作成/「あたらしい宇宙歴史年表をつくる会」
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最新の妄想はアンオフィシャルズ-5をどうぞ。(2012/2/19)
※御注意
本年表は確定史実である箇所は意図的に割愛し、真実が闇の力により史実から抹消された部分、及び不明確であるとされる部分を、異説導入と独自の推測によってまとめており、各項目は主に「宇宙世紀の超真相」(明民書房)の記述を元にしています。
巷に溢れる幾千もの宇宙世紀年表の中で、「非公式年表」とうたった物は多くありますが、これはそれらとは異なる過激思想(反逆史観)によって作られた「反公式年表」と呼ぶべき危険な性質の物であるため、閲覧されるにあたってはその点をくれぐれも御注意下さい。
1979〜0078
1979 | 極東の島国において、伝説のムービービジョン「機動鋼人ガンボイ3(サンテレビ)」が作られる。しかし当時、この物語が後の黒歴史をほぼ完全に予言した物である事に気づいた者は無論誰一人いなかった。 |
1990 | ヘリウム採掘場としての月面が注目される(ヘリウムの存在はアポロ計画の科学者が70年代始めに報告していたが、当時はその重要性に気付かれなかった)。 |
20XX | 第三次世界大戦(エリン戦争)勃発、NBC兵器が使用され戦争は9ヶ月後に終結。※マシゥーラ・エリン23世著「革命家エリン、波乱の生涯」(明民書房)より |
20XX | 戦争終結の一年後、「地球連邦」設立。スペースコロニー(以下、アイランド)への人類移民計画公表。 |
20XX | 太陽発電衛星完成、レーザー推進超音速飛行船航行テスト開始。 |
2XXX | キリマンジャロ・カタパルト完成、以後これにより月面開発が急速に進む。 |
2XXX | 月面有重力居住地建設着工。 |
2XXX | 人類初の実験居住用アイランド群、共鳴軌道上に建設(※これらは2XXX年にL1軌道上へと移される)。 |
2XXX | テザーステーション(スーパーソニック・スカイラダー)・ジェイコブズラダー1番基が完成。従来を凌駕する宇宙移送が可能となった事により、ラダーを7基建造して人類の半数以上を宇宙移民とする事が決定される。 |
0001 | 西暦から宇宙暦(Universe Calendar)に移行。 |
0010 | サイドザーン成立。 |
003X | ごく一部の小型〜中型アイランドが、金星圏等に勝手に離脱を開始。当時これが黙認されてしまったのは地球圏と接触を断って果たして生存できるのかという実験的な意味があったためだが、その後ロストアイランドからの違法薬物等を積んだ船や海賊が闊歩する様になり、この対応のため警備力の強化が決定される。 |
0035 | L2軌道上にコロニー群建設開始(後にサイドモンゾの管理下に置かれる)。 アステロイド・ルノー(平均直径60キロ)移動計画開始。 |
0040 | 総人口134億人の40%の53億人が宇宙に移民(※一般的には「総人口の40%の50億人が移民」とされる)。 |
0046 | 連邦政府、宇宙移民を地球の特権階級の支配下に置く政策を開始。アイランド維持に不可欠な物資を握る事による驕りとも言える植民地政策は、宇宙の民の反感を招く。 |
0049 | 「ムーアの惨劇」事件。何者かが時空兵器を作動させた事により十次元時空の扉が開き、以後数万年間に渡り太陽系圏内全域でコンピューター性能が極端に低下する現象が発生してしまう(処理速度はおよそ西暦1970年代のレベルにまで後退)。だが幸い、アイランドの制御装置等は電磁障害への対応策が万全に取られていたため被害は幾つかのコロニーのみで免れたものの、各産業は停滞して大不況を発生させる。なお、40年代の急激な移民数の増加は、これを見越したためであった事が数百年後に判明する。 |
0050 | 宇宙人口87億(一般的には四捨五入し90億とされる)。 |
005X | ジェイコブズ・ラダー2番基墜落。これが事故かテロによる物かは全くわからずに大きな不安を呼び、新規のラダー建造は凍結される。 |
005X | 20億の人口を擁するサイドモンゾ、サイドザーンに吸収。安定した宙域にあり20億の人口を擁するサイドルームは、サイドハッテとサイドリーアに吸収。なお、サイドモンゾ所有のL2アイランド群はサイドムンゾとなり、サイドルームの一部であったL1コロニー群はサイドルウムとなる(これらと同時にサイドのナンバリングも移行) |
