Space Settlement in Gundam? -2

Original design of Space Colony (Space Island, Island Earth, Pocket Planets).

ガンパラにおける「スペースコロニー」

このページの内容は俺ガンを楽しむための自慰妄想であり、「機動戦士ガンダム」の公式設定とは永久に無関係です。

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2009/11/27
Colony links
Gallery for Space Settlement 2009 Calendar Art Contest

http://users.bergen.org/timcas/projects/pictures/eng83.jpg
http://users.bergen.org/timcas/projects/engineering1.html



2009/11/3〜4
■密閉型スペースコロニー(Windowless type island)

Space Settlement SIDE-3

 サイド・ゼオンのアイランド…もといガンパラ版サイド3のコロニー(初期に建造された物)で、シリンダーの両端で太陽光を取り入れる方式の密閉型です(というより準密閉型?)。考案した時期は前ページの開放型と一緒で、これも若い頃の妄想です(当時重視していなかった放熱パネルを工業ブロックに追加)。なお、シリンダーが短く中心がわずかに膨らんでいるのは建造時期が古く技術力が不足していたためで、直径も2.4キロと小さいため不安定なラグランジュ1〜3での軌道修正(ロケット噴射?)がやりやすいメリットがあります。
 このタイプは見ての通りミラーやサンライトチューブ(放水シャワー付き)の構造が複雑なのですが、窓が無いぶん構造に負担がかからないため、開放型よりもむしろ低い技術で作れるのではないかと思います。個人的には、開放型コロニーはやはり合理的とは思えません。

 なお開放型に関して付け加えると、ミラーフィルムは軽さを優先したデメリットによりすぐに宇宙放射線で曇ってしまうので、数ヶ月に一度張り替えます。窓は表面に透明防護フィルムを貼ってあり、これも時々貼り替えます。あと窓の部分は光をレンズの様に拡散させるので、ガンパラコロニーでは外の景色は歪んで見えます(いや全く見えないかも・・・ただそのかわり、鳥が焼け死ぬ事はありません)。



11/4追加
宇宙コロニー内の物体の運動:SFネタっぽい物理学演習:田部勝也 私設 物理-SF研究室
 上で紹介されている「自転による昼夜発生」は、太陽光で外壁が加熱してしまう点、及び太陽エネルギーが無駄になってしまう点からガンパラ版では行いません。

 ちなみに放射線遮蔽については、太陽方向からの物は図のコンクリートのプレートでほぼ完全にシールドします(角度がずれてしまった時のため、もう少し大きい方がいいかも)。他の方向からの放射線は、建築の際には地下に防御版を置く等で個別に対処しますが、建物から出ると危ないので不完全である事は否めません。よって家族が朝のローカルテレビで『今日は宇宙天気が悪いので小中学校は休校です。児童の方は外出を控えて下さい』「ヤッター!」「ダメよ、家でじっとしてなきゃ」「あーあ、子供は天気が悪いくらいで休めていいなあ…」とか。

 また廃熱に関しては、一定の量を越えると外壁に放射プレートを貼り付けます(低い温度では放熱効果が薄いので、一般家庭の廃熱は数十軒分をまとめます)。開放型の窓の中の水の冷却時に発生する熱はかなりの物なので、窓周辺には逆立ったウロコの様なパネルが集中しているはずです、たぶん。



2009/11/2
■スペースコロニーのミラーに関して

スペースコロニーの科学 その3 ミラー 紺碧の世界に夜露死苦

 かれこれ18年間これを待っていました!!

 2006年11月の記事なので、もっと早く発見できていればさぞかし世をすねたりガノタを敵に回したりせずにすんだかと…。関連用語ではかなりググっていたはずですが、このマヌケな見落としっぷりは相変わらずです(もしかしたら当時検索エンジンがきていなかったのかもしれませんが)。

 でそれはさておき、ミラー形状がギザギザなのはカッコいいという点には思い至りませんでした。先端の鏡が大きすぎる点については、構造はフレームに薄いフィルムを張る形なので重量はさしてかからないだろうと判断し、光が先端に集中しすぎてしまう点は「先端になるにつれ反射率が下がる」「実は全体が微妙に湾曲している」「河の透過率を変化させる」なりで対処すればいいやと手を抜いたのですが、どう見てもミラーの間に隙間を開ける方が萌えます。
 という訳で、下の図を起こしました。
Space Settlement Mirror



 ところで、凹面鏡は「空想科学読本3(p220〜221)」に出てきたりするのですが、深く考えて書かれたものであるのかは不明です。ちなみに凹面ミラーは昔から時々目にする事がありましたが、重要なのは「河幅が狭い事」の方であり、それがしっかりと描かれたのは「ジ・オリジン」が最初です(とはいえ途中から何故か「平面ミラー」に戻ってしまったりもするのが怪しい所ではありますが)。

 
 でもって、山本会長が「こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』」において「柳田版のコロニーのミラーは窓を溶かしてしまう!(p245)」と突っ込みを入れましたが、ちょっと妙です。

 ミラーの湾曲率が全て同じならば、確かに溶けてしまうでしょう。しかし、図で焦点が空中に描かれている以上、ミラーの湾曲は末端部ではゆるやかになり、すなわち全体においてコロニーの空中で焦点を結ぶ物と考えて然るべきです(未来のガラスがマヌケな材質の訳がありませんので、河幅はかなり細くする事が可能だと思います)。
 よってここは窓が広すぎて土地が無駄になると突っ込むべき所なのです。あと他に「鳥が焼け死ぬ」とか・・・。

 ただ、当時「あーこの図を見た人は全員が凹面鏡を使うべきだと気づいただろうなあ・・・」と思ったものの、どういう訳だかこの件については何も言及を見ることはありませんでした。
 とはいえ、凹面鏡の提唱者が地球上で私一人だけでない事がようやっと判明した以上、会長には悪いのですが、
「柳田コロニーは合理的な設計」
 と言えると思います。


※2012/5/22 やっぱり合理的じゃないので自己突っ込み→  -5


2012/7/12追加
 検索用ワード 「曲面」 2012/7/12


2012/7/12 last update.

   
island-1 colonies island-3

G_Robotism