ターンエー雑記-2


心はいつも黒デムパ


2007/11/25
■最強のリスペクト発見
シド・ミード・マニア 2008 ターン∀ ふらっと紀行
http://blogs.yahoo.co.jp/sydmeadsentury/27704759.html

その他

>この「リファイン」というアニメのプロセスが「くせ者」で
ターン∀シリーズは元より「ヤマト2520」でも相当残念な結果になっています
実は動きがテーマであるこのアニメーションには
ミード師匠のデザインは不向きなメディアなのは周知の事実

 この問題は「3Dでトゥーンレンダして実証できればなあ・・・」とずっと思ってるのですが、私の硬化した頭にはもうソフト習得は無理な様です。

SUKEBENINGENSUKEBENINGEN
ロボットデザイナーを名乗っていいのは永野護とシドミードだけ。http://sukebeningen.blog46.fc2.com/category0-2.htm
>シドミードは自分のイメージをカミソリの刃先にまで高められるタイプ。
その他のデザイナーたちは握力もないし、カミソリの刃も磨げない。みんな分厚いスクラップブックを脇に抱えている変質者。方向性からして間違っている。

 あまりに強烈なオタク批判・・・芸風、いや本人その物がどう見ても御大です。本当にありがとうございました。


■モデルグラフィックス2007年10月号より抜粋
「富野由悠季監督が語る、「∀デザインの真実」とMGターンエーガンタムの存在意義
>そして、やはり総論としては、ミードさん−−−−つまりは、65歳の外国人のおじいちゃんに頼んだということはまちがいではなかったということだけは、はっきり言えますね。
 というのは、ターンエーをやったことによって、それこそカトキハジメ以後の若いデザイナーたちがまちがいなく反旗を翻したというか、意義申し立てをした気分があるからです。
 つまり、あそこでああいう反面教師を立てて一度区切りを付けなかったら、あのままみんなズルズル行ってしまったんじゃないかと・・・ターンエーの前にあったほかのガンダムだけが続々とコピーされていって、「割れ鍋に綴じ蓋を与えないまま、さらに鍋が割れていく」みたいな感じでどうしようもないものがどんどん溢れ出てきてしまい、当時から現在までの8年間という月日が持たなかったんじゃないかという気がするんです。(P8)

 他にも面白い発言があるのですが、面倒なので略。

 P37〜39の御大インタビュー発見。
http://tsun153.exblog.jp/6065158/


■今も本音は全否定
富野監督アキバで吼える
http://animeanime.jp/report/archives/2007/10/post_73.html
>「ガンダムなんていうものを作ったために、30年たった今も自分の知らないガンダムが次々に出て来て怒っている」といつも通り辛口の富野氏

 


2007/10/19
■【自滅】言い訳デムパ【止せばいいのに】


 「絶対真理」 バンダイがMGを作れば、それはMGである」。

 どう見ても私の完敗です。本当にお粗末でした。


 ハイ、以上終了〜・・・で終わってしまうのも何ですので、以下に弁明陳述を行います。
 「ヒゲを誰もカッコ良くできない理由」については、理解不能な方のために以下に「俺語→日本語」へと翻訳します。まず、この「誰も」には私自身も含まれます。すなわち「理由」とは、「カッコ良くする事自体がそもそも間違いなのだ」という意味です。ここでの「カッコ良くする」とは「(絵の様に)今風にアレンジする」と同義なので、すなわち「カッコ良くするという方法論自体を考え直せ」)という事を言っています。
 まあ「カッコ良くするな!」という言い分も一見ムチャクチャだなとは思うのですが、「忠実に作る(事によってカッコ良くする)」のと、「カッコ悪くする」のはアリです。そしてバンダイが前者の道を選ばざるを得ない以上、私は後者を選んでいます。

 という訳で以上「意図的なアジ電波」の解説でしたが、自分が問題だと思っている点も無論ありまして、絵で脳内ビジョンを表現できておらず「伝達力不足」を招いてしまっている点は否めません。従来の問題点は、ストロングモードが全然ストロングではない事で(腕の貧弱化が特にダメ)、言葉で何度も言っている様な「上半身肥大のアメコミヒーロー体形」を絵で示せていません。失敗の理由は模型による変型再現(元のプロポーションも同時に維持)にこだわった事と、カッコ悪さを恐れたためです。つまりメカデザインのセオリーに逆らったプロポーションアレンジゆえ、「うわっ、ブサイク・・・」という印象を持たれてしまう危惧がありました。要は、提唱する「ムキムキマッチョ70年代玩具体形進化逆行アレンジ」を視覚化するだけのパワーがこちらに足りなかった訳ですので、近日中にアップする予定の最新画稿を御覧頂ければ「ああなるほど、そういう事だったのか」とおわかり頂けるのではないかと思います(まあ単に、上半身をデブにしたというだけではあるのですけど・・・)。