0058 | サイドムンゾ自治政府、ムンゾ共和国を名乗るも「共和国」としては承認されず。なお、一般的にこの年の「ジオン・ダイクンの宇宙共和国宣言」をもって「ジオン共和国樹立」とスペーシアンに呼ばれる事が多いが、当時には存在しない国名である。 |
0062 | 連邦政府、サイドムンゾの要求のいくつかを受諾(よって、この年に「ジオン共和国が真に樹立した」と言う者もいる)。 |
0063〜 | サイドムンゾ、後を断たないマスドライバー投射物の激突事故対策のため、アイランドの改造と大型密閉型アイランド開発をサイドルウムと共同で着手。連邦政府は、他サイドがサイドムンゾと友好的であるのを懸念し、サイドの自治権の多くを制約する締め付けに着手。その結果サイドムンゾでは、反連邦を主張するザビ派の勢力が増大する。 |
0067 | 増大するサイドハッテとサイドリーアの力をおさえるべく、巨大アステロイドマイン・ルノー(Luna2 Base)の移動と軍事基地化が決定される。 |
0069 | ミノフスキー粒子の実在が一般に公表される。この年より木星ヘリウム採集が本格化し大規模なヘリウム供給が可能となり、月面都市群の経済力が低下してゆく。 |
0072 | 公国の物理学者、連邦に亡命。以後はエナジーキャップ等の技術開発に尽力したとされているが、同年に鬼籍に入ったとする年表文献も存在する事から、当時意図的に死亡としたとの偽情報が公表された可能性も高いと思われる。 |
007X | ジオン公国、鉱山惑星バオと一部のアイランド内への査察要求を拒否。また、密閉型の大型コロニーが完成するも、新規の移民は極端に制限。 |
0076 | サイドトア建設開始。他サイドからバナール型コロニーを一基牽引後、十数基のアイランドが同時に並行して建造される(※ただし増築したグリーンオアシス1を除く全てが開戦後に軌道を外れ、建設は頓挫)。 |
0078.12 | 電波障害が頻発し、空間に微濃度のミノフスキー粒子を検出。この時期より、太陽フレアの活動が十数年ぶりに活発化したが、宇宙線とミノフスキー粒子の相乗効果により電波妨害度が増大する事は、当時の物理学者ですら知る者は少なかった。 |
01.03〜 | ジオン軍、サイドザーン、ハッテ、ムーア、ルウムに侵攻。ルウム宙域の防衛等を受け持つレビル艦隊は、月寄りのルウム宙域で交戦しジオン艦隊を一時退けるも上からの命によりルナツーに後退(これによりサイドルウムも容易に手中に落ちる)。ジオン艦隊はアイランド群を盾にする事で数と火力に優る連邦側の攻撃を封じ、更にアイランドを核で破壊して艦隊ごと消滅させる作戦を実行し、連邦軍は大打撃を被る。また、小惑星基地コンペイトーはMS及び工作隊の侵入により中枢を奪われ、あっけなく陥落する(ナイトメア・オブ・ソロモン)。 |
01.04〜 | 戦闘は短時間でほぼ終了し、ジオン軍はサイドザーン、ハッテ、ムーアの多数のアイランドにBC兵器を使用して大虐殺を敢行。また、使えそうな工業施設等のあるアイランドは植民地化したが、残ったアイランドはガスタンク設置後に封印された。なお、これは後で植民地化するつもりだったのではなく、新人類を携挙、つまり優勢遺伝子保有者を選別するためであったが、封印を内側から解除しようとして失敗したり、それを知らぬ連邦軍がアイランド内に入ろうとして不幸にも多くの禁が破られ、結果終戦までに大量の命が失われてしまった。 |
01.10 | 「アイランズフォール・デイ」。ジオン軍は数多くのアイランドを地球に落とすが、落着して残骸をとどめたのはシドニーに落ちた一基のみであったため、それと平行して落とされた小型アイランド(三割以上が目標に命中)で、パリ及び多くの地球都市が消滅した(パリ湖誕生)事実は抹消された。連邦軍は落着当時「落着地はオーストラリアの無人地帯」と偽って公表し、戦後連邦政府は「落ちたのはわずか一基、しかもシドニーに落ちたのは全くの偶然」であるとされ、真実は再度歪められたのである(ただしこの理由には、アイランドフォールが極めて実行困難であると喧伝する事で、テロを抑止する意味もあった)。、 アイランド落下作戦(ブリティッシュ作戦)は、サイドハッテの6基の大型アイランドと36基の小型アイランドの前部(南側)より推進船が回転しつつドッキングして減速され、月の裏側から地球に向かって降下を開始。連邦艦隊は大型3基と小型の半数の迎撃に成功するが、それを潜り抜けたアイランドが地球への落下コースに入り、うちジャブローを狙った一つ目は艦隊の必死の砲撃と核により粉砕に成功(太平洋上に小破片群落下)。