MSのジェネレーターの数


MSのジェネレーターの問題


2018/9/5
核パルス・ガンダム

○1981 『ガンダムSFワールド』解説図において採用。
○1983〜6  『有名マクロス同人誌、スーパーパックのエンジンとして採用』。
○1985〜6  小田氏と永野氏、MG誌で「エプシィガンダム」の作例記事において採用。システム・ブラッサム(ブロッサム)。
○1985〜6 星野英輝氏、Ζの同人誌において採用。

 あと、どーでもいいのですが個人的に1991〜1996の間、全面採用してました。推進剤は金属水素です(超絶物質)。どーして核パルスが出てくるのかは言うまでもなく、「無限の推進剤」のコジ付けのためです(そーいうわけでガンパラ第四妄想以後は全く不要に)。
 なお、注意して欲しい点なのですが、核パルスの推進剤はトリチウム(等)自体ではなく、あくまでガスです(水素ペレットが熱で蒸発、いやプラズマ化だったかな。)。このトリチウムの中心核ボールの外側層を、固体の推進剤が厚く覆ってる訳です(多分、ボウリングみたいにレーザーが通る穴でも開いてるんでしょう)。つまり、核パルスとはいえ推進剤は結構な量が要るはずです(超絶物質で無い限りは)。



2013/11/4(11/13微改稿)

 ページのタイトルを「じぇねれーたーの数」から「MSのジェネレーターの数」に変更しました。


勘違い…というか認識のずれについて
がんだまぁBlog アナハイム・ガンダムと主動力炉の数
(ゲルググの場合は更に腕部にも熱核ジェット)していますが、これらも純粋な推進エンジンであると思われ、主動力炉はおそらく1つであるはずです。

 あれ、今の人はそういう風に考えるのかそうなのか…。どうやら私の考え方の方が間違っている、もとい一般的ガノタの認識からずれている様です。

 このページのタイトルは「MSの熱核反応炉の数」とすべきでした。
 私は普段、「ジェネレーター→エンジン(エンジンだと語感がダサイので悪いのでカッコ付けるためのガンダム語)」と脳内変換してしまい、「ジェネレーター=発電機」という原意をすぐに忘れる癖があります。よって「ゲルググの炉は14基以上」というべき所でうっかり、「ゲルググのジェネレターは14基以上」と言ってしまったりもします。

 ええと「設定」としては、別に1基でも何ら問題有りません。では、何故082はこれにおいても現実にあらがうのか…それは「核融合ロケットは発電機構とワンセットに設計すべき物」だからですであるべきだと私が考えているからです(11/13修正)。しかし宇宙世紀の常識はわかりかねるので「082がそう思うんならそうなんだろう、082ん中ではな」と言われてしまうと返す言葉がありません。

 ですが、ジェネレーターが1つだとどうなるのかは、あえて言うまでもありませんが1基のジェネレーターが停止したら、他の炉が全て無事でも止まります(MSのバッテリーはジェネレーターを点火する事はできるだろうが、もし稼働させ続ける能力があるのならばジェネレーター自体がそもそも不要である)。つまりアホです。いや、実はゲルググのロケットは化学燃料式で、腕の熱核ロケットは核分裂型だったとでもいうのかララァ…。

 これに対する屁理屈…もとい設定的落とし所としては、「発電自体は出来るが自らが動かせる程度の発生力しか持たないのでジェネレーターには区分されない」で良いかと。更に、炉の方式が大きく異なり、ジェネレーター用の炉は閉鎖型(発電能力重視)で、ロケット用は開放型(推力重視)とはっきり分けるのが設定として適当でしょう。

ジェネレーター出力? - ガンダム考察掲示板
 なるほどよくわからん。



2008/4/15

ガンダムミュージアム設定・・炉心二つ?(2003年)
 コア・ジェネレーター・ハイブリッドシステム(1)
 HighWell Hx Heavy Industry製 MNF3d
 「最大熱出力19万〜32万kW」 「最大電気出力15万〜25万kW」
※(原文はKWです)

