雑記 '06-9


雑記


2006/9/29
●芸術とは何だ?


 芸術とは・・・彫刻だ!(ユージンの石膏像ガシャは、岡本太郎美術館にてまだ稼動中)


 いや・・・村上だ!(.ビジネスという意味)


 それは・・・オマケだ!(形式上タダという意味)


 実は・・・萌えだ!(.身もふたもありませんが)


 違う・・・燃えだ!(.やっぱり身もふたもありませんが)


 本当の答えは・・・バカだ!(.意味なし)



 今日の結論・・・「何だかわからない」


オマケ1「燃え画像の解説」


 手持ちのRX-78を並べてみましたが、スケールがそれぞれバラバラです。まあ別にいいですけど・・・。

 13センチ級・・・可動戦士、オリジン、ヴァーカ(プライズ)、ゼンマイ歩行
 (12.5センチ=1/144)
 12センチ級・・・クリエイティブ(プライズ)、ダイキャストクリエイティブ(プライズ)
 11.7センチ級・・・ダイキャスト(正式名称不明、プライズ)
箱吉と判明(10/14)
 11センチ級・・・ハイパー
 10.5センチ級・・・MIA、ソフビスーツ
 9.5センチ級・・・パッケージアートフィギュア(画像には無し)
 9センチ級・・・HCMプロ(1/200)、アダプト(画像には無し)
 8センチ級・・・トイブック(スタジオ彩)、アルティメット(ボークス)、足の裏に磁石のある奴(プライズ)
 7.2センチ級・・・ガシャ(MSセレクション)
 7センチ級・・・小松原キーホルダー
 5.8センチ級・・・ハイクオリティキーホルダー(プライズ)、対エルメスのジオラマのガンダム
 5..5センチ級・・・キーホルダー(箱入り)
 5センチ級・・・ザクザクキーホルダー(画像には無し)
 4.8センチ弱級・・・Gサイト
 4.5センチ級・・・ボトルキャップ、鉛筆削り(ゲルググしかないので実際は違うかも)
 4.2センチ級・・・ガンコレ、MFセレプラスのG3
 4センチ級・・・MFセレ
 2センチ級・・・マイクロセレ
 (※言うまでもない事ですがガンダム立体物は膨大にあるため、これらは氷山のほんの一角にすぎません)


 これらのガンダムオモチャの中では、可動戦士が最もおすすめです。正攻法にして異端であるというガンダム造形史の鬼子的存在で、プレックス(初代社長は村上天皇)の野中氏の趣味丸出しの逸品。しかし、「これでガンプラは確実に変わる!」と思ったら大間違いでしたけど・・・(そういえば90年頃に出た1/72ソフビキットも黒歴史ですねえ、あれは10年早かった)。
 いわゆる安彦プロポーションはガシャにも多いのですが、置物にできるほどのレベルではないのが難。まあ200円なので贅沢な文句かもしれませんが、江の島水族館内にある海洋堂ガシャは200円で神レベル造形が二つも手に入りますので、安さにおいても比較になりません。
 しかしまあ、総じて私の納得のいくRX-78の立体物は少なくて、他はガレキレベルで納得できる胸像(画像には無し)と小松原キーホルダー(機種により出来の差がありますが)とMFセレプラスのメタリック版(通常塗装は色が暗すぎる)くらいでしょうかね。評判の良いハイコンプロもガンプラと同じ脚デカ脛太のデブ体形のため趣味に合いませんし・・・とまあそおゆう訳なので、御覧の皆様の中に「バンダイに入社したい」とお考えの勝ち組学生の方がもしもおられましたら、どうかよろしくお願いしますですハイ。


