『白金台ニュータイプ研究所』
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~louis-n/newtype/hige/turna0.htm
「ガノタの人々は、なんでガンダムを持ち上げるばかりで、見下そうとしないんだ?」
「ガンダムから離れたくないからだろ」
「ガンプラオタの人々は、なんで模型を見下ろすばかりで、見上げようとしないんだ?」
「チネリズムから離れたくないからだろ」
「学者の人々は、なんで世界を見下ろすばかりで、見上げようとしないんだ?」
「砂場から離れたくないからだろ」
「批評家もまた批評さる」 ターンエーと長い語りと右斜め45度
http://anonymouse.org/cgi-bin/anon-www.cgi/http://d.hatena.ne.jp/grips0087/20060509
『「ターンエーが好きだなんて、そりゃ本物ですね」と言われてしまいました。
ビョーキってことでしょうか。
このことからも、ターンエー好きがいかに希有な存在であるかおわかりになると思います。』
という訳で、いつ絶滅してもおかしくない希少動物の様な存在・・・という事はすなわち、種(ジャンル)として生き残るためにはどんな暗黒極悪サイトだろうがリンクせざるを得ないのが悲しきマイノリティとしての必定であり世の道理という物でしょう、ヤレヨレ。
ヒゲがカッコ良くないと 誰が決めたんだ
烙印をけし今こそ 評価をくつがえす
※美しいおヒゲは タクとタク隔てて
めくるめく激論 書き込みを誘って
ガノタとの間に 意味のある形を
シド爺に捧げる 愛のある言葉で
ターンAたん ターンAたん マンセー
ターンAたん ターンAたん マンセー
キットは再び出ると 誰も信じてる
黒くくすんだ評価を 新たにくつがえす
絵師達はまた描き ガンヲタにほほえみ
日の出と禿とが ガンダムをあたため
生まれ出た伝説 懐かしむ心で
ヒゲファンを増やして 悪口を減らそう
ターンAたん ターンAたん マンセー
ターンAたん ターンAたん マンセー
※repeat
(2007/1/22微修正)
Q1「コズミック・イラは黒歴史に含まれると思いますか?」
A「バカじゃねーの?」
(※注意)
この意味のおわかりにならない方は、当サイトを読まれると不快感をもよおす可能性がありますのでよしなに。
先月の雑記にも書きましたが、ウチのトップページにリンクされている4人目の天使を発見。、ありがたや・・・。
http://closeworld.exblog.jp/
しかし、こんな3年経っても一万ヒットにも満たない蟲ケラの如き泡沫サイトであっても、トップへの被リンク4件のうちの二件がヒゲサイトという事は「ヒゲサイトの絶対数が極端に少ない」ためなのか、それとも「ウチがヒゲサイト」と見られているためなのかが気になる所です・・・。
また、どう見てもウチの場合、「実はカトキストに喧嘩を売るために置いてるだけ」との疑惑を囁かれても否定はできない訳であり実際にその通りでして、置いているからには少しは更新くらいすべきであろうとこうして書いている訳ですが、何かネタはないものか・・・という訳でササっと探してみました。
「ガンダムコレクション改造コンテスト No.003」
http://furumi.jugem.jp/?eid=127#
いわゆるこれが「一般的萌えプロポーション」という事なのでしょう・・・。
「シド・ミード風AIBO」
http://www.p-gle.com/new-pgle.folda/p-gle.2004.folda/room308.folda/room308-2004.folda/kuro.folda/ers-s-220.htm
おお、こんな所にも・・・!!
