スペック

(スペック・・・本質的に何の意味もない物、念仏)

妄想電波、発信ゆんゆん

このページの内容は俺ガンを楽しむための妄想であり、実在する
「機動戦士ガンダム」の黒歴史史実(公式設定)とは永久に無関係です。

※古いコンテンツにつき、妄想スペック0079等とは矛盾点があります。


2004/3/2(2007/11/21修正)

X-78型モービルスーツ(Mobilesuit)推定性能諸元

型式・・・X-78(初期開発コードVX-78)
愛称・・・GUNDER(G_ )
別称・・・GUNDAM[Great Ultimate Near Defense and Aggressive Machine]
シリアルナンバー・・・78-00〜78-08
製造・・・地球連邦軍ジャブロー工廠(※1〜3号機はS7-B1にて小改造)
製造・・・1〜3号機はルナツー工廠、4号機以降はジャブロー工廠(2007/11/21修正)
用途・・・地/宇両用型SUIT[Super Universal Intercept Trooper](※主用途は陸戦用)
機体色・・・適応迷彩(基本はシルバーホワイト)
頭頂高・・・伸長時18.0m、縮小時17.4m
重量・・・不明(戦闘時対地重量…60t、乾重量…推定220〜260t、戦闘重量…推定300〜360t)
恒常電気出力・・・150〜250MW/s
瞬間最大電気出力・・・1,380MW/s(1,380KW/ms)
スラスター恒常推力・・・55,480kgf (背面24,000x2、足部1,870x4)
地上走行速度・・・ 205km/h
宇宙走行速度・・・推定1,300km/h(M粒子戦闘濃度)〜20,000km/h(ゼロ濃度)
光学系対人識別距離(センサー有効半径)・・・5,700m(M粒子戦闘濃度)
MBF(ミノフスキー・バリアー・フィールド)持続時間・・・推定最大5秒
装甲材質・・・表層…制御鏡面パネル
        第一装甲…FRP/衝撃吸収ゴム/セラミック/発泡金属複合材(軽量軟質素材)
        第二装甲…プラズマ化リアクティブ・プレート(電気爆発式)
        第三装甲…繊維強化ルナチタニウムアロイ・フレーム
集積回路・・・進化型光統合システム(擬似OS[MS-General Operating System]使用)
乗員・・・1名
脱出装置・・・イジェクションカプセル(※78-02のみジャブローにてコアモジュール式に改造)
内蔵武装・・・60mmバルカンレーザー発射口×2(頭部)、25mm照準補正用マシンガン×2(頭部)、ソフトキル・レーザー発射口×多数(全身)
固定武装・・・30mmガトリングガン(左肩)、プラズマソード、ミサイルランチャー(オプション)
携帯武装・・・プラズモイド・ビームガン、700mmロケットキャノン、プラズマジャベリン(オプション)
携帯装備・・・ハイパー・シールド
増加オプションユニット・・・バックブースター(推力201,500kg×2)、アームドプロテクター、他

2004/3/2
2005/11/13修正
2006/6/11修正(kg→kgf)
2007/11/21修正
(※混入ノイズ削除)



2004/3/2
全高に関して

 ガンダムの全高は16mです。小説にそう書いてあります。
 ・・・というのは嘘で、実はガンダムの全高は22mなんです・・・ただし、PGのプラモデル付属のアムロ(約1/72)から逆算すればの話ですが。ちなみにコアファイターの全長も1/72だとピッタリ設定通りなので、こちらは確実に1/72でしょう。よって、それが入るガンダムは当然22m(30.5cm×72=21.96)あるという訳ですが、太いPGではなく画面の安彦プロポーションだと、多分25m(小説「密会」でのサイズ)という所が妥当かと。まあ、画面ではガンダムは50m程のサイズで作画された事も多いので(無論150mはゆうに越えるサザビーにはかないませんけど)、それほど突飛な物でもないでしょう。

