バーザム

RMS-154 BARZAM PARANOIA


このページの内容は、俺ガンを楽しむための自慰妄想であり、
「機動戦士ガンダム」の公式設定とは永久に無関係です。

最終更新 2012/7/18

バーザム 2012 ←最新妄想
バーザム黒歴史-5


2005/1/23(1/30改稿)


image
 バーザムに御馴染みのMK-II要素を一切入れず、バイアランと繋げたのは多分始めてだと思います。ただし、デザインコンセプトを重視した事で、元デザイン自体が持っていた「最強怪獣」(中華キャノン付き)の要素が大きく露出してしまったという問題があります。強く自己主張するデザインでは、ザコキャラが乗ってガンダムに秒殺されるヤラレメカたりえませんから・・・。

 なおちなみに、バーザムのデザイナー(2012/7/18記述変更 [デザイナー←デザイン])は一般的に岡本英郎氏と言われていますが、ラフデザインは当時ヴィシャルデザイン(VISCIAL DESIGN) (2011/12/29訂正 [VISCIAL←VISCAL])に所属していた堀口滋氏(堀口大明神)による物です(ただし肝心の絵は未公開)。
(※ヴィシャルは「ヴィシャール、ビシャル、ビシャール」と表記されている場合あり)。


image
 多少古い絵(途中放棄)にCGで修正をかけた物で、見ての通り鷲をイメージしています。


image
O・バーザム
 MS大図鑑PART2の岡本英郎氏の挿絵版バーザムです(胸中央付近の形状は元絵では見えないため私の妄想)。
 ライダーファイトに、ニセライダーが何十人出ようと別に問題はありません。しかし、イカデビルの脇を固めるべき戦闘員がニセライダーでは演出的にかなりマズイと思います。つまり、センチネルという「俺ガン」では全く問題ありませんが、これはあくまでチネルワールド(仮想俺Z世界)においての役者であるバーザムであり、アニメにおいてのバーザムを演じた役者と同一に考えるのはいかがなものかと思います。

 よってリファインの落としどころとしては、当時は私も同様にハイザックが適当だと思いましたが(無論、チネルが完全勝利した現在にやれば電波と言われそうですけど)、不思議な事にこういう演出を考慮に入れた考え方がされているのを見た試しがありません。聞こえてくるのは千年一日の如く「アニメ版ダサッ、カトキ版萌へ〜」という大合唱ですが、カッコさえ良ければそれが正義だというのならば、ガンダム化すればそりゃあ何だろうがカッコ良くはなりますよねえ・・・違います?


  ・・・と主張するのは私のみであり、これすなわち世間的には異端にして外道と言えます。つまりガンダーパラノイアのコンセプトに最も適合するのがバーザムなので、Ζシリーズ第一弾としてこれを選んだ訳です。
 ええと、みなさんの言いたい事はよーくわかっています。バーザムはマークツーの設計を元に云々〜というのは既に絶対的な「史実」です。よって、それにたった一人で歯向かった所で永久に勝ち目はありませんが、元より敗北を運命付けられているとしても、カトキ版(もしくはMk-II化という方向性)を、「正解(本道)」とする世間の考え方には異を唱えます。


 バーザムの一般的な認識は、まあこういった物でしょう。
http://homepage3.nifty.com/Kisyu/Column04.htm
 文を引用すると、

『番組中ではガンダムMk-IIの後継機という設定でしたが、ガンダムとは似ても似つかない姿に戸惑った人も多いハズ』

・・・と言っていますが、現実の所では「本放映中にとまどった人」は皆無と思われますのでどうか御安心ください。
 なお、上のサイトはあくまで一般的な例としてあげた物にすぎず、そこを個人的に責めている訳ではありませんので誤解なきよう(生まれる時代が遅かった事は、当然罪ではありません)。私が問題だと考えるのは、リアルタイムで番組と設定を追っていたいい歳のガノタは多いにもかかわらず、あかたも当初からそれが設定されていたかの様に「バーザムはマークIIとの関連が見えないダメデザイン」というのが常識化している事です。まるで「カトキ版を正当化するための闇の力」でも働いている様に感じるのは、私一人だけでしょうか・・・?