しかし、次の政府中枢を狙った二つ目は盾となったアイランドの破壊に手間取った事で迎撃が遅れ、四散した破片によりニューヨーク及び北米の多くの都市が壊滅。そして密閉/開放結合型の三つ目(イフィッシュ1)はトラブル発生により目標を急遽シドニーへ変更したが、予定コースを外れたため連邦軍側は太平洋に落下する物と思い込み、運悪く迎撃のタイミングを逃してしまう。 しかし、それでも前部のシリンダー(南側)には多くの損傷与え(この際に畳んでいた北側ミラーが起き上がる)、アイランドは後部が前になる様に反転して突入し、核パルスエンジンで突入時の断熱圧縮熱を防ぎそのままの形状で落とそうと試みたが、中央の接続ブロックから二つに分離して後部は横転(このため前部よりも多くの熱を受けた)、前部激突の瞬間に上方で後部が大爆発し、周囲600キロに壊滅的被害を発生させる。だが、皮肉にもこの爆圧が前部シリンダーの爆発力を相殺し、前部のいくつかの構造物のいくつかがそのまま残るという奇跡を生んだ(おそらくは、爆心点の真下に限り破壊力が減少する現象が発生したのだろう・・・ちなみにヒロシマの原爆ドームや、ツングース彗星隕石の空中爆発点の真下の木々が残ったのはそのためである)。 なお、戦後すぐにシドニーで瓦礫と土砂を落下地域を囲む様に積み上げて大盆地とする工事が始まったが、不幸にもその後地殻変動が発生して地面全体が大規模陥没し、海水がなだれ込み盆地全体が水没した。 |
01.12〜 | デギン・ザビ、地球の各自治政府首脳と個別に秘密通信を行う。その内容は明らかではないが、間違いなく「連邦から離脱すれば落とさない」との脅迫であろう。 |
01.15 | ルウム戦役。ルウム宙域で両軍が大激突し、アイランドの大半が巻き添えを食って破壊される(当時は南北のアイランドが同じ点に偶然に重なっていた)。戦いはまず、盾として11バンチアイランド群をゆっくり移動し、その後方からサイドハッテの数基のアイランド(住人は生存)が高速で接近、宇宙最強のレビル艦隊がそれを阻止すべくアイランド及び敵護衛艦隊へ砲撃し、全ての迎撃に成功。これはジオン側には予想外の事であり、艦隊は後退してサイドルウムのアイランド群を盾にするも、連邦艦隊は容赦なく追尾して砲撃を敢行し、遠距離砲撃力に劣る敵艦隊にダメージを与える。しかし、やがて連邦艦に接近したMSの前に形勢は一転し、連邦艦隊は予想外の大打撃を被ってしまい両軍は痛み分けとなる。 なお、アイランド住人の命を顧みず攻撃を行った非情な事実は、連邦に都合の悪い事であり歴史から抹消され、史実が改変された事は無論言うまでもない。 |
01.31 | 南極の議場において、一部の地球国家が連邦から離脱を表明、中央アジア、クスコ等が中立地帯となる。ジオン軍はアイランズの住人60億の毒殺を公表(自国内では伏せられた)、また地球の死者/行方不明は5億以上(実際は3億と見られる)と推測され、総人口151億の約半数にあたる70億以上が失われたとされた。 |
02.01〜 | ジオン軍、占領アイランドの若者を強制労働させ、無毒化した(連邦軍はガスの成分が不明のため近づけなかった)棺桶アイランドより高価な機材や宝石貴金属等を略奪し、月面都市やサイドリーアとの交易に使用。また、一部の略奪コロニーの工場も秘密裏に稼動させ、各占領アイランド内には巨大なデギン・ザビ像が建立される。なお、占領地の一部の若者を洗脳、兵士化したとの一部証言もあるが、どの程度の規模だったのかの確証は得られていない。 |
09.18〜 | ジオン軍、建設中のサイドトアのアイランド(SIDE Tor Greenoasis 1)を襲撃後、出港したペガサスを追撃。連邦軍はジムの生産中であったルナツーへの注視を避けるため、V計画兵器ペガサスとガンダーを素人に扱わせて敵に葬らせる(連邦軍MSへ対する過大評価を落とす)判断を下したが、逆に伝説的な活躍を成したのは誰もが知る所である。 |
11.02 | ジオン軍ジャブロー総攻撃失敗、司令官ガルシア戦死。 |
12.10 | 連邦軍北極移動基地、壊滅。※公式年表時間([Halfday Late Time]、UTC -12)では9日にあたる。 |
12.11 | 連邦軍艦隊、レーザースラストを用いて順次ジャブローより発進。 |
12.14 | オペレーション・ファーストプラネット発令、ルナツーより連邦軍艦隊出撃。 サイドリーア・リボー東区(SIDE Reah Ribot-E[SIDE6 bunche 35E])にジオン軍MS隊が侵入、連邦軍と交戦し多数の死傷者発生。※公式年表時間(HTL)では13日にあたる。 |
