巨大ロボの色に関する戯言


カラーリング妄想



2016/4/24
■エヴァ零号機改は青ではない。初号機は青っぽい(山下)

 氏は「エヴァの色は警戒色でなくてはいけない」と主張するも、零号機改の色を監督に押し切られてしまったそうです(『それをなすもの』等参照)。また、初号機の色はあの紫よりも、もっと青みがかったイメージだそうです。
 なお、公式の紫はおそらく「この色は誰もやってないぞ!」と消去法で導かれたのではないかと思います(実際、紫のヒーローなんてジャンパーソンくらいしか思い浮かびませんし)。という訳で、模型的には「デザイナー想定色」が一つや二つあってもバチは当たらないと思います。


■ジムは灰色である

 「私はこのたび、『白いMSの伝説』を上梓しました」
 「ほほう白いMSですか、確かにジムは大戦を終結に導いた名機ですよね」
 「いや、ジムじゃなくて…」
 と会話が噛み合わない悲劇も、色を変えれば防止できます(ただしガンパラでは『シルバーデーモンの伝説』ですけど)。
 という訳で、「コロニーの落ちた地で」版のイメージが最も脳内イメージに近いです。次に近いのが「サンダーボルト版」です(ただし若干暗め)。灰色のジムはMSV末期のグライダー付けた奴が印象的でしたが、本格的に持ち込んだのは「センチネル版GM(の地色)」かと。なお、公式の「赤と白(薄緑)」のは単なる広報用カラーです(←またかよ)。


■(妄想) グラージは緑である

 本来は「愛おぼ」に登場した「緑のリガード」と同じ色です。ボドル大戦終結後、一部の機体が統合軍に編入されて、白地に赤の統合軍カラーに塗り直されました。という訳でテレビ版では編集時にCG補正で元の色に戻す予定だったものの、納期の都合ではしょってしまった…という所で一つ。



2016/3/27
■(妄想) 巨神ゴーグは黒である

 厳密には、空の色を写しだす特殊な反射材質の黒、という感じです(ただし立体モデルでは再現不能につき、間を取って「濃紺」となる)。
 アニメでは無論青いのですが、安彦イラストは片っ端から逆光で「どう見ても黒」としか思えない物でした(一部例外もあり、DM8号表紙等)。巨神ゴーグ(1984) - ロボットwiki特撮アニメ大百科事典 - Seesaa Wiki(ウィキ)
 アニメ誌で最初に発表された時ゴーグ(初期設定)は、皆様御存知の茶色です。星のフロ・ハイランタル Twitter _【祝☆巨神ゴーグ32周年】 東京では毎週木曜の夜7時から... しかしスポンサーはそれを許さず(以下略)。よって、茶がダメならせめて黒に…という気持ちがあったのかはわかりませんが、一視聴者としては「これは実は黒なんですっていうサインに違いない、そもそもアニメで黒は描けないしねぇ」と思って見ていました(ひねくれ者)。そういえばあの頃は、ナイトライダーとかエアウルフとか黒メカが妙にカッコよかった時代でした。

○近年の安彦絵は黒だなどとは微塵も感じさせない、セルリアンブルー(「DXゴーグ」色)で描かれています。もしかしたら、氏の中では完全に「ゴーグは青」になってしまったのかもしれません。
○「デジタルゴーグ」が黒いのは無論ブラックライディーンが元でしょう。当時も今も、こっちがホンモノに見えます。
TINAMI - chilidog 巨神ゴーグ これこれ、この感じ! 速水版ガレキの自然光撮影で、アニメの逆光イメージを立体で再現したのは初かと。
○なお上を見る以前、「実は結構多くの人が黒だと思ってるんじゃないかな、2ちゃんでもどこでもいい、一人くらいは…」と検索した事がありますが、発見できたのはわずかに一件のみでした。
安倍吉俊 Twitter _懐かしい。でも、ゴーグってこんないまいち萌えない娘級に青かったっけ……?
 でもこれで充分です。「芸大大学院日本画科卒」を上回るモデラーや偉い人が、「あの青以外ありえない」とでも言えば話は別ですけど…(相変わらず082は権威主義だなあ)。
 ええと以上、雑記11-10/9 ■ゴーグの色は黒。私の脳内では。のネタの使い廻しでした悪しからず。


■(妄想) 鉄人28号は灰色である(&新鉄人は濃紺である)

