2005-2

ガンダイアトロン設定


●このページは、関節研究関連と合わせてお楽しみください(・・・って普通のガノタが楽しめる様な物でもないのですが)。


2006/5/30追記

●ヒジのシリンダー配置は実はデタラメです、これでは意味無し。まあ他のシリンダーもウソ八百ではありますが、ごく短いシリンダーが結合した動力パイプ型シリンダーなら何とかなりそうな気も若干します。

●図ではフトモモ装甲のスライドを廃止していますが、「前屈での移動」という前提にこだわりすぎた事によるミスで、やはり玩具的完成度を重視すべきでした。

●ロボットの股関節がガニ股だと(両足の間隔が離れていると)、歩きにくくなる事を御存知の方は既にお気づきと思いますが、股間のフライホイールなどという妄想をわざわざ捻り出す必要があったという事が、すなわちアシモの股関節構造のガンダムへの移植が「無謀なトンデモ」である事の証明です。ドムやゲルググでは問題ないのですが、通常のMSにある股間ブロックは、無意味どころかマイナスになるパーツだからであり、よってガンダムの股がアシモ構造である可能性はゼロです。細部を微修正。収納時のレスキューボールは、えんどう豆の形に縦に折りたたんでクルクルと巻きとる様にしました。図にはありませんが、フトモモに縦にぽっかりとできる隙間には極太チューブが入ります(でもこれじゃヒザを通りません)。


ガンダイアトロン内部図解



大きな画像
古い画像(9/19)

9/19
●細部を微修正。収納時のレスキューボールは、えんどう豆の形に縦に折りたたんでクルクルと巻きとる様にしました。図にはありませんが、フトモモに縦にぽっかりとできる隙間には極太チューブが入ります(でもこれじゃヒザを通りません)。


9/18
●ヒザから股間の構造を大きく修正、フトモモとスネがサスで沈む機構を導入しました。ガンダーの設定では16メートルまで縮む・・・というのは流石に無理でも、これで最低60センチは縮まるでしょうし、あと上に40センチ伸びるためで計1メートル。巨大ロボを走らせるためのダンパー
ヒザの裏に装甲を付け、4分割して逃がす案もあるのですが、図ではオミットしています(ガンダーのヒザの丸い部分の上にある余計なパーツはこのために必要)。また、ふくらはぎのダムが干渉する点は、可動戦士式の前スライドではなく、左右に広げて処理(ただしランダムスレートの展開がMGのオージェ方式よりカッコ悪いのが難なので、水平スライドの方がいいかも)。
 あと言い忘れていましたが、かかとのシリンダーはエルガイム同様に一本で、Y軸の過度のヒネリを妨害するストッパーとして機能します(妨害しすぎかも)。そういえばエルガイムでは足の甲の二本シリンダーが軸用アクチュエーターとしても機能する設定でしたが、ガンプラでは・・・。

●プロポーション上の問題点としては、フトモモ上部のキリカキが大きすぎる事で、ヒザ当ての青いパーツをフトモモ前面装甲と繋ぎいでヒザシリンダーと連動させるとPGゼロカスの様にスマートにいくのですが、今回導入はせず。ただし、「絵では動いても三次元で不可能問題」が発覚しそうな感もひしひしと・・・。
 しかし、禁断の長すぎシリンダーに手を出してしまい、ここまで長いとむしろリアリティを阻害する大きな罠。また、元々無理多すぎの股間のY軸ひねりが更に困難になりましたが、細かい矛盾点は深く気にせずオミットするなり臨機応変に対応して下さい(←しかし誰に言ってるのかが毎度謎ですが、どうやらネコのドルバッキーらしいです)。さてと、とりあえずやりたいギミックはぶちこんだので、残るは最後の難関の怪しげな肩シリンダーをどうするべきか・・・(もう完全お手上げ、バッキー後はよろしく)。