12.15 | サイドリーア領空内(パルダ)で、ジオン軍コンスコン艦隊とわずか一隻のペガサス隊が交戦、コンスコン艦隊全滅。 |
12.17 | サイドリーア・リボー東区近海で再び戦闘発生(標準時では16日にあたる)。※ただし公式年表では15日とされているが、これは同日のパルダでの戦闘と混同した誤りであろう。 |
12.18 | リーア議会、ジオン艦入港拒否案可決。※公式年表時間では17日にあたる。 |
12.19 | チェンバロ作戦開始。連邦軍は要塞近辺の暗礁宙域に大量に配置した屏風型ソーラーミラーズユニット(アルキメデスの鏡)を一瞬で展開、要塞の第6ゲートを破壊の後にMS部隊を侵入させて内部を制圧し、要塞は再度あっけなく陥落した。ただし連邦軍側もわずか一機のMA(ソロモンの怪物)の猛反撃により大ダメージを被ったが、ペガサス隊のガンダーが撃破、操縦するドズル・ザビ中将を葬った。 |
12.20 | 作戦終了、ジオン軍敗退。 サイドリーア・リボー東区でジオン軍が連邦軍と交戦し死傷者多数。※現地時間18時、公式年表時間19日24時。 |
12.22 | ペガサス隊、サイドムーアの無人アイランドを偵察中にジオン軍新型MSと交戦。 |
12.25 | サイドリーア・リボー東区でジオン軍MSがU.N.メディカル・センターを襲撃。※現地時間(UTC +6)で14時、ジオン裏時間([Otherside Moon Time]UTC +12)では20時。 |
12.29 | オペレーション・スターワン発令、連邦軍艦隊コンペイトーを発進。 |
0080.01.03 | 全滅と見られていた大量のアイランド住人の生存が判明、封印解除工事始まる。 |
0080.01.13 | グラナダにて終戦協定調印。 |
0082 | サイドリーア、サイドムーアの棺桶アイランドを購入。 |
0083.X | サイドザーンがサイドムーアを併合。また、サイドハッテとサイドリーアが合併し、統一サイドハッテとなる(ただし事実上はサイドリーアがハッテを吸収した形であった)。なお、この統合によりサイドハッテ・1バンチ(Side Hatte 1st bunches)は、大小50基ものアイランドを擁する最大の「市」となった。 |
0083.X | サイドハッテより一部コロニーが離脱して「ニュールーム」を宣言、連邦議会は混乱の末に何故かこれを承認。その直後、サイドザーンの一部コロニーが離脱して「ニューリア」を宣言、これもまた承認される(同時にサイドのナンバリングも移行)。 |
0083.11 | 旧サイドムーアからサイドハッテに向けて移送中のアイランドが、ジオン軍残党及び3年11ヶ月ぶりに接近したアクシズからの艦隊に奪取される。アイランドはジャブローめがけ落下するも、ソーラーミラーズにより軌道を逸らされた上、落下寸前に核攻撃等で粉砕される(ただし破片により北米全域に被害発生)。当時の政府は、同種のテロ防止と失態隠蔽の理由により、アイランド落下は単なる事故だとあからさまな嘘を公表。なお、テロが完全に阻まれなかったのは、軍事予算獲得とティターンズ結成のための意図的な物だとも言われている。 |
0087.10 | 小惑星アクシズ、3年10ヶ月ぶりに最接近しそのまま地球圏に固定される。 |
0088 | 0030年代に地球圏を離脱したアイランド「ムーンムーン」が帰還。 |
0088.10.31 | ネオ・ジオン、ダブリン市街に小型アイランドを全くそのままの形状で突き立てる作戦を敢行。これにいかなる方法が用いられたのか詳しい事は不明であるが、おそらく大型アイランドの前後に長大なテザーワイヤーを繋げ、両端に小型アイランドを接続した物を地球自転方向に回転、つまり巨大な遠心力を利用して速度を相殺した物と思われる。また、小型アイランドの加速には内部空気を噴出させて行い、同時に内部を燃やして気球とする事で気圧を上げる事で、形状を維持したままアイランドの空気重量を減らした物と思われる。 |
正暦1998 | 黒歴史研究者K・オヤジスキー82世、歴史保護法違反及び反ガノタ思想流布罪で逮捕(後に獄中で死去)。 |
聖暦2005 | マウンテン・サイクルより、K・オヤジスキー82世著「宇宙世紀の超真相」(明民書房)が発掘される。 |
えー、もしも上の文を全てお読みに御覧になられた奇特な方がおられましたら、
必ず大きく息を吸ってからこう叫んで下さい。