 ・・・とか何とか言ってますが、本当はガンダムの全高は約13mです・・・ただし、ガンプラのジオラマ(フィギュア付き)で1/72フィギュアを使った物においてですが。まあ、単に1/100では入手困難な上、絵になりにくいので1/72フィギュアが多用されるという訳ですが、「ジオラマ世界の中」においては、それは確かに1/72なのです。

 ・・・ええと冗談はさておき、個人的にはガンプラを並べると「ファースト物が大きい(それ以降も同じサイズなので強く見えない)」、「逆シャア物が異様に大きすぎ」、「敵メカがイメージより小さいなあ、設定通りだけど・・・(金型代節約設定?)」といった不満がタラタラ出るので、身長設定は無視の方向でいきたい訳です。ただ、アッガイは14m、ボールは6m・・・と個人の感覚で通すのもアレですので、MSは全種身長が可変する事にします。要は、昔エルガイムで設定された物を使って、細い安彦体形と太いPG体形を両立させようという訳でして、実際の全高は17.4m前後だとお考え下さい(ただ、Mk-IIやGP-01等とは明らかに頭身が違いすぎるため、同一の世界にはなりえません・・・つまりマスターグレードとは全く異なるプロポーションだという事です)。また、太い陸戦ガンダムとプロポーションが合わない問題は、陸戦物は低い方(16.3m)が標準で、伸長時の細い体形の画像は残されていない、という事で・・・。

 ただ、この逆に18mを縮小時とする手も考えられます。宇宙兵器として見るとMSはもっと大きい方がいいですし、割合小数の機体で闘っているので(少将の指揮する艦隊のリックドムがたったの12機・・・)、大型である方が説得力が増します。ただし、大きくすると「だったら複座に・・・」という問題が出てきてしまうので、やはり小さく考える方が合理的でしょう。そもそも陸戦兵器として見ると、18mでさえ全高はあまりに大きすぎます(このため人物ともからめにくい問題もあり)。まあぶっちゃけた話、ジャングル戦を考えると「ガンダムは13mだった!」とかしたいのはやまやまですが、1/1化した際に自分がそれで納得できないと思うので流石にいじれませんでした。



2005/11/13
詳細解説(※読み飛ばし推奨)

「縮小時全高」
 設定サイズが小さいけど大きくしたい(あるいは改造したら大きくなっちゃった)という場合に有効。ちなみに全高設定複数化のネタ元はエルガイム。

「戦闘重量」
 かなり重めに設定。走行時の機体周辺は異様な空間(ヌリカベフィールド)となり、歩兵は全く動けず息すらできません(50mほど離れると元に戻る)。また、戦場全体にM粒子が充満して2気圧(宇宙では1気圧)近くがかかりますが、M粒子が肺に入り込むため息はさほど問題なく可能。なお、高速移動物体は御法度のためヘリはMSに近づけませんが、ローターの上下を薄い金網で囲えば粒子の大半をブロックできるため、ワッパやファンファンはさほど問題なし。謎の一つである「ガンダムが高度1万5千をマッハ5で飛べる戦闘機に空中戦で勝つ」問題は、「飛び上がって接近する事でバズーカ命中」ではなく、進路上に飛び上がり(ロケットブースター装着)ヌリカベバリアーに衝突させるのが狙い。

「恒常電気出力」
 数値はガンダムミュージアムのコアブロック設定から。

「主用途は陸戦用」
 一応アムロが「ガンダムは陸戦兵器」って言ってるので。なお、宇宙空間戦においては脚部の装甲は無駄なため、百式やMK-II等の脚の装甲にスキマが多い機体は、宇宙戦用途が主である事がわかります(←強引解釈)。