なお、ヒゲリンク作成以降にサイトを作られた「ミード風メカ」を描くネタ絵師は多いのですが、糞ボルト氏の周辺サイトをサーフィンすれば簡単に探せるので省略します・・・と毎度手を抜くから更新ネタに詰まる訳ですが、正直いかなる内容や、どの辺までの「濃さ」がウチに求められているのかがわかりませんので(それ以前に役に立っているかすら不明ですが)、物は試しに毒舌リミッターを解除してみます、ポチっとな。
ええと、この広いウェブの中にある素敵な文章の一つを引用します(2年前の物で毎度ナニですが)。
『〜「∀」デザイン発表後にみられた「シド=ミード・ショック」のようにヒステリックにそれ風を気取るでもなく、〜』
http://diary5.cgiboy.com/3/sekkan/index.cgi?y=2004&m=3
※2004,3,10 の日記参照
うーん、宇宙最高神の絶対真理人の認識とは様々なのだなあ、と実感させられます。ちなみに私の認識では「発表直後はヒゲ・ショックによるヒステリックなカトキ風リファインが見られた」という物ですけど・・・(そういえば「卑下」とかゆう名前のオリジナルロボもありましたっけねえ・・・香港人が立体化して「インターネットを参考にした」とか何とか電ホに書かれてましたっけ)。いや、正確にはヒステリックというより「ママ、コレじゃない〜ヤダヤダ!」という感じでしたがそれはさておき、ヒステリックな物が具体的に何を指すのかは不明なものの、ヒゲのデザイン発表から2年半後に発表されたchoco氏の「HIGE
FIX 22」(メカ同人誌を語る者がこれを知らないという事はまず考えられないでしょう)において展開された、画一化したガンダムファンとガンダム業界に異を唱えるアジテーションは、批判される対象たる当のガノタにとってはヒステリックと受け取られても止むを得ない過激な物でしたので(もっとも、現実にカトキ氏と知り合いなのでああも批判的に言えるのだという点は差し引いて考える必要がありますが)、choco氏の本に関して言うのならばヒステリックという表現は別段不適当なものではないとは言えるでしょう。
なお、氏以外の、その後にジワジワとネットで流行りだしたミード遊び(最初は2ちゃんメタスレ、次は糞ボルト落描き道場)に関してはヒステリーのヒの字も無く、まあ単に「カトキ化ごっこがミード化ゴッコに挿げ変わっただけ」とも言えますが、例え意識しようとしまいと必然的に卑下・・・もとい、ヒゲに内包されてしまう現状批判精神が「カトキストをじわじわとヒステリックに追い詰めていく」・・・のかどうかはわかりませんが、それを妄想するのを楽しみに生きている私にとって、ここ5年間で最も痛快だったメカ本(商業含む)が「ヒゲフィックス2」である事はあえて言うまでもありません(いや違うぞ!という方がいましたら単にそれを私が知らないだけです・・・上のサイトでのオススメ同人誌の「銃腕機」本も持ってませんし)。
まあ、人の感じ方というのはそもそも様々ですから、「上つ方」には「ヒステリックに気取っている」と見えていた所で第三者がどうこういう筋合いではなく、私がそれを否定するのもまた個人の主観にしかすぎません。が、例えそうであってもなお、呪縛を断ち切ろうと模索しているのがビシバシ伝わって・・・とここで言った所で「お前みたいな泡沫サイトの運営人が言った所で信じない」と思われてしまうのがオチですし、やはり目で見ないと伝わらない事でもありますので、正統な権威の無い私としては仕方なく現物を御紹介・・・と、ゆうわけで性根が極悪な私が珍しく他人を持ち上げるのは、つまりはこういう魂胆だったのですね、ヤレヨレ・・・にしては画像が小さいのがナンですけど(←小心者)
↑スマートな飛翔体がコンセプトで、ブラスティーな足が目をひきます。別のページにこの進化形デザインも描かれているのですが、現物を入手する楽しみを減らしてしまうのも何ですので悪しからず。
↑初期の「既存ラインっぽくという後ろ向きコンセプト」の物、アウディ風ロボ、胸部シリンダー群の背面展開。
↑周囲にメカな本を配してみるテスト。ちなみに右上にチラと見える「鏡の様な物体」は、SHあRP氏のサークルのレイストーム本で100%がメカなのでお子様も安心です(ン?)。左の二冊は学漫で、当時は会長なれど表紙(手前のみ)は先輩のかねこしんや氏を立てたのかな・・・と思ってたら表紙はOBが描く物なんだそうです(これってもしかしてレア本?教えてエ□いひと)。
