「オタク学入門」微検証


「検証」などとゆう言葉を使ってますが基本は愛です、愛。


2012/4/25
■付記

○サンライズに問い合わせれば一瞬で(以下略)。まあ王様はフォロワー五万、王宮にも信徒社員が200人以上いるんだし(以下略)。
○なお、当時の地上波の状況は調べられませんでした。ただし現在の状況がある程度わかれば推測は充分に可能で、可能性は「文化は決して後退しないという前提において、0%」です。



2012/4/22
■「ボトムズをカンボジア放映説」を検証する
『オタク学入門』 No2.html
 内乱がおさまらないカンボジアでも、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』が放映され大人気だ。ボトムズ放映の時間になると家から子供たちが戦火を避けながら電気屋の店前まで走ってきて、食い入るように見ていくそうだ。終わると、その後続いて放映されている『東京ラブストーリー』には見向きをせずに帰っていく。何しろ、少しでも早く帰らないと命が危ないからだ。

International Otaku University 世界のオタク事情1
子どもたちが内戦してる銃撃の間をぬって、近所の中華料理屋までほふく前進して、 (中略) そのあと「東京ラブストーリー」やってるそうですけど、それは視聴率悪いそうです。

 以前に雑記11-02/19でうっかりした事を言ってしまいましたが、これは原典をしっかり読まなかったための私のミスで、他国の衛星放送が受信されていた可能性は否定できません。つまり「カンボジアで放映され」は、カンボジアが放送したのではなく、カンボジアで放送が流された(受信された)という意味に受け取る必要があります。

http://mimizun.com/log/2ch/mnewsplus/1173175914/
902 :名無しさん@恐縮です:2007/03/07(水) 22:23:11
>>894
ボトムズ in カンボジアはしらん。
しかし、「忍たま」は香港経由の衛星放送で見れた。
90年代のカンボジアね。証人オレ。

 香港の衛星放送が入るという事は、中華料理店の店主が高額の受信機を入手していても別に不思議ではありません(ただし市井の子供達が店に入ってそれを見れたとは思えませんが)。香港の衛星放送(STAR)は、日本からでも巨大アンテナを使えば受信できる様なので、カンボジアの距離なら無問題。開局は1991年で、http://jp.frpapers.com/?i354355によると5月15日。

 なお、「東京ラブストーリー」は90年代に中国でも放送されて大ヒットしています。

http://asia-republic.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_2808.html
香港の衛星テレビ局”STAR TV”が中華圏で初めて「東京ラブストーリー」を放映したのがキッカケだったのですね。

 初放映時はいつなのかを調べると(日本語では検索できないためグーグルの言語設定を中国語に変え「東京愛情故事」で検索)、下がヒット。
http://baike.baidu.com/view/31650.htm
 翻訳すると『1992年春節の期間』との事。ただし内乱は1991年10月23日に終結しているため、まだ緊張は残っている頃とは思いますが、戦火を避けてほふく前進というのは流石に(以下略)

 という訳で、問題は「STARでボトムズ放映がなされたのか」に絞られます。しかし「装甲騎兵」「・・中文台(・・は表示不能)」「播出」で検索するも発見できませんでした(言語の壁は厚い…)。まあ正式な放映契約があったか否かはサンライズに聞けばわかりそうな気もするので、お暇な方は(以下略)


※以上の要約…内戦終結後の'92年以降に、香港の衛星放送(カンボジアで受信可能)によってボトムズが放映されていた可能性がある(ただし証拠は未発見)。



■操演は語る

雑記10-12/19
 スーパーXのレールに関するオタキングの誤り。本職にしかできない突っ込みです。



■「空山基」の読みまつがい

『オタク学入門』粋の眼 No4.html
「そらやま もとき」

空山基(そらやま もとい) 画家 洋画 [Artis−アルティス]
「そらやま もとい」

「北原照久の超驚愕現代アート展 驚く・あきれる・楽しめる!もうひとつの北原コレクション」: みどりのアート鑑賞日記
「そらやま もと」

Wikipedia 空山基
「そらやま はじめ」

 さて正解は・・・「そらやま はじめ」です。岡田氏のミスには当時すぐに気がつきましたが、かく言う私も画集を読むまで何と読むのかわかりませんでした(80年代はローマ字で名前をカッコ良く出す事が少なかったためです)。とはいえ、空山氏はオタク文化圏からは外れる方なれど、模型(フィギュア)オタクであれば90年代のボークスの広告に「SORAYAMA HAJIME」の文字を何度も見かけているはずなので、「ン、既に常識だと思ってたけど…?」と感じたのもまた事実。

 ちなみに、画集のお目当てはこのたった一枚の絵でした→空山基のガンダム | B2/P.I.L
 ガノタ界からはとうに忘れられ、年寄りの記憶の中だけに眠る「マイ・ベスト・バックガンダム」。しかしまあ、どうもオタク的に有名ではないイラストレーターの画集等に、ガンダム絵がごくわずかに掲載されるパターンは意外に多いのではないかと思います(立ち読みしていて「あっ!」という事は良くあるのですが、すぐに名前を忘れてしまい困ったものです)。

 話がそれましたが、誤記自体は「まあおたく芸人、もとい王様だしなあ…」と軽く受け流してオシマイにすべき程度の物にすぎません。ただ、これが十年以上を経ても直らない事及び、ウェブサイトにも突っ込みが見当たらない事の方には興味があります。その理由は、単に空山氏がオタク側の人ではないためなのか、あるいは…
 子供「あのね王様、服が・・・」
 大人達「シーっ!(言っちゃだめ!)」
 …だったりして。



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