オマケ2「萌え画像ボツ版」

 露出度が低いので没に。元々集めてるつもりはないのでイイカゲンです・・・。



2006/9/26
●オモチャ日記


 画像は見ての通り竜神兵ブランゼラー・ブラック版・・・・もとい、ミクロマン・マグネパワーズのロボットマン・バロン(1998)。ちなみに入手価格は300円です。
 ええとまあ、最近ちょっとバンダイを持ち上げすぎたきらいがあるのはやまやまでして、ガンプラの出現以前にミクロマンとマグネモによって「可動」が極められていた事はあえて言うまでもありません。しかし、一方の超合金はいまだに全然動かぬ直立不動・・・(天皇御自慢の「変形」もバルキりーが一足飛びに頂点に達した訳で)。結局バンダイロボでは人型時のポーズアクションや人体美の追求は二の次で置物感のみが重視され、そしてタカラ自体も関節の動かぬ勇者ロボを・・・・という状況に至った訳ですが、ロストテクノロジーと化していたマグネ技術が世紀末になって墓から復活。ただタカラの技術力に御覧の通りの神レベルデザインが加わっても、ブランド力が弱く毎度影が薄い罠・・・。あ、待てよ、トミーと一緒になったって事は今こそZナイトを市川デザインで大復活の時!そしてサンラ(以下妄想略)。


●先日の補足

 通路でゴザ敷きについて少し調べてみた所、「仮眠室が少ない」との客の不満の声が多くあがっているも、ホテル側は一向に増やそうとしないんだとか。まあ「仮眠室で安く泊まられてしまうとロッジの宿泊客がその分減る」のは当然あるのでしょうけど、路上から老人を締め出さないのはおそらくそのせいもあるのでしょう。ちなみに一般客でも、ロッジの部屋数が少ないため予約できず、仕方なく仮眠室でもいいからと泊まろうとするもこちらも数が少なくあぶれてしまい、結局通路上での宿泊を余儀なくされる事も多いそうです(毛布を無料で貸してくれるとの事)。



2006/9/24
●骨休め日記


 常夏の島にブラリとバカンスに行きました。遠くに無粋なゴルフ練習場の網が見えるのは気のせいです。


 ホテルの敷地内には何故か温泉が・・・きっとオーナーが日本趣味なのでしょう。


 温泉だけでなく何と博物館にも直結しており、海賊船が展示されています。まるで屋内プールの様にも見えますが、無論単なる目の錯覚です。ちなみに施設内は魔弾・・・もとい、手首に付ける鍵のバーコードで会計するシステムで便利でした。

 なお、ここの場所は伏せますが年寄りのSFマ(都合により削除)。しかし、まさかこんな所でこんな日(9月23日)に老人問題を考えさせられる事になろうとは思ってもみませんでした。温水プールのあるドーム内(結構暑い)を歩くと、通路の隅等でところどころ老人男性が一人ゴザを敷いており、まさにホームレス状態・・・。いぶかしく思い従業員に聞いてみると、そういうコースなんだとの事。要は宿泊用ロッジの部屋を取らずとも入館料のみで温泉と豪華な温水プールを利用できるため、近所の老人が24時間営業の「健康ランド」として利用しているのでしょうが、何というか実に身につまされる光景でした。
 また、フロアに置いてあった漫画をふと手に取ると、これが何と痴呆老人介護をテーマにした「ヘルプマン」というリアルで重い作品。しかし老人向けの漫画なら、ヤーングバージョンに若返るのとか(←ちと古いか)他にもあるだろうに・・・と思いつつ少してフロアに戻ると、本は同じソファーで一日中ゴロンとしていた老人の手の中に。うーん、しかしこの老人達の家族は、この敬老の日のわびしい光景を見て一体どう思うんでしょうかねえ・・・。

 でもまあ、独り身の自分の未来を考えるとやはりこんなものでしょうから、あと20年もすると独身老人オタ向けレジャー施設でもできるんじゃないでしょうかねえ。松戸の御神体ガンダムは栃木工場に行ってしまいましたが、工場の隣にガンダムホテルを造るとか、近くの改装予定のホテルにバンダイが資本参加して・・・とか。あ、私の手元にもし400億あったら自分で作りますので、これを見ている超大金持ちな方がいましたら今すぐ口座に(略)。
 ただ、ここを出て向かった先ですぐさま考えが変わりまして、御神体は遊園地と提携するのが良さそうな気が。ちなみにバンプレは浅草に遊園地を持ってますから、やろうと思えばできない事もないでしょう。まあポシャった手塚ランドの例はありますが、円谷の渋谷プロは昔漏らしてたウルトラランドの夢を捨てていない様で、いつの間にやらこんな物が・・・。


 某遊園地の屋内施設の二階がまるまるウルトラ化。入り口に御新像は基本ですが黒歴史の地味さ・・・入ってすぐのマックス車の方が目立ちます。


 エスカレーターの壁のホークは、薄さを生かしたナイスなレイアウト。レッドキングとペギラも迫力の造形です。ただ、他はプロップがチラホラあるものの、遠出してまで観るには喰い足りないのが難です。


