伝説のガンダム同人誌無断転載(部分)

ガンサイト1号(-4)

Legend Gundam Fanzine "Gunsight Phase,1"

2003/6/9 (2012/8/8修正)

発行 G・F・C
   第一版 1979/07/29
増補改訂版 1979/08/07

※以下は「4 〜11ページ」に該当します。(2012/8/8追加)

果てしなき戦いの道

※座談会 ――ガンダムを語る―― ※
出席者 T,I,S,K,G,M 以上会員6名

 戦争――そして人間、この二者が有機的に絡みあって<ガンダム>の主題を形作っていると言えます。人は戦争という極限状態の中でどのように行動し、変化していくのでしょうか?
 いや、それ以前に、戦争とは何故起こるのでしょうか? 必然性があるのでしょうか?
 この戦争について、会員数人で語り合い、その答の一端でも見つけだそうとしてみました。


T.『・・・・・・死,・・・死んだ・・・・・・!』

 さて、先週でガンダムも五話まで話が進んだわけだけれど。まあまだ全体の1割にもならないし、舞台設定も細かいことはほとんどでてきていない。戦争の一角で、アムロ達が戦争に巻き込まれたってことだけだ。
 少なくともアムロの場合、ああいう状況下におかれない限り、自分から戦おうとはしないだろうな。今では大部戦闘に慣れてきたけどね、初めから比べると。
 けどさ、アムロ、あまり自分が人を殺しているんだって自覚、もっていないように思うんだけどね。
 まだ自覚してないだろうね。単に敵を倒してるんだ。
 2話でさ、アムロがノーマルスーツを着たシャアを狙い撃ちするじゃない? ね、あれ結局照準をあわせられなかったよね、やっぱり直接人間を殺すって行為はできないんだよ、今は。人間の良心とか倫理感とかが邪魔するんだ。
 そうかな、あれは倫埋的なためらいっていうより、殺人に対する本能的な恐柿から当てられなかったんだと思うけど。
 でもね、俺のお祖父さんが死んだ時にね、亡骸を見るまでは全然実感としてわかんなかったんだ、死というものが。でもって平気で学校なんかに行けたんだ。お棺の中の骸を見た時に初めてショックを受けたね。アムロだって同じだよ。ね、自分の射った弾で敵が血を飛ばして倒れていって、その時に初めて人を殺すという行為の恐ろしさを知ると思うね。
 たしかにアムロはまだ味方の死体しか見てないわけだけどね・・・・・・。
 どっかで聞いた話なんだけどね、幽霊なんかの話、あれがいつ頃まであるか知ってる? ミサイルの出る前までなんだそうだ。ボタンひとつで相手が瞬間的に消滅してしまえば――核ミサイルかなんかでね――幽霊とか怨霊なんて恐いものはないわけ、でもって自分で人を切り殺したり、銃で撃ったりすると、そういうものが恐わくなるという・・・・・・
 面白い。自分で直接人を殺さなければ平気なわけだ、ザクを壊すようにね。つまりアムロは自分が死ぬかも知れないという恐怖はまだ知らないんだ。
 でも、あいつザクの操縦者だけを狙える人間なんだ。一話でさ。
 あれね、アムロって機械好きでしょ。ザクは機械なんだよね、人が乗っていることがわかっていてもね。アムロは機械に対する感覚が発達しているから、あれは機械だ、あそこを突けば動きは止まるって意識でザクの操縦者を突いた・・・・・・
 アア、あり得る。あいつはその辺は理屈で考えられるからな。
 だからあそこはザクの急所であって、人間としてとらえているんじゃないんだ。
 操縦者も歯車のひとつにすぎない?
 だいたいが敵・味方の互いの接触がないんだからね。相手の顔すら知らないわけだし、全ったく見知らぬ相手を、どこまで同族として認識できるのかねえ。
 身近な人間を殺す時のショックはないだろうな、あの戦いではその辺でシャアとセイラの関係がでてくるんじゃない? 敵と味方の唯一の接点てわけだ。