9/16
●手首のY軸用モーターが入らなくなってしまったため、全体をナナメにして何とか対応。もうすこしナナメにできれば、ヒジの回転軸から一直線になり制御上都合がいいはずなのですが御勘弁を。
●しかし、どこかにギアを使ったロボットはないものか・・・最終的に5メートルあたりまでを想定しているため、モーターをほぼダイレクト駆動とし、唯一そうではないヒザとヒジの回転には従来のVベルトでは無理に思えたためギアを採用したのですが、工学的知識は皆無なので(他の知識も同様ですが)思いっきりズレているかも・・・。
●二日前に「ヒザ裏シリンダーが邪魔」と書きましたが、良く考えてみたら真っ先に排除要求が出るのは股関節のシリンダーかも・・・。外側から見えなければ構わないだろうと好き勝手にやりましたが、今まで概念として提示された試しがありません。いや、正確には大昔に一度だけあるのですが完全黒歴史化しているため(近々ライブラリに紹介予定)、全ては「事実上の始祖であるエルガイムの股関節がシリンダー駆動ではなかった」事が尾を引いていると見て間違いないかと。

9/15
●ヒジのシリンダー構造を修正、脚のシリンダーのいくつかを若干太くしました。しかし、各パーツが妙に細かいので縮小モデルは最低1/48のサイズ、半分以上が金属部品で関節のラチェット機構も必須でしょう(←寝言らしい)。
●ちなみに頭部等のカラーはクリオネシルバー、頭部デサインのイメージはシャアポのマスコットキャラのクリオネガンダムから、あと足元にいるパイロットの名前はクリオーネと言い、まだ怒りに燃える闘志があるナイスガイです。もう何が何だか・・・。

9/14
●かかとのタイヤを追加。クローバのオモチャでおなじみの奴ですが(大河原氏の玩具三面図だとトゲ付き)、ここでは寝かせて走らるための物ではなくが、ここでは市街戦用路上走行用オプションという脳内設定。つまり「ダイヤトロン」と言ってはいても、ダイヤではなくクローバーだと言う・・・。
●ヒザとヒジのシリンダー及び関節屈曲図を追加。ヒザ裏のシリンダーについては、「これはジャマだ」と言われる筆頭だとは思いますが、あえて入れました。現実には電気モーターで動くものの(寝言)、できれば単なる飾りではなく空気圧ポンプも入れてサポートして使用したい所。つまり、現実のシリンダー型アクチュエーターは「伸びる際に力を出す」物であるため(筋肉とは逆)、それにはどうしても前後二対でなくてはなりません。しかしガンプラにはヒザを「曲げるため」のシリンダーは数多くあれど、「戻すため」の物となると・・・まあ、プラモの方はなにぶん宇宙世紀の事ですから、縮める際にも有効なフィールドリニアモーターとでもいう物なのでしょうけど。ただ、ここでは、「ガンダムミュージアム版設定」を採用してエンジンからの圧力を使用してシリンダーを動かすため、宇宙世紀であっても縮めるためのシリンダーはやはり必須となります(よってできれば腕にも欲しい所ですが、入れられず・・・)。
 ただ、やはり露出しすぎなのが難で、ヒザの裏に出さずに内臓するにはモーターを減らす必要があります。この場合、ヒザ軸のモーターをダイレクトに入れて一つのみにすれば何とか可能なのですが、軸部が大型化してデザインがガンダーから崩れてしまうデメリットが・・・(二重関節にすればクリアーできるのかもしれませんが、それはやらない方針ですので)。
●そもそも、ファースト劇中にはシリンダーのシの字も無い訳ですが、ガンダム自体の内部構造リファインと見る場合、今となってはもはやガノタを納得させるために入れない訳にはいきません。ガンダイアトロンはあくまで版権を得るまでのダミー名称にすぎず、2019年にガンダムとして完成後(この際の版元チェックでガンダー独自設定は全て粉砕)、全国巡業の後には商品化が控えており、MGガンダムver.8.0(三菱版1/10)の内部フレームの膝と肘にシリンダーが使われていなければ、この設定改変に抗議するガノタの苦情がバンライズお客様センターに苦情が殺到してしまいます。まあ寝言はさておき、どのみち20年後には「バンダイのロボットガンダム(定価48万)は、シリンダーを再現できていないのがネックだなあ」とか言われるのでしょうねえ・・・。

