この色がまず浮かぶであろうギャロップですが、実は画面にはほとんど出ていなかったりします(別ページ参照)。
模型用設定がアニメのイメージを上書きした、数少ない例の一つ。
放映当初は、公式の薄茶色よりもグレーの印象が強かった感があります。
○グレー…1/72プラモ色、他色々。
○薄茶色…アニメ公式色、1/100プラモ色、各種ガレキ色。
○緑色…1/100プラモの高荷ボックスアートの"原画"色。やまと1/60
オリーブドラブ版。
※肩(ミサイルの入ってる所)の色違いは含まず。
※当初の模型は茶色の濃度が強かったのですが(1/100プラモの高荷ボックスアートも相当に濃い)、あまり細かくするのも何なのでオミット。
○「オーガス色(及びVF-1初期設定)」から「赤」をマイナスすると「エルガイム色」…を不思議と目にしないのはなぜだろう…(当前すぎるので黙ってたが、エルガイムのカラーリングが何度も持ち上げられる際にデフォルトでぬえが無視され続けるのを直視できなくなったので一応)。
○俺妄想では、イノセントの色は「純白」(一部に漆黒もアリ)。「バッフ・クランの色は白妄想」の様に物語上から導いた物ではなく、単に「ホワイトカラー、白人」そのまんまを意味する妄想改変です(詳細は、当サイト内の専門ザブングルページをどうぞ)。そもそも人種問題をテーマにしたロボットアニメなんてありましたっけ…。無論、隠喩としては多いのですが、差別要因としての外見的な差異がある物は意外に少数です。
○黒人の主人公というとナディアが思い浮かびますが、あれはありがちな「ナンチャッテ黒人」です。マクロスのクローディアはちゃんとした黒人なれどサブキャラ、グレートの炎ジュンも設定上は不明(ロボはクレオパトラだが)。唯一の完璧にして元祖は「ジャングル黒べえ(原案・宮崎駿)」。
○『アバター』の青い肌は画期的で、主人公で「肌の色が非人間の色」というのは滅多にありません。色だけでなく、形状や設定身長も人間とは別、というのも同様です(アニメならいくらでもできたはずですが、フランスのアニメにいくつかあったかな…という程度しか思い浮かびません(サジタリウスはムーミン系のファンタジー動物化なので除外)。和製となると「尖り耳、触覚、ツノ、羽根、ケモ耳ケモ肌シッポ肉球」…と萌え記号ばかりの様な。あ、最近では「幼女ゼロツー」の赤い肌は萌えました、ジュルル(←ヨダレをすする音)
「ルパンの緑ジャケット問題」として氷川氏が触れていますが、ウォーカー・ギャリアもこれと同じであると見て間違いありません。
○「緑ギャリア」…1/100プラモ以前の全てのギャリアのカラー。
○「青緑ギャリア」…セル画(を撮影した誌面)、1/100プラモのギャリア(あさのまさひこ氏による変革)。
○「青ギャリア」…ウチのブラウン管。
「なぜギャリアはあんなにも緑だったのか?」…と後世の歴史家が語るであろう前にとどめておきます。
ザクのカラー設定の変遷 改竄されるG歴史。
「二次元模型(むむむ式)」の時系列等に関して
「色による差別」は人種だけでなくロボットでも起こると研究者が指摘 - GIGAZINE
○「ツィメリットコーティング」…確かヒゲ怪人氏が良くやってた様な。
○「ダンバインの生体表現」…イノウエアーツ→大上敦志→今池芳章→竹谷隆之。恐竜的進化はここで終了(原因はおそらくMAXのソフビサーバイン)。
○「カービング(謎の文字を彫り込む)」…エルガイムの永野イラスト。設定で注意書きの類が封じられているため、じゃあどうするんだよ…と全モデラーが困っていた所に神により示された「真実(本当はこうなっている)」。モーターツールで謎の文字をグリグリ…が流行り、HM以外の作例にも波及(ベルゼルガ等)。