U.『民間人でもいいんだ!』

 フラウ・ボウなんかアムロと対称的だね、性格的にも。
 対称的って表現はきつすぎるよ。それにあれはもう二人の対比がどうこうって言うものじゃないよ。人物すべてが意味を持ち、関連しあって変化している。
 でもあの二人、平行して走っているって感じはあるよ。アムロは即戦場に投げ出され、フラウ・ボウはゆっくりと戦争に溶けこんでいく・・・・・・
 アムロの場合は普通の人間と一線があるんだ、もともと。軍に近いんだ。それと一般市民との橋渡し役としてフラウ・ボウがいるのかもしれない。
 そうか? アムロはまだ軍人の立場で敵を認識してないだろ。
 いや、あいつかなりその辺はわかっているよ。
 でも正規の軍人なら人を殺すのに躊躇しないよ、敵ならばね。
 軍においては勝つ事が目的だし、そのためには手段を選ばないのが当り前だし、だいたいが戦争の中ではいくらでも大義名分がつくからね。
 そうなんだ。だからその点でアムロ達ホワイトベースの仲間は民間人なんだよ、立場的に。
 というより、あの26人は全員で民間人と軍との接点になっていると思う。もちろんこれからどう変わっていくかは間題だけどね。
 民間人てのは又少し違うんだ。むしろ戦いをあまり好まない人間が多いと思う。戦争だって上層部の連中が勝手にやっているってわけで・・・・・・つまり戦争をやっている人間ではなく戦争に巻き込まれた人間なんだ。
 アア、単に自分の身を守りたいって気持が強いのは確かだね。自分の立場でしか考えないんた。
 身の周りの人間が死にさえしなければいいんだ。そして迫いつめられて初めて戦い出す。
 ひとつの戦闘組織として機械のような軍隊と全たく対称的だな。軍人は自分の国の立場からも
考えるから・・・・・・
 つまりだ、アムロ達も初めは民間人なんだ。偶然力を手に入れたから戦っているんだよ。そしてそれが戦争という極限状態の中で、種々のパターンの人間として変化していくはずだ。
 すると今のところ、連邦軍とアムロ達、ホワイトベースに収容された民間人、そしてジオンと、立場としてはこの4層にわかれるわけだ。その中で細かい違いもあるわけだが、連邦もジオンも状況がさっぱりわからないから、今はひとつの塊と見ているしかないな。
 アムロ達はホワイトベースの中では軍の立場にあると思う。いずれホワイトベース内での関係は変わってくるだろうけどね。
 現時点ではサイド7の民間人達はホワイトベースの中で守ってもらう方が得なんだろうね。
 まだ攻撃を受けたっていったって、爆発で揺れる程度だし、アムロ達に対する反感も少ないよ。
 ゲリラ戦なんて言葉がでてきているから、地球の民衆はかなり追いつめられていると見ていいと思う。その点サイド7は開戦後もザクが来るまで平和だったんだ。あそこの民間人はまだ戦争に巻き込まれたばかりなんだよ。
 だから彼らの動きは今後指標になる。
 考えてみると、民間人にとってジオンは倒すべき敵ではないんだ。降りかかってきた天災みたいなものと思っているし、いなくなってくれればそれでいいわけだ。
 民間人はジオンに対して無力だから敵という意識がもてないんだ。だから、むしろアムロ達の方がジオンを敵としてとらえていると思う。
 だから、そういった意味で、アムロがシャアに対して引き金を引いたという事実は重要な意味をもつと思うよ。感情面への衝撃とともに立場、視点の変化があそこから始まるわけだから。





V.『明日へと,明日へと,永遠に・・・』

 戦争ははたしてなくなるだろうか?
 なくならないだろうね。
 人間には根本的に闘争本能や破壊本能があるんだ。血が好きだと言ってもい。
 というよりね、人間には行動の原動力として欲というものがあると思うんだ。その欲の弊害というか、副作用というかそんなものが戦争という形で現れる・・・・・・
 少なくとも、安定や平和が続けば人類は滅びるという説もあるぐらいだから。
 いや、つまりね、世界が物質的に有限なんだから、安定はいつか崩れざるを得ないんだ。そして結局は動いていくしかない、永遠にね。生物には動くということが本能としてあると思うんだ。生き残るために。
 静的な生物は死滅し淘汰された?
 そう、そしてその動こうという本能が人間の欲の元にあるわけで、それは人間の生存の最底条件でもあったんだ。その欲が破壊的な形で表われたのが戦争・・・・・・
 さっき云った破壊本能も欲のひとつだろうね。
 破壊本能は人間の進歩のための条件のひとつとも考えられる。古い物を壊さないと新しい物は創れないから。
 なる程ね、平静はそれが社会的に抑圧されているんだね。戦争がその歯止めをなくすというわけか。
 そう、社会的な制約、刑罰や法律なんてのは、コロニー単位で動いてしまうと何の拘束力もないんだ。
 コロニーがひとつの集団心理をつくりやすい土壌だとは考えられない?
 確かに文化にしろ社会にしろその単位で完全にまとまるわけだから。自分達の世界だって意識はかなり強いだろうね。
 だから、そういった意味でコロニーでは逆に戦争が起りやすいのかも・・・・・・
 ちょっと待ってくれ。どうもさっきから戦争は必然的であると言っているみたいだけど?
 必然ではないだろうね。でも種族の保存やら主義主張を考えたら戦争しかないんじゃないか? 結局。
 少なくとも人間は物を創ることを覚えた時、壊すことも知ったんだ。
 要するに人は破壊と創造のひとつの流れの中に入ってしまったんだよ。もうその中でしか生きられない、先へ先へと進むしかないんだ、前に破滅が待っていようともね!
 種族にその前向きの姿勢がなくなれば、そこで滅びてしまうのさ。