「スラスター推力」
 内訳は(15250×2、7500×2、5000×2)と「ガンダムマガジン1号」にあるのですが、オフィシャルズでも無視されており、ガンダム学者でない健全なガノタは「知らない、知らなくていい、知らない方が幸せ」な、いわゆるイワシの頭の様な代物です。まあ一応摺り合わせを試みてはみたもの0080の公式の内訳設定が問題で、ジムコマンドとジム寒冷地用(足の裏を無視)とアレックスのバランスがどうにも取れず、振り回されるのもいい加減疲れたのでイワシの頭はゴミ箱へ廃棄。あ、ゴミ箱から引きずり出すのは無論個人の自由ですので、信じるも信じないも御自由にどうぞ・・・とか言ってたら、いつの間にやらこんな物が・・・
http://uc.shaft-e.com/m/earth/gundam.htm
 一応内訳も調べた所「24000kgx2(backpack)、1870kgx4(feet)」という数値をネット上で発見、まあ妥当な所ですのでそのまま採用。なおガンパラにおいては、足の裏にあるのは単なるE-D型ノズル(この語もいまだに私しか使ってない様ですが、実在語なので各自でお調べ下さい)のみで、噴射ガスはエンジンからチューブで引っ張り、ノズル手前では若干のレーザー(もしくはマイクロ波)加熱のみを行います(ガンダムミュージアム設定よろしく途中でダムを介する)。

「地上走行速度」
 数値は資料により異なり時速130キロからありますが、一番速いセンチュリー説を使用。

「宇宙走行速度」
 ※ガンパラ妄想の根幹設定。
 具体的な数値は濃度差により異なるため本来出せないのですが、無いと寂しいのでおなじみの「時速130キロ(←遅い)」を単純に10倍、まあ演出上この辺が上限でしょう。粒子濃度がゼロの場合は艦船と同程度の速度となりますが、慣性移動はスラスターの方が効率が良いため、MSはごく短時間しか速度を持続できません。ちなみに、ガンダム学者が頭を抱えるケイブンシャ「Ζガンダム大百科」における宇宙空間の移動速度は、ウェーブライダーがマッハ40、メッサーラ80、アーガマ20(巡航速度)で、まあ数値的には妥当な所でしょう。あ、これは無論、宇宙空間にミノフスキー抵抗があるここだけだけの話ですが・・・。
 ちなみにミノ濃度が高い戦闘宙域では、ミノ抵抗により艦船の速力が大幅に低下してマッハ0.5〜2前後での戦闘となり、MSと艦船はチーターとゾウの差ですが、濃度が薄くなるとチーターとシマウマまで縮まります(よってシマウマが持久力を生かして逃げ切る事も可能)。濃度が極めて薄い通常宙域(ラグランジュ点以外)ではマッハ10〜30前後で移動できますが(ほぼ慣性移動)、MSは作り出せる足場が弱いためキック力を生かせず(例え行ったとしてもGがかかりすぎて機体も乗員もペシャンコ)、すなわち膨大な相対速度の相殺は不可能です。つまり戦闘は大抵超高速で交錯する形となり、例えMSであっても戦闘は一度すれ違ったら終了です(←絵にならない)。そもそも軌道を変えれば簡単に敵を避けられるので、高速移動時の戦闘は交錯戦闘はまず無く、大抵は逃げる敵を追いかける追尾戦闘の形となります。
 なお、艦船の甲板の乗員がミノ抵抗による風で吹き飛ばされない理由は、船体のごく周囲にはミノ粒子雲がまとわれて一緒に動いているため。よって、これを利用してMSを船体に取り付かせる事が可能(ただし、迅速にフトコロ(対空射撃の死角)にもぐり込ませるには相当の操縦手腕が必要)。ただ、以前に「ミノフスキー追い風が云々」とか言った記憶もあるのですが、御都合主義的すぎるので無かった事にして頂けると助かります。