2007/2/28
■黒歴史、それは年表に対する禁じ手の復讐
550 miles to the Future
http://mega80s.txt-nifty.com/meganikki/2006/12/post_f1fc_13.html
>だいたい、作品が違うのに同じ時系列で考える必要はないんだよ。『ガンダム』は作品の個性がまったく違うのにひとつの年表に割り込ませてしまって、もはや宇宙世紀年表の窮屈さを楽しむM的な世界に突入しているのでは……

 御大、原えりすん氏に続く年表批判を発見。しかしまあ、晒された年表サイトにつきましては御愁傷様ですねえ・・・(見ての通り正統学会ではなく、星の数ほどある学会類似サイトのごく一つにすぎません)。

 ところで、廣田氏絶賛の「ねぎま!?」のOPですが19話は必見です。しかしいいかげん、アニメはトレスの線から離れられないんですかねえ・・・。


2007/2/12
■本当は怖いヒゲリンク
PSB1981の日記 - 母は全てを奪う
http://d.hatena.ne.jp/psb1981/20070210/1171111723

 怖い、怖いよママン・・・。(お隣経由で見つけました)


■自己流妄解釈

●月=オタク界、サンライズ。遺伝子的に生命力が低下している(←これってイノセントだなあ)。
●地球=一般世界(※名作アニメはこちらの世界に含まれる)。
●人口冬眠=進化、成長の停止。
●ディアナ=白トミノ。崇拝されてはいても側近はバカばかり。ガンダムを延々と作り続けねばならない呪縛から逃れたい、消えたい、キエルぞゴルァ。
●コレン=黒トミノ。ガノタに破れ(プラモの売れゆきが散々で)、あえなく散る。「監督たるものの逝き様を後世に伝えい、女たちよ!」
●ロラン=主に昔トミノファンだった一般人視聴者で、時折「灰トミノ」に変化。「僕は二十年前にカンダムを作りました。けど、ガンダムオタクと戦います。だけども、一般の人とも戦います。ドラマを大事にしない人とは、僕は誰とでも戦います」。
●キエル=スタッフ(非アニメ界で第一線の)。
●ソシエ=トミノを敬愛する若手スタッフ、ないしは女性ファン。
●ギンガナム=重度のガノタ(ガンプラオタ、チネラー)。長い年月軍事演習・・・もといガンプラ遊びを飽きもせず繰り返し、メカと設定を偏愛し禿を憎む幼稚な彼らが、ガンダムという閉じた繭の中から抜け出す事は永遠に無い。(キバヤシ)「わかったぞ、ローマ字のGINGANAMU を入れ替えると、GGUNMANIAとなる・・・つまりギンガナムはGガンマニアのアナグラムだったんだよ!」 「な、なんだってーーーーーー!!」

 ・・・えー以上は無論、作品それ自体からは一切導けない物なので根本的に間違っている気もしますが、私の歪んだ目には単にこう見えているという事でよしなに。


■グーグルは「∀」の文字を認識しない

 検索調査。
∀ガンダム…………27,800,000件
ガンダム……………27,800,000件
ヒゲ・…………………4,890,000件
ターンAガンダム………777,000件
ターンA…………………284,000件
ターンエー………………110,000件
ターンエーガンダム・……57,600件
ヒゲガンダム・……………9,940件
ヒゲガン・……………………561件
∀……………………・…………検索不能

 検索順位の上昇目的にお役立て下さい。


2007/1/25
■ヒゲリンク
たな絵画
http://www.geocities.jp/tanakaiga/mo-hige.htm
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gahaku/ ←メイン

 ぎゃーカコイイ! ドシャー! ドシュー!