W.『寒い時代だと思わんか?』

 人類全体を見れば前向きに進むしかない、それはわかるよ。けど各個人だけをとり出して見ると決して前向きに進んでいるようには思えないんだよ、何よりも自分自身が間題って感じを受けるね。
 アメリカでね、徴兵があったらどうしますかって調査をしたことがある。この結果がね、大部分の人が仕方がないというような答をしたそうなんだ。
 反対者の方が少ないわけ?
 そう、反対者は一部のみでね、大半は行きますね、やりますねっていうような答え方をしたらしい。現在の日本ではちょっと考えられないだろ。
 アメリカでは国民が国家に依存しきっているのかな? 我のある人間は徴兵に反対するんだろうけど、それが少なくなってきているんだ。
 アア、一人一人に前向きの姿勢が消えると国家も停滞するってことだと思う。
 いや、最初は違うと思うね。まず民衆が目的をもって国家をつくるんだ。社会的意味でだよ。それがある期間が過ぎて因襲化すると目的手段化してしまう。国家が第一でそのために民衆がいるわけ。だから民衆は前向きを失ない、国は衰退する。極論だとは思うけどね。
 単に今を守ろうとする人間が多くなってしまうのかもしれないね。
 アメリカ程発展してしまえば、生きるために懸命に働く必要はないし。
 でもさ、すべての時間を生活のために費やさなければならない程、ギリギリで暮らしていたら進歩はないと思わない?
 たしかに余裕がでて始めて動き出すわけだけれど・・・・・・
 でも今のアメリカは余裕があるのに停滞してるって感じだし・・・・・・
 余裕の方向を間違えている? いや、違うな。
 余裕に慣れ切っているのでは?
 何か変だよ。今までなかった余裕ができたってことは発展の可能性があるということだが・・・・・・
 余裕はなくなるってこともあるとは考えられないか? 余裕はできたけど、常になくなる可能性がある。その状態に甘んじてしまって余裕を守ろうとするから姿勢が後ろ向きになって、全体がストップする。それが戦争の一因ともなるのかもしれない。
 いや、もっと溯って考えてみよう。人間が長い間狩猟生活を余義なくされていたのは、それで手一杯だったからだ。水田耕作を始め、余裕が生まれて社会に変革がおこったわけだ。やはり余裕なしには変革はない。しかし戦争との関係はどうなってるんだ?
 狩猟時代にだって戦争はあったよ。
 しかしそれは単なる争いだよ。革命的な戦争とは区別してもいいと思う。
 余裕がある一線を越えるとその文化が発展していくのはわかる。だけど歴史を見ると、ひとつの文化が勃興し、あるレベルまで達っしては次に移る、というのが繰り返されている。これは一体・・・?
 いや、ひとつわかった。まず余裕ができる、ところがそのために人口は増え個人の生活水準も向上するんだ。その段階で社会的変革が起こり、次へ進む・・・・・・
 余裕ができるとそのエネルギー的、物質的限界まで社会が発展するってこと?
 余裕には限界があるから、その文化を維持する限りどこかで止まってしまう。そして新しい余裕をつくろうとして・・・・・・
 いや、そこで止まって、それ以上にはいかないよ。今度はそれ以下に落ちないための努力がある、そして変革の時を迎える。つまりひとつのサイクルが終るわけさ。
 要するにだ、技術革新にしろ世紀的な発明にしろ、その許容量までは進む。ただ限界に来ると、その社会を維持するための機構が必要となり、進歩は止まるってわけだろう。
 いい線だろうね。とするとスペースコロニ一が戦争を起こしたってことは、その許容量をある程度越えたってことだ。
 それまでに50年間も安定した時代があったんだ。そろそろ変革があっても・・・・・・
 !。すごいぞ。人類の歴史で五十年も戦争のなかった時代なんてないよ!
 そうなんだ、確かに。だから平和に飽きたというか・・・・・・
 とにかく世界のどこかしらで戦争があったんだ。
 スペースコロニーは人類史上かつてない巨大な余裕をつくり出したんだ。それが50年かけて今飽和に達っしようとしている。大変な事だよ、これは。
 というより精神的に飽和に近づいたんだな。物質的にはまだ余裕はある。だがあまりに長く乎和が続きすぎたのさ。
 いや、社会的にも限界に来ているよ。個々のコロニーの維持はできるだろう。ただサイド内での統合や維持や何やらが出来なくなっていくんだ。
 だからさ、コロニーをつくり始めた時はコロニーの計画があって、その計画における組織がつくられていた。しかしね、組織をつくった時点でそれは止まってしまう。維持へと向かっていくんだ。
 そのとおりだ。コロニーも初期は人々には宇宙開発の理念があったに違いない。その手段としてコロニーをつくった。しかし五十年の間に理念は失なわれ、手段のみが因襲化して残ったんだ。ここですでに主体的精神――いわゆる我の強い人間――はいなくなり、社会はもう現状維持以外の事をしなくなる。やがて限界が来て――あとは滅びるだけさ。
 コロニーが無限のエネルギーをもっていたところで、結局他のコロニーから計画的に生産されない限り増加はないわけだしねえ。
 コロニーがあれだけ大量にあって社会を構成してるとなると、当然コロニー間の分業があるだろうね。この社会構成自体も限界線があるはずだよ。
 恐ろしい話だ。ガンダムってのは。五十年もの大サイクルの終末の物語か!





