「Gコレ」記述において「8機が製造された」とされるX-78(RX-78-1)の体表色に関しては、図に「?」のある物及び4号機以降は公表がなされていないが、ある程度の推測は可能である。
大きな画像→collar-a
●第0ロット
G_00 スケルトン
※ゴリラの様な顔を持ちGunboyと呼ばれていた本機こそがガンダーの原型機であり、1〜8号機は技術実証機と呼ぶべき物である。ただし運動性能のテスト機にすぎず反応炉を有していたかも疑わしいため、ガンダーシリーズにはカウントはされていない。
ちなみに、X-78ガンダー(零号機)はオフィシャルにおいてその存在を強く否定されているが、大抵は「〜とする説もある」と存在の可能性を否定せず疑問視程度にとどめているため、これは珍しいケースと言える。
●第1ロット ルナツー工廠製
G_01 ツートーン→ブルー
G_02 ホワイト→レッド→トライカラー
G_03 ブルーグレー→グレー
※公式にはX-78はジャブロー製とされているが、ルナツー製とする資料も存在する(劇・二作目RA参照)。なお「X78-2」といった呼称に関しては、ややこしいので戦後に付けられた物なのでここでは使用しない。
※図は筆者独自のアレンジを施しており、公式にはツートーンの二の腕下腕(2009/3/5修正)は黒である。関節部等のシアンも存在しない。
大きな画像→collar-b
●第2ロット ジャブロー工廠製
G_04 インディゴ (改造後、ジムに近い機体となっている)
G_05 カーマイン (同上)
G_06 シルバーグレー (同上)
G_07 パールホワイト (→レインボー)
G_08 ブラック
●第3ロット ジャブロー工廠製 (※全て存在しない可能性あり)
G_09 グリーン (手足はグレーの可能性高し、GFFのFA-1を参照) ※5号機である可能性あり
G_10 マリンブルー ※4号機である可能性あり
G_11 ブラウン ※3号機もしくは6号機である可能性あり
G_12 ダークグレー ※3号機もしくは8号機である可能性あり
G_13 ブラッディレッド
●その他
G_15〜 ティターンブラック ※ジムを母体に外観をムリヤリ似せた物で、正式にはガンダーではない(ガンダージュニア、もしくはティターンズガンダーと呼ばれる)
※FSWS計画は頓挫説も強く、これらが現実に製造されていたかすら定かではない。ただしプラン自体の存在は史実であるため、ならば中身のガンダムが「存在」していた可能性は高い。しかしその実在に関しては考察された事が無かったため、そこに着目して画稿に起こした物が本図である。
計画母体として使われたのは4号機以降か、それとも9号機以降が作られたのは不明確であるが、3機のFA-1が写った画像も存在する(合成か否かは不明)。よってガンダー2003での説を改めガンダー1999説に戻し、FSWS用の母体は戦後に新規に製造された物と考えた(FAガンダーが戦前に存在したとの説もあるが、当時はNT-1の増加装甲が精一杯だった事を考えれば可能性は極めて低い)。
※4〜8号機は完成後に改造が加えられており、最終的な外観は変化している。
※13号機は製造中より大幅な改造が加えられ、各部に増加装甲が設けられ、外観はほぼ別物となっている(膝当ては消耗度が高いためジムのパーツに変更)。
大きな画像→collar-c (※M.O.E.の大きな画像は未作成)
●異説
G_01 イエロー (ジ・オリジン)
G_02 re.Rタイプカラー (足の甲と腰がダークグレーの物はあまりポピュラーではない)
G_02 ロービジ (80年代後半の復元より時折用いられた)
G_02 M.O.E.カラー (蛍光色を加えたパステルカラーで、チネルカラーとも呼ばれる)
G_03 GFFグレー
G_03 メタリック (限定的PG−G3モデル」等で用いられた)
※「re.Rタイプカラー」に関しては、図では筆者独自のアレンジを施しているため(二の腕の変更、脇腹と靴の彩度を落とし頭部の明度を下げた)、既存の物と区別するため「re.R-type」と命名した(このRの意味に関しては全くの謎である)。
※「M.O.E.」の意味に関しては「Model Only Edition」、 「Masashiku Osarena Eroiiro」等の諸説があるが、はっきりした事はわかっていない。
なお参考までに、上では扱わなかった「異説画像」を以下に掲載する。
左のメタリックモデルは機密扱い(シークレット)につき詳細不明。パープル部分が水色のG-3は比較的良く見かける。
左は胸部にライトグレー、足甲に黒鉄色が用いられている。
白いFA-1は如何なる文献にも記載されていない。