 ステージ(有料)のマイナー悪役と、ちょっとだけ出てくるグロ怪獣はあまりお目にかかれないので涙したマニアも・・・いるとは思えませんがこれは別にいいか。しかし、上司も心配しそうなセブンの疲れっぷりが哀れなので早く何とか・・・(トホホ愛好家は喜びそうですが)。という訳で、「全体の展示量は物足りないけど、まあタダで見れる物なのでこんなもんかなー」と思いつつエスカレーターを降りて館を出ようとした所で、一階(普通のゲーセンと軽食とペット店)で唖然とする物に遭遇しました。


 うーん、まさにバカです・・・・考えたバカに拍手!!



2006/9/17
●オモチャ日記

バンダイ DX VRVロボ
 今日は友人と楽しくお宝ハンティング、カーレンの2号ロボ「VRVロボ」を捕獲しました(武器の銃二丁と高ゲタは欠品)。


 撮影の後は、例によって友人(三歳)に引き取られました。もっと遊びたかったのに、ぐすん。

VRVロボ
 画像はテレビマガジン97年11月号より。カーレンはお話がふざけす・・・もとい、子供にもわかりやすいので友人は喜んで見てますが、かなりオタクライクな異色作である事を再確認。

シグタロウ シグエ ラジエッカーロボ
 6人目の戦士シグナルマン(村上天皇デザイン)の息子シグタロウと妻シグエって・・・一体何考えてるんでしょうか。戦隊ロボの黒歴史・ラジエッカーロボも素敵すぎです。しかし、あまりのプロデューサーの悪ノリ暴走っぷりが災いして、最終回用の「バリンガーZ」に抗議がきてお蔵入りになってしまったのはちょっと残念・・・。

てれびランド97年2月号
http://www.mandarake.co.jp/information/2005/05/20/fko06/index.html
作品詳細
http://type-98.lix.jp/area_02/takaba/super/carranger.htm



2006/9/15
●村上ファンと

 いう奇特な存在が、果たして富野信徒・・・いや平成ガンダムの戦隊化を憂うオヤジガノタに一人でも存在しえるとでも言うのか?と疑問の向きあれど、とりえあえず今日も村上克司天皇ネタです。

(あ、肝心のお隣へのリンクを忘れてました・・・)
http://zmock022.blog19.fc2.com/blog-entry-503.html

「超合金魂開発計画 メディアワークス」P130
ギャバンの時、流通サイドに武器の展開とか商品のあり方に意見を言われたとき、村上さんは激怒するんですよ。「俺が欲しい銃や武器が出てるんだからそれでいい。それ以上は必要ないんだ!」と。これは、もう一から造るクリエーターの神髄だなと思いましたね。自分が持ちたい銃、乗りたいロボットやマシンは、子供も乗りたいに決まっている、という確信がないと、この仕事には携われないんです。

 ううむ、まさに「俺が正義だ!」を地で行ってます。もはやサラリーマンの言葉というより、ワンマンアーティストと呼ぶにふさわしい・・・きっと氏の脳内辞書には「強くあれ、たとえ間違っていても!」とか「正しい事をしたければ偉くなれ!」といった強き者の真理がさぞたくさん書かれている事でしょう。しかしまあそれはさておき、氏がウチ的には一体どういう位置づけなのかは、下の証拠を御覧の通りです。

○私がコラムのタイトルにしているメカデザイナーは、氏のみ(扱った量では成田氏の方が多いものの、雑記のタイトルにはしてません)。
○ガンダムサイトなのに戦隊ロボ玩具の写真の方がはるかに多く、ガンプラよりオモチャをほめている。
○「俺ヒゲ」は、超合金プロポーションとギャバンの目という要素を取り入れて描かれている。
○「俺ガンダー」とは、ガンプラへのアンチテーゼ(既存の解釈の全否定)ですが、プレックスによる玩具化だけは想定されており、すなわち可動戦士の進化形を念頭に置いて描かれている('04年末の寝言参照)。ちなみに一軸ヒジ関節に執拗にこだわるのは、ヒジ関節軸の存在(ワンセブン、ジャンボマシンダー式)がガンプラの勝利に貢献したいう考えによる(ぬえメカやダグラムのプラモが天下を奪えなかった理由の一つに、ジャバラ処理が多い事があげられると思う)。
○トップ画像は、メカテザインの進化が所詮「萌え」にすぎない事を批判し、超合金プロポーションをリスペクトする物(ヒゲの位置に本来クローバーの合金がくるべきなのは見ての通り)。