せ〜〜〜〜のっ、
「全部、ウソ!」
蛇足解説
色々とお聞き苦しい語が多いのですが、運営人の死後100年後にハリウッドで制作予定の「機動鋼人ガンダー」のテレビ用日本語版吹き替えバージョンにおいては、「アイランド」は全て「コロニー」に(蔑称的使用除く)、また「サイドトア」は「サイド7」等、あまねく全てが正しいガンダム用語へと置き換わりますのでどうか御安心下さい(←何が安心なんだ?)。
「月面ヘリウム」
これも軌道エ(略)と並ぶガンダムの大きなタブーですが、「ヘリウム3」とはあえて書いていませんので御注意下さい。もしかしたら「前後の文脈から間違いなくヘリウム3だ」と推察なされる方がおられるかもしれませんが、あくまでそれは読み手の解釈であるにすぎず、私は3だとは何も言っていませんので、一応よろしくお願いします(とシラを切ってみる)。
「初のアイランド、共鳴軌道に〜」
※以下の文章は、「宇宙世紀の超真相」からの抜粋です。
――――――――――――――――――――
象牙の塔の頂点たる正統歴史学会が「唯一最も信頼の置ける年表」と称する物において(まあその点についてはトンデモ研究者である筆者も特に否定する所ではないが)、最初のアイランド群について述べられた項目が下である。
http://members.jcom.home.ne.jp/zakupage/nenpyo/cyu1.html#Anchor98937
しかし、筆者の知る所では、最初期のアイランズ建設に最も相応しいとされた場所はL5軌道ではなく、「共鳴軌道」である。だが、複雑な軌道を描く事がイメージ的にマイナスであったため開発計画は中止され、既に建造されていたテスト用アイランド群は不安定軌道での居住実験のためL1軌道に移動が行われ、これがサイド5に編入されたと見て間違いないと言えよう。
――――――――――――――――――――
「レーザー推進超音速飛行船」
機動鋼人ガンダー企画において、軌道エ(削除)の設定が日本側スタッフの全力の阻止により没となった場合、これがメインの交通手段、すなわち大量棄民手段の第二案となります。簡単に解説すると、飛行船は長さ1km・直径100mで太陽発電衛星からのレーザーと地球磁場推進(アルフヴェン波スラスター)で上昇、到着後は船自体の構造材はそのまま宇宙開発に利用し(できればそれよりも窒素に還元できる方がベストですが)、両端の推進部分のみを落下させて再利用するという奇抜な物です。
ガンダム世界の宇宙移民時の詳細な設定は存在しないので、つまり「宇宙船で移民」が共通認識と言えますから、いずれヴィジュアル的にはジャンボシャトルの様な物が出るかとは思いますが、問題はその数です(水素は海上プラントで安価に生産)。0040〜50年に40億、一日にして約110万人というのは想像を絶する数字ですので、「往復が大変、しかも0060年に需要がほぼゼロになる」という問題が発生します。そこで、使い捨ての超巨大な飛行船とする事で「絵的な説得力」を作り、かつ宇宙船の増えすぎを抑えるという訳です。
ちなみに、このネタ元はメカニックマガジン創刊号(81年11月号)ですので、興味を持たれた方か宮武ファンは努力と根性で入手して御覧になられる事をおすすめします(もしどうしても入手できず海外サイトにも情報が無い場合、脅迫状要望を頂ければスキャンうぷを検討します)。
「テザーステーション」
この正体が hypersonic skyhook、すなわち軌(削除)である事は御察知と思いますが、決してガノタの前でその言葉を口にしてはいけません。ガノタにとってそれは絶対に存在しない、させてはならない物の様で、まあこちらも誤解を招かない様に「テザーステーション」と誤魔化したものの、うっかり余計な解説をしてしまい・・・(若かったなーあの頃は)。
そういえば、あの頃の深夜アニメに実現難易度の高い回転式が出てきましたが、しっかりと突っ込まれています。http://www1.accsnet.ne.jp/~thoshino/SF/99/response-5.html うーん、科学の壁ってなかなか厚いんですね・・・。
「0010 サイドザーン成立〜」
一般的には0010建設。まあ、「0001年第一号コロニーL5に建設」とか「0001シャングリラ完成」とも言われますが、とりあえず「シャングリラは初の島三号型として0010〜30年頃建造」という事で。なお、2045年云々〜はあえて言うまでもありませんが完全無視です(有重力ステーションすら無理でしょうし)。
