ガンダムゲームMS黒歴史-7

いちご大福にオリジナルMSを見た!-7
運営人のいらぬ戯言編

いつもの全く余計な付け足しです。


ピンポイント抜粋感想コーナー

●第一回より
渡辺:いや、『ガンダム』に関しては劇場版で語られたこと以外は全てグレー。
 劇場版正史説ですね・・・とりあえず伸童舎での考えと受け取っておきます。

渡辺:『08小隊』の真の問題は“ギレンの演説”の頃にすでにジムがいること!
柴原:あれは「録画放送」説と「テスト機遭遇戦」説があるようですね。

 録画説というと、今野 敏「慎治」ですね ・・・というのはさておき、問題化している所から聖典自体にも「ファースト>08小隊」という力関係がある(母屋はあくまでもファーストである)事がわかりました。

●第二回より
岡崎:安易なプロトタイプや量産型の粗製濫造も今後見直していきたいというのはありますね。
 全くその通りだと思います。ところで実生活で「量産型○○」というネーミングの製品を見た試しが無いのですが、実に不思議です・・・(笑)

渡辺:隙間があったらとりあえず埋めてみようっていうのは良くないよね(笑)。
 全くその通りだと思います。しかし、そもそものMSV自体が隙間を・・・(略

●第三回より
岡崎:『Ez8宇宙用』。設定上はありえない機体。
堀口:この設定にOKを出したのはこれが“絶対にありえない機体”だから。これは明らかに黒なんです。だからこそ、これが『ギャザビ』用OMSの最低ラインになると思ったんです。
川口:ユーザーが「黒だけと好き」か「嫌い」かを判断するにはハッキリした機体だと思います。

 あえて「明らかな黒」を持ってきたという訳ですね。ただ、シャアガンダムを肯定しようとする人は流石に見た事はないものの、他は良く議論の的になっていますから、信じるべきかで困っている人は多いと思いますけど・・・そもそも「MS大全集に載っていれば公式(サンライズ公認=公式)」と思う人もいる様ですし。

堀口:それこそ“ファンによる自浄作用”が働くんだと思うんです。その点でブルーはジョニー・ライデンやシン・マツナガ以来の“OMSとして完全な成功例”といっていいんじゃないかな。
 では、自浄しても良いという事ですね・・・ただウチは潔癖症なので、ダイオキシソ洗剤やGガスで殺菌消毒し何色だろうが洗い流してますけど(←こおゆうのを腐れ外道ファンとゆいます)。

●第四回より
渡辺:それよりも当時のオモチャ開発担当者によってMSVの合間が埋められてしまった。数字が空いているところにドラマのないまま「とにかくニューアイテムを出す」ことが優先され、手段と目的が逆転したアイテムが投入されてしまった。今に続くその通例の最初がこのM‐MSVだったと思うんです。
渡辺:グレーゾーンの段階を細分化した諸悪の根元ともいえるんですが。

 まさに「本末転倒」ですね・・・しかし、質の点を別にすれば「最初のMSVとの違いは何もない」と思うのですが。企画として違う点は唯一、「前者は最初にやったという点で脳みそを使っており、後者は使ってない」というだけです。ところで、SDクラブは一冊も持ってないのでわからないのですが、上の発言から見てM-MSVはどうやら他社企画の様ですね(余談ですが、2ちゃんで良く聞く噂に「M-MSVのガワラの中の人は青木健太」というのがあるので、少なくともそういう「勝手な憶測」が流れている事から見てレイアップが元でしょうか?)。

●最終回(第五回)より
岡崎:ユーザーは発表されたものはすべて受け止めるわけで、送り手がはっきりと「IF」だと言わないとすべてを受け止めて公式な歴史に組み込んでしまう。その点さえ踏まえておけば大丈夫たと思います。
 ユーザーが公式に受け止めてしまうというのは、全くもってその通りです。ですから「これは公式な歴史に組み込まれるべき物ではない」事をはっきり言って頂けると助かるのですが・・・(ちなみに模型誌では「これは模型を楽しむためのオリジナル設定で、公式な物とは無関係です」と、作例記事中の設定が妄想である事を言明しています)。



 グレートメカニック15号の「公式特集」に、「サンライズ公式」はフィルムのみで、それ以外は「準公式」だとありますが、そこからわかるのは単に恒例の「フィルム優先」という事のみでしかありません(「後は好きにして」と恒例の投げっぱなしで、結局今回も何も言ってないのと同じです)。これが「フィルム以外は全て非公式」だったならば「じゃあこちらも勝手に遊ばせて頂きます」と至極単純にすみますが、準公式で全て灰色なのではそうはいきません。ファンが遊ぶ(コミュニケーションする)ためには、その中の何が白に近くて、何が黒に近いのかを自ら判断する必要があります。そして、そのための指針として参考となる物は、唯一この「いちご大福座談会」だけなのです。

 しかし、いちご大福の公表当時はファンの否定的反響が大きくありました(特に第二回)。これに関しては、第6回で釈明されている通り、活字化された際に「誤解の生んだ想念が放出された」部分は大きいと思います。ちなみに私の場合は、「我々が存在すると言った物は存在するんです(だからファンは肯定してよ!)」と強弁してもらった方が突っ込みがいがあるので期待して待ち構えていたら、ファンと同次元の「認める認めないエンドレス論争」が展開して肩透かしを食らってしまったという所です。ですが、その是非はともかくとしても、ああまで作り手の貴重な本音が聴けるとは思ってもいませんでしたので、その点で非常に有り難い事に変わりはなく、例え内容はどうあれ企画自体には大感謝です。


 作り手が「これが公式だと押し付けるつもりはない、グレーゾーンの判断はファンに委ねる(でも認知してくれたら嬉しいな)」と考えていつつ、「公式に組みこまれない様に」という意図であえてトンデモ(黒)として作られた物を、ファンが鰯の頭を崇めるが如く神聖なる正史に組み込まんと全肯定ゲームにに四苦八苦している様を、滑稽と笑うか粋な酔狂と見なすか、はたまたガンダム信徒の呪いと受け取るか・・・。
 まあいずれにせよ、「ゴミを愛するのはオタクの本懐、宇宙世紀というエデンの楽園(実際には5階立てのビル)で一生駄菓子を食べ続ける」しか楽しむ術を持たない中毒患者にとっての「聖典解釈」とは、「結婚や子育て」といった人として歩むべき道をハナから放棄して小金と暇を手に入れたオタクが、老人の盆栽趣味の如く、あまりに長すぎる時間をエンドレスに潰すための「なかなか手頃な遊び」ではあるのだなあ・・・とつとに感じる今日この頃です。
 という訳で、「ぼくたちのガンヲタ社会」の神(紙)に乾杯!!

2004/12/19(2004/12/20改稿)

2009/7/16
■スレ立てるまでもない質問 その97■
 グレメカ15号とオフィシャルズの抜粋テンプレ。当ページの情報は既に古く、公式設定問題の真実はここにあります。


苺大福の会メモ - シャア専用ブログ@アクシズ
 この辺はもうトシなのでサパーリです・・・(と悩める若者研究者達を見捨てて逃げる082)。




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