「光学系対人識別距離」
 日本語に翻訳すると、「センサー有効半径5700mって何だよ短いよ基準もわかんねーよ」。
 一応、人の顔を識別できる距離で、MS(シールドステルス状態)の探知は、この10倍の距離で機種まで特定できます。仮に艦船の探知範囲が20kmだとすると、時速1000キロの相対速度で接近した敵が接触するまでたったの1分強・・・実際は艦が回避行動を取るでしょうが、まあ3分以内に艦に取り付かれるでしょう。つまり、ムサイ発見→ガンダム出撃というパターンをとらず、いきなりMSで奇襲をかけられた場合、寝ているアムロを叩き起こしてノーマルスーツに着替えさせ、ガンダムを迎撃に出すまでの時間から逆算すると、かなりの距離から探知できる必要があります。
 なお、微小なデプリの探知はM粒子で遠くが見えない&歪むガンパラ世界では困難ですが、探知できない程度の物はあえて回避する必要は無いため、シールド及び装甲だけで大半を防御します。まあSF設定的には微小デプリが危険な方が面白みがあるのですが、そもそも爆発四散したリックドムの腕や破片がガンキャノンを直撃しても無傷などころか、ジャイアントバズ直撃にすら耐えるのがガンダム世界の訳ですので・・・。

「バルカンレーザー」
 いわゆるバルカン砲の音って機銃のソレなので、機銃としている資料もセンチュリー等結構あったり(まあ考察的には「極めてゆっくり回転」でしょーか)。レーザーは小説版でザクが指から発射するので、ガンダーにも装備されている物と想定、ただしレーザーなので目には見えずフィルムにも写りません(屁理屈)。一応元々は通信/作業用としての物で、光ファイバーでこめかみや指先等から放出するも、威力はせいぜいモノアイの機能を一時停止させる程度ですが、歩兵の目潰し効果は絶大・・・という感じで。そういえばソフトキルレーザーって結構おいしいネタなのにアニメでは見ませんねえ・・・(目が潰れるだけじゃショボくて絵にならないから?)。

「バックブースター(3倍速ユニット)」
 接近戦に入ると切り離す安価な化学燃料ロケットで、イメージは宮武ガンダム(虚構の虚空)のプロペラントタンクっぽい感じなのですが、玩具的プレイバリューを考えノズルを追加(スペックはセンチュリー数値を流用)。つまりこれを使えば誰でも3倍速で敵に接近できます。
 一応劇中セリフの変更は「ムサイ方向よりザク2機、前方の赤いザクは後続の3倍のスピードで接近します」「赤いザクだと?・・・ン、あれはブースターから尾を引いているのか?」「あ、赤い彗星のシャアだ・・・に、逃げろ!」という感じでどうか一つ。
 ちなみに、ブースター無しの場合でも推進材さえ多量に使えば誰でも3倍速を出す事が可能。ただし、元々宇宙を走るのは困難であるため思わぬ方向に機体が逸れやすく、平均的なパイロットではコースの乱れと姿勢の補正に推進材の多くを浪費してしまうものの、トップエースともなれば動きにムダがないため、消費量を理論値の限界に近い三分の一にまで抑えられます。なお、コンピューターによる自動走行よりもパイロットの技量と勘頼りのマニュアル操縦が勝る現象に関しては、大戦中も以後も大きな謎の一つである・・・と、ありがちな所でどうか一つ。

 結局、神学論争からは逃げましたが、説得力の低い設定(あくまで現在においては)をわざわざここで引きずる必要もありませんので(あ、前に蹴る回数が3倍とか言いましたが無論冗談)。まあ、シャアのみの持つ超絶操縦テクで3倍ならば辻褄は合うものの、それを生かすためには「宇宙路面(コースを外れると落ちる)」、もしくは「宇宙潮流(上手く潮の流れに乗ると高速化)」等を妄想設定する必要があり、流石に苦しすぎますし・・・。