 ちなみに、グーグルのイメージ検索でバーザムの画像(公式設定画とアイコンは除外、SDと少女は含む)を探した所わずかに2つ、一方でカトキ版(カトキ風含む)は実に31という雲泥の差がありました。ただ、市川先生が昔そのまま描いた絵(青い奴)は既に削除されており他の一体も見れないので、もうじき31対ゼロになるでしょう・・・。

 なお、GFFバーザムの解説によると、カトキ版は「後期型」なんだそーです(まー前期型だろうが先行量産型だろうが最終型だろうが別にどーでもいいのですが、バンダイ的にはそう考えて欲しいって事なんでしょーね・・・(でもMGボールよろしくVer.Kaブランドでも充分いけるでしょうけど)。

 ですが、別にどっちだろうが今後のバーザムの商品展開がどうなるかはもはや確実であり、それはそれでバンダイの商売としては結構でしょう。私の意見はあくまで、「キット化はアニメ版を優先すべきだ(=カトキを版を出すな)」といった自分の好き嫌いからの物言いではなく、「カトキ版はチネル世界にのみパラレルに存在すると考えるべき」という物です。

 簡単に言うと、秀吉役をキムタクが演じるのは一向に構いませんが、「秀吉の顔はキムタクの様な顔である(よって今後の時代劇の秀吉はキムタク自身かイケメン役者が演じるべきだ、若い人はみんな秀吉が美形だと思ってるし、その方が視聴率も出る)」というのが「ルール化」してしまうのは納得がいかないという事です。ただ、かつて「MS=役者」を提唱した古賀学氏の様な考え方をするガノタは、まるで見ないのが現状ですが・・・。

 結局の所、私個人の脳内ではカトキ版のみならず「近藤版、岡本版、モデグラ改版、エトセトラ・・・」と、それぞれの平行世界のみに存在する俺ガンも同時に「全否定」していますが、5階立てのビルを解体してスタートラインをリセットする事で新たな妄想の可能性を作り、「まだ別の手がある」を合言葉に、一神教の支配する画一化した現状に風穴を開けていきたいと思っています。とはいうものの、妄想派は今日も私一人きり、道は遠いナ・・・。



せってい

・・・とか何とか言ってはみたものの、映像的には「共存不可」(大河原ザクの隣にカトキザクを置いてはならず、逆にセンチネル世界にアニメ版バーザムは存在しない)が私の基本スタンスなのですが、模型的となると流石にそういう訳にもいきません。よってガノタとバンダイに喧嘩を売らないため、簡単にコジツケ妄想してみたのが以下です。

 RMS-154A バーザム(全ての資料では型式番号の末尾のアルファベットは省略されているが、ここではあえて正確に記した)の設計がガンダムMk-IIの云々・・・というのはあまりにも有名な定説だが、実際の真相は異なり、あくまで技術面で参考にされたという程度にすぎない。もっとも技術者にコメントを求めれば、個々のパーツ単位では同一の部分が多く関連があるため、「両者はそっくりです」との答えが返って来る場合が多いのだが、組みあがったフレームが似ても似つかない別物である事は、わざわざ言わずとも誰の目にも明らかである。

 ただし、バーザムが「量産型ガンダムMk-II」ともいうべき機体である事も厳たる史実であるが、それはRMS-154Aに当てはまる物ではなく、RMS-154S ペズン・バーザムの事を指している。ちなみに、S型の“S″とはスペース及びスペシャルの意であろうが、一般的に「センチネル・バーザム」と呼ばれるため、哨兵(sentry)の意味も持っていたのかもしれない。
 この両者は兵器資料では何故か同時に扱われることがないのだが、A型とS型のどちらが当時代表的な物(生産数が多かった)であるかは、「G年鑑2003年版」等の公的資料にS型の姿が一切見られない事からもわかる通り、明らかにA型である。しかし、大衆における人気となると逆にS型の方が圧倒的であるため、それが原因でS型の記述を誤ってA型の解説に使用してしまうミスが生じた物と考えられる(まあどのみち、近いうちに同時に扱われて「バーザム前期型は直系の子孫であり、後期型は“より直系″の子孫」などと要領を得ない記述がなされるのであろうが、いずれにせよ適切な対応が望まれる所である)。

 しかし、両者のフレームと外装は全くの別物ではあるが、動力系や頭部センサー、スラスターその他の基本部分は同一であり、スペックも同じである。すなわち、見た目は別物ではあっても、MS区分的には同タイプのバリエーション違いだとも言えるだろう(同じ型番でここまでシルエットが異なる例は少ないが、ゴックとハイゴックに比べればまだまだ共通点は多いと言える)。なお、この二つのフレームが存在する理由に関しては、A型は地上基地で開発、S型は宇宙基地で作られた事から、地球では地球用(ただし宇宙での使用も一応可)、宇宙では宇宙用(ただしコロニー内でも使用可)としての特性を極めた結果であると推測される。