 記述内に「(1)」とあるのが非常にビミョーです(よって案外、背中や足に2や3があるかもしれません・・・)。イラスト上の炉心は明らかに二つなのですが「×2」の記述は無し。センチュリー設定とはあくまで別物でしょう。
 しかしまあ、ガノタ人生の中で、ジェネレータースペックに「熱」「電気」「万」という言葉を見たのは初めてです。まあ内部構造は、安彦版を基本とする以上PG(外はカトキ、中身はビークラフト)と変えても何らおかしくない所でしょうが、数値に手が入ったのは多少驚きました。

モビルスーツミュージアム・公式プログラム初版(パンフレット)より抜粋 (2013/11/4 初版の二文字を追加

〜松崎健一氏。井上の要請によって参画したこの人物こそ、「機動戦士ガンダム」当時、後につながる設定を作り、数多くのシナリオも執筆したオリジナル・スタッフなのである。まさしく「誰もが納得する」布陣であった。もっとも、その松崎が今回作り起した設定の数々は、なんとほぼ全ての面で「新説」。つまり現在「公式設定」と呼ばれているものからは、大きくかけ離れているのだ!当初の設定を作った松崎自身が下したこの英断の真意は?

「理詰めでガンダムを考察していくと、従来の設定では苦しい部分も出てきます。『これはいくらなんでも動かん!』という数値データや、どう考えてもフレーム代わりにならないコアブロックで接続された胴などですね。そういう部分は思い切って変えてしまいました。おかげで放映当時に発表された内部図解とは全然別物ですが、そのかわり“サム・ソニ・シム電動モーター”の名前など、記号は残してあります。」

設定面のプロデューサーであった井上も同じ方向性で考えていた。
「例えばTVでは、同じザクマシンガンの弾が当たっても手で弾くときと、装甲を貫通するときがありますよね? 今回はそれも『きっと装甲が何種類かあるに違いない』という方向で考えた。だから、この博物館に展示されているものが『公式設定なんですか?』と言われると決してそうではなく、あくまでも“解釈”のひとつなんです。その意味では、我々はまさに学芸員のようなもの。“ガンダムを完全再現した”のではなく、SFマインドに則って“戦後想像図としてのレプリカ”を再現しているんですよ」


 通常の「公式設定」ではもはや絶対にありえないと思えた事が行われた理由は無論、「松戸限定」である事および、「オリジナルスタッフは神(カトキ信徒にとってもセンチュリーは聖書)」の二点でしょう。まあ松崎氏にしても、安彦氏が「僕と大河原さんには変える権利がある」と言ってガンガンやってるのを横目で見ているのはシャクでしょうから、当然ガノタにとって許容範囲のオチャメと言えます。

 あと余談になりますが、パンフ内はサム・ソニ・シム社ではなく「Sam&SonsMotive Co.」となっているのですが、「サムソニア電動モーター」もあるぞとの指摘発見↓
blog.livedoor.jp/zuvuya_digital_wave/archives/50661376.html


オマケ

 ガンダムのジェネレーター出力は、御存知1380kWてすが、「kW →hp」換算すると1875馬力。ちなみにゼロ戦は1130馬力ですので、突っ込みを受けまくっているのはガノタの皆さん御存知の通りです。
 では適正値はどのあたりにあるべきか? F15は20万馬力ですが、推力はガンダムが2〜3倍高いので、50万馬力という所でしょうか(とはいえ、陸上兵器や軍艦の馬力は軒並み低いので「航空機と陸上兵器では違うんじゃないのか疑惑」により2万〜5万もあれば充分な気もしますが、より重要なのは「未来兵器が現用兵器に負けてはいけないの法則」です)。とはいえ千倍した187万5千馬力だと「空飛べそうだな」という強すぎ疑惑が出兼ねないので、「瞬間最大出力」という屁理屈でクリアーしたものの、通常時の出力が謎となったのをどうしようかなあと思っていたら、丁度いい具合にミュージアム版の設定が100倍だったので使わせて頂いたという次第です。ただ、松戸のミュージアムも黒歴史になってしまったので記述を元の「瞬間最大出力1380MW」へとに戻そうかと思案中です(←どうでもいい)。

 で、私の妄想はさておき実際にどうなっているのかというと、妄想主義の正反対のルールを持つ正統学会(及び一般考察サイト、2ch考察スレ)では無論そんな事はせず、「電力」との考えを採用しています。公式設定がどちらを指すのかが表明された事はありませんが、そもそもエンジン出力ではなく「ジェネレーター出力」ですので、特に問題ない解釈と言えます。
 しかしそこに、平和を破ってミュージアム設定が突如出現、電気出力と確定した史上初の史料です。ただ、パンフも一箇所でしか入手不能であり、もはやは無視して何ら問題ない黒歴史史料とは言えますが、考察に使用する事自体は無論可能なので考えてみます。