しかし、氏の他の本を色々見比べてみると、自分のベクトルを変えようとする「あがき」が見て取れて興味深い物があります。ええとぶっちゃけ、天才の「超えられない壁」に努力で立ち向かい続ける秀才・・・みたいな(←ひどいなあ)。氏の同人活動に関しては、故イワエモン氏も持ち上げていましたが(ピンク色の本に寄稿、これだけはメカ分が少ない)、自分の場合はグラフィックデサイン面で「男同人界」の底上げに貢献した、という評価です。メカに関してはどうも、以前は年寄りにはバックボーンが読めてしまう面もあったのであんまり・・・(←蟲ケラの分際で一体何様のつもり・・・最低だ、俺って)。しかし、秀才でさえ神から見ればヒステリーにすぎないのならば、天才でも秀才でもない凡俗は永久に「壁際」にすらもたどり着けずに地面を這い回る他はないのが運命だとでも言うのか、教えてくれララァ・・・
で、ここよりヒゲとは無関係な話に飛びますが、上は私が今までに最も驚かされたメカ本である、ぬん氏のサークル「某スチン(現)」の「大和武」(94年発行)。人間、努力だけでどこまでできるかといういい見本で、コミケで頻繁に目にする「外づらは立派だが中身は全部ラフ(でも絵は萌える)」とは対極にある存在であり、「この頒価でこの描き込みかよ、何考えてんだ!」とあきれかえる常軌を逸したハイ・コストパフォーマンスさは、いまだ右に出る物がありません(単に誰も右に出ようとすら思わないだけかも…なお、安かった理由は「同人誌の値段が高い」との抗議の意味)。
また、「萌えメカを苦も無く描けるセンスを持った上手い人」は多くいても、己が天才や秀才でもなく萌えセンスもないと知りつつも、あがいて求めて努力する人、というのはなかなかいません(・・・っていうかいてもメジャーになってません)。ただ、作者の当時の気合は凄かったものの、今は鬼畜□リ漫画なぞ描いてる様で、全く惜しい人を・・・以下略(←相変わらずひどすぎる俺)
(2006/9/10微修正)
2007/1/25追記
「HIGE FIX 2」の前に出ている「HIGE FIX」に関しては、プレ版というかお試し版の様な物なので、2を持っていればあえて入手する必要はありません(全ての絵は2に再録されています)。
2007/11/16訂正
「HIGE FIX2 Preview」は、2を持っていればあえて入手する必要はありません(全ての絵は2に再録されています)。なお、これらの以前に出ている「HIGE FIX」はコピー本です・・・と言っても一般人の方には伝わらないのでわかりやすく解説しますと、入手はまず不可能です(基本的にコピー本は中古市場には出ないため)。無論私も持ってません。
なお、「HIGE FIX2」には英語版がわずかに存在するので、入手の際は気をつけてください(しかし同人誌の英語版というのも前代未聞ですが、贈呈用の一冊が米国に旅立った他は当然、全てが日本のオタクのコレクターズア(以下略)。
魂の叫び。http://okcosmo.as.wakwak.ne.jp/kiku9mm/puramon/gunpra/gunpra_txt/003.html
私がここで「バンダイはMGターンAとXを出せ!」と言うだけならばものの数秒もあればすみますが、その行為に意味はありません。
上に紹介したページにある通り、「Sガンダムは売れた」という事実が厳として世の中にはある訳です。つまりチネル(カトキ)メカはガンプラの絶対勝者であり、絶対敗者は無論、ヒゲです。この絶対的な差という現実は、誰にもどうする事もできません。私がもしバンダイのガンプラ担当だとしたならば、趣味の企画を通す事は一度は可能かもしれませんが、例え出せたとしても最悪の場合、首が飛んで妻子(おそらく見合い)を路頭に迷わせる事になるかもしれません。よって、「PG・Sガン出しましょうよ」とか「バーザムはカトキ版にしましょう、MK-IIの金型流用でコストも抑えられます」と涙をのんで言わざるを得ないでしょう・・・。