9/11
●10日にランドセルを大きくしたのに伴い、尻パーツの上部をカットして垂れ尻化。ランドセルが巨大すぎるため、こじんまりさせてゴマかそうという寸法です。あと「レスキューバルーン」を追加。
●読み込み時間短縮のため画像サイズを小さくし、代わりに大画像版を追加しました。しかし、大きく晒すために線を整理する作業は面倒で面倒で・・・(最初から大きく描けば良かった)。

9/9
●ガンダー頭骸骨をコソーリ追加(ここだけガンダイアトロンではないので複雑)、側頭部の装甲(というより単なるカバー)が集音板になる所がチャームポイント。なお昔の図解(放映開始時)では「マツムS-4式」がアゴにあるので、アゴにMatumusonic S-4式、耳は別方式だと考えると考察的に角が立たないと思いますが別にどーでも(以下略

9/5
●骨盤周辺と肩にシリンダー追加。無論、立体的に矛盾だらけなのは間違いないので気がすすまなかったのですが、スカスカ部分を埋めたい誘惑には勝てず・・・。シリンダー自体がクネクネ折れ曲がらざるを得ないため(根元の構造が難)、こんなのでは多分有効なパワーアシストにはならないでしょう。ただ、肩は自由度画が多すぎる(人間では不可能なポーズをしてしまう)ため、これを抑止するストッパーとしては多少機能するかと。つまり、腕力を要求される場合は自由度が多い事がマイナスに働くのではないかという考えからです。
●靴底を微修正。なお、シューショップ・ジャブロー本店には、オフロード用スパイク・ソールその他バリエーションも豊富に取り揃えております。

9/4
●ボディのカラーリングを3色に変更、些細な部分をちょこまか修正。
●フレームの図はあくまでシンプルにした物にすぎず、実際はガワを繋ぐためのディテールがわんさかあります。なお、このフレーム自体が主装甲でもあり、この上に軽くてブ厚い「ガワ」がかぶさります。
●肝心の事を言い忘れていましたが、「三菱ロボ・ダイヤトロン」の発案はゆうきまさみ氏による物です。原作というよりは単なるヨタネタという程度なのですが、実在企業のロボという発想は多分これが元祖かと(なお、公式に語られているのは見ないのですが、どうやらこのヨタ企画ごっこが発展して別の有名作品に化けた様で・・・)。

9/2
●肩関節駆動モーターを追加。ただ、この配置だと青い新規パーツが定位置の無い宙ぶらりん状態になってしまい、これがガンプラの際に問題となる(ポーズを付ける際に面倒)と判断し2年前の図ではボツにしたのですが、特にいい代案を思いつかないのでこれで決行します。
●総自由度は49(腰3、脚8×2、指6×2、腕9×2)で、作れば無論世界最多。頭部にカメラが入らないのでインテークを大型化、ランドセルをもう少し大きくしてバッテリーを詰め込み、一番問題の痩せた体格さえクリアーすれば、特にガンダムにせずとも敵はいませんので、三菱重工さん一丁どうですか?(←見てません
 なお人間大サイズの場合は、フライホイールを横に90度持ち上げ可能とし(緊急姿勢制御用)、転倒時用のリストバンパー、ニークッション、バッククッション、胸部エアバッグは必須、あとオプションとして肩車用椅子パーツ、路上走行用ローラーシューズと両腰から長く地面に伸びた補助輪、腋の下にガス噴射装置があると完璧ですのでよろしくお願いします(←だから見てないってば…

