Moon Gravity City-2

月面重力都市-2

Original idea is Dr.Charles Morgan 月で暮らす-1

このページの内容は俺ガンを楽しむための妄想であり、
「機動戦士ガンダム」の公式設定とは月面重力都市が完成した後も無関係です。

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2012/2/2
■月面階層都市(二階層+空中庭園)


 企業国家「フォン・ブラウン市国」の中心部、7階層の街「V.B.セントラルタウン」です。位置は公式とは異なり、月地図の青い部分は「月着陸記念館」のみで、街はありません(海は掘っても玄武岩しか出ないため)。ヘリウム3は月の裏側に集中しているので、表側都市の主産業は鉱物資源の採掘がメインとなります。

○図の右側は没デザインです。一番上の第七階層(Seventh Layer)より下の四つと最下層は、空中庭園につき人の居住は想定されていません。されども、宇宙暦移行後は人口増加の対処のため建物で埋まってしまい、発光ディスプレイである地面の上にまでもバラック小屋が建ちならび、中心の山部は第8区画、裾は第9区画、第二、三階層の床の下は上下まとめて第10地区(通称「第十地獄」)と呼ばれます。(2/3追記)
○都市への「乗り込み用電車」の位置を変更しました。空中庭園へはロケットの下から伸びるワイヤーを伝って
降ります。


■大型都市プラン(三階層)


 建設が予定されていた大型都市のデザインの一つ。しかし紀元前4年の「ブルーノの悲劇」により安全上の問題が発覚後、全ての新規建設計画は凍結され、以後人類の新天地はシリンダー型コロニーへと移る事となる。なお、20万人が犠牲となったブルーノシティ崩壊事故の真相は長らく闇に包まれていたが、連邦政府自らが関与したテロであった事が宇宙暦2238年に公表された。

○床の盛り上げは圧迫感があるので廃止し、天井と同様に発光スクリーンにしました。
○相変わらずのドーム屋根に関しては、平らだとどうも落っこちやすそう感じがする事及び、三階から眺める空に圧迫感が生じてしまう事の二点があるためこうしています。



2012/1/31

(〜作図やり直しにつき削除〜)

■トーラス型の月面重力都市が考えられていた!

CiNii 論文 - 月面人工重力発生施設の概念研究
人工重力発生システム - 特開平11−35000 | j-tokkyo
 やはりあったかトーラスタイプ・・・。モーガン博士の物は回転数が多くて目が回ってしまいますが、こちらは直径が大きいためその心配は要りません。なお、私がトーラス型を妄想しなかった理由は「大気の量がムダに多いシリンダー型コロニーのある世界に繋げるため」及び「トーラスではMSでの空襲が絵にならない」事です。ちなみに上の特許ページは↓のまとめ人の方のつぶやきで知りました(流石、SFクラスタの人は詳しいなあ)。


■酔い問題

ホワイトベースと人工重力 - Togetter
 発生が低重力の場合のデータは、やはり無いというのか・・・。
 なお、WBの円盤部分が回転というのをネットでチラホラ見かけますが、無論そんな事はありません。ただ、昔そんな風に書かれた(つまり編集者がWB内部図の注釈位置を間違えた)事がある可能性はありえます。