●おまけ1・ガンダーシリーズ異説
[G_0 スカルガン]
G_1 Ver.1 (X-78 2号機)
G_2 Ver.2 (X-78 3号機)
[G_Jr.team (X-77G ガンキャノン・リクセン)]
G_3 Ver.3 (X-80nt-1)
G_4 カンダーマン (X-81 ゼファーアンサス)
G_5 Xカンダー (X-82)
G_6 アマゾンカンダー (X-83)
G_7 ストロングカンダー、チャージアップストロングカンダー (ガンダーMk-2、スーパーガンダー)
G_8 スカイカンダー (Ζガンダー)
G_9 ス−パーカンダー1 (ΖΖガンダー)
G_10 カンダーZX (Sガンダー)
G_11 カンダーフラッグ (νガンダー)
G_12 カンダーフラッグRX (νガンダーFWS)
ムービービジョン「機動鋼人ガンダーシリーズ」において、一部放映地域によって名称が変更されているため、研究上の混乱を避けるためにとりあえず付記しておく(ちなみに作品中においては、歴史上有名なガンダーのみを「ガンダー○号」と扱っていたが、無論現実にはその様な事はないので注意されたし)。
●おまけ2・作図担当者のぼやき
まさか改訂に5年もかかるとは思いませんでしたが、今回は前回不満だった点を色々と直しました。
三号機の最初の色は、色可変技術(フェーズシフト)は思ったよりも使われなかった様なので地味目にしてしまいましたが、ド・ライヤーシステムの使用を前提とするならハデでないとダメです。
作図に最も手間がかかったのは一号機で、レイヤー分けが大変でしたが、その後はバリエーションなので比較的楽でした。あと「リ・アールタイプ」は有名な物からではなく「ペガサスをバックにした画稿」から配色をもってきましたが、赤が多すぎたりしてデザイン的に納得いかないためあれこれと考えて色合いを独自に変更しました。逆に簡単だったのはMOEで、彩度を上げただけで一瞬でできました。なおカラーリングに関してですが、増加装甲を付ける場合は変化があった方がわかりやすいので、実際の色分けはGFFのFA-1の中の人よろしくシンプルなはずです。つまり図は単にFA-1の配色のみしかわからないのでそれを当てはめただけにすぎず、「決定」的な物として描いてはいませんので注意して下さい。
しかし何ですね、毎度ながらですが妄想の炸裂で史実も何もあったものではないですね。8号機なんて一切の情報が不明なのに勝手に黒にしてますし、7号機は確か10年前から「絶対にレインボーだ、通称レインボーセ○ン!」とか口走っていて、全く本気なんだか冗談なんだか・・・。なお個人的には13号機はパープルで、レッドウォ(略)はジムの改造機じゃないかと思うんですけどね。まあそもそもFA計画機自体が実在したかも相当に怪しいですからねえ・・・青いFA-1は「バーストライダー」と紹介された事はありますが計画自体がポシャッてる様ですし、灰のヘビーも相変わらずの灰色のままですし。あ、ところで8号機は消失したG-3と秘密裏に入れ替わったため欠番になってたり・・・はしない様で残念ですが。ちなみにG-3は消失後にニンジャガンダーとして再生するんですけどダメですよねやっぱり。
ところで今回の変更で重要な点ですが、やはり4〜7号機の素体を想定している事ですね。完成後にゴテゴテした増加パーツが付けられて、それぞれ独特な形になったと。よって「もしこれらが大戦で活躍していたら・・・?」とは誰もが思う訳で、まさに仮想戦記にはもってこいのネタと言えますね・・・まあ7号機以降のネタはまだの様ですが、いずれ必ず出るはずですし。バンライズ社がある限りは「G_の呪い」からは絶対に逃れられませんから、外野のこちらはおとなしく気長に待ちの一手という訳で・・・いや、全然おとなしくなんかはないですね、こうしてヤジを飛ばしてるので(笑)
※プロポーション及び細部形状は最新版を参考にして下さい。
G-01( 旧版)
水色部分は決定ではありません。首や指は、図では黒鉄色に見えますが白っぽい茶色です。
G-02( 旧版)
彩度を思いっきり落としてみましたが、理想とするイメージにはいまだ遠く・・・。全部白の方が良かったかもしれません。
G-03( 旧版)
公式も商品もコロコロ変わるので、シュミ優先で。現在の公式は、紫が強すぎる様に感じるのであっさりとアクセント程度に。水色は決定ではありません。
●ぼやき
カラバリ作成を想定して作業していたため色変えはラクチン・・・なはずだったものの、形状や塗りに修正をかけようとすると管理が面倒でかえって大変な罠。私の場合、細かくレイヤーを区切るのはかえって効率が悪いと判明しました。