○「彫刻(ヌードのレリーフ)」…サーバインの盾(MAXのソフビ用の出渕設定)。それまでガシガシと模様が入れられる事は多けれど、あくまで装飾の範囲を出なかったかと。
なお無論、全てが始祖(ルーツ)だとは言い切れず、私の知らない何かがそれ以前にあるかもしれないのでよしなに。
○「ツヤあり塗装」…あさのまさひこ「マラサイ」のテカテカ塗りが業界に大きな衝撃を与えた…と後で知った(オイラは「ただのツヤアリ塗装じゃんか…でも言われてみれば不思議とやる人がいなかったなあ」という感覚)。
○「マーク」…ザクレロのハートマーク…の以前に大量に存在。ヤッターマンのドクロメカ、レッドバロンのバックル、GR-3カラミティの国章、それからそれから…。
○「紋様」…グリーンマンのラーメンマーク(←マテ
○「注意書き」…大河原氏のザク…の以前に存在する可能性が大。一説にはテレビマガジンの岡崎甫雄「ブレーンコンドル」が始祖とも言われるが確認されていない。グレメカGのエルガイム特集によると、アニメでの注意書き自体は009に見られるとの事なので相当古い。ガンダムではミデアやグレートデギンに国章、「めぐりあい」では部隊マークや数字がMSに入れられた…のはガノタ常識。
○「目のマーク」…デストロイド・モンスター、エルガイムのマシンナリィ、他多数。
○「ファイアーパターン」…エルガイムのマシンナリィ…の以前に多分(以下略
○「イラストのマーキング(ノーズアート風)」…マクロスのボックスアートが始祖と思われる。ぬえとアートミックのどちらの発想かは不明。今の目で見ると別に何とはないのかもしれないが、当時のエロガキにとってはまさにデカルチャーであった。
○「絵画」…レッド・ミラージュ用追加設定。なお、ガラバゴスタイプの富野ラフの「ここに絵を入れるのが流行る!」が元になっている…かは定かではない。
○「タイポグラフィ入れまくり」…モデグラのνガン作例。あさの氏が塗装に関与しており、事実上「センチネル」の一部だと言える(詳細は別冊で取り上げられているのでそちらをどうぞ)。
○「迷彩」…大河原氏の迷彩ザクのイラスト…より以前にある可能性は否定できないが、アニメ界ではタブーであった可能性が高い(このため監督自らビッグ・トレーのセルに…)ビッグトレー(ガンダムシリーズ) -
アニヲタWiki(仮) - アットウィキ
○「スプリッター迷彩」…センチネルが導入…はガノタ常識。
○「デジタル迷彩」…東海村原八のGMVの"ドット・マトリクス迷彩"が始祖。モデラーの妄想力が現実を先んじた数少ない例で、F-15のデジタル迷彩のルーツと言える…かも。
○「マーブリング装甲」…海洋堂の1/100ブーレイの公表時、衝撃を受けました。
追 儺 式さんはTwitterを使っています
「これこれ、海洋堂の最速ブーレイ。今見てもカッコいいなあ
それまで「本当はただの塗装ではないハズだが、手が出せない…」…と思っていた所に、進化の途中段階(絵画塗りとか)を経ずに「正解(本当はこうなっている)」がいきなり出現。なお、ハウトゥ記事は一切無く、後日それをマネたボークスのブーレイの塗装は…ムニャムニャ。これにより「見た事ないぞ、さては"ガレキ文化圏"とは異なる場所から持ってきた技術かな?」という疑惑は確信へと変わったものの、だからといってどうなる物でも無かった事は言うまでもなく…(←ダメだなあ
海洋堂1 100ブーレイ 手付けジャンク
ガレキガレージキット(ファイブスター物語)|売買されたオークション情報、yahooの商品情報をアーカイブ公開 - オークファン(aucfan.com)
未完成の同志発見(ちなみにオイラのはブーレイではなく、エーと(ry
