スパロボ方面は専門外、かつ時期尚早(史料が揃わない)のは重々承知なのですが、未来の読者に「この事を語らなかった連中よ…」と言われてしまうのは心外なので、今のうちに記しておきます。
村上氏の仕事に関して、書籍/媒体によってデザイナーの記述が食い違います。
クレジット | 古いアニメ書籍 | 玩具書籍 | ウィキ | 当サイト | |
ライディーン |
なし (クレジット以外のスタッフ表記を探したが見当たらない。もしあれば、それに準じればいいだけなのだが… 3/29 修正) |
後日記述予定 | 村上 |
「村上克司 スタジオぬえ」と独自の表記(クレジットに準じるのか真実を書くべきか、ウィキのルールではどちらなのか? 個人的には表向きはクレジット通りとし、文中で真実を書くのが適切に思うのだが…)。 ただし文中においては"安彦と村上"とあり問題は無い(※当初は安彦の名が無かったが昨春に正した修正された)。 |
ロポ形体は安彦がメイン、鳥型は村上が主。 |
コン・バトラーV | スタジオぬえ | 安彦(ロマンアルバム) | 村上 | クレジットに準じている。ただし文中において"デザインを担当した村上克司によると"とあり、無視はされていない。(3/29 修正) | 原案があるか、事実上は村上。詳細は後述。 |
ボルテスX |
メカマン (メカニック設計 スタジオぬえ) |
ポピー(ロマンロボ クライマックスセレクション) | 村上 | メカマン(大河原邦男)。文中において"デザインは玩具メーカー主導で進められ"とあり、無視はされていない。(3/29 追加) | 村上(原案…聖、クリーンアップ…中村、サブに大河原) |
無論これだけでは足りなすぎるのですが、おいおい増やして、できれば年表にしたいと考えています。
後日、「ハイパーホビー」の安✕富対談他を引用予定。画像が全てです。
1.企画原案…手塚治虫。画稿未公開。『ロマンロボ クライマックスセレクション』、『東京ロボット新聞 3号』の村上インタビューを参照。なお、合体という概念は手塚が始祖と思われる(それに限らず、大抵の物を辿ると手塚神に行き着くのだが)。
2.原案を発展…成田マキホ。マグネスX名無し・A・一郎(不撓不屈、抗う鉄の人)さんのツイート_ _どうやら手塚先生が携わっていた方はコン・バトラーVの前身(マグネスX)の前身でもあるロボイダー6で、おそらくそのデザインに手塚先生が携わっていた可能性が高いかと… この絵がいつ描かれた物なのかは記されていない(ラフに関しては当時の物と見て間違いないが)。一応はマシンに変形する…が、デザインが発想に追いつけず立体的整合性が無い。当時、ロボの分割パーツが合体するアイディアは『大マシン 』等複数あったが(映像化された物だとキングジョーが代表例)、マシンからの(立体整合性のある)変形という概念は無かった…ってみんな知ってるか。
3.徹底改変(事実上のデザイン)…村上克司(ポピー)。名無し・A・一郎(不撓不屈、抗う鉄の人)さんのツイート_ _コン・バトラーが手塚治虫先生の原案だったという衝撃の事実……なのだろうか。 記名は全くされていないが、見ての通り「アニメ/マンガ屋の線」とは異質なライン。
4.アニメ用に修正(ポピーに無断で)…安彦良和。それを許可した監督も偉い!(ただしスポンサー的には重罪だが)。
1.原案…聖 悠紀
2.徹底改変(事実上のデザイン)…村上克司(ポピー)。
3.アニメ用作画設定…メカマン。ただし、ウィキでは「メカマン(大河原邦男)」とされているが、「正面アオリ稿」は中村タッチに見える。(『ロマンロボ クライマックスセレクション』の中村インタビューを見る限りでも、メインはあくまで中村氏であり、大河原氏はサブである感を受ける)。