X.『銀河へ向って,翔べよガンダム』

 サイクルが終末段階にきて、大規模な思想統一が図られるって事は考えられないか? そうしてできた国がジオン・・・・・・
 たしかに動乱の時期だけに、強固な独裁制が適しているってことはあるかもしれない。
 するとジオンはサイクルの終末の象徴ってわけ。
 そうかもしれない。連邦だって終末なのかもしれない、あるいはジオンはサイクルから抜け出す革命者かもしれない。
 とにかく、この戦争が終れば、新しい時代になるのは確実だな。
 ウン、アムロ達は新しい時代の担い手になるわけだな。五十年の平和の中で育ったまだ白紙の子供達ってわけさ、無限の可能性があるね。
K でも、もしアムロ達が新しい時代を生きるとしたら、ジオンも連邦もサイクルからの脱落者ということになるけど。
 あ!そうか、そのためのサイド7ではないだろうか?だからあれは作りかけなんじゃないか? この変遷の時期の中で古いものの名残りであるとともに、新しい物への芽となり得る。そうだよ、あれは新しい時代への発展の可能性を暗示しているんだ。
 なる程、確かにその通りだろうね。
 だから物語が終わる時、サイド7は完成されるかもしれないんだ。
 全ったく新しい形としてだろ。技術的な意味とは限らないだろうが。
 まさにあのスペースコロニーの物語をやるかもしれない。地球軌道を見捨てて遠くへと旅だつという。
 できるだろうね。宇宙で育った世代は地球への愛着はそれほどでもないだろうから。あるいは地球は神格化された相対的価値規準でしかないのかもしれない。
 物語の終りで銀河へ向けてか。
 でもさ、あくまでそれは想像でしかないだろう。
 それはそうだ。可能性ならジオンにも連邦にもあるんだから。サイド7だってあのサイド内で全ったく新しい社会をつくりあげるかも知れない。あそこのポイントはまだ広いんだから。
 何を言おうと、サイド7は強い発展の可能性があるんだ。
 そしてあの時代の終末でもあるわけだ。まだ誰も気づかなかった崩壊の影がやっと具体的に姿を見せたのがあの独立戦争なんだから。
 ホワイトベースの26人は全員子供だからね。これから新しい時代を生きていく世代なのさ。それぞれが違った人間として種々の可能性をもっているわけだ。
 下手をするとアムロは歴史の捨て石になる可能性がある。いやそれはないか。捨て石になるとしたらガンダムの方かな?
 その辺は全ったく分からないね。何しろ状況設定がほとんど分からないんだ。情報が少なすぎるよ。
 それだけに可能性だけは無数にある。
 あの親父さん――テムレイがさ、たぶん生きているんだろうから、サイド7に戻ったと考えることもできるんだ。すると彼は旧世代の人間でありながら新世代を見守る役目をすると思う。
 橋渡しってわけだ、あり得るね。
 でもってテムレイがもしジオンに捕えられたとすると・・・・・・
 ジオンに新兵器がでるわけだ、ね。そしてそれは製作者がアムロの父親であるが故に、アムロを極限状態にまで追い込むだろうね。そして・・・・・・
 どうした?
 いや、あのね、もうひとつの可能性としてテムレイがサイド6の船にひろわれたということもあるなあと思って・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・。
 ェェイ、バカ者めが。ついに禁制領域に触れてしまいやがった。あれがでるとせっかく一本にまとまってきた意見が崩れてしまうじゃないか。
 そうだ、まだ番組に出てこないんだから無視すればいいものを。大体なんであのサイドだけ無傷なのかもわからないんだから。
 サイド6がジオンに先を越されたってことは考えられない?
 〜〜〜〜〜〜〜〜。
 〜〜〜〜〜〜〜〜。
 いや、つまりね、サイド6も独立をしようとしていたとしたらばさ、それなら軍備も整えてあるだろうし、ジオンの攻撃を防げたとしても・・・・・・
 又はコロニー間の分業で重要な位置をしめていたのかもしれないしね。
 ああ、その可能性は充分あるよ! 全く、せっかくの結論に水をさしやがって。
 やれやれ、まだ問題は多いけど、それはこの次に回すか。