○「悪魔装甲」…混淆世界ボルドーのブランゼラーの機体を構成する無数の悪魔が半透明装甲から透けて見える…というのは私の妄想。ブランゼラーの装甲は「琥珀と大理石の融合」なので、理論上は半透明でありFSSを10年先行している(ただし、半透明だとの記述がある訳では無く、封じられれている悪魔が元の姿を完全に保っているかも不明。いずれにせよマイナーすぎて模型史にとりあげられる事はないかと)。
BD等のソフトすらも変えられています。
ウルトラマンCタイプ(2)/
遅れてきたウル伝〈その8〉 _ アディクトリポート
この件が公式にどう釈明されているのかは知りませんが、真に本当の色が記憶の中にしかありえない以上、「いかなるフィルムも印刷物も必ず退色するため微妙な再現ミスは必然的にありうる。この程度で騒ぎ立てるマニアは大げさすぎる」…とかの言い訳がいくらでも可能ではあります、ハイ。
それが「改竄」か、「アレンジ」なのかは、神のみぞ知る。
ちなみにセブンの色を赤くさせたのはバンダイ…は特オタの大常識。
宮尾岳さんはTwitterを使っています 「#プロトガーランド んーー やっぱりプロトガーランドの「グレー」は、塗装のグレーで塗るべきでは無いなあ。
あれは、セル画の上でのグレーであって、もし実物大のガーランドなら金属感のある【ガンメタル...
K16さんはTwitterを使っています
「全く同意です。この「ツヤありグレー」はバイクにはあり得ない仕上げ。ガンメタをあのセル塗りで表現していたと考えています。
「メカデザインの掟」…現実のメカから変形する物は、"現実のメカのルール"が厳格に適用される。"アニメロボはナンデモアリ"は通用しない。
敵味方のロボット・デザインの差異を無効化する「ブレンパワード」の革新的なメカ描写、君は気がついているか?【懐かしアニメ回顧録第60回】 - ライブドアニュース
■1126■_ 550 miles to the Future.html
○シャアピンクは、妄想が公式を書き換えてしまった例。「そんなのウソだろ?」と思われた方は、再放送を見るか、当時のガンダム古書を入手して「カラー設定画」や「オリジンのシャアザク」の色が思いっきり異なる事を御確認下さい。最初期の1/60小田作例はアニメに準じた色でしたが、大河原イラストの赤いシャアザクを川口氏が取り入れ、ガンプラのスタンダードとなりました(特に影響が顕著なのはズゴックで、大河原ポスターの赤い四本爪ズゴックがアニメ色を凌駕)。無論、当初はガンプラ界のみの現象であっても、ガンプラ少年が大人になれば市民権を得るのは道理です。なお、富野氏の「本来はサザビーの様な赤を想定していた」という発言は近年になってからの物で、当時は一切目にしていません。
○また、量産型ザクのグリーンの明度は、大抵が低くアレンジされ、以後のザク系デザインも暗い色をしています。しかし「センチネル0079」において、あさの氏が「明度が低すぎる、元のままでいい」と真っ向から異を唱え、よって0083のカトキザクは例外的に明るい明度をしています。という訳で、懐ロボの色は"リアル"の名目の元に、アレンジが妙な方向に行ってしまう場合があるので注意が必要です。
○ちなみに同様の例が、有名モデラーのウェブ作例の影響(多分)で地味化したプロメウスの件。多くのモデラーのアレンジが私の妄想と真逆である例で、詳しくはWMページの「地味化するプロメウス」を御覧下さい。
まず、アニメ上では問題ではありません。しかし、模型が萌えない…男性モデラーの"琴線"に触れなければ"金銭"を引き出せません。
ピンクは基本的に、モデラー…というより「男の子」の嫌う色です(「シャアピンク」は例外なれど、あれはおそらく赤だと認識されている)。