「ルノー」
名称はユノーの誤植から発掘(出典は失念・・・まあ何処だろーがどーでもいい訳ですが)。最大直径は年寄りなら御馴染みの80キロあたりでどうか一つ。なお、このサイズは無理ですが、40キロ以下なら手近なアポロ天体から引っ張ってこれそうな・・・。ちなみに小説だと「35年移動開始、45年定位し月軌道上を移動しつつコロニー建設の需要に答え、67年L3に移動決定」とありますが、最後にいたポイントは不明なのでL4と推測しました。
「046年、連邦政府〜」
「一年戦争サーガ」(ラポート)から、文章もほぼそのままです。
「ムーアの惨劇(時空兵器云々)」
「ミノフスキー粒子はコンピューターを云々(よって自律式ミサイルはコストが高すぎて使えない)」という設定(史実)がセンチュリーにおいて加えられました(よってΖの腕から出たグレネードが追尾していた様に見えたりするのはただの気のせい)。しかし、実際に「コンピューターが誤作動」という記述はとんと見当たりません(せいぜいミハルの謎写真の解釈程度)。よって開戦時は既に連邦側で対策が取られていたと見て間違いなく、そうでなければジオンはわずか一隻で全連邦艦隊に勝てます(あれ、それなら0079年まで待たなければ良かった様な・・・)。よって史実では、セイバーフィッシュも対策済み、宇宙服や小型火器はコンピューター不使用型に改造されていたものの、急な対策だったため当初より想定されたジオンに劣り・・・といった所かと思われます。しかし、この後付け設定が膨らまないのは色々とマズイ点をはらんでいるためでしょう。
これに踏み込むと、ジオンが地球侵略を容易に達成できたのは、この対策が進んでいなかったためだ・・・という屁理屈は出せますが、問題が発生します。リボーにジオン艦隊が接近した頃、電波障害だけではなく全ての電子機器が誤作動をおこす大パニックになるでしょうし、アーガマも地球を飛べば下の街は大変です。まあアーガマの場合戦後なので対応できていたとしても、サイド6で「あらかじめ全ての民生用電子機器にミノフスキー粒子対応策が施されていた」というのは苦しすぎます。
またそもそも、サイド6の研究所において、義手義足の開発において(戦闘用アンドロイドも含むのでしょうが)、制御系をコンパクトにできないのがネックとなっていると0080の4話で車椅子の博士が発言しています。つまり、ミノフスキー粒子に関わらずコンピューターが小型化できない・・・すなわち「ムーアの法則」が宇宙世紀には存在しないため、年表上でこの法則を消す悪魔の所業を行ったという訳です。なお、時期は早めにもってくると代替技術(バイオコンピューター等)の完成が遅れた事の理屈付けがいるため、49年としました(50年の人口数大消滅にからめてもいいかも)。
「ムンゾ共和国」
名称は「ジ・オリジン」からで、ちなみにアニメックのΖガンダム大事典では「サイド3共和国」となっています。しかし、「ジオン共和国の名は当時は無い」というのはオフィシャルズに書かれている由緒正しき物のはずですが、現実の所は・・・。
「公国の物理学者〜」
2年ほど前、ゲーム攻略本(SDではない)の年表を立ち読みしていたら「同年、鬼籍に〜」とあるのを見たのですが、出典を失念(←迂闊な奴)。この亡命自体は元々センチュリー設定で、エネルギーキャップ技術やビームサーベルを連邦側が先に開発した(あと軍艦にメガ粒子砲を徐々に搭載)事の辻褄合わせのために作られた物だと思います。ただ、博士が生きている事の何が問題とされたのかを自分なりに考えてみると、何しろ「アインシュタイン以来の超天才」なので、7年もかければ宇宙一のジオンの技術力を凌駕する超絶的発明がなされるはずだっ、されるに違いないぃぃぃっ!!という所ではないかと想像します。よってまあ、封印マンガ「ミノフスキー博士物語(原作・高橋昌也)」の開戦の後に亡命したという方がリアリティがある(かつドラマになる)訳ですが、「ガンダム設定イコール共通言語」という現状においては、今後の変動はまず無いと見て良いでしょう。
ですが、死んだ事になっているというのも何となく面白そうなので入れてみました。まあ要は、『連邦のMSがビームライフルを使ったという情報は、やはり確からしいな・・・クソッ、こっちはいまだ完成に至らないっていうのに!』『しかし、一体どうして・・・ハッ、まさか、博士が実は生きているという噂は本当だったのか?!』、という感じです。
「毒ガス封印」
数字の帳尻を合わせて殺した数を少なくすれば、よりそれだけジオンに正義が多く存在しうるのか?