 まず、スペックには「最大電気出力15万kW〜25万kW」とありますが、間を取って20万kWとします。ちなみに原子力空母ニミッツだと熱出力120万kW(60万kW×2) で、電気への変換効率は大体三分の一なので、ガンダムは原子力空母の半分の電気出力という事になります。なおガンダムでは(190→150(320→250)という数値から宇宙世紀の電気変換効率の高さがうかがえます(直接変換でもっとずっと高くてもいい感もありますが)。
 さてそれでは、肝心の1,380kWと20万kWのどちらが果たして的確であるかですが・・・

 正直わかりません。

 そもそも戦闘機は発電したり電力で動いたりもしませんので比較対照にはどうも・・・という訳で比較対照を変えて新幹線0系を見てみますと、「平均重量60トン、平均出力740kW」、700系だと、「平均重量44トン、平均出力825kW」です。フィールドモーターの効率は不明ですが、入れたエネルギーを上回る力を出す事もなさそうですし、歩行機械は車両に比べて効率悪いに決まってますので、1,380kwなら勝負はトントンという所でしょうか・・・と脳内妄想していても始まらないので、手元のMIAのザクさんに電車より強いのかどうかを聞いてました。すると、
「軽く蹴っ飛ばして粉砕、2秒かからない」
 ・・・と強気の答えでした。ただ、両者の言い分を聞いてみないと正しい所はわからないのですが、電車とは翻訳装置が効かず会話不能のため、当サイトではザクさんの発言を信じて20万説を採用したという次第です。



2007/4/17

 少し前に出た「ガンダム解体新書」(講談社)ですが、「ガンダム7基、ザクは腹部に一基、ゲルググは(14基(以上)」と変化はないものの「熱核ロケット/ジェットエンジンの装備はゲルググ以降、ドムは3基(ないしは2基)」と読み取る事が可能です。フェクトファイルでは上手くスルーしていましたが、やっぱりきましたねえ・・・。ごく当たり前に考えれば、全てのMSに熱核ロケットエンジンを設ければ各機のバランスが保てるのですが、時計の針は誰にも戻す事はできません。まあガンダムとは所詮フィクションですから辻褄が合わなくて当たり前なのですが、イマサラそれを言ってもはじまりませんので考察主義的にこれを肯定すると「熱核ロケットの性能は通常ロケットとさほど変わらない」となります。まあ夢とロマンには欠けますが・・・。

 さて、ここでもう一つ発生するのはジェネレーター出力に圧倒的な差がついてしまう問題です。これは「ゲルググの推進用エンジンの発電力は核反応の維持用で手一杯で・・・」との言い訳で逃れる事は可能です。ただしスマートなやり方ではありませんので、「ゲルググ超絶出力最強機説」をここに提唱します。
 その鍵となるのは「ガンダムに5倍のエネルギーゲインがある」事で、劇中のセリフなのでスペックよりも優先順位が高く、すなわち史実です。これは一般的に「ザクの5倍のパワーが出るのだ」と受け止められていますが、ゲインとはパワーはなく「増幅、上昇」という意味なので、ガンダム研究的には「単に最大出力が通常値の5倍だとか、そんな程度だろう」との解釈がなされる様です。ただ、ザク5倍のパワーであるとする記述もチラホラあるので、史料重視ならやはり5倍説が有力と言えます。という事なので、ゲルググは14基ですから単純計算で10倍は出ると考えられます。

 なおここで、過剰な出力がなぜ必要であったかに関しては、「ゲインが5倍以上ないとビームライフルを使用できないため」と考えられます。センチュリーのエンジン数の場合だと、「ゲルググ一基に対して、三基のドムが何で出力低くてビームライフル使えないんだ?」と突っ込まれてします。ここで「ドムの足の奴はギリギリの設計で・・・」と言い訳をする事は可能です。しかし、真実は心の耳をもって聞くのが一番ですから、ドムの姿をじっくり見てドムの語る声に耳をすませば「俺様の出力はザクの3倍以上あるに決まってるだろ!」とガノタならば聞こえるはずです。そう、3倍であってもビームが使えないのですから、すなわちゲルググの14基というのは何らおかしな設定ではないのです(ン?)。