ネットで「ティンプのカプリコ」「イノセント用カプリコ」の模型画像を見る事は稀です。確証はありませんが、その原因は「ピンク色」であると推測されます。ティンプのカプリコは他のイノセント用と一切の区別が無く、よって、モデラーが区別を付ける事ができません。
ティンプ用カプリコのカラーリング自体は、「ガンダムパターン(ライバル専用機のお約束)」に反している、つまりザブングルのウリである「パターン破り」ではあると言えます。しかし、「プラモが売れないパターン破り」では(バンダイ的に)意味がありません。
ちなみにエヴァ8号機(αかβかは失念)のリボルテックが93年の暮れに秋葉で千円で積まれていたのを見た時は多少驚きました(8号機の他はさほど値崩れなし)。もっとも、べつだん色が原因だと言う証拠もなく、他の問題(模型自体の出来、アイテムの人気、搭乗キャラの人気…)の可能性あるのですが…という訳で脇が甘い推論ではあります、ハイ。
なお、この「ミスではないが模型が売れない問題」への対処は、エヴァは無論不可能(妄想を受け付けない)。ただしカプリコは「プラモではその色を無視する」事で回避でき、受け手側が「本当は別の色じゃないのか妄想」をする余地があります。そもそもの「量産兵器に使う色にピンクは相応しいのか?」という疑問があるため、演出的にその色でなくてはダメな理由はあるのか? 白地にピンクのストライプの方が良くはないか?(当時のアニメでは不可能でも、現在のアニメ及び模型的には問題なし) 史実を塗り換えて"ピンク系の地味な(リアルっぽい)色"にはできないか?」…という調子で。
○エルガイム・メタリック事件後、ロボットのパール表現もMK-Tでなされています(ただしキュベレイとどちらが先かは不明で、検証が必要)。
○ところで、「オージェは金色」と正解が出た後の「百式の成型色が黄色」だった件。ちなみにメカコレ「ゴールドライタン」の成型色はちゃんと金色だったので、やればできたはず…(考えられるのは、ペレット代が高いのでケチッたとか、塗料が乗りにくいのであえて…とかでしょうかねぇ?)。
最近はマジョーラカラーが各社から色々と出ている様で、やれば案外いけるかも。とはいえエアブラシ環境が今は無く、作業空間すら確保できない現状で、ミニプラゴーグは梱包箱を開けてすら…(ダメだこりゃ)
氏は「エヴァの色は警戒色でなくてはいけない」と主張するも、零号機改の色を監督に押し切られてしまったそうです(『それをなすもの』等参照)。また、初号機の色はあの紫よりも、もっと青みがかったイメージだそうです。
なお、公式の紫はおそらく「この色は誰もやってないぞ!」と消去法で導かれたのではないかと思います(実際、紫のヒーローなんてジャンパーソンくらいしか思い浮かびませんし)。という訳で、模型的には「デザイナー想定色」が一つや二つあってもバチは当たらないと思います。
「私はこのたび、『白いMSの伝説』を上梓しました」
「ほほう白いMSですか、確かにジムは大戦を終結に導いた名機ですよね」
「いや、ジムじゃなくて…」
と会話が噛み合わない悲劇も、色を変えれば防止できます(ただしガンパラでは『シルバーデーモンの伝説』ですけど)。
という訳で、「コロニーの落ちた地で」版のイメージが最も脳内イメージに近いです。次に近いのが「サンダーボルト版」です(ただし若干暗め)。灰色のジムはMSV末期のグライダー付けた奴が印象的でしたが、本格的に持ち込んだのは「センチネル版GM(の地色)」かと。なお、公式の「赤と白(薄緑)」のは単なる広報用カラーです(←またかよ)。
本来は「愛おぼ」に登場した「緑のリガード」と同じ色です。ボドル大戦終結後、一部の機体が統合軍に編入されて、白地に赤の統合軍カラーに塗り直されました。という訳でテレビ版では編集時にCG補正で元の色に戻す予定だったものの、納期の都合ではしょってしまった…という所で一つ。
