Space Settlement
in Gundam?

Original design of Space Colony (Space Habitat, Island, Island Earth, Pocket Planets).

ガンダムならぬガンパラにおける「スペースコロニー」

このページの内容は俺ガンを楽しむための自慰妄想であり、「機動戦士ガンダム」の公式設定とは永久に無関係です。

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2006/7/5 (7/9修正)

「はじめに、メカありき」

「過渡期には、萌えありき」

「そして末期は、全てエロゲになりき」

スペース・セツルメント「サイド7-1バンチE(S7-1B-E)」完成予定図

※背景画像は「壁紙宇宙館」http://powerforce.moo.jp/の素材を使用させて頂きました。



「シリンダーの詳細」

種別・・・島三号(Island Three)
直径・・・3.2Km
全長・・・18.0Km(2.0+16.0) (シリンダー全長21.3km)
総陸地面積・・・約1148平方km(20+128)
居住人口(理想値)・・・230万人
重量・・・10億トン以上不明
材質・・・鉄筋ムーンクリート
ミラー数・・・北地区10(5×2)枚、南地区9皿

 図はアニメのガンダムの物ではなく、安彦良和氏の漫画版である「ジ・オリジン」を想定した物です(0079年の時点では未完成なので、ミラーと農場ブロックがありません)。サイズは、富野氏の小説の角川版での改定数値を採用し、半分の直径にしました。陸地面積はオニール案の320平方kmの半分弱(窓の幅は直径の二割で計算)で、人口数値はオニール案を元に算出しました。なお、ウィキの一千万人という数値は間違いで、正しくは500万人です(2基での数値が誤訳された物なので注意)。ただし、ガンダム世界のスペースコロニーの基数の設定は異常に少なく、計算すると多くて4千万人(オニール案の8倍!)が詰め込まれる超過密状態です。しかし、画面ではさほど住宅が密集している感も無いので地下に巨大な階層都市がある可能性がありますが(冗談)、御大の小説(一年戦争の後の時代)では500万人のフシがあるため、おそらくは単に計算してなかっただけかと思われます。
 ちなみに直径を3.2kmに下げた最大の理由は、サイド7のあるラグランジュ軌道は不安定であり姿勢制御が常時必要なためで、サイド3及び5も同様に悪条件なので小型が主流であると「設定」すると、フィクションのリアリティが増加します。一方、他のサイドのあるラグランジュ5と4では安定宙域ですので、一般サイズ(6.4×32km、陸地面積515平方km、ミラー数5×3)が主流で、大型の物(12.8×64km、2060平方km、ミラー7×4)も存在、という感じになります(大型のスペースコロニーは小説で存在が明かされていますが、具体的には不明なので勝手に設定しました悪しからず)。

「合体スペースコロニー」
 「ジ・オリジン」の描写では、ザクが「隔壁」をぶち破ってすぐに民間人を襲っています。しかし民間人がヤバそうな隔壁側にわざわざこぞって避難する理由が不明瞭です(避難シェルターや脱出用宇宙船を探していた等の屁理屈も苦しい)。よって球状のスペースコロニーとシリンダー型を繋げたのは見ての通りで、ジ・オリジンでの「隔壁」の存在をガンパラ内で無理矢理適合させるための苦肉の処置です。ちなみに球の一日の気温はは砂漠の様な低温と灼熱に調整されるので、人が住むにはあまり適していません。これはシリンダーの圧力調整のために使われるためで、シリンダーか昼の時は真夜中となり巨大換気扇から暖かい南風が流入し気圧上昇、シリンダーが夜の時は逆に炎天下となり大気はシリンダー側へと流されます(毎日の急激な変化で確実に寿命減りそう・・・)。ただ、こんな事言ってはいますが実際に気圧変化で問題が起こるのか否かは全くの不明で、「ダムが満杯と空を毎日繰り返すとマズいだろうなあ」・・・という妄想から単に出てきた心配にすぎませんが。
 なお、通常のスペースコロニーでは気圧調整にはガスタンクを使うため(0080のガスタンクの様に爆発する事はありませんが)、別に合体させなくても問題ありません。では何がメリットなのかと言うと、既存のスペースコロニーと地続きのため整備を行いやすい事と、隔離及び分離が可能・・・つまりもしものための保険です。