9/1
●足の裏に靴底板(リニアモーター・ソール)を追加。普通この手の衝撃吸収装置は円筒形パーツで描かれるのが常ですが、ありがちのなので奇をてらいました。また、後ろにスライドできる事にもしましたが、脳内妄想の産物なので実際に効果があるかは不明です。
●足首モーターの配置は現実のロボ(テムザック「新歩」)だと「P−R−Y」なのですが、ガンダムの足首形状(及びMS全般)から、断面が円筒に近くない部分でのY軸回転は非常に苦しいため、「Y−P−R」と変更しました(よって実際に歩かせると問題があるかも…)。ここでガノタ的に影響が出てしまうのがお馴染みニ本シリンダーで、俯瞰の視点ではメッキパーツが見えません。ただ、下からのぞくとしっかり見えるため、08小隊の設定画とフィルム(ただし模型は全て除く)とは一応整合性が取れています。
●ギア構造を導入。ちなみに、第08小隊陸ガンの足の甲には巨大なギアが10枚ほど入っているのですが、ガノタ的にはギアは完全無視状態…(大昔の図解には多いのですけど)。しかし、あそこにあれだけあるという事は、すなわちMSはギアの塊と言っても過言ではない…という訳で、誰もやらないなら俺がやる、それがカンパラスピリット。よってギアは図に描いてない箇所にもガンガンあるはずです、多分。
●お約束のシリンダーもやはり萌えるので欲しいのですが、ここでは玩具としてのガンプラリアリティはできるだけ削ぎ落とす方向性なので「ギミックのためのギミックではなく、そこに意味がある事」を重視する以上、そう簡単には付けられません。つまり現状の問題として「シリンダー式は可動範囲が狭すぎる」問題があります。可動を確保するにはシリンダー自体に長さが必要ですが、それを入れてしまうとデザインを保てなくなります。
 なお、足首と爪先部分に入っているのは、可動範囲が少ないためです(ダンパー要素が必要な箇所でもあるので好条件)。無論考証的には、「リニア・アクチュエーター」(パトレイバー)の採用とかでゴマかせるので、ムダさえ無ければ全てシリンダーでもガンパラ的にはアリです。ただ、ここでは現実の販売(数億〜数十万)をターゲットに入れているため、当然モーター駆動でシリンダーは単なる飾りとなります(足首部はエアーダンパー)。
●シリンダーの代わりとして使われるのが「ワイヤー駆動」です。ガンダムには出てきませんが、現実のロボとレイバーの指がコレで動きます。ちなみに指駆動ワイヤー用伸縮シリンダー(ピンク色)は、大1(親指)、中2(人指し、中指)、小2(薬、+小指)ですが、他の具体的配置は未定です。

8/31
●プラモの股関節軸に見えるパーツは、電力コードと足の裏から噴射するためのエンジンからのガスのパイプです。
●フンドシ部分は、大型蓄電フライホイール(超伝導コンダクター、つまりコイル)が入っており、ブラブラと可動します。構造上、ここが可動しないと内股ポーズができないので…。

8/30
●足首にY軸を追加。これがないとヒザを伸ばして歩けません。
●フレームの時点での名称は、三菱ロボ・ガンダイアトロンです(ガンダーの外皮はフレーム完成後に版権が降りてから作るため)。