厳密には、空の色を写しだす特殊な反射材質の黒、という感じです(ただし立体モデルでは再現不能につき、間を取って「濃紺●」となる)。
アニメでは無論青い●のですが、安彦イラストは片っ端から逆光で「どう見ても黒」としか思えない物でした(一部例外もあり、DM8号表紙等)。巨神ゴーグ(1984) - ロボットwiki特撮アニメ大百科事典 - Seesaa Wiki(ウィキ)
アニメ誌で最初に発表された時ゴーグ(初期設定)は、皆様御存知の茶色です。星のフロ・ハイランタル Twitter _【祝☆巨神ゴーグ32周年】 東京では毎週木曜の夜7時から... しかしスポンサーはそれを許さず(以下略)。よって、茶がダメならせめて黒に…という気持ちがあったのかはわかりませんが、一視聴者としては「これは実は黒なんですっていうサインに違いない、そもそもアニメで黒は描けないしねぇ」と思って見ていました(ひねくれ者)。そういえばあの頃は、ナイトライダーとかエアウルフとか黒メカが妙にカッコよかった時代でした。
○近年の安彦絵は黒だなどとは微塵も感じさせない、セルリアンブルー(「DXゴーグ」色)で描かれています。もしかしたら、氏の中では完全に「ゴーグは青」になってしまったのかもしれません。
○「デジタルゴーグ」が黒いのは無論ブラックライディーンが元でしょう。当時も今も、こっちがホンモノに見えます。
○TINAMI - chilidog 巨神ゴーグ これこれ、この感じ! 速水版ガレキの自然光撮影で、アニメの逆光イメージを立体で再現したのは初かと。
○なお上を見る以前、「実は結構多くの人が黒だと思ってるんじゃないかな、2ちゃんでもどこでもいい、一人くらいは…」と検索した事がありますが、発見できたのはわずかに一件のみでした。
安倍吉俊 Twitter _懐かしい。でも、ゴーグってこんないまいち萌えない娘級に青かったっけ……?
でもこれで充分です。「芸大大学院日本画科卒」を上回るモデラーや偉い人が、「あの青以外ありえない」とでも言えば話は別ですけど…(相変わらず082は権威主義だなあ)。
ええと以上、雑記11-10/9 ■ゴーグの色は黒。私の脳内では。のネタの使い廻しでした悪しからず。
最初の鉄人は全く未見です。無論、原作イラストや玩具が青い●事は知識として知ってはいるものの、雑誌や「懐かし番組特集」でとりあげられるのスチルは常に白黒テレビの「灰色●の鉄人」でしたから、こちらがホンモノなのだと刷り込まれてしまいました。という訳で、リメイクされた「今川鉄人」のグレーの色調は全く違和感がありません。
なお、「新鉄人」の色はオモチャが青●なのは知っていましたが、テレビ画面では黒に近い「濃紺●」に見えていました。もしかしたらテレビの性能が低かったためかもしれませんが、そういう訳で脳内では青ではありません。
■ガンダムは白である(富野)
原初の富野氏のイメージは『白』です。どんな白かはわかりませんが、多分ストームトルーパーみたいな白なんだと思います。氏の念願はエルガイムで成就した訳ですが、なぜかガンダムの白の系譜の発生は遅れ、永野版ΖΖ(ワイツ)、ガイア・ギアαの後、かなりの時間を経てようやっとユニコーンに辿り付きますが、ガンプラ作例は不思議と見ませんでした(マックス氏のゼータ「ハルマガンダム」除外)。そういえば85年3月に私がラクガキ(オメガガンダム)を描いた時は、「白ベースのガンダムって無いけど俺が思いつくくらいだから、そのうちバンバン出てくるだろうなあ」と思ってました。何でUCまで出なかったんだんだろう…。
■ガンダムは銀である(松崎、安彦)