CiNii Articles 検索 - 人工重力
 ああっ、これぞ宝の山・・・(けれど中身はちんぷかんぷん)。


■ペガサスU艦内での会話

「ビダン君、体の調子はどうかね?」
「もう大丈夫です・・・ドクターから渡された酔い止め薬のおかげか、クラクラはだいぶおさまりました」
「そうか。ただ薬の効き目は次第に薄れるから、結局は慣れるしかない訳だが…。それに重力区画が合わなければ、通常船室に移る手もある・・・ただし個室ではなく10人部屋になるが、どうするかね?」
「いえ、このままで結構です。三日もすればおさまるって言われましたし」
「まあ酔いの耐性は人によりけりだが・・・しかし六分の一の重力のある船はかなり多いから、船乗りになる通過儀式の様な物ではあるな。いずれパイロットになるにしろMSオペレーターになるにしろ、早いうちに経験しておくにこした事は無い」
「いえ、別にどちらになるつもりも…」
「いや、君には才能がある。さっきアナハイムの出向オペレーター達と食事を御一緒したんだが、マークツーの操縦プロテクトをわずか数分で解除した時の記録を見て、全員が天才的だと舌を巻いていたぞ。本気かどうかはわからんが、今すぐ社員に欲しいとまで言っていた」
「あんな物、解除なんかしなければ・・・。MS方面は少しかじってるだけですよ。この艦に来る前は、グリーンオアシス・カレッジで障害者用マンマシーン・インターフェースを専攻していました」
「なるほど、義手や義足の制御か・・・ん、カレッジという事は飛び級入学か? てっきり高校生だと思っていたが…ムッ?」
『アテンション・・・本艦は30秒後より緊急加速モードに入ります。床が傾斜するので御注意下さい』
「どういう事だ?・・・私はブリッジに戻る。緊急加速の間は、何かにつかまっていた方がいい。加速のGはこの重力コンテナ全体が傾くので問題ないが、針路修正のGまでは対応できないからな」



2012/1/16
■補記

○建設の様子↓(ウソです)
 http://dailynewsagency.com/2011/12/23/la-construction-de-brasila-par-marcel-gautherot/

○前ページの御椀型都市から二年半しか経っていませんが、実際はかなり久々ぶりの改訂です(御椀は1998年に出した同人誌が初出ですが、妄想自体は20年前)。まあこの程度はどこかのSFで大昔に出されていて然るべきなのですが、検索にはいまだかからず。

○そもそものガノタ的認識としては、1999年に正統学会の「レ」のルナリアンの筋力は劣っているのか? (重力問答) の一番下の三つで有重力化案がチラリと存在。なお、以後の2ちゃん各所においても提案は時折されるのですが、具体的な妄想に至っているのは見た事がありません。

○左上図、レンズから漏斗窓の間は無数のテグス等が伸びておりキラキラ光ります。

○モナータウン用ミラーは静止軌道だと遠すぎるので、実際には軌道エレベーターの途中に設置されるでしょう、たぶん・・・(タウンは月の裏側に存在)。しかし実際の計画としてあってもおかしくないと思いますが、どうなんでしょか。

○図の中段は、居住用というより実験用。左端はとても長時間はいられる物ではなく、右端も車酔い程度には酔います(スポーツ等の目的での短時間ならば特に問題なし)。下段のサイズから、ようやく人が普通に居む事が可能です。

○地下深くに作られた重力都市もいくつか存在します。その大半は、原爆を用いて作った球形の空洞に半球型小型都市を建設した物です。

○宇宙暦70年代後半、グラナダ市国や多くの月面国家(厳密には「企業国家」とも言うべき物で、現在言う所の国家とは様々な面が異なる)において、天板の厚さを増やす(もしくは砂をかぶせる)工事が多量に行われた。そしてこれを容易にしたのが、都市の完成後は無用の長物と思われていた周囲の「塔」の存在である(塔はひっこ抜くのもコストかかかるため大半はそのままにされていた)。なお、この増強工事は表向きは隕石、デブリ対策のためとされていたが、実際の所は「空爆(マスドライバー、バンカーバスター)」からの防衛であった事は言うまでもない。ゼオン大戦の勃発時には外から窓ガラスが見える都市は既に皆無であり、工事と同時に各種ライフライン、マスドライバーも埋設され、自衛軍及び民兵の強化、更には市民へのゲリラ戦の訓練等がなされた。