8/29
●股関節のP軸をダイレクト駆動式に変更(P2式だと脆弱に見えるため)。歩行プログラムが複雑化するデメリットあり。
●1/8〜1/48スケールの完全二足歩行を想定、「リアリティではなく、リアル」がコンセプトです。カンプラでは意図的に切り捨てられているホンダP2等の方向性を追求しているため、御覧の通り従来の物(PGガンダム、ガンダムミュージアム版等)とは大幅に異なる物となっています。二重関節もボールジョイントも一切なく、戦闘時はエヴァの様に腰を屈めて歩きます。
●胴体側の肩関節は、従来の「引出し式」と「新MGガンダム(Ver.ONE YEAR WAR 0079)方式」の中間の角度で固定、よって可動範囲に制限があるためラスシューポーズの際は腹部関節をフルに傾けて対応します)。
●スネは伸縮ギミックがあり、歩行時は図よりも脚の長さが縮みます。用途は脚を伸縮させる事で「ウォドム走り」を実現するための物ですが、現時点ではプログラミング困難でしょうから、あくまで短足化により安定度を上げるのが目的です。あとオマケの効能として、カトキ立ち静止状態でギャラリーが眺める際は長くなります。
●なお、今回も色々実験を入れていまして、例にによってわかるひとだけわかって下さい・・・っていう芸風では永久に伝わりそうもありませんが、問題意識自体が皆無の現状では所詮のれんに打腕押しにすぎませんし。例えば「MSの肩のブ厚い装甲など必要ない、特に後ろ側は無用(アストレイに無い部分)、ひっぺがしてコックピットの上に被せろ!剥き出しのノズルを覆え!」と主張するモデラーも同人も見た事ないですしねえ・・・まあいいか、どのみち数百年後に実際にMSが作られた暁には必然的に・・・。ただ現在でも、全てのガンプラの様に手首が2ミリ(×100)の棒で繋がっている事だけは絶対にないとだけは断言できますけど(笑)
●とは言うものの、二重関節でしたら実際に地雷処理ロボで見た事があります。ただ、ガンプラの様に二つが独立しているのではなくギアで連動する「歯車連動二重関節」とでも言う方式で、確か衝撃を和らげるために採用されたとか(モーターは胴体側にありワイヤー駆動)。今のガンプラに歯車が使われる事はありませんが、オモチャだと案外気持ち良さそうな気もするので、バンダイさんどーでしょうかここはひとつ・・・。

8/28
晒し物 ※29日に画像差し替え(一時封印を目論むも9/16に再晒し)