松崎氏は銀●のイメージだったと語っています(ちなみにセンチュリーで宮武氏が描いたガンダム起動時の絵も銀)。
しかしそれ以上に大きいのが、当時の安彦氏によるガンダムのカラーイラストが片っ端から「銀」だった事です(ただし言明はなし)。なお、「ガンキャノン安彦初期設定」が銀をイメージしていた事が最近チラリと明かされています(ただし『GHL
8号』の初立体化では白で塗られている)。ちなみにオリジンのアムロの宇宙服は銀色だとの安彦発言あり。
他に、イラストでは「空山基ガンダム」、立体は「虚構の虚空版宮武ガンダム(模型情報の投稿作品)」、 『機動戦士ガンダムプラモ改造法』(二見書房)の表紙の河森ガンダムですが、以後は不思議と見ません。
なお、私が「ガンダーは銀」としている理由は、繰り返すまでもありませんがイメージ元があからさまなにSWなためと、UCの後に白をやっても二番煎じでインパクトがないためでもあります。
■ガンダムは緑である(大河原)
正確にはカーキグリーン●。大河原氏の劇場版ポスター等のいわゆる「リアルタイプイラスト」参照。
■ガンダムはグレーである
大河原氏が『センチュリー』に描いた灰色●のガンダムは、『ハウ・トゥ2』の伝説の河森ガンダム作例の元になった物。G-3として作られた物ではありませんから、「実はこっちがホンモノなんじゃないかな?」という妄想に当時胸を膨らませました。
「G-3」のグレーはあくまで小説版の記述を元にした物ですが、そこに「実は…」という気分は結構あったのではないかと思います(モデラー限定ですが)。
■ガンキャノンは「オレンジ、茶色」である(マックス)
『GHL 8号』 p108-109 |
ただ、作例はほとんど赤に見えます(こんな感じ●●ではなくあくまで赤がベース)。ちなみに当サイトでは茶色●●妄想補足-1 ■ちなみに機体色はこんな感じだったりでしたが、赤みに欠けすぎです(モニターが違うせいか?)。なお、茶系は『1/100リアルタイプガンキャノン』の箱ケンケン少佐のガンプラ生活・地球連邦軍・リアルタイプガンキャノン編。|aznble0059さんのブロクあたりが始祖かと思います。
■シャア専用ザクは真紅である(富野)
元々はサザビーの様な赤●を想定されていたそうですが、ピンク●にせざるをえませんでした(理由はシャア専用ザクのピンク色の真相を参照)。という訳で「真っ白なガンダムが存在する世界」では、シャアのザクもゲルググも真紅のはずです。
■ドムとリックドムは色が異なる(バンダイ)
MGキットの違い●●を見ての通りです。
■ドムは灰色である(俺脳内)
ほぼ一色です●妄想補足-1 ■ちなみに機体色はこんな感じだったり(三連星以外のドム、及びリックドムはかなり明るめ●)。黒の明度を上げてグレーとするのは「モデルグラフィックス」も提案しており、オリジナリティには欠けます。
だって父さん、ドダイだよ_ドム問題 だって父さん、ドダイだよ_ドム問題2 紫はロック。
■06Rは漆黒である(俺脳内)
イラストでは灰色だったのですが、黒はマーカーでは描けない色なので「実は黒●なんじゃないのか?」と長年思っています(ゴーグと同様、絵描きには多いと思うのですがどうなんでしょ?)。実際、灰色ではなく黒で塗られたオモチャはいくつか存在します。とはいえ、それだけならここで扱う程の事ではないのですが、私の妄想では全身の大半が黒だったりして…プラモ作例で見た事は一回もありませんけど(あとデザインも全く違い、あのディテールでは装甲を厚くできないため根本的改変が必要)。
■青いグフはただ一機だけ(俺脳内)。グフカスタムは黒い(田中むねよし)