 また、エンジンが小型で数が多い事自体に関してはさほど問題はありません。ゲルググの14基という設定はリアリティ的には欠けるのですが、未来においてはリアリティの基準が変わり、逆に説得力を有する可能性があります。ジェット戦闘機は「理論上は小型のエンジンを多数付けるのが望ましい」のですが、現代の技術では小型で高性能のエンジンを作る事ができないので、仕方なく1〜2基しか持たないのです。つまりあと100年もすれば「エンジンはたくさんあって当たり前」の常識が「核融合炉は超巨大」の常識を追い落とすという可能性は否定できないのです。

 ええと以上はまあ、所詮どーでもいい事ではあるのですが、ガンプラのインスト肯定による「ゲルググ超絶パワー説」を何故か見なかったので。現状を見る限りでは、

>だってガンダムの出力はザクの5倍だぜ
アホか、ゲインの意味調べてから出直しな、パワーじゃねえぞ。大体、5倍もパワーが違うなら勝負になんかなんねーだろ。

 の段階で止まってしまうのですが、ここから一歩ふみこめば「ゲルググはザクの10倍のパワー」、という暴論の正当化が可能だというお話でした。

※これはあくまで、劇中のセリフをトンデモ解釈するという冗談ですので真に受けないで下さい。この辺の出力設定は、ジ・アニメ別冊のΖ本からチラホラ見かける様になったもので(多分伸童舎がΖのスペックを参考にして作ったんでしょう)、ゲルググがザクの1.5倍というのは妥当な所だと思います。しかしスペックのKw表記自体は何でΖであーなっちゃったんでしょうかねえ、永瀬氏がついていながら・・・(←イマサラ蒸し返してどうする

※ちなみにガンパラにおいては複数の核エンジンという設定は使いません、後が大変なので。ぶっちゃけ公式に従うなら、ゲルググの腕にあるサイズの核エンジンを持つ軽車両が作れてしまいます(しかもザクマシンガンに耐えるし)。なお、ガンパラの1基説は「GP-01のコアファイターに入らない」という大きな問題点があるのですが、ガンパラは0083全否定なのでよしなに(核の威力が逆シャアと矛盾する点と、シドニークレーターのサイズが癌なので)。


 小説版(1巻)では核融合エンジンは磁場閉じ込め式なのですが、2巻にはレーザーが云々とあり矛盾しています。よって、これを考察主義的に考えると「ハイブリット説で全肯定」となるのですが、現実には効率が悪く困難との事。
「核融合科学研究所」 http://safety-info.nifs.ac.jp/mailQA/m-Ae04.html(2013/11/4リンク解除)

 ・・・でもガンダムは現実じゃありませんけどね。あぁ、心はいつも中二病(の登校拒否児)・・・



2004/8/6

 妄想をのたまいつつも、現在は胸部に変更。理由は「ケツから噴射はやはり許せない」「コアファイター収納位置の設定保持」「第一話起動シーンで胸から排気する事から、胸の方が自然」「重心が高いため運動性が向上」の四点です。噴射位置問題については、実は足からも常に出ていたと脳内補完。なお、位置としてはPG解説書のイラストの様に背中のあたりにトーラスが妥当ですが、こう考えると「ランドセルを外せない」ので、マーク2やニューガンはバックパックに反応炉という事になり、後々で問題が起きる可能性もあるかもしれません。
 ただぶっちゃけて言ってしまうと実の所は、「萌えないクローバープロポーションをのむか否か」が真の決定要因だったりする訳ではありますが。



2004/4/26(※2008/4/15追加)
■ガンダムのジェネレーター数の変遷


79〜81年前半……7基(劇場版パンフレョト他色々)
 股部      メイン・エンジン タキムNC−7強化核融合炉
 コアブロック  航空機タイプ核融合エンジン タキム式NC−3(×2)
 太股      脚部駆動用エンジン タキム式NC−3M(×2)
 ビームサーベル ビーム発生用 タキム式NC−5エンジン(×2)
 (脛部       バーニア用エンジン)
 (下腕部    パワー補助エンジン)
 (ランドセル  酸素・水素用ボンベ)