「名称」
 Gセイバーよろしく、外人が不快感を持つ言葉である「コロニー」は用いません。そもそも当サイト、つまり歪みきった最狂のガンパラ世界では、ガンダムにおける絶対史実は通用しません。ちなみにフォンブラウン市には「1Gあるはずの」重力が何とありません!・・・はさておいて、ホワイトベース内部には重力ブロックがありません・・・っていうかそもそも名称からしてペガサスですし、サイド7もトアです。トアはノアの誤植とされてきましたが、肉筆文字を良く〜見ると・・・ムニュムニュ。
(※なお、ガンダム設定とは異なり、ガンパラでは全ての用語は「言葉の意味」が変わったら変更されます・・・しかし、ガンダム放映からたった27年の間にもかなり変わりましたねえ、当時は「アダルト」にエロい意味なんてなかったですし)。

「二基で1バンチ」
 これが最大の変更点であり、1バンチは2基からなりワイヤーで接続されます(←オニール案)。二基連結のシリンダーは、松浦氏のへりくつ探検隊で描かれた事はありますが(おそらく最初で最後)、性質上ガンダム正史とは完全に別物。よって「ガンダムの史実」には存在しません。しかしガンパラは正反対であり、単独では存在できません(密閉式前後連結型だけは例外で、回転の向きを逆にする事で単独存在可能)・・・という訳で、テキサスの東には「イビサ」が・・・(以下略)

「ミラーと窓の変更」
 開放型は絵づらはいいのですが、存在には疑問を持っています。巨大なミラーにかかる巨大な遠心力、土地の半分を占める窓(あぁもったいない…)、それにより発生する構造の脆弱さと放射線・・・。よって窓などは無くしてしまい、前後の小穴から光を導くのがベストでしょう(形状はキノコの様な感じになります)。ただ、流石に密閉型にしてしまうと「絵にならない」ため、仕方なく5×2枚ミラーのツインスター配置(※妄想語)をひねり出し、一つのミラーにかかる遠心力を下げました(各ミラーのワイヤーはシリンダー本体には負担を一切かけない様に配されます)。さらにミラーを凹面鏡とする事で、川幅を狭めて土地面積を増やします。ちなみにジ・オリジンのサイド7も、凹面鏡と狭い窓で描かれています(全てではありませんが)。

「昼夜の作成法」
 オニール博士は夜間をどうやって作るかを述べませんでしたが、ガンダム劇場三作目のパンフレットで小ミラー開閉ギミックのイラストが描かれ、これが以後の公式となりました。ただ個人的には疑問でして、ギミックのためにミラーが重くなり、制御とメンテナンスも大変かと。よってミラーは「可能な限り薄く軽く」したい所です。なお、既に言われている案として「窓に黒い水を注入」というのがあるのですが、何だか面倒臭そうなので「太陽電池パネル開閉式(リバーシャッター、ナイトブランド)」という簡単で安上がりな方式としました。ただ、窓が熱くなるので、冷却のため普通の水も流して温水に変えます。「窓の水」というのは放射線防護目的として頻繁に目にしますが、やっぱり川には水がつき物ですから良く言われるのは当然でしょう。

「農場ブロック増量」
 Ζの画面では良く背景からはしょられていましたが(カワイソウ)、そもそものオニール案が面積を少なく見積もりすぎなんだそうです(将来生産効率が飛躍的に高まるだろうと踏んでそうしたらしい)。まあその辺がどう転ぶかはわかりませんが、重量バランスの偏りが気になるため、前後にデンデン太鼓を配置しました。

「太陽炉が存在」
 ガンダム設定上では存在しません。よってパラボラを付けずに、ただのフラットな板(太陽電池パネル及び非結像集光鏡)の方が妥当なのですが、絵的にパラボラが欲しかったので・・・(ガンパラ世界では壁面に直接光が当たる事は一切なく、太陽光は全てが有効に利用されます)。ただし炉と言っても反射鏡でして、スペースコロニー内部へと導かれてサンライトチューブを発光させます(チューブは放水機能あり)。よって港が存在できませんが、ガンパラ世界では港の形状も入港方式も根本的に異なります(ガンダム世界の港は御存知の通り、太陽炉の様な形の前衛建築なのですが、こういうのって意味が無くて何かヤダ・・・)。