■ヒゲの顛末


大きな画像
 月刊モデルグラフィックスにおけるターンエー特集は、2000年3月号は2001年1月号の2冊です。
 ちなみに画像の左上には「シド・ミードデザインの真意とことの顛末」と書かれているのですが、(上の画像では文字を確認しにくいため、やむを得ず大きな引用画像も用意しました)、、「顛末」とはどういう意味なんだろ?おいらバカだからわかんないや・・・という訳でエキサイト辞書で調べてみました。

>事の初めから終わりまでの経過。一部始終。

 うーん、まあそうなんでしょうけど、どーもこれだけでは不充分な気がします。よって、例によってグーグルで調べた所、その名もズバリのピッタリのサイトを見つけました。

『顛末書はおまかせ!』
http://tenmatusyo.livedoor.biz/archives/50349358.html
顛末とは(意味)
>ですから、良いことや普通の世間話をすると言う事よりも
事件や事故、失敗やミスなどの事柄を主に顛末をして報告
するものです。

 ・・・うーんなるほど、たいへん勉強になりました、ハイ。

 なお余談ですが、右側に写っている「萌えメカとヒゲが高次元で両立してる奴」の作例記事に対しての突っ込みがなされていますので、一応参考までに。

不定期日誌 ガンダムというカタチ
http://celts.sakura.ne.jp/diary/?200012a&to=200012070#200012070


■【黒妄言】ヒゲメカの本質は、非カトキ【暴論】

  デザインとは「言葉」です。言葉なのでとても雄弁で、ただのロボットの立ちポーズからでも、耳をすませば「●●●マンセー!●●●氏ね!」と聞こえてきたりします。絵にも模型にも創作物の全てには、言葉が、主張が、そして怨念がこもります。
 メカのリファインに、正解はありません。しかし、条件を設定すればするほど「最適解」が絞られます。では、いかなる要素を重視すべきなのかですが、まずた監督自身の発言から、それが「既存ではない全く新しいライン」である事がわかります。そして重要であるのは、「それはカトキラインではない」という事です。そう主張する根拠は、
「企画段階でカトキはずしが行われた」ためです。
 しかしオタク界広しといえども、特定のデザイナー外しが行われていた事が公言されたのは、もしかしたらこれが唯一かもしれません。確か「カトキ君からのオファーをブロックするわけ」とかいう表現だったかと思いますが、「オフレコにすべき事じゃないの?社会人としてどうよ?」と突っ込みを受けても止むを得ない耳を疑う発言と言えます。通常そんな事は腹の底にしまっておけばいいだけの事で、わざわざ敵を作るだけでしかありません。インタビューをまとめる際に御大がそこをカットしなかった理由は、あえて言うまでもありませんが、尋常ではない怨念がある事は確かだと言えます。これは勝手な想像ですが、おそらくは放映当時「ヒゲを引っ込めてカトキにターンAマークツーを描かせろ!という投書が
一万通らい来て、周囲からも(以下略)。
 要はすなわち、この「反カトキの意思が働いていた」という裏事情から、「ターンA世界のメカ=非カトキライン」という定義が導ける訳です。しかし、ミード氏にはその怨念がある訳ではありませんし、また本来、「映像作品はフィルムが全て」が原則です。ただ、「当時の社会状況がわからないとメッセージを理解できない」作品が多い事と同様に、「黒歴史」という言葉にかけられている怨念も、監督をとりまく事情を何も知らなければ理解する事ができません。まあ無論、「それを理解したからこちらが(カトキ風よりも)偉いのだ!」とメタに立って優越感に浸るのは、例によって単なる自身の中二病のなせる業ですが・・・。

※補記その1
 なお、この怨念はカトキ氏個人、もしくはカトキメカがキライだから向けられのではなく「ガンオタとバンダイの両者がカトキ氏を崇拝しいる」ために向けられたのではないかと推察します。御大とカトキ氏が不仲だという話は特に聞きませんし、御大は過去にスクィードのデザインを褒めていたので、サブメカでの起用の可能性は充分にあったはずです・・・怨念さえなければ。


※補記その2
 サブデザイナーからもカトキ氏が外された事に関しての妄想。メインデザイナーは、0083やVガンダムの時の様なコンペ形式をとった場合、御大がいくら反対しようがバンダイの推すカトキ氏に決まってしま可能性もあるため、ミード一本に絞る事で回避した物と考えられます(これは御大だからできた事で、他の監督では無論不可能かと)。ただ、サブの人選がどう行われたのかは不明なのですが、比較的自由に決められたのではないかという気がします。よってもしヒゲのデザインに衝撃を受けた後ならば、「ここでバンダイを立ててカトキ氏をサブに入れたりしたら、十万通の投書抗議が来るな・・・」と予測ができます。つまり、もし御大がこの時点で「伝統の主役メカ交代はやらない」と決めていたのならば、今後それを迫るバンダイの圧力と戦わなくてはなりませんから、障害となる要素をあらかじめ排除するのは当然だと言えます。