 内部図解イラストの設定です(ただし、「1/72メカニックガンダム」のプラモ解説図では、サーベルの部分は解説が省かれています)。NCのNがニュークリアの略かどうかは不明なので、核融合炉は3基のみだと考える事も不可能ではないのですが、相当苦しい解釈なので7基と断定しました。ちなみにガンキャノンは5基(ガンダムと同じ)、ガンタンクは車体部にタキム式NC−4メインエンジンを有していましたが、ジオンのMSはたったの1基でした(ちなみに、89年に出た「MS大図鑑パート1」においても、ザクの内部図解で腹部中央に炉が描かれています)。


●81年後半以降…熱核反応炉1基(位置は不明)
※2008/4/15追加
  2〜7基説を否定する記述は存在しないため、コアブロックが反応炉である可能性も、7基である可能性もゼロではない。
 ただし、「ガンタンクはガスタービン・原子炉複合」及び「コアファイターは化学燃料式の小型ジェット・ロケット兼用エンジン」の記述から見れば、コアブロックに反応炉が内蔵されている可能性は明らかに低い(ちなみに英語「核(中核ではく分裂の方)」はcoreではなくnuclearを指す)。とは言うものの、「コアファイターには反応炉のある物と無い物が存在し、記述されたのはたまたまガンタンク用の無い物の方のみだった」とする超御都合主義アクロバット解釈考察を行えば、ガンダムがコアブロックに反応炉を有すると読み取っても何ら問題はないと言えよう。


  「ガンダムセンチュリー」の記述が決定打となり、以前の設定(内部図解イラスト)は急速に墓場へと入っていきます(ただしセンチュリーには内蔵位置は書かれておらず、私はザクと同じ腰であると思っていましたが人によっては違うかもしれません)。ちなみに、ガンタンクはセンチュリーでは原子炉とガスタービンのハイブリッド型とされており、MSの宇宙空間での推進は化学ロケット噴射(リックドム、ジオング除く)という設定でした(噴射時間もわずか30秒前後と短くて映像とはあまりに…)。
なお、なぜたった一冊のムックの設定が旧説を駆逐しえたのかというと、センチュリーが聖書的な存在となった事と、当時はリアル志向が強くガンダムよりもザクが人気だった事があげられます。
そしてセンチュリーは絶版後も、伝説のムック化したため1基説は長く信じられてゆき、「Zは脚に2基も持つから強い!」「 Sガンダムは4基も持つから最強!」というのが当時セールスポイントになりました。


93年〜謎

 「MS大図鑑パート8 SPECIALガンダム大図鑑(バンダイ出版EB52) 」の35頁にて、墓場に眠っていたはずのコアブロックの内部図解が使われ、旧説が再浮上します(それ以前にも何度か浮上しているかもしれませんが、いかんせん蔵書が少ないので不明です)。


95年以降…7基

コアブロック  タキムNC−3型核融合ジェネレーター×2(メイン)
ランドセル   タキムNC−5型×2(サブ)
腰部      タキムNC−7型
脚部      タキムNC−3M型×2

  バンダイのMGガンダムのインスト解説で、熱核ジェット/ロケットエンジンがしっかりMSに使われていた事となりました。ただ、PGインストのランドセルのエンジン内部図解g-pg.jpg(※2008/4/14内部リンク追加)(2013/11/4リンク切れ修正)を見るとトーラス型1基に見えるるものの、ガノタ界では一般的に絵よりも文章の記述の方がはるかに重視されるため無視しました(ただ、個人的には絵の方を重視するタチだったりしますが・・・)。これ以後は複数エンジン制が定着し、ゲルググは胸、腰×3、ふくらはぎ×6、腕×2で計12基もの核エンジンを持っています(シャアゲルが最後の戦闘で逃げる最中に足の裏からも噴射しているため、それ以上の可能性もあり)。ちなみに「ガンダム・マニュアル(81年3月)」ではゲルググのふくらはぎの下は当然「化学燃料エンジン」です。
※なお異説としては、MG誌99年7月号12頁では、更に腕に1基で計9基あるとされています。また、「ガンダムSFワールド」には更にとてつもない事が書かれていますが、完全に無視されている物なので墓の中でこのまま眠らせておくべきかと思います。