コックピット位置

大きな画像

9/14
腰〜フトモモのみを変更。

9/14
文字を追加。ちなみに「前面絶対装甲」と「外部環境探知口」のネタ元は、全ての元祖たる例のアレです。

9/9
●上下パーツの分離合体は無し。ただ、手を使ってコアモジュールを合体可能なので、「ガンダムゴ〜!パイルダ〜オン! ドッキングサーチャー、コアブロックオン!」と音声入力すると(以下略)。
●ジェネレーターのジェット/ロケットエンジン部分とコア・モジュールを「くの字」状に繋いで戦闘機とするトンデモプランも当時存在しましたが、無論即却下されています(ただし戦争映画ではわりとおなじみなので、実際にあったと思っている人は数多い)。
●可動については「胴体は軸のある関節ではなく、筒どうしが繋がっている(腹部の筒にコアブロックを内臓)」と考える事もできますが、構造がマジンガーの様な単純な物となり、可動範囲もさして得られないと思われるため考えから外しました。コアファイターのサイズ問題は、腹(上半身)の巨大化アレンジかGP-01方式といった手段を取り解決するテもあるのですが、劇場版では最後しか使わずあのサイズである必要は特に無いため、ジ・オリジン方式をとりました(考案自体はずっと以前からですが)。
●化石研究の結果、ティラノサウルスは体を水平にしていた事が判明。そして黒遺物研究の結果、ガンダーは猫背だった事が判明・・・どっひゃーん! 猫背の件は今世紀になってから河森氏が暴露しましたが(0083で提案するも当然周囲が反対)、もっと早く言ってくれていれば、GP-01のハト胸は猫背時の傾斜装甲のためなのか否かで日々悩まずにすんだのに・・・。
●コックピットハッチを08小隊の陸ガン式にすればシンプルで楽なのですが、「腹部から乗り込ませる」事ができないため却下。また、ハッチの位置を首元の黄色いパーツの所まで上げる手もあるものの、それもせずに限界まで下げています(無論装甲重視のため)。おかげで対グフ戦での御対面ができないため、コアブロックのスライドという荒技に出た訳ですが、なおも対面の実現には「カメラが死ぬ必要あり」という難条件が。う〜ん・・・。
●コアモジュールの鼻先のハッチ開閉がややこしいのは、「下にスライド」にこだわったためです(最終回等では上にスライドしていますが、基本は下なので)。なお、三重ハッチは御大の小説版からで、当然ガンダー世界では全機体ディフォルトです。
●推進材(通称「燃料」)は全身のアーマー内に含まれており、まず水素を金属自体に貯蔵、液体ヘリウムないしは水をアーマー内の隙間に充填。あと、念のため背中か尻にも増加タンクをぶら下げます。この推進材が無くなった場合、MSの作動(宇宙走行)には別に支障はありませんが、装甲全体に熱が伝達して(センチュリー公式設定)末端部から熱くなり、最後にコックピット内の温度がやや上昇すると、パイロット保護のためエンジンが自動停止します(股間等に蓄えた電力により少しの間は動ける)。なお、反応炉が危なくなった場合は爆発ボルトで炉心を強制排除し、後はララァに導かれるのを待ちます。
●エンジン(「熱核反応ジェネレーター」という用語は長ったらしいためガンダー脚本には滅多に出てきません)は見ての通り「デカイ、熱い、ヤバイ」がコンセプトです。御大が「ミノフスキー技術で放射能を防護するっていうのは良くなかった」と昔ヘビメタ誌で述懐していたのを目にしたので、人類の業の深さをまっすぐに見つめた現実認知設定に変更すると、コクピットから手を横にまっすぐ伸ばしたあたりにコアブロックの炉心がある公式設定は当然却下。また、公式には7基が全身に配置されていますが、あの時代の反応炉は現在の原子炉の如く高価で特別な代物ですので、胴体に一基が妥当に思えます。
 エンジンの位置としては、メインの反応炉は昔から股間という設定がありし、コックピットを胸部とする場合は尻のあたりが距離が最も遠い位置となります。また、射撃時の反動の点では低い方が有利です。しかし、反応炉を一基と考えると「熱核ジェット/ロケットエンジン」であるのが望ましく、この位置にノズルが無い事がネックとなります(カトキ版除く)。例え妄想で付けるにせよ、いわば「オナラで空を飛ぶ」様な物ですから、演出的に難しい位置と言えるでしょう・・・。また、スペース的に苦しく、プロポーションを大幅に変えないのなら、エンジンはかなり小さい物と考える他はありませんが、小さくすればするほど「人類の業」は棚上げになります。
 更に、MSはそもそもロボットですので走行時には腰のR軸を振る必要がありますが、重いエンジンを左右に振る訳にもいかないためR軸を股間にも配置せざるをえず機構が複雑化してしまいます(ポージングのため腰のR軸はオミットできず)。そして最大の問題は、二足歩行はバランスを崩す(倒れる)事によって移動するため、重心はより高い方がバランス制御に有利である点です。
 ただ結局の所、プロポーションを腰の大きな萌えるカトキ体型にするか(2003〜2004年3月までのガンダー画がつまりコレ)、古臭い超合金体型にするかという点が要は全てですので、自分の趣味を優先し胸部という事でまあここは一つ。ただ、エンジンがコックピットのわずか1メートル後ろというのはやはり危険で、多少暴走でもしたら即、子孫繁栄の種は絶たれ寿命も当然・・・(紫色の部分は放射線遮蔽材ですが、所詮気休めです)。