 最初の鉄人は全く未見です。無論、原作イラストや玩具が青い事は知識として知ってはいるものの、雑誌や「懐かし番組特集」でとりあげられるのスチルは常に白黒テレビの「灰色の鉄人」でしたから、こちらがホンモノなのだと刷り込まれてしまいました。という訳で、リメイクされた「今川鉄人」のグレーの色調は全く違和感がありません。
 なお、「新鉄人」の色はオモチャが青なのは知っていましたが、テレビ画面では黒に近い「濃紺」に見えていました。もしかしたらテレビの性能が低かったためかもしれませんが、そういう訳で脳内では青ではありません。


■(妄想) ガンダムの真の色

■ガンダムは白である(富野)
 原初の富野氏のイメージは『白』です。どんな白かはわかりませんが、多分ストームトルーパーみたいな白なんだと思います。氏の念願はエルガイムで成就した訳ですが、なぜかガンダムの白の系譜の発生は遅れ、永野版ΖΖ(ワイツ)、ガイア・ギアαの後、かなりの時間を経てようやっとユニコーンに辿り付きますが、ガンプラ作例は不思議と見ませんでした(マックス氏のゼータ「ハルマガンダム」除外)。そういえば85年3月に私がラクガキ(オメガガンダム)を描いた時は、「白ベースのガンダムって無いけど俺が思いつくくらいだから、そのうちバンバン出てくるだろうなあ」と思ってました。何でUCまで出なかったんだんだろう…。

■ガンダムは銀である(松崎、安彦)
 松崎氏は銀のイメージだったと語っています(ちなみにセンチュリーで宮武氏が描いたガンダム起動時の絵も銀)。
 しかしそれ以上に大きいのが、当時の安彦氏によるガンダムのカラーイラストが片っ端から「銀」だった事です(ただし言明はなし)。なお、「ガンキャノン安彦初期設定」が銀をイメージしていた事が最近チラリと明かされています(ただし『GHL 8号』の初立体化では白で塗られている)。ちなみにオリジンのアムロの宇宙服は銀色だとの安彦発言あり。
 他に、イラストでは「空山基ガンダム」、立体は「虚構の虚空版宮武ガンダム(模型情報の投稿作品)」、 『機動戦士ガンダムプラモ改造法』(二見書房)の表紙の河森ガンダムですが、以後は不思議と見ません。
 なお、私が「ガンダーは銀」としている理由は、繰り返すまでもありませんがイメージ元があからさまなにSWなためと、UCの後に白をやっても二番煎じでインパクトがないためでもあります。

■ガンダムは緑である(大河原)
 正確にはカーキグリーン。大河原氏の劇場版ポスター等のいわゆる「リアルタイプイラスト」参照。

■ガンダムはグレーである
 大河原氏が『センチュリー』に描いた灰色のガンダムは、『ハウ・トゥ2』の伝説の河森ガンダム作例の元になった物。G-3として作られた物ではありませんから、「実はこっちがホンモノなんじゃないかな?」という妄想に当時胸を膨らませました。
 「G-3」のグレーはあくまで小説版の記述を元にした物ですが、そこに「実は…」という気分は結構あったのではないかと思います(モデラー限定ですが)。

■ガンキャノンは「オレンジ、茶色」である(マックス) 

『GHL 8号』 p108-109
(MAX渡辺) 「ガンキャノンの赤は、ヒーローか使ってる赤をむしろ使っちゃいけないっていうのが俺の縛りなの。だから赤いけど赤じゃない。オレンジだし、茶色なんだよ。」

 ただ、作例はほとんど赤に見えます(こんな感じではなくあくまで赤がベース)。ちなみに当サイトでは茶色妄想補足-1 ■ちなみに機体色はこんな感じだったりでしたが、赤みに欠けすぎです(モニターが違うせいか?)。なお、茶系は『1/100リアルタイプガンキャノン』の箱ケンケン少佐のガンプラ生活・地球連邦軍・リアルタイプガンキャノン編。|aznble0059さんのブロクあたりが始祖かと思います。

■シャア専用ザクは真紅である(富野)
 元々はサザビーの様な赤を想定されていたそうですが、ピンクにせざるをえませんでした(理由はシャア専用ザクのピンク色の真相を参照)。という訳で「真っ白なガンダムが存在する世界」では、シャアのザクもゲルググも真紅のはずです。

■ドムとリックドムは色が異なる(バンダイ)
 MGキットの違いを見ての通りです。

■ドムは灰色である(俺脳内)
 ほぼ一色です妄想補足-1 ■ちなみに機体色はこんな感じだったり(三連星以外のドム、及びリックドムはかなり明るめ)。黒の明度を上げてグレーとするのは「モデルグラフィックス」も提案しており、オリジナリティには欠けます。
 だって父さん、ドダイだよ_ドム問題 だって父さん、ドダイだよ_ドム問題2 紫はロック。