2004/12/2(2007/4/8訂正)
ネタ解説


プラズモイド
 冗談で使っていた単語なのですが、ヨムンガルドで出てしまったので廃案を検討中。このプラズモイドには科学用語の他にもう一つトンデモない意味があるのですが、「ビームディフェンス」という昔のSDI計画解説本だけにしか見られないためか、いまだ国内ページではオウム教の掲示板のみでしか確認できなかったりします。まあ後者はどのみちリアルなガンダム世界には絶対に相容れない物なのですが、あまりにも衝撃の内容なので一年以上前から地下図書館にうぷ予告してはいるものの、どこに置いたのやら発掘できず・・・。あ、ちなみにこれを使えるのは、メーザー車、ミニラ、ガンヘッドのエアロボット、60年代以前の光線銃全般、ゲートキーパーズ敵メカ等・・・そう、アレです( ´ゝ_`。ooоOO○

対地重量(巨大ロボットの重量が軽いのは何故か?)
 以下、「アウターガダム」ってナンジャラホイ?という方向けの解説。

オカルトリビア
「スカラー波ビーム砲は、熱線モードと、その回路を逆にした冷凍モードがある」

オタクトリビア(わりと常識)
「マジンガーZのブレストファイアーの回路を逆にすると、冷凍光線になる」

 ・・・ああっ、トーマス・ベアデン(?)と永井豪先生の発想の何たる偶然の一致でしょうか!(笑) ここからわかるのは「トンデモとロボットアニメの世界観は地続き」という事実であり、従ってマジンガーの耳は「テスラ・ライヒ研究所」謹製のテスラコイル(無論早乙女研究所にも納品)であり、すなわちハチソン効果による重力制御で、マジンガーは対地重量をわずか20トンに抑えていると見て間違いありませんよ柳田理科雄先生! と、そんな訳でこのサイトでは全ての巨大ロボ(ガメラも含む)の重量は「民間研究者による足跡計測数値」という考え方をしています(詳しくは「ミノフスキー粒子の超真相」の項を御参照下さい)。

宇宙走行速度(シャアのザクが3倍なのは何故か?

 定期的に流行る「通常の3倍問答」はここを見ている方ならおなじみだと思いますが、性能が二割増とか130%増しという設定は昔からあるものの(つまりここで「3倍の性能説」は封じられる)、マンガチックな3倍という不自然かつインパクトある設定にどう説得力を与えうるかが暇つぶしネタとして最適で諸説が飛び交うという訳でして、まあ私も暇人なので以下につらつらあげてみます。

○「宇宙空間なので速度無限大可能」
 良く耳にしますが、シャアのみが3倍である理由はこれのみでは説明できません。

○「八艘飛び説」(08小隊の解説アニメのサンライズ公式設定)
 上の理由を説明するための説で、実はホワイトベースを蹴る予定だったがガンダムに阻止された、という所なのでしょう(出撃時にムサイを蹴るのもいいかも)。ただし、他のパイロットでも一撃離脱なら3倍を出せるのがこの説のネックです(まあ、推進剤節約に役立つのが利点とは言えますが)。

○「見切り説」(「ガンダム戦記RPG」公式サイトより)
 確か宇宙航行のセオリーのアラを付き、勘で最短距離を割り出す物だったと思いますが、単に近道してるだけで3倍のスピードではありませんし、後続機は同じ動きをすればしっかり付いていけるという罠があるため、従って本には載らず没設定となったのでしょう。まあ、考え方としてはメルカトル地図だと遠回りになっちゃう〜みたいな物で面白いと思うものの、そのくらいコンピューターが計算しろよという感もあります。

○「現実には1.3倍だった説」(伝説は捏造だった!)これを言い出すと話がそこで終わってしまうため議論ができず、従って暇つぶしに向かないという大きな欠点があるため、通常のガノタ界ではタブーです(ただし、ガンパラのローカルルールでは可ですが)。

○「実は三倍の加速だった説」(台詞の和訳時に誤訳)
 推進剤が急激に減ってしまうのが問題となります。

○「実は背中にドロップタンクを付けていた説」
 画面では、機体の陰に隠れてしまい見えなかったのである・・・は、付ければ誰でも(略)。まあ、付けていた方が極めて好都合ではありますが。