コア・モジュール

9/14
微修正。ちなみに画像をネガポジ反転すると、何故か色が入れ替わります。

9/10
ええとまず、「PGガンダムの腰がロクに動かない、表示は1/60なのにコアファイターは1 /72で中のパイロットは1/90、ハッチは上にスライドするし、ヘソより下にあるはずのコックピットの位置が全然上すぎ」・・・という諸問題に対し、「所詮ガンプラ、そもそも巨大ロボットなんて現実に・・・」とクールに対応できる大人の方は、以下の文章を読んでも得る物はないと思います(ガンダムに呪われておらず幸せな人です、ホントうらやましいです)。
●正式名称はコア・モジュール(convert retractable module)、俗称は棺桶(coffin)。外観はFF-7ガンホーク(通称コアファイター)にそっくりですが、武装は当然ありません。大気内飛行時は、そのままだと機首が重すぎて滑空できないため、両側のブロックが前方に移動します。宇宙使用時はジェットエンジンブロックを取り外し、容積の半分に生命維持装置、発電装置等の入ったロケットエンジンブロックに挿げ替えます。
●小型化すると、垂直尾翼を収納するのが困難な事が十数年間悩みの種だったのですが、ジ・オリジンでバッサリとオミットしていたのでそれに倣いました。あぁ、これでようやく楽になれたよ、ララァ・・・。ちなみにペガサス艦内には、これと同じ形のシミュレーターがあります。
●ブサイクなマッチ箱ぶりについては、安彦クリーンアップのかかっていないオモチャ的な原案のイメージを尊重したという所です(ガンダー本体同様、大河原初期設定を重視というコンセプト)。
●アムーロ君が左手に持っているのは、電子ペーパーマニュアル・・・だと考察的に角が立たないのですが単なるノーパソです(まあターンエーに出てましたが)。オタクのアムーロは当然肌身に離さず抱えており、暇さえあればガンダーのプログラムをいじっています(好き勝手に改変しているためジムには移植できず)。
 ただ、そもそもあの世界最大の金持ちであるデギンのビデオレター装置からして相当しょぼく(本人の目には三次元で見えてるなら別ですが)、宇宙世紀にノーパソ自体が果たして存在するのかすら疑問なものの、魑魅魍魎うずまくG世界ですから、どこかにきっと出ているでしょう(もしくは今後出てくるかと)。以前、あの世界の技術レベルは1980年代云々〜とかうっかりと言った様な気もしますが、そもそも0080でのアルの私物のデジタルビデオからして、逆再生もできますし・・・(ガキに負けた、くやし〜)。


愚痴

2005/9/15
●ガンパラにおける「設定」というのは、御多聞に漏れずいわゆる「設定のための設定」というオナニーにすぎないのはあえて言うまでもありません。ですが、設定とは本来ならば「そこから生み出されるドラマを内包した物」であり、創造のためにこそあるべき物だと私は考えます。という訳で、レキスューバルーンという妄想(全てのMSのルーツたる富野氏画「ガンボーイ理論的考証学」)の、股間部の張り出しに人を収容する「レスキューポッド」をヒントにした物)を例にあげると、おそらくこんな展開ができるのではないかと思います。

マーカー 「102着艦終了、上部ハッチ閉じます」
ブライト 「ん、レイ少尉、ガンダーのそのオナカは・・・」
アムーロ 『帰投中に漂っていた敵兵を一人収容しました。生死は不明ですが、おそらく・・・』
ブライト 「そうか・・・御苦労。マス伍長、ハンガーオンした102に衛生兵を一人回してくれ」
整備兵A 「アムーロの奴、またガンダーを妊娠させてるな」
整備兵B 「やれやれ、どうせまた仏さんだってのにさ」
整備兵C(上官) 「なら、今度はお前がアレを開けてみるかい? ひょっとしたらまだ生きていて、ジッパーを下げた途端にズドン!とかな」

 ロボットが単に左手で人間をつかむというのは、空を飛ぶロボの場合だと風が当たるため比較的好都合なのですが、キャラをほとんど動かせないため宇宙空間だと若干面白みに欠けます。しかしこの透明ボールの場合では、人間を動かせるため芝居に幅が出せ、ヘルメットを外せば宇宙空間と素顔を同じ画面に置けますし、ロボが被弾すれば衝撃でボールが激しく振られ、逃げようとする相手に「穴を開けたら即真空パックだぞ」と脅す、等も可能です、
 また、フィルム(及びガンパラ)ではシールドの保持に左手の拳を用いるため、人間をつかむとシールドを持つ事ができません。その上、機体自体が熱くなるセンチュリー設定(ザクの足先が熱い事は、0080でアルが触った事で証明済み)からも、手のひらの高熱化はやはり免れませんので、戦闘中に人を拾うためにはどうしても何らかの「袋」が必要になるという訳です。
 よってまあ、妄想や泡沫設定墓掘りゾンビ化行為といえども、それ自体では自己完結した自慰の産物ではあるものの、いつの日かドラマを生み出すための種としての価値を含んでいると考えます。すなわち、ガンパラは単なるオナニーではなく「冷凍スペルマ」なのです(ん、大して変わらない様な・・・)。