 以上の文章は、2000年夏コミに出したコピー本の原稿の一部に修正を加えた物です。 ようやくここから本題に入りますが、他のMG解説書もいくつかチェックしてはみたのですが、MSの反応炉が一体何基なのか、というこんな肝心な事がどういう訳かはっきり記述されていません。つまり、設定を作る側が意図的に触れずにすませている可能性が高い訳ですが、上にあげた様にオジサン世代にとってはかなりの長期間一基説時代が続いたので、書かない(設定を作れない)理由はおそらくそこにあるのかもしれません。

 まあ、別にそれにこだわらずとも、普通の感覚では「反応炉をゲルググの腕のデッパリの中に入るほど小型化できるならミニミニMSも作れるし、ドップや戦車にも入れれば相当強くなるはず…それって多分MSよりも強いな(おいおい)」というのがありますので、小型であればあるほど設定としてリアリティに欠けます。画期的な小型熱核反応炉が現実に実用化して、核エンジンとは大きいものだという常識は過去の遺物と化す…という事も今後百年間はまずないでしょうし。

 ただし、現在の7基という個数については、それはそれで妥当で無難な設定だと思います。理由は「1基説では熱核ロケットという設定を入れられない(化学ロケットは今時説得力を持てない)」ためです。 あと、コアファイターの戦闘機としての存在をどこまで容認するかというのもポイントで、これを軽視するなら1基が適切でしょうが、重視するなら「あんな形では、超強力なエンジンでもない限り敵機に勝てない(まあドップも変な形ですけど)」という事で7基で良いかと。

 とは言うものの、ザクの反応炉が1基のみという世界も存在しており、ジ・オリジンや富野小説といったパラレルワールドや、センチュリー(→MSV→センチネル)においては、7基という数ではバランスがとれません(まあ当時のガノタの共同幻想みたいな物と言えばそれまでですが)。私個人の見方では、センチュリーの河森ガンダムやザクの股間にノズルが描かれているのを見て、あー化学ロケットというのはアニメ画面に準じた妥協で、実は「化学ロケットというのは、わかってて書いた嘘なのは噴射時間が30秒という数値を見れば一目瞭然!実は股間から熱核ロケット噴射が出ているというのが、真に書きたかった事に違いないったら違いない・・・」と当時から妄想を膨らませていました。噴射位置としても、背中のみでは重心が腹部にあるMSは前方に動かずに回転してしまうため不適です(柳田リカオ先生も突っ込んでた様な)。

・・・という訳で、ガンダーパラノイアの妄想においては、これはそもそもパラレル世界ですから当然一基説で決まりです。では次に内臓位置ですが、一般的に腰にメインエンジンとされているのでそれに従います。ただ、胸部(背中)という考えも可能で、ガンダムのコックピットの位置が極めて低い(このためプラモでは決して再現できない)と胸のインテークからその可能性は充分にあります。そもそもアニメの絵を重視するなら、合体の瞬間にコアブロックの大半がズボズボとBパーツに埋まるでもしないと・・・とは言うものの、トンデモ説にすぎず共通認識たりえないためこれは当然却下です(強度面でウソ度が多くなるし)。

 さて、次に問題となるノズルの位置は「股の間のセンチュリー」と「尻に二つのカトキ版」がありますが、ここでは開閉式が尻に一つだと考えました。なお、ここで当然の如く発生する「アニメではそんなもん見えないぞ」という突っ込みに関しては、ここでは単に目に見えないだけだと考えます。ちなみにスペースシャトルの発射場面を遠くから見ると、ブースターの固体ロケットからは壮絶な煙が吹き上がりますが、より優れた液体ロケットである本体のノズルからは何も噴射が見えません(ただし相当近づくとガスがゆらめいているのが見て取れる)。つまり「画面で尻から噴射がないのは、方式の違いのため見えないだけ」という解釈です。実際の所でも、おそらく熱核ロケットは化学ロケットよりも噴射が目立たないと思います(温度が非常に高く、かつ噴射する質量が少ないので)。

・・・と、ざっとこういった事を考えた末、オヤジ趣味とリアリティを優先してジェネレーターの個数と位置を決めて、ガンダー画の股間の形状がああなったという訳です。あと、いわゆるオナニーなので発電するなら股間の方が(以下略




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