 だが、そもそもA型バーザムの脆弱な腰やハイヒールは、地上を走るための欠点となるため、外観からは陸戦タイプというイメージが感じられないのも事実である。とは言っても、おそらくA型は地上走行を想定していない物だったと考えられる。元々バーザムのデザインにはRX-160バイアランとの類似点が多く、何らかの繋がりがあるのではないかと疑問であったが、両者の基本設計チームが同一であった事が4年前に判明した事で長年の謎は氷解した。すなわち、A型は元々バイアランと同様に大気圏飛行用MSとして開発された物であり、構造がバイアランに似ていたのはそのためだったのである(A型の“A″とは最初の型であると同時に、アビエーション及びエアーの事を指しているのであろう)。
 ただし、A型は本来の設計通りの完成を見ず、戦況が逼迫した事で急遽、大幅なコストダウンと宇宙戦闘対応のための設計変更がなされた物と思われる。バーザムの股間に付けられている物がバーニアなのかビームキャノンなのかは一切が謎であるが、どちらにせよ不自然に大きな穴である事に変わりはなく、設計変更があった物と見て間違いない。そして設計チームのデザインラインから察して、初期プランでは股間にエアーインテイクがあった可能性は極めて高く、つまり本来持つはずだった長時間飛行機能が省略された事を意味しているのだ(おそらく、この変更の際にボディデザインもエアロダイナミクスを考慮しない角張った形状に変更されたのであろう)。
 しかし、この無理やりの設計変更がなされてもなお、バイアランが宇宙戦闘で実力を存分に発揮できなかった事と同様に、宇宙戦闘で力を発揮できたとは考え難く、実際の戦場においてもさほど華々しい記録は残されていない。だが、A型のプロトタイプを改造した地上用のRMS-154R(01)コマンダーカスタムの活躍から見ても、本来のバーザムが有するはずだったポテンシャルは、巷で言われているよりもずっと優秀な物であった可能性は高いと言えよう。

 そして、A型の宇宙使用には問題点があるため、純宇宙用としてS型が作られたという訳であろうが、ここは本来ならば新規の宇宙用MSを開発すべき所であった。バーザムは「構造を簡素化した低コストの機体」だと一般的に言われるものの、装甲が省略されているとは言えバイアランの設計を汲んだ革新的デザインの機体が安価だとは考え難く、実際に量産された数もさほど多くは無い。つまり、これに関してもA型ではなく、S型のみに当てはまる物と思われる。すなわち、当時の切迫した状況が新型機の開発を許さずに、「宇宙用の廉価版バーザムを作れ」との決定が、技術者の声を無視して無理矢理に下された物と見て間違いない。
 よって、A型のフレームのままでコストを下げる事は極めて困難なため、表向きは一応バーザムとしたままで、フレームに既存の機体の設計を流用して生産コストを下げる(角張ったジム系フレームはシンプルなため生産性が高い)との判断に必然的に至り、そうして誕生したのがS型であったのだと考えられるのである。ただし、廉価版とは言え完成された(技術的に枯れてはいるが信頼性のおける)フレームを持つS型の宇宙戦闘力は、A型のそれを上回った物だったと考えられる。

 なお、バーザムの他のバリエーションとしては、A型の胴体を大幅に改造しS型用の腕を取り付け目にツインアイを採用したRMS-154C(RMS-115) コン・バーザムというタイプの存在が確認されている。また、信憑性が疑問視される事も多いのだが、動力系やいくつかのパーツをマラサイの物に変更し、出力を抑え軽量化するという大幅な改造がなされたRMS-154Mという機種も存在した様である。そして更に、O・バーザムという白い塗装がなされた機体のフォトも残されており、詳細は不明だがM型と関連を有する改造機であると思われる。

※上記の文章は、厨学館「バーザム隠蔽の超真実」(キーオ・A・アスカ著)より抜粋した物です。


・・・という訳で、型式番号を勝手にデッチあげて「Mk-II母体の廉価型云々というのは全てカトキ版の事だった!」とし、事実上の繋がりはきっぱり「全否定」しました。
 模型的に設定を考えた場合、GFFが「バーザム改」とか「後期型」とか言っているのを肯定するのが一応スジですし、後で作られていれば当然「カトキ版はグリプス戦争中にはまだ存在せず、もしあったとしても画面外にごくわずか」と考える事ができるので、落とし所として適切でしょう(この逆の「カトキ版が前期型でアニメ 版が後期型」という解釈では、Zのフィルムに一切出てこない理由付けが苦しいため設定としての説得力に欠けます)。ただ、映画ではどうなるかはわかりませんが、監督がカトキ版を使うか否かはあえて言うまでもない事ですから、よほど強力なバンダイのゴリ押しでもない限り変更ナシかと思います。

続きはこちら↓
バーザム黒歴史1


2005/1/10 画像二点のみアップ
2005/1/23記述
2005/1/26改稿
2005/1/30改稿
2011/3/23 画像を埋め込み表示に変更
2011/12/30 ヴィシャルのスペルミスを修正
2012/7/18 「デザインは」を「デザイナーは」に変更


G_Paranoia  
Gunpara 0087  omake 

G_Robotism