●ただしこの設定自体に関しては、必要性は二の次であり、「無理は承知だけどオナカから透明なのが出たらいいなあ」という欲求があった上で出てきた物です。しかし耐熱フィルムに関しては、流石にお腹のポケットから「耐熱ビニールシート〜!(声・大山のぶ代)」というわけにはいきませんし、ガンプラにもサランラップは無論入りません。また、もし本格的に設定するのなら、全く別用途の「ガンダムマント(適応迷彩でカメレオンの様に色が変わる)」をかなり大きな収納スペースに・・・となってしまうので、ミニミニサイズにスケールダウンしてお茶を濁したという次第です。
 ただ、材質は白や黄色の遮光シートの方がいいのですが、演出を考えると圧倒的に透明がふさわしいかと。他のメリットとして、ヘソの緒が切れて虚空に飛び去った場合、完全遮光だと宇宙服によっては冷えすぎてしまう事と、風船型機雷などではなく人間だとすぐわかるために発見率が向上します(遺骸の・・・)。なお、ボールはブラブラ揺れない様にフンドシ上部の窪みにおさめられ(機体が熱を持っている場合は密着させずに多少離す)、大気内でも形状記憶フレームにより丸い形状を保ちます。しかし唯一にして最大の問題として、膨らむ前の形状が極めていかがわ(以下略)
 なお、劇場版での大気圏突入の際のガス噴出に関しては、ジ・オリジンで無視されたため「無かった事」にしました(せいぜい小さいノズルがある程度)。まず、Vマークの付いた噴出口が内側に開くのがスペース的にもったいない事と、他のジムナントカも揃って同じフンドシ形状という事は、つまりジムも大気圏に・・・という問題が生じます。そこで、当初は腋の下あたりからエンジンからのガスを噴射させようかなあと思ったもののが、この場合うつ伏せ姿勢でのホバリングが可能になってしまう罠が・・・。

9/11
●しかし、文字がやけに多くて何なのですが、まあ私も若い頃は「言いたい事は中に全て含まれているから、見れば誰でもわかる」と思ってはいたものの現実にはまずほとんど伝わらなかった様ですので、仕方がないのです御了承下さい。なお、一目見ただけで内容は読まずとも全てわかったよ、という方がもしおられましたら、申し出て下されば私の後継者に指名しますので、引退後はよろしくお願いいたします。

9/1
●いわゆる理念としては、ガノタ、特にチネラーの言う所の「リアルというのは実は萌えである」事を証明するには、まず真のリアルはなんぞやという所を突き詰めて、ガンダムリアル教の大本を崩せばいい訳ですが、御覧の通りのペースですので到底私の生きてる間に完遂できる事でもなさそうです。まあ、そもそもチネル自体が「真のリアルではないし、元より巨大ロボ自体がありえない。、ガンダムである以上ガンダムというレギュレーションの中での遊戯をする」という物であり、選択されるべきはリアルよりリアリティ、流れ星か路傍の石か。つまりガンパラの方法論は当時から否定されており、元より敗北する事は必定であるとわかっている訳ですが、そこがまた私らしいというか何と言うか…。


※各画像は、「機動戦士ガンダム(サンライズ 1979)」のデザインに改変を加えた物です。 ■サイト管理人は、管理人の制作したFan art画像の著作財産権を所持しません。
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 2005-1 Oregun 2005-3

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