○「実はすごく重い説」
http://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/idea15.htm
 高価な重い金属系推進剤を積んでいるので、全備重量は実は通常のザクより重い(それに対抗しうるガンダーも当然同じ推進剤を使用している)・・・というのも、やはりシャアのみが特別扱いで御都合主義な感が否めません。ただ、赤く燃える煙をなびかせると、それっぽいので結構いいかも・・・(彗星は中世ヨーロッパでは不吉の象徴の凶星だったものの、科学時代ではロマンティックなイメージですので、シャアが「赤い悪魔」ではない理屈付けがいる訳です)。

○「技量説」
 これは富野氏が昔から言ってた様な気がしますが、Zでは3倍設定が消えてしまうのがネックです。ちなみに、つい先日見つけた「制限速度説」http://www1.odn.ne.jp/eastwind/ms/turedure.htmlも技量説だと言えますが、「最高速度を出すにはテクがいる」という説は、コースを外れたりクラッシュする心配の無い宇宙空間では大きな説得力を持ち得るとはどうにも思えません。これを回避するため「高いエンジン出力を安定して保つのが難しい」とする手もありますが、MS操縦技術とは関係が薄くなりロマンに欠けます。

○「最高速度禁止説」
 制限速度説の説得力を増すため、「アフターバーナーを用いて最高速度を出すと、エンジンの寿命を極端に縮めてしまうので普段は厳禁。ただし、シャア一人のみ特例としてフルスロットルを許されている」・・・と、予算上の都合という屁理屈を付けてはみましたが御都合主義なのがネックです。また、技量ではなく度胸で3倍を出している(最高速を出すと炉の安全が保証できず、ロシアンルーレット並の確率で爆死)という手も、一旦戦場でピンチになれば誰であろうが最高速を出すでしょうから説得力に欠けます。これを解決するには「反応炉のリミッターを解除する毎に頭髪が抜けていき廃人化」という手がありますが、本人がピンピンしてるのでダメですし…。

○「実はジョニーライデンが3倍で、赤い06Rが他にも数機いた」
 常時3倍を出せるのは実は06-RII及びR型のみだが、連邦軍内ではライデンの功績をシャアがカッさらっており、赤=シャアが定説となっている。つまりシャアは「常に3倍の速度で動き敵を蹴散らす」のではなく、「接近時に一時的に3倍を出して相手をビビらせて退却させる(戦わずして勝つのも勝利のうち)」という戦法を取っていたのである(←シャアに愛がなくてスミマセン・・・)

・・・とまあ諸説ぷんぷんな訳ですが、テレビ版の「このスピードでせまれるザクなんて、ありはしません」という台詞自体は「ムサイの位置から発進してこの速度を出せる加速力を持つザクが無い」と受け取れます。しかし、その他のムサイ位置が特定できない戦闘においても、やはりシャアは三倍伝説を残したのではないかと思われます。ただ、その場合は「通常の3倍で接近して通り過ぎる一撃離脱戦法だと思ったら、何と減速して艦に取り付かれた、だからシャアはすごい(長ったらしい・・・)」であるため、ロマンに欠けるのがネックです。ここでロマンを取って「シャアは3倍だからすごいんだ」とシンプルに行く場合、「ガンダム世界では宇宙空間に抵抗が存在する」というトンデモ事実が浮上してしまいますが、流石にこれを言う人は誰もいない様で…。

 でさて、ガンパラにおける解釈はと言いますと「ミノフスキー粒子の超真相」で気述べた通り「宇宙には抵抗が存在しザクは宇宙を走る」という電波世界ですので、腕が悪いと足を踏み外し転んでコースを外れてしまいますから、技量説が大きな説得力を持ち得ます。まず性能面では、130%増しですので1.3倍(キック力)×1.3倍(足場の発生数)=約1.7倍を達成できます(何だかインチキ計算の様な気もしますが、そおゆう細かい事は気にしてはいけません)。でもって、残りは「ザクはアフターバーナー使用で通常速度の最大1.75倍を叩きだせるが転ばずに最高速度を出すには相当の熟練と操縦センスが必要である」、という事でどうかここは一つ。
なお蛇足ではありますすが、23年ほど前には「ホワイトベース…最高速度マッハ12(大気圏外)、ムサイ…マッハ7.14、ボール…マッハ4、ビグロ…マッハ10、ザクレロ…マッハ5.2、ブラウ・ブロ…マッハ8、ビグ・ザム…マッハ7、エルメス…マッハ7.2、ジオング…マッハ9」という設定がありました。


