止勧告で断念… 神戸の鉄人が関係?
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1202908214/
2ch 鉄人28号を作っていた「ボトムズの人」が何者かの横槍で製作中止
http://www.23ch.info/test/read.cgi/news/1202334036/

 もう一ヶ月前のネタで、相変わらず情報遅すぎですが御容赦を。しかし鉄人はこの先どうなってしまうというのか、公表はやはり不可能なのか・・・という訳で以下、寝言シナリオを電波妄想。
 数年後、近所の自動車改造業者が買い取・・・もとい「廃棄依頼」という著作権的にヤバクない形で引き取って、入り口の目立つ場所に野ざらしに。当然見物人が日々来訪し、版元からの抗議には「当然壊す予定だけど他に置く場所がないので」と言い逃れ続ける。とはいえ、忍び寄るブラック団の黒い影に身の危険を感じ、ヤフオクに出そうとするもふと思い立って某ガレキメーカー・・・もとい某食玩製造会社に転売・・・もとい廃棄を依頼。で、依頼先の専務は某萌えひぎゃ祭りでの展示を企てるも版元は当然却下、こうなったら社屋に・・・と思うも周りから反対され、やむなく知り合いの某大芸術家先生に引き取りを依頼。でもって、ブラック団の力の及ばぬ海外でゲリラ展示され好評を受け、現地職人達の無償協力により十年の時を経て10mのオブジェとして遂に「完成」する。オブジェは無論アートとして美術館に展示、鉄人は遠いアメリカから「国家として沈んでゆく日本(特に鉄鋼業の凋落が激しかった)」を冷たく見つめつつ歳月は流れ、里帰りを果たしたのは実に100年後の事であった・・・・・・完。


■隊長、自家用戦車を発見しました!
コンバインを改造した自作戦車
http://tank-jisaku.blog.ocn.ne.jp/top/


■今日の闇撃ちリンク

 http://d.hatena.ne.jp/krus/
 一体何なんだ・・・ひょとして惑星開発の善良な元首相の娘だとでもいうのか?・・・しかしこんな中学生アルファブロガーがいるなら、信じられる!泉こ○たがこの世に実在する可能性を信じられる!!

 ・・・ええと、今まで散々「厨、厨」と言ってきましたが、中学生に対して失礼でした。私のサイトのレベルが中一以下ではないかとは以前から薄々疑ってはいたのですが、これで完全に確定です。どう見ても小学生以下です。本当にありがとうございました。


■【お知らせ】縮小運営に入ります【予定】

 先月は若干鬱がすぎました。結局「暗い原因は下半身かい!」という呆れたオチでしたが、要は誰しも辿る廊下への道なので歳相応にしてさえいれば別段問題ありません。しかしまあそれはさておき、「あぁ、またファシスト082がルサンチマンの共有を求めているよ無駄なのに」としか言いようのないブザマっぷりに吐き気をもよおされた方が推定95%という所でしょうから、ネットをこれ以上ネガティブにしない方が世のため人のため・・・という訳で今月以降は更新頻度を控え、おとなしくする所存です。



【厨のための豆知識】 人は死んでも生き返りません。
【最悪人間のための豆知識】 人は悪い事をすると労働と食事にありつけます。塀の向こうで。


『戦争』
専守防衛の日々
勝ち続けているのか
負け続けているのか
どっちなんだろう
ただわかっている事は
敵が敗れたとしても
勝ちではない
勝利者はいない
戦争も終わらない
怨念が消え逝くまでは




  
08-02  雑記  08-04

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