■06Rは漆黒である(俺脳内)
 イラストでは灰色だったのですが、黒はマーカーでは描けない色なので「実は黒なんじゃないのか?」と長年思っています(ゴーグと同様、絵描きには多いと思うのですがどうなんでしょ?)。実際、灰色ではなく黒で塗られたオモチャはいくつか存在します。とはいえ、それだけならここで扱う程の事ではないのですが、私の妄想では全身の大半が黒だったりして…プラモ作例で見た事は一回もありませんけど(あとデザインも全く違い、あのディテールでは装甲を厚くできないため根本的改変が必要)。

■青いグフはただ一機だけ(俺脳内)。グフカスタムは黒い(田中むねよし)
 ラルの後に同じ色でゴチャゴチャ出てきたのは「バンクの都合」、つまりアニメ製作の手間を省略するためなので、おそらく史実(←ン、史実って何だ? まーいいか)とは異なるはずです。青を使うのはラルただ一人で、わりと暗い青です。あとグフカスの色は「モエモエセンチネルブルー」ですが、田中むねよし氏曰く「ノリスのイメージカラーは黒!」との事で、私も同意です。あ、グフカス自体については膝の色がザクと同じに改悪されているのが嫌です(遠目で見て区別が付かないのはダメ)。

■082が嫌いな配色
 筆頭は、「アナベル・ガトー専用リック・ドム」の配色です。色合いも好みではありませんが、何よりも「膝や足元も全部しっかり塗れよ」と言いたくなります。


■「マジンガー配色」という巨大なセオリー(テンプレ)

○「マジンガー配色」は今考えた造語で、太腿と二の腕が白い配色(オモチャは銀)の事を指します。ダイナミック系は元より、戦隊ロボ、その他のスーパーロボだけでなく、サンライズロボにおいても「ライディーン、コンV、ザンボット、ダグラム、ボトムズ、バイファム、レイズナー、勇者ロボ、etc...」と実に多いのですが、永井豪先生には一銭も(以下略)。
○これ以前に存在したのが「鉄人配色」です。基本は単一色で、ガンダム(特にガンキャノン)、新鉄人、Gライタン、バルキリー、ダンバイン、オーガス、エルガイム等。いわゆるリアルロボットに多い配色です。
○ガンダムブーム以降、「ライディーンの色ってもしかしたら違うんじゃないのか?」という感が年々強くなり、『超者』のゴッドライディーンのプラチナに金ラインのカッコ良さといったらもう…(話は全く覚えてないけどデザインは良かったなあ)。
○「ビッグダイX」は、バルキリー以前にストライプマーキングを導入しており、なかなか挑戦的デサインでした(ただし当時のオモチャは二の腕と太腿が銀で、デカンダーロボは以下略)。
○「マジンガー配色」と「鉄人配色」のどちらにも属さない物として思い浮かぶのがジーグにバラタック。そして「プラレス三四朗」は今でも通用するデザインと配色でした(イカロスウイングの淡いブルーのカラーリングが萌え)。
○マジンガー自体の配色ですが、ウチの真空管テレビでは手足の青が黒く見えていました(ボロかったせいなのかなあ)。おかげで手足の黒い原作版の方がしっくりきます。なお、二の腕と太腿は当然、白や水色ではなくシルバーです(超合金と同じ)。
○そういえばダグラムの模型では、二の腕と太腿が白ではなくシルバーだった事に多少驚きました。当時は「ガンダム基準」が刷り込まれており、マジンガー他(の超合金)のセオリーをすっかり忘れていたためです。


■ボトムズにおける「マジンガー配色の呪縛」

○を問題だと考えられていたのは、私の知る限りアニメライターの廣田氏のみです。サンサ編の全身緑化したタコには、実験であると同時に「マジンガーのセオリーから決別せんとする意志」を感じましたが、同時に「何か違う感」もありました。ストライクドッグの全身ブルーはオッケーなのにスコープドッグだと違和感があり、そのためなのか現在に至るもサンサ編の塗装はマイナーなままであり、逆説的に「マジンガー配色の優秀さ」を証明してしまっていると言えます(ところでちなみに、個人的に一番好きなATの色はファッティーで、当然エメラルドグリーン限定)。