「材質は鉄筋コンクリート」
 定説とは異なり「ムーンクリート」(※現実語)を使用します。オニール博士は金属製だと考えましたが、別の学者がこっちの方がいいと言っていたので。ただ、落ちれば人類が即滅亡する様な感も若干・・・。

「内部にワイヤー」
 種やGセイバーよろしくワイヤーが張られています。ただし3本ぽっきりなんていう事は無く、それこそ縦横無尽に。理由は言うまでもありませんが、そんな空間で対戦車ヘリ等を飛ばすと一体どうなるか・・・という事です。

「ディテール」
 ある時「ふっ・・・」と絶対真理に気付いてしまい困った事に。スペースコロニー表面は基本的に宇宙船の様なハードなディテールでチマチマと描かれますが、そんなはずがありません。よって現実世界でスペースコロニーに最も近い物を想像してみた所、一つの答えにたどり着きました・・・ダムです。危険な物壁の外に付けるのは確かに合理的ですが、肝心の問題はメンテナンスです。磁力靴や吸盤でどうにかなりそうな速度ではないので、「整備ロボ用ガイドレール」が贅沢に縦横無尽にはりめぐらされてでもいない事にはお手上げ・・・つまり「外部でなければならない理由があるごく少数の物のみ」が壁面に露出する事になり、よって遠目には壁には何も見えないでしょう。しかし、それでは「全く絵にならない」ので、トンデモ解決法として宇宙通信販売の「外壁用宇宙線防護シート」(意味なさそう)や、宇宙落書き職人に何とかしてもらおうという算段ですが・・・ダメ?


と、いう訳で・・・
 長々と解説してしまいましたが、これらの発想自体は合体云々(気圧調整)を除いて、昔の妄想(1991年頃)から何一つ変わっていません。ただ、当時は「こんなのはきっと誰かが考えているだろうなあ」と思っていたものの、いまだに「俺コロニー」を見た事がなく、私と同じ事を考える人はどこにもいない様です。


2006/7/9

 セツルメントは「天国楽園」の事だとGセイバーの解説で当時見た様な記憶があったものの、ササッと調べてみたら「解決」と表示され、もっと良く調べたら「植民地」だとの事。コロニーがダメでこっちだといい理由まではわかりませんが、元々Space Islandという呼ばれ方自体が少ない事が気になっていたので、タイトルを Space Settlementへと変更。ただ、私の感覚では79年も経って植民地もないだろう、という事で図は変更せずIslandのままにしました(図の東西を変更、上を西にしました・・・なお川岸には安全用の小ミラーがあるのですが図では省略)。

 ところで、日本ではスペースコロニーの形状が云々というのは目にしませんが、海外の本場では「スペースセツルメント・デサインコンテスト」などという粋な催しを毎年やっている様です。ただ、今のところ見かけるのは「チューブやボールの組み合わせオブジェ」が主流で、私と方向性が同じ物はまだ見つけていません(もっと良く探せばどこかにあるのかもしれませんが・・・)。

 なお、例によって「貴様のいる場所は我々が二千年前に通過している!」という全知全能な方々がおられる可能性はそれはもう多分にある訳ですが、まあなにぶん15年前の妄想(当時はUFO信者でした)という事で御容赦御勘弁下さい。いやもう、ミラーはもっと短くできるはずだとか、突っ込み所は本人ですら数多くある訳でして・・・。


2007/2/10

※「検索エンジンから初めて当サイトに来られた方への簡単な解説」

 かつて、私は言いたい事を絵の中に込めていました。しかし、こちらが「見れば全てわかるはずだ」と思っていても、それが他者に伝わる事はありませんでした。伝える方法も、伝えるべき相手も間違っていたのです。
 日本のガンダムマニアは「設定至上主義」に陥り、自らの頭で思考する事を失いました。設定を遵守する事こそが唯一正しい道であり、それ以外は狂った悪行となったのです。私はそれを嘆き、このガンダムファン界最凶の当サイトを制作しました。しかしいまだに、日本のガンダムマニアにはほとんど理解されず、世の中に存在していないに等しい物にしかすぎません。
 果たして私の気が狂っているのか、それとも私以外のガンダムファンの方がおかしいのかを知りたい方は、当サイトをお読みになって御自身の目で判断して下さい。


2006/07/05作成
2006/7/6 スペック追加
2006/7/9修正、追記
2006/12/29微修正
2007/2/10微修正、追記

 
colonies  island-2

G_Robotism