兵はただ設置したのみだった(しかし後でギレンがリモコンのボタンを押すのは明白)ならば、それは許されるのか?
まあ「ボタン戦争」として殺すまではいいとしても、一番の問題は事実を知った兵(ただし国民は他大本営発表で騙せたという事で・・・「ジオン新報」にあったっけ?)てもが士気を維持できるのかという点ですが、これは他国との交流関係が途絶して、人との心の距離が離れていれば問題なさそうです。日本軍の南京大虐殺は有名でも、かつて日本がベトナム人200万を餓死させた事は一般に知られてすらいません(実は私も最近まで知りませんでした)。しかし、現在では「世界の広さ」が全く違いますから、200万人が殺されれば大ニュースどころではないでしょう。つまり交流が途絶した全体主義国家ならオッケー・・・といきたい所ですが、そこまで社会が退化して世界が狭くなるというのも今時リアリティが・・・。
まあ、とても私の手には負えない問題ですが、「アイランドイフィッシュの真相」 http://www.h3.dion.ne.jp/~chakra6/winw/side3/g3gus.htm は多少考えさせられました。
「ジオン植民地」
ジオンが他サイドを領土としていたのかは(シャングリラ他がしっかり現存しつつも)公式には不明です。ただし、「MS-ERA」(初版)に『終戦後、ジオン側コロニーのあちこちに建てられたザビの像は〜』とあるので存在したとしましたが、ジオン領を指すのかジオンその物を指すのかは判読不能。ただし「絵」自体はルウム内として描かれてます(あれ、でも確かルウムは・・・)。
「コロニー落としの数」
40基落下というのは「富野時空」での数ですが、ここでは牽引数としました(いくつが成功したかは未定)。なお、パリ云々はガイア・ギアから。
「サイド5」
「レビル艦隊がイフィッシュに猛攻撃を加えた後にルナツーに後退し、陥落はルウム戦役開始後」とも言われますが無視しました。つまりコロニー落とし時はサイド5がイフィッシュを迎撃する力は全くゼロ、すなわち既に占領後であったと解釈。ちなみに昔は「開戦時に攻撃されてレビル艦隊の前に後退」でしたが、「MS大図鑑」以降に削られました。
しかしその全滅っぷりから、「ジオンに寝返ったので連邦艦隊が容赦なく攻撃の場とした」とするか、「結局連邦に付いたのでジオンが容赦なく盾にした」とするかで迷います・・・。
「ジャブロー攻撃」
御覧の通り「ジ・オリジン」(日付の算出は月齢カレンダーより)時空を最重視、、その後はベルガミノの浮きドックがある通りテレビ版時空のタイムテーブル基準です(オリジンの展開次第で日付は今後変更予定です。
「リボー攻撃」
0080関連は、詳細なタイムテーブルをUCカレンダー1の一番下の方にまとめました。バーニィ再来日までの日数を二日後→三日後としていますが、これは映像からは読み取れる物ではなく、あくまで「年表の辻褄合わせ」のため変更なので御容赦下さい(まあ小説だと一週間も空いてますし、16日と20日(?)に謎の空白があるよりはずっとマシでしょう)。その他はストーリーの流れに準拠しましたが、サイクロップス隊の侵入日だけは「公式年表の日付(時刻除く)」との矛盾を避けられませんでした・・・と言うより、元々日付をコジつけられるとは思っていなかったので、個人的にはズレが一つ出ただけでも御の字という所です。
「オペレーション・ファーストプラネット」
まあ、いわゆる毎度の屁理屈で、名称は0080ゲームブックが星一号作戦を「オペレーション・プラネット・ワン」としていたので、それをいじりました(チェンバロは作戦名というよりも攻撃開始の暗号と想定)。
89年時の伸童舎年表には「27日星一号作戦発令、ソロモン陥落、公国軍敗退」・・・とある通り、当時はソロモン攻略日が今と異なります。しかし、その無茶ぶりに気づいたのか史実は修正され、93年の年表では「14日、星一号作戦発動、24日ソロモン攻略〜」とされました。しかし、そもそもフィルムではレビルがソロモンで星一号作戦を発動していますので、オフィシャルズでは14日説に対して否定的に書いており、それには何ら異論はないのですが、例によって遊ばせて頂きました。