 ・・・どう見ても信徒です。本当に(略)
 なおついでに、以前「〜隆と克司は似ている」で言いそびれた点なのですが、アートなクリエーターを3つに大別してみました。

「プロレタリアート・クリエーター」・・・アートに生きてアートに散る。労働者(雑兵)として理想を追うも、戦死者続出の死屍累々。常套句は、「失敗の理由は上がわかってないせいだ(スポンサーが余計な夾雑物を云々)」。ごくまれに成功する事もあれど、名声を得ても金が入らぬ事で精神に異変をきたすか、資本主義との相克を越えられぬままM78星雲の流星になる。
「ブルジョワ・クリエーター」・・・ビジネスがアートとなる。上つ方として金まみれの企業世界で汚れつつ毒を吐き、労働者階級からは呪われるが結果としてアートになり外国人から称えられる。資本主義万歳。
「貴族リエーター」・・・アートをビジネスにする。「アートとの価値とは金になる事だ」と価値観を反転させて、周囲からは妬まれ嫌われるが外国人から称えられ歴史に名を残す薔薇色人生、資本主義万々歳。

 うーん、どう見てもブルジョワと貴族が「人生楽しそう」ですねえ・・・来世こそはきっと(以下略)



2006/9/12
●ちょっち気まずひ・・・

「実はこれ にちゃんねるから パクリンク 貼ったメッキは 自ら剥がす」
「天皇は バイク飛ばして 御満悦 禿がブチ切れ ガノタ悶絶」
「天皇は 特撮界で 慕われど アニメ界では 存在消去」(コンVのRA他)
「天皇と 言うよりむしろ 闇将軍 嫌われっぷり シンパシーかな」

裏トミノブログ http://ura-tomino.at.webry.info/200605/article_10.htm
 そう言えば「Gガンフォーマットを今やれば必ず当たる!」と、原えりすん氏が以前言ってましたが、現在では天皇の座はTBSのTプロデューサーが・・・ムニュムニュ。
ヒジに注目


●忘れてた・・・

 

 こども日記に入れ損ねた画像をようやっと補填・・・。 ワン!





http://moura.jp/clickjapan/robot/203/content01.html
バイク戦艦の中の人、村上陛下



2006/9/10
更新日記

Turn-A-03

 正月に描いた髭の線の整理終了。現時点では絶対にありえないPG化想定用の図面という所で、実はまだまだ手を入れるべきなのですが、もういいや・・・どのみち理解されるまであと20年はかかるでしょうし。



2006/9/9
オタクの定義
「おたく少女の経済学」荷宮和子著 広済堂出版 1995年2月発行
>『 ある時期以降、自分が興味を持つ層をおたくと呼び出した。いつの時代にもそんな層はいたはずなのに、なぜ彼らは(要するに私達だ)殊更に分け隔てられたのだろうか、なぜ不利な評価を受けることがわかっていても、やはり自身がそのカテゴリー内に存在していることを否定しなかったのだろうか。おたくと一般人の意識を、あるいはおたくとより以前の世代のマニアとを峻別する原因はなんなのか。
「作り手になれなかった後ろめたさ」、これだと思う。いつまでも受け手にとどまっていると居心地の悪い世界、それがおたくの世界なのだ。(中略)
別に自分は漫画を描いてはおらずただ同人誌を買いにくるだけの人(=買い専」と呼ぶ)でさえも、イベントの「参加者」と呼ぶ感覚、それがおたくに独自のメンタリティを与えている。』P107

 先日、新古本屋で105円で購入。昔図書館で借りて読んだ時には気づきませんでしたが、「買い専の後ろめたさ」という着眼点に勘服。単なる「好きだから発信するのがオタク(のあるべき姿)」ではなく、プロになる事を諦めた、もしくは諦めきれない屈折したルサンチマンを抱えるのがオタクの本質であるとでもいうのか!・・・なるほど、怨念を持つ必要のない人には思いもよらないであろう考えです。