2007/1/20
■ミード版とアニメ版は眼が違う

 ヒゲページ目次に絵を付けました。アニメ版のヒゲは、ミード画稿にあった眼の周辺の黒い部分が消され、Ζガンダム風の眼(マジンガー風とも言う)にクリーンアップされました。しかし、クールでカッコ良く戦闘的で冷たい感じのするΖ眼は、牧歌的な物語に似合わない様に思います。よって私の描くヒゲは全て、よりやさしく、意思を持っているかの感じがする元の眼に戻しており、更に眼を奥に引っ込めるのも止めています。しかし、一つ間違えるとダサくなってしまう(相当の画力と造形力を要求される)罠があるので、アニメ版にイマサラどうこう言うのは不毛でしょう。


■ネギま!? 10話 Cパートより


 ショートコント「まほら戦隊バカレンジャー∀」、ワルワル団のアジトの形が・・・。これがもしヒゲではなく、普通の「ガンダム」の頭の形だったとしたら笑えませんし、エヴァでもマジンガ−でも、はたまたアトムその他でも無論シャレになりません(ヤ○トなら抗議されるかも・・・)。しかし、ヒゲならば全くエブリシングオッケーである理由は、「ヒゲはガンガルやザクレロと同じく、お笑いネタとして愛されている」ためです・・・ってわざわざ言うまでもありませんけど。

 

■ひげりんく

http://www.modelfplus.com/specialindex_log/shizuoka_modelersclub2004_05.html
 MG誌2000年3月号の表紙を飾った作例の改修版(高橋清二氏)。

http://img172.imageshack.us/my.php?image=turnagundamstylizedphallic1zn.jpg
 画像の初出は「糞ボルト ラクガキ道場」、作者は失念。見ての通りのフォーザバレル化(出雲重機風にアレンジ)で、かつてのラクガキ道場には、この様なハイレベルのヒゲ絵が溢れていました。

 私がヒゲのMG化は不可能(FIXも含む)と毎度言うのは、バンダイの一社独占が前提です。よって、模型自体それが解除されれば全く別で、海●堂リボル(略)とかなら・・・以下略。また「ガンダム」のタイトルを使わず、著作権上はバレルの様な扱いで「食玩・Higeジェネレーション・オリジナルヒゲメカ第一弾のラインナップはChoco氏&糞ボルト氏・・・」とオタクの濃い層狙い打ち路線で行けば、萌え氏にガノタの続出は必至・・・かも?

■この金言、忘れまい。

 MG誌2001年1月号P29より、以下引用。

 私は∀がキライ。さらに「私はあのデザインをこう理解した!立体にしてこそ良さがわかる!」などという人も信用しないことにしている。なぜならその「理解した」人から、納得できる説明もよさのわかる模型も提示されたことがないから。あのデザインは「機能的」だというが、では∀の機能ってなんなんだ? 用途不明の機械で「機能的」という概念の言葉は成立しないだろう。
 もうひとつ。アレに「デザインbyシド・ミード」のクレジットが付いてなかったら(ひらたく言えば金のかかってないデザインだったなら)、確実にゴミ箱直行であったろう。つまり私の"理解”した『∀』とは、常にミードの名がクレジットされてはじめて機能するものであり、もはや誰も中立な立場でこのデザインを理解することなどできはしないのだ。それは無論私もだが、あとは自分の美意識に従うしかなく、私には∀に魅力を感じることはできない(いや、というよりそんなことはどうでもよい子供は中立な目で判断したとは言えまいか。その反応は、まぁみなさんの思ったとおりで、キットの発売点数がすべてを物語っている。しかし、これってほとんど「はだかの王様」そのもの。ミード=王様、∀=バカには見えないすばらしい服)。 〜後略〜
 哀原善行(仮名)

 「うぐっ、まったく言い返せない・・・・・しかし!」
 いや、別に言い返す必要はなく「作ればいい」だけなのですが、それが最も困難・・・。

 結局、ヒゲとは一体何なのか? その出現により日本中をブーイングの嵐、そしてカトキ化大会が吹き荒れるも、ほどなくして「動くとイイ!(訳・重田画の賜物)」や、「慣れると結構味があって・・・見てる人にだけは評判いいよね、要はお話と演出だよ(訳・あばたもえくぼ)」と言われだし、「カトキ化が正しいのか?」、「そもそもデザインって何だ?もっとメタな視点で考えようぜ」との声があがり無限問答が開始され、ネタとして(歪んだ形で)愛される・・・。ある意味で、そこで巻き起こった議論や祭りこそが案外、「ヒゲの本質」なのかもしれません。(1/25微修正)
 



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