 ガンダムは、その一部を終えただけですがら、物語はまだまだ未知の部分が多く残されています。しかしこの激論の未、私達はカンダムに対するひとつの見解を見出すことができたと思っていました。ところが、後に、この議論が単に一面的なものにすぎない、ということを示す事実に気づいたのです。それについては、今は男女の問には視点や物の考え方に相違があるという事実を示しておくだけにとどめ、又、次の機会に再び議論をすることにしましょう。




2012/8/8

 以下の38箇所の誤記の訂正を行いました。謹んでお詫び申し上げます。

以上会6名 → 以上会員6名
してしまえ → 消滅してしまえば
直接人を殺さなけれ → 直接人を殺さなければ
人物すべてが意を持ち → 人物すべてが意味を持ち
フラウ・ウはゆっくりと戦争に → フラウ・ボウはゆっくりと戦争に
ホワイトースの仲間は → ホワイトベースの仲間は
死にさえしなけれいいんだ。そしていつめ → 死にさえしなければいいんだ。そして追いつめ
立場からも(改行)考えるから → 立場からも考えるから
ホワイトースに収容された → ホワイトベースに収容された
ホワイトースの中では軍の → ホワイトベースの中では軍の
いずれホワイトース内 → いずれホワイトベース内
ホワイトースの中で守って → ホワイトベースの中で守って
巻き込まれたかりなんだよ → 巻き込まれたばかりなんだよ
平和だったんだ。 → 平和だったんだ。
巻き込まれたかり → 巻き込まれたばかり
ジオンは倒すき敵 → ジオンは倒すべき敵
りかかってきた天災 → 降りかかってきた天災
ンを敵として → ジオンを敵として
根本的に争本能や → 根本的に闘争本能や
静的な生物は死汰された → 静的な生物は死減し淘汰された
生存の最底条件でもあったんだ。 → 生存の最底条件でもあったんだ。
刑罰や法律なんてのは → 刑罰や法律なんてのは
つくりやすい土 → つくりやすい土壌
姿勢がなくなれ、そこでびてしまう → 姿勢がなくなれば、そこで滅びてしまう
人類全体を見れ → 人類全体を見れば
ての時間を生活の → すべての時間を生活の
もっとって考えて → もっと溯って考えて
ひとつの文化が勃し → ひとつの文化が勃興し
人々には宙開発の理念が → 人々には宇宙開発の理念が
限り増加はないわけ → 限り増加はないわけ
宙で育った世代 → 宇宙で育った世代
ホワイトースの26人は → ホワイトベースの26人は
示す事に気づいたのです → 示す事実に気づいたのです
次の機会に再議論をすることに → 次の機会に再び議論をすることに

※他に、サブタイトルのローマ字をII → U等に変更。
※イラストの位置を変更。


◯砂時計…見ての通り、ガンダムSEEDのプラントのコロニーの元ネタ。既存のデザインである可能性がかなり高いと思われますが、詳細は不明です(語学力ゼロにつき検索できず)。
◯ザク地蔵…SDガンダムの知られざる御先祖…? 当時SDという言葉は無かったので(鳥山明もデビュー前)、厳密には「成井紀郎風」という所かと。


last update ; 2012,Aug,08


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