さて問題の日付ですが、現時点での「機動鋼人ガンダー」の宇宙に上がってからのタイムラインは「テレビ版基準」です。よって公式の25日陥落の場合、劇場版ではハヤトの怪我が超人的速度で完治するのを除けば特に問題ないのですが、TVだとあまりにも忙しくなりすぎますし、マグネットコーティングもできれば3〜4日は欲しい所です。なお、ケンプファー出撃日の前日昼にはソロモンは健在、キリングがブチ切れてグラナダを掌握する21日前後はキシリアを留守にしたいので、19日にソロモン戦が起こり遅まきながらグワジンが向かったと考えました。ちなみに想定タイムラインは以下です。
11日 ジャブロー出港(とうとう悲しい別れ。しかし・・・)
14日 コンスコンと第一戦
15日 コンスコンと第二戦、ガンダーのニュースが流れる(地球の欠けから計算)
19日 ソロモン攻略戦始動(再び悲しい別れ。だが・・・)
22日 テキサスの戦闘(ギャン・・・中の人別人でもいいからギャン・・・)
23日 シャリア・ブルがグラナダ入り
24日 対ブラウブロ戦
25日 ガンダーMC処理開始
27日 ガンダーMC処理完了
28日 エルメスと第一戦
30日 エルメスと第二戦(今度こそ悲・・・)
「終戦協定日」
『ガンダム戦記 一年戦争全戦闘記録』(アスペクト)より。昔のMSV設定とはまた別の日付です。
「全時代対応サイドマップ」
以前の雑記※サイド7とルナツーの位置関係が逆のオリジン版のため注意(今月号の漫画本編では正位置でした・・・まあそうなるだろうとは踏んでいましたが)のダジャレネタの再利用です。まあ発端はΖの時に御大がファースト企画時の物と(〜中略〜)で、どちらかに統一という選択肢は「オフィシャルズ」で破棄されて今に至ります。という訳で、「サイド2はサイド6だ!」といった後付けの屁理屈をこね「屋上屋を重ね」てはみたものの、こういった一発ネタの方がむしろ本来のガンパラの目指す方向である気がします。
「サイド名の変遷」
昔から「いくらなんでも自分の国を数字で呼ぶ奴はいないだろー」というのがあったので、遂にこの年表で野望を達成(ああっ、虚しい・・・)。なお、「サイドノア」等でひと通りググッてもヒット無しでしたが、一応「Gセイバー時空」ではあるんじゃないかと。
終わり無き神学論争の果てに(聖書を捨てよ、神田に出よう・・・ダメだこりゃ)
年表に呪われしガノタの方につきましては、無論内容をいくらでも御勝手に御使用頂いて結構です(これはサイトの中で何度も言っている事ですが一応念を押します)。ただし内容は極めて危険ですので、お取り扱いには充分に御注意下さい、もしいかなる自体が起こっても、こちらは責任は一切取りませんので悪しからず・・・。
いわゆる普通の「公式とは異なるガンダム年表」というと、「新発掘(もしくは考案)した非公式記述をいくつか追加してみたんですがどうでしょうかダメでしょうか?」といった物が浮かびますが、それらとは異なり「極左自虐ガノタ妄想主観」に基づき常識を覆すべく作られた唯一の年表がこの・・・って、いいかげん若い頃にさんざん懲りたので自分的にはもうどうでもいいです。しかしまあ、いわゆる重病のガノタの方につきましては、この「異質ぶり」を見て何かを感じ取って頂ければ幸いです・・・(まあ怒りしか感じないかとは思いますが・・・あるいは、あーあ、サイバーコミックスの俺ガン時代とガンダム状況が全く違う事を認識してないトンデモさんがバカやってるよごくろーさん、という所ですかね)。
なお、「設定を創る」事の何が大きな問題なのかと言うと、個人個人において必ず発生する設定解釈の食い違いを論争し楽しむのが、現在の、特にネット空間において顕著な「設定消費の主形態」であるためです。史実が完全に決定していれば、その瞬間に「遊ぶ」楽しみは消滅します。また、歴史の真実はたった一つしかありませんが、フィクションの真実は一つではありません。よって今後仮にサンライズが「絶対究極公式設定」を公表しても、それに納得しない多数の人が必ず出ます。
もしもこの世に神が降りてくれば神父牧師は失職し、アカシックレコードが姿を表せば歴史解釈という言葉は消滅するでしょう。そして設定の矛盾が消え去ればガンダム論争、すなわちガノタの生きがいも消滅します。ですから、オタクたちの洗脳社会において「退屈極まりない人生の暇を潰すために」ガンダム設定の矛盾と謎は絶対に必須なのであり、かくして今日もどこかでエンドレスゲームは続くのです、アーメン。
2005/2/24作成
2/25〜3/5修正
3/8(0080関連の日付を変更)
3/9(コロニー落とし関連等追加)
3/10修正
3/13修正
3/24修正
UC人口 G_Paranoia