ただ、もしテレビ局のプロデューサーで独身だったら、5年後に「ヒゲをマトモな時間帯で再放送すべき!」と、更迭覚悟で提案したい欲求にかられているかも・・・(富野作品が時代を越えて残る事は立証済みなので、さほど危険なバクチではない)。しかし、例え作品の人気が再燃したとしても、それとガンプラとはやはり別問題です。作品が良ければ誰もが立体が欲しくなるのならば、世の中には「アシタカやサンや千尋のフィギュア」が溢れているはずですが、現実には無論そんな事はない訳で・・・。
ネットにおいて、糞氏のラクガキ道場ではヒゲ人気がやたら高いのですが、ほぼそこだけと言えますし(これとてガンガルやアッガイ人気と同質ではない保証はない)、先鋭的な一部メカファンと富野信者にしか人気がない状況は、今後もおそらく変わらないでしょう。また、そもそもヒゲデザインは今のMGリファインフォーマットとは水と油ですし、ターンXもいかに進歩したガンプラ技術といえど佐藤直樹作例レベルは全く期待できません。つまり、「ヒゲのプラモ化再開は今はまだ無理」というのが私の考えです。ただターンXの再版数はもっと増やしてバンダイさん・・・。
(Dignity)SUNRISE
上は2002年5月に描いた物。映画ポスターのターンA煽り構図は、ヒゲの角度的にプラモ萌えガノタにはマイナス印象ではないかと感じました。そこで、ならばガノタの好きなうつむき構図ならばどんな感じのポスターを作れるだろうか・・・という訳で、謎のヒゲビームで∀マークを形作るという、いかにも富野的ベタベタな感じのレイアウトテストです(ただ髪の先を何も処理してないのが中途半端で練り不足)。でもって、この後あきまんのすごいDVDジャケにわーどっひゃー!!
∀のデザインを最初に見た時の感想は、ヒゲのアイディアだけはサイコーだが頭部全体の処理が70年代センスで野暮ったく、体もプロポーションが古い上にパーツのバランスが保守的すぎ(肩当てやイングラムなフクラハギ、ありがちな腰当て等)、電波度が足りず面白くない・・・という物でした。
またアニメ設定版については、目がZガンダム(すなわちマジンガーZ)風のカッコイイが冷たい戦闘的な物になってしまい、しかも奥に引っ込んでいるのが気になりましたが(模型だと角度によって目が見えない)、形状をいじろうとはさほど思いませんでした。
私がヒゲをどうにかせねば、と思ったのは、モデルグラフィックスにおけるミード版の頭部形状が何だか違う、と感じた事と、カトキ信者達による(略)がきっかけでした。ただ直接手を動かすまでには一年以上を要しましたが、「ミード版が全くそのままでカッコイイという証明をすれば勝ちだ」と踏んで、01年夏コミで自分のガンダムサークルでニューマテリアルモデル(頭部をスクラッチし、全てのエッジを黒く塗った物)を展示しました。そして昼過ぎに売り子を知人に任せて買い物に出た先で、CHOCO氏のヒゲ本の見本(本誌は完売だった)に遭遇し、「時代は既に変わった、俺が髭アンチに嫌がらせをする必要性はもはや無いな」と実感・・・。
そしてここから第二次「俺ヒゲ」探求が始まり、02年冬、ヒゲ立体(更に改修)を2ちゃんで晒した事により相応の反応を得る事ができ、02年5月(レヴォ用のペーパー)には「プロポーションチェンジ(胸部除く)」と「月光蝶変形」で残る課題をクリアー、しかし諸般の事情でコミケからの撤退を以下略。
CHOCO氏のヒゲ本公表以降は、間違いなくウェブにおいてカトキ化遊びは沈静化し、メタスレ等において新たなるデザインの実験台のベースとする新しい流れが主流となったと言えるでしょう(まあ、あのヒゲ本を読めば誰であろうと流石にカトキ化はしにくいでしょうけど)。ただ、これは「単にカトキ化ごっこがミード化ごっこに変わっただけではないのか?」という疑問もなきにしもあらずで、方法論が一般化してしまえばそれはイコール陳腐化でもある罠。
よって、ここで俺ヒゲを主張するにはやはり「俺ヒゲではない」事でしかありえない、との結論に再び至り、04年春にプロポーションの練り直しを行って萌える要素を排除。顔は今までの様にロボ的にとらえるのではなく、「車のフロント部の様な意思の無い機械がたまたまロボットの顔をしている」と解釈。つまりカッコ良くするのではなく、角度を変えて見るとカッコヨクなるので(立体化するとわかる)正面の絵はあえてカッコ悪いままで描きバランスのみを微調整し、その結果は御覧の通り、という訳なのですが如何でしょうか・・・。