○宇宙暦に移行する数年前、大型都市の崩壊事故が発生(ブルーノの悲劇)。都市はワイヤーの一部を失って落下しても自然停止するとされていたが想定外の崩壊を起こし、同時に発生した大火災によりブルーノタウンの居住者20万が死亡。これが事故なのかテロだったのかは判然とせず、以後月面都市の新規建造は凍結され、その反動でシリンダー型コロニーの異常な大量建造、大量移民ラッシュを迎える事となった。なお月面弱体化の他の理由として、この頃既にヘリウム3は供給過剰となっており、またアステロイド牽引計画を地球資本にほぼ独占された(水素、窒素等の資源を握られた)事もあげられる。

○事故の直後に「月面都市ネガティブキャペーン(脱月面ブーム)」がお約束の様に発生、また「連邦黒幕説(コロニーへの移民を進めるためにわざとテロを起こした)」も囁かれた。なお、ガンダー宇宙暦は「宇宙世紀UC世界線」とは似て異なる平行世界であるため、有名な「ラプラス事件」は発生していない(ここまで書けばあえて言うまでもない事なのだが、念を押しておく)。

○事故後には安全性の見直しがなされ、地下シェルターの増設が行われた。このため重力地区の居住権は10万ムーンドル以上に跳ね上がり、貧富の差が拡大。結果月面人口は頭打ちとなったが、月面に暮らす人自体は増加しており、その大半が非重力施設に住む出稼ぎ労働者である。


 ・・・では最後に一句。「ダメ082 見てきた様に デムパ言い」



2012/1/15
■月面都市各種

月面重力都市 Moon Glavity City

月で暮らす-4におけるチャールズ・モーガン(Charles Morgan)博士のアイディアを参考に、ガンダム世界とは離れて考えた物です。

○天板の形状は、通称「ブレストドーム(Breast Dome)」というタイプが大半を占めますが、小型の物は変わった形の物が色々あります。

○周囲の柱は、回転前の都市を吊ります(この柱が無いと、都市を回転させる事ができません)。回転が終わると、ワイヤーを切断して天板が新たに作られ、柱はその保持に使われます。しかし、それだけのために柱を使うのはかなりもったいないため、半分ほどひっこぬいたり、柱に上に別の物を載せたりする事が良くあります。

○左上図のリングは「BRA」(意味は後日考える予定)と呼ばれる物で、中央のフレネルレンズから光を突起(ニップル)へと導きます。リングの縁は回転ガラスチューブで、市民がたまに景色を眺めたりしますが、放射線は防げないので長時間はいられません。

○右上図は、地面の緑が多すぎます(植物は多ければ多いで問題が起きます)。単に空にした方が良いかもしれません。つまりあくまで「理想としての図」であり、実際は建物だらけで、ドーナッツ(重力区画)に住めない貧民の家が一面に・・・という感じです。

○モナータウンに夜はありません。長い月の夜は、静止軌道上のミラーで太陽光を街へと照射します。

○ごく小さい物は「ベース」、中型は「ヴィレッジ」、大型は「タウン」と呼ばれます。タウンが数十集合して「シティ」となり、やがて多くの市が「恒久中立都市国家」として独立します。

○左上図の一番奥にそびえているのは実物の月ロケットで、ドーム名は「F.V.V.B.ヴィレッジ」(FVVB市国の元中心)。(2012/1/31訂正)

○天井のムーンクリート板はかなりの厚さがあります(隕石はめったに落ちないものの、デブリの落下が頻繁なので大事をとったため)。ガラス部分があるのは、太陽があると落ち着く事と、MSがぶち破って侵入するためです。

○ガンダムで「月面の夜間」が出てきた事かあったかは思い出せず。そうだ、宇宙世紀カレンダーを応用すれば月面都市カレンダーを作れるか・・・資料の洗い出しだけで数年かかりそうな(月面戦闘は「ムーンレイン(夢野れい)」があれど、マイナーなサイバーコミックス黒歴史の一つ)。


(検索用ワード
 月面有重力基地 人工重力都市 月都市 ムーンシティ 1G 低重力 人工重力発生装置 回転 遠心力)



    
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