ラルの後に同じ色でゴチャゴチャ出てきたのは「バンクの都合」、つまりアニメ製作の手間を省略するためなので、おそらく史実(←ン、史実って何だ? まーいいか)とは異なるはずです。青を使うのはラルただ一人で、わりと暗い青●です。あとグフカスの色は「モエモエセンチネルブルー●」ですが、田中むねよし氏曰く「ノリスのイメージカラーは黒!」との事で、私も同意です。あ、グフカス自体については膝の色がザクと同じに改悪されているのが嫌です(遠目で見て区別が付かないのはダメ)。
■082が嫌いな配色
筆頭は、「アナベル・ガトー専用リック・ドム」の配色です。色合いも好みではありませんが、何よりも「膝や足元も全部しっかり塗れよ」と言いたくなります。
○「マジンガー配色」は今考えた造語で、太腿と二の腕が白い配色(オモチャは銀)の事を指します。ダイナミック系は元より、戦隊ロボ、その他のスーパーロボだけでなく、サンライズロボにおいても「ライディーン、コンV、ザンボット、ダグラム、ボトムズ、バイファム、レイズナー、勇者ロボ、etc...」と実に多いのですが、永井豪先生には一銭も(以下略)。
○これ以前に存在したのが「鉄人配色」です。基本は単一色で、ガンダム(特にガンキャノン)、新鉄人、Gライタン、バルキリー、ダンバイン、オーガス、エルガイム等。いわゆるリアルロボットに多い配色です。
○ガンダムブーム以降、「ライディーンの色ってもしかしたら違うんじゃないのか?」という感が年々強くなり、『超者』のゴッドライディーンのプラチナに金ラインのカッコ良さといったらもう…(話は全く覚えてないけどデザインは良かったなあ)。
○「ビッグダイX」は、バルキリー以前にストライプマーキングを導入しており、なかなか挑戦的デサインでした(ただし当時のオモチャは二の腕と太腿が銀で、デカンダーロボは以下略)。
○「マジンガー配色」と「鉄人配色」のどちらにも属さない物として思い浮かぶのがジーグにバラタック。そして「プラレス三四朗」は今でも通用するデザインと配色でした(イカロスウイングの淡いブルーのカラーリングが萌え)。
○マジンガー自体の配色ですが、ウチの真空管テレビでは手足の青●が黒●く見えていました(ボロかったせいなのかなあ)。おかげで手足の黒い原作版の方がしっくりきます。なお、二の腕と太腿は当然、白や水色ではなくシルバー●です(超合金と同じ)。
○そういえばダグラムの模型では、二の腕と太腿が白ではなくシルバーだった事に多少驚きました。当時は「ガンダム基準」が刷り込まれており、マジンガー他(の超合金)のセオリーをすっかり忘れていたためです。
○を問題だと考えられていたのは、私の知る限りアニメライターの廣田氏のみです。サンサ編の全身緑●化したタコには、実験であると同時に「マジンガーのセオリーから決別せんとする意志」を感じましたが、同時に「何か違う感」もありました。ストライクドッグの全身ブルーはオッケーなのにスコープドッグだと違和感があり、そのためなのか現在に至るもサンサ編の塗装はマイナーなままであり、逆説的に「マジンガー配色の優秀さ」を証明してしまっていると言えます(ところでちなみに、個人的に一番好きなATの色はファッティーで、当然エメラルドグリーン限定)。
○「オージェ黄色ではなく金、HMは本当はメタリックなんです」の永野発言直後より、日本中の模型店のショーケースのHMがメタリックと化した事件。永野護×小澤勝三対談-2 ただし今考えると「改革だって? 既にGライタンにギャバンもあるのに?(ついでに球体関節はジーグで既出)」という気もしないでもありませんが、当時の「リアルロボット村」という狭い文化圏の中においては革新的な出来事でした。