■「HMメタリック革命」と「MHスケルトン革命」

○「オージェ黄色ではなく金、HMは本当はメタリックなんです」の永野発言直後より、日本中の模型店のショーケースのHMがメタリックと化した事件。永野護×小澤勝三対談-2 ただし今考えると「改革だって? 既にGライタンにギャバンもあるのに?(ついでに球体関節はジーグで既出)」という気もしないでもありませんが、当時の「リアルロボット村」という狭い文化圏の中においては革新的な出来事でした。
○そしてその15年程後、「スケルトン事件」発生。全MHが当時流行っていたアイマックの様な半透明(トランスルーセント)で光るとの設定更新に、MHモデラーは阿鼻叫喚のGK地獄に(嬉しそうに)突き落とされました。同じデザイナーにより二度も改革がなされているのが興味深い点です。
○ところで、『ナイトフラグズ』表紙のレッドミラージュのセル画を最初に見た時、塗り分けを塗装だと見間違えてしまい「これは並大抵のモデラーじゃ絶対塗れないな、すげーぜ永野やっぱり天才だ!」と早とちり。で、「アレ、塗り分けじゃないのか?(その方がモデラーの衝撃が倍増して面白いのになあ…)」と多少落胆。なお、この勘違いの後に「セル塗装」という言葉が脳裏にムムムッと浮かびました…単に浮かんだだけですけど。


■バルキリーの革新

○三原色のうち一色しか使われていない(Gライタン他は除外。うー、ジムやイデオンに黄色さえ無ければ…)。ガンダムは「鉄人配色」と呼ぶには不完全で、胴体が賑やかすぎる問題がありました。
○「バルキリー&オーガス」−「赤」=「エルガイム」。最後の革新(原色の撤廃)はダンバインが達成し、御大の念願たる「真っ白なロボット」はエルガイムで実現します。
○ところでバルキリーと言えば、ゼントラバルキリー(マックス機の欺瞞塗装)の配色は、ザク色の欺瞞ジムとか色々応用がきくと思います(もうあるのかも)。


■イデオンの色について

IDEON-4 バッフ・クランの「ジュキドゥ・メクァ」の色は白である/イデオンの赤について


■(妄想) ビルバインは青系である(ビルバイン迷彩仕様の問題)
『グレートメカニックG 2016 SPRING』(双葉社)48pより
―ビルバインは『ROBOT魂』などでも今でも人気があります。迷彩バージョンも発売され、そちらも人気がありますが、主人公メカを迷彩で塗るのは大胆でもありますよね。
(富野) ガンダム的なビルバインの色が腹立つんですよ(笑)。

○ラスト3話において『迷彩ビルバイン』となったのは、夜間迷彩がどうのとミリタリー的な説明がされてはいますが、「アニメ番組的」にはかなり変です。こんな事をすれば視聴者が混乱しますし、変更の前例も聞き及びません。まぁ、元々デザイン自体に大きな問題を抱えていた事から、何とかしかたったのはわかりはしますが、往生際が良くないなと感じました。
○ただ当時の私は、妄想途中の俺ビルバインの色を決めあぐねていたため「青系にしたかったというのか?」と指針にはなりました。そういう訳で自分の中では青系でケリが付きました…といっても色は誰も知りませんけど(あ、形状の方はZの表紙のNTを御発掘下さい)。という訳で、出渕氏の「ヴェルビン」の緑色を見た時には「んー、違うんだよなー」と感じた次第。で、その後の91年にデザインと名称を変更した「ビルベリオン」は銀としたのですが、これは、ビルバインのモチーフである(と思われる)某シルバー色の特撮ヒーローの影響です。ウソです。


■色の変化の系譜

勇者ライディーン「黄金(休止)→通常色」
ウルトラマンティガ(他)「通常色→特殊能力変化」
勇者王ガオガイガー「通常色→黄金(最大パワー)」
仮面ライダークウガ(他)「通常色→特殊能力変化」
ストライクガンダム(他)「グレー(休止)→通常色」
ヴァルヴレイヴ「黒寄り(休止、低出力)→通常色」


■近年の「発光ライン」の増殖に関して

○気がついたのはエウレカAO、ヴヴヴあたりで、一体いつ頃から出てきたのかは調査中。最初の発光モデルはおそらくゾイドで、ソウルタイガー(2005)より前にもあった気もします。
○なおロボを除けば、まっ先に出てくるのが『TRON』(メビウス&ミード、1982)。思い出せる所ではネオランガ(1998)に赤いラインが入ってましたが、それ以前にもおそらくあるでしょう(バッフクランのアレは含めても良いものか…)。


■(余談) 082が模型オタ的に嫌いな三色「サーフェイサーグレー、プラキャストブラウン、日焼けアイボリー」

○年寄モデラー限定かもしれませんが、WF会場でこれに遭遇すると、正式な塗装であっても「未完成品」に見えてしまう事多々。それから「白いオモチャが陽に焼けて変化した色」は、オモチャ好きにとっては許し難い悪夢の色です。ただし今時の若い人は、昔のキャストの色など無縁でしょうし、オモチャを日焼けさせる事なども無く、焼ける前に捨ててしまってそうな気もします。


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雑記10-3/21 ■ダークヒーローって意外に少ない?


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