 私の知る限りでは、「一般参加者」という言葉は同人誌即売会(あとガレキ)でのみ聞く特殊な言葉です。オタク以外の普通の世界では、売り手と買い手は別次元の存在ですから、客が売り手(メーカー)に後ろめたさを感じる事などは当然ありません(したがって「買い専」という言葉は、この「後ろめたさ」により生まれた差別語だと言えます)。ただし今では、買い専を恥じる気持ちどころか「世間的な後ろめたさ」さえも消えつつある様ですが・・・。しかしまあ、「受け手(買い専、負けオタク)からのオタク定義」が「オタク学入門」以前になされている事に驚きました。あまり書名を聞く事がなく影の薄い本書ですが、まるでチネルに対するタイラント(以下略)。

 また、この定義では「オタクとマニアの違い」を明快に分けられる事も特長です。この定義はいまだ曖昧で、いかに常軌を逸し社会性が無いかという点で区別される事が多かったのですが、この分類ではただの重度のコレクターというだけではオタクたりえない事になります。でも、コミケに来たらオタクの仲間に入ると思いますが・・・あ、そうか、「コミケにいる(ジャンルがある)のがオタク」という定義は結構よさげかもしれませんねえ(ダメ?)

 ところで、オタキング定義では「データ厳密派がマニア、面白ネタ重視がオタク、」という様な事を言っていたので、これに従えばガノタの場合では私がオタクで考察派はマニアですかね。まあ後者はオタクを憐れんだり「我々はオタクとは違う」という主旨の発言もしてますので「自称オタクではない」事は間違いないでしょう、自称は・・・(ちなみに私のスタンスが一体オタクの敵なのか味方なのか謎で複雑怪奇なのはこれが原因です)。ただ、そういえば「自分がオタクである事を否定するのがオタク」と定義する人もいましたっけ・・・何だか人として一番タチが悪そうですが、「強く否定するほど図星の法則」から見ればその通りではある様な。ン、じゃあどっちなんだろ?(←ドーでもいいよ、そんな事は・・・




全ては、言語であるにすぎない。

作品とは、コミュニケーションのためのネタにすぎない。
萌え絵とは、板やロダにうpして会話するための材料にすぎない。
評論とは、メタ言論を競い合うための消費行為にすぎない。
デザインとは、萌えるための記号の組み合わせにすぎない。
考察とは、禿げたコック長の目をかすめて行う廃棄食材の再利用にすぎない。
妄想とは、オナーニショーにすぎない。
WEBとは、娯楽であるにすぎない。

オタクが生きていた時代、言葉とは洗脳の道具だった。
パソコン通信では、画面を埋め尽くすほどの長文もザラだった。
しかし今の板は、同じ井戸を囲む者どうしが互いを確認しあうための
コミュニケーション・ツールにすぎず、もはや携帯と大差ない。

オタクという宗教を信じてずっと生きてきた。
オタクとして濃くなり、ステージを上げる事が唯一の生きる意味だった。
チャラチャラしたバブリーなパンピーが敵だった。
野球中継延長で゙アニメが潰れても何とも思わない、一般人の鈍感さを憎んだ。
しかし、両者の本質は結局は同じにすぎなかった。
マイナーな時は、ただマジョリティを呪えばそれで良かったが、
呪う相手を見失ってしまえば、もはや自らを呪うしかない。
だが、その先に唯一待つ物は自滅だけ・・・

・・・と、こうして垂れ流す駄文のバカさ加減には、いいかげん回線切って首吊りたくなる。
自分にはもはや何もなく、多分これからも何もない。
何もできず、何も作れず、何にもなれず。
何もせず、何も作らず、何にもならず。
そして時は無為にすぎてゆき、いずれは消えてしまうのだろう。
何の存在の痕跡すら残せぬままに・・・

けれども、己の発信不可能性に絶望して動物化するよりは、
みっともなく毒を撒きながら自滅する方が、いくぶんかはマシだろう。
だから今日もまた拙い電波を綴り、幸運な誤配が生じる可能性、
ただそれだけをひそかに願う。




2006/9/2
未更新日記

 下に同じです。


2006/9/1
更新サボリ日記

 10/2 人名の勘違いという電波ミス発覚により削除しました。



 zakki 
06-08   Zakki   06-10

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