○そしてその15年程後、「スケルトン事件」発生。全MHが当時流行っていたアイマックの様な半透明(トランスルーセント)で光るとの設定更新に、MHモデラーは阿鼻叫喚のGK地獄に(嬉しそうに)突き落とされました。同じデザイナーにより二度も改革がなされているのが興味深い点です。
○ところで、『ナイトフラグズ』表紙のレッドミラージュのセル画を最初に見た時、塗り分けを塗装だと見間違えてしまい「これは並大抵のモデラーじゃ絶対塗れないな、すげーぜ永野やっぱり天才だ!」と早とちり。で、「アレ、塗り分けじゃないのか?(その方がモデラーの衝撃が倍増して面白いのになあ…)」と多少落胆。なお、この勘違いの後に「セル塗装」という言葉が脳裏にムムムッと浮かびました…単に浮かんだだけですけど。
○三原色のうち一色しか使われていない(Gライタン他は除外。うー、ジムやイデオンに黄色さえ無ければ…)。ガンダムは「鉄人配色」と呼ぶには不完全で、胴体が賑やかすぎる問題がありました。
○「バルキリー&オーガス」−「赤」=「エルガイム」。最後の革新(原色の撤廃)はダンバインが達成し、御大の念願たる「真っ白なロボット」はエルガイムで実現します。
○ところでバルキリーと言えば、ゼントラバルキリー(マックス機の欺瞞塗装)の配色は、ザク色の欺瞞ジムとか色々応用がきくと思います(もうあるのかも)。
IDEON-4 バッフ・クランの「ジュキドゥ・メクァ」の色は白である/イデオンの赤について
『グレートメカニックG 2016 SPRING』(双葉社)48pより |
○ラスト3話において『迷彩ビルバイン●●』となったのは、夜間迷彩がどうのとミリタリー的な説明がされてはいますが、「アニメ番組的」にはかなり変です。こんな事をすれば視聴者が混乱しますし、変更の前例も聞き及びません。まぁ、元々デザイン自体に大きな問題を抱えていた事から、何とかしかたったのはわかりはしますが、往生際が良くないなと感じました。
○ただ当時の私は、妄想途中の俺ビルバインの色を決めあぐねていたため「青系にしたかったというのか?」と指針にはなりました。そういう訳で自分の中では青系●●でケリが付きました…といっても色は誰も知りませんけど(あ、形状の方はZの表紙のNTを御発掘下さい)。という訳で、出渕氏の「ヴェルビン」の緑色を見た時には「んー、違うんだよなー」と感じた次第。で、その後の91年にデザインと名称を変更した「ビルベリオン」は銀●●としたのですが、これは、ビルバインのモチーフである(と思われる)某シルバー色の特撮ヒーローの影響です。ウソです。
勇者ライディーン「黄金(休止)→通常色」
ウルトラマンティガ(他)「通常色→特殊能力変化」
勇者王ガオガイガー「通常色→黄金(最大パワー)」
仮面ライダークウガ(他)「通常色→特殊能力変化」
ストライクガンダム(他)「グレー(休止)→通常色」
ヴァルヴレイヴ「黒寄り(休止、低出力)→通常色」
○気がついたのはエウレカAO、ヴヴヴあたりで、一体いつ頃から出てきたのかは調査中。最初の発光モデルはおそらくゾイドで、ソウルタイガー(2005)より前にもあった気もします。
○なおロボを除けば、まっ先に出てくるのが『TRON』(メビウス&ミード、1982)。思い出せる所ではネオランガ(1998)に赤いラインが入ってましたが、それ以前にもおそらくあるでしょう(バッフクランのアレは含めても良いものか…)。
○年寄モデラー限定かもしれませんが、WF会場でこれに遭遇すると、正式な塗装であっても「未完成品」に見えてしまう事多々。それから「白いオモチャが陽に焼けて変化した色」は、オモチャ好きにとっては許し難い悪夢の色です。ただし今時の若い人は、昔のキャストの色など無縁でしょうし、オモチャを日焼けさせる事なども無く、焼ける前に捨ててしまってそうな気もします。