瞬間最大出力(キュベレイの出力がガザDよりも低いのは何故か?)

 ここでは「恒常出力」と「瞬間最大出力に分離しました。ガノタ界隈で「ジェネレーター数値のkw/ms解釈」を見た事はありませんが、数年前の「全日本絵画」さんの同人誌に確か、「実はメガワットという解釈という事で〜」とかいった様な文があったかと。また他にも、kw/msという別単位解釈(MSだからms・・・)を某所や某所で出した少し後、山本弘氏の今は亡き柳田断罪掲示板でも別単位で解釈をしている方を見かけたので、「自分も同じ解釈をしてるよ」・・・という方は案外多いのではないかと思います。
 なお、現状のガノタ界隈では問題の1850馬力(・・・)を起電力(←間違えましたスミマセン、2007/4/8訂正)「発生する電力」だと考えるのが一般的ですが、ここではそれは行いません。例えば、「乾電池一本で自動車が動く世界」というのはありうると思いますが、その世界における戦車が「乾電池数本分の電力で動く」というのはもはやギャグであり、ガンパラの第一ルール「登場人物はバカではない」に接触、という訳でこうなります(まあ「実は油圧モーターだった」という手もありはしますが、ビームは流石に電力と考える他はないでしょう)。

 ただ、ここで問題になるのが数値で、戦艦大和でさえ15万馬力なのにF-15が20万馬力というのは、何か変だなーとは昔から思っていたのですが、気になって調べたら「ロケットの馬力計算は質が異なる」んだとか・・・って何だよそれ! というのはさておき、ガンパラではガンダム重量は5倍はあるので138万馬力でも問題無いな・・・という具合ですが、あえてそうはせずに瞬間最大電力と考えました。
 その理由は、一つは自在に空を飛ばれては困る事。もう一つは、ZZガンダムがZガンダム(2020kW)の3.5倍以上もの大きな出力(7340kW)を有しているにもかかわらず、νガンダムの出力は再び二千台(2980kW)に戻ってしまっているという謎の解決のためです。ここで、「ZZやSは無かった事にする」とか、「νは冒険をせず堅牢に作られた(コストダウンを計った)」と解釈したのでは無論「暇つぶしとして面白くない」ですから屁理屈をこねくり回す訳でして、この出力とは実は瞬間的な物にすぎない、というのがガンパラにおける回答です。

 つまり、ZZやSの出力の高さは「実はビーム砲用の蓄電池を大量に積んでいるだけ」にすぎず、本来のエンジン性能はそれほど高い訳ではないという解釈です。これにより、「重くかさばるバッテリーを持てば強力なビーム砲を撃てはするが、連射能力は通常ビームより低下する(弾丸を小型エナジーキャップに切り替えた場合は除く)」という欠点を持つ事になります。よって、νガンダムの出力の低さは「ビームの強さよりも連射能力と軽量化を重視した結果」にすぎず、キュベレイの出力がガザDより低いのも「内臓ビームを軽視してバッテリーをオミットしたため」で、決してエンジン性能自体が劣る訳ではない、という事でここは一つ。
 ちなみに、もしZZとνがドツキアイした場合、ZZが強いパンチを出そうとしてもモーターがそれを生かせないため肉体パワーはさほど変わらず、おまけにすぐ息があがってしまいνに惨敗、という所ですかね(←ZZに愛が無いなあ・・・)





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