コア・ファイターのスペックの変遷



2013/8/7

※ページタイトルを味も素っ気もない「コアファイター」から変更しました。

■FF-X7 コア・ファイターのスペック変遷表
出版時 黒史料名 出版社 重量 最高速
(M)
出力 エンジン 銃(4門) ミサイルランチャー(2基) 装弾数
'80-5 記録全集2 サンライズ 自重8.9t 3 1万2千馬力 30oバルカン砲 対艦ミサイルランチャー 8
'80-7 RA-35 徳間 重量8.9t 4.8 1万2千馬力 タキムNC-3 30oバルカン砲 小型ミサイル 8
'81-3 大事典 ラポート 自重8.9t 4.8 1万2千馬力 - 30oバルカン砲 対艦ミサイルランチャー 8
'81-3 マニュアル ソノラマ 全重量4.2t 3.6 化学燃料ジェット/ロケット兼用×6 25o機関砲 対空ミサイル 8
'81-4 ポケット百科15 ロボット大全集1 講談社 重さ8.9t 4.8 航空機タイプ核融合エンジン ロケットノズル
'81-5 RA-42 徳間 全重量4.2t 3.6 1万2千馬力 化学燃料ジェット/ロケット兼用×6 25oバルカン砲 小型対空ミサイル 8×2 ♯1
'81-8 SFワールド 講談社 12.7o機銃♯2 ミサイルランチャー 10 ♯2
'81-9 センチュリー みのり 化学燃料式小型ジェット・ロケット兼用
'82 112 メカ大百科 ケイブンシャ 8.9t 1万2千馬力 30oバルカン砲 ミサイルランチャー
'83-5 MSVハンドブック2 バンダイ 総重量8.9t 25o機関砲 スライド発射式ペンシル型対空ミサイル 8
'89-10 新MS大全集 バンダイ 全備重量8.9t 4.8 化学燃料ジェット/ロケット兼用×6 30oバルカン砲 ミサイルランチャー 8
'99末 PGインスト バンダイ 8.9t 3.6 1万2千馬力 化学燃料ジェット/ロケット兼用×6 30oバルカン砲 小型ミサイル 8
01-3 オフィシャルズ 講談社 全備重量8.9t(異説4.2t) 4.8(異説3.6) 航空、航宙用の熱核ハイブリッド・エンジン 30oバルカン砲(異説25o) ミサイル(ペンシル型空対空ミサイル)・ランチャー 8
03-12 MSミュージアムパンフ ♯3
04-4 ヒストリカ 1号 講談社 3.6〜4.8(推定) 両用熱核ハイブリッド方式 機関砲(25ミリとも30ミリとも言われているが真偽は不明) 単連装空対空ミサイルランチャー(後に4連装式に変更)♯4
10-5 MSヒストリカ 1号 講談社 全備重量8.9t 4.8 ジェット/ロケットハイブリッド・エンジン 30oバルカン砲 ミサイル・ランチャー
(初期装備では一発)
8
(2)

♯1 誤植と思われます。
♯2 『SFワールド』は見なかった事にするのがお約束。
♯3 「最大熱出力19万〜32万KW 最大電気出力15万〜25万KW MHD(直接エネルギー変換システム)により高効率で電力を取り出す」
♯4  『単発ミサイルランチャー』に触れたのは「ヒストリカ1号」が最初と思われます。

※「マッハ4.8」は放映初期の時点よりで出ている数値と思われます。
※オフィシャルズ以降、講談社では馬力及びエンジンの基数に触れられていないため、「無の設定」である可能性が高いかと(これを翻訳すると「馬力は無かった事に」「ノズル数=エンジン基数とは限らない」という意味でしょうか?)。



2004/4/26 (2004/4/28修正)
■コアファイターのスペック大集合

「ロマンアルバム35」('80年7月30日)
 全長8.6m 全幅6.8m 全高3.2m 重量8.9t
 速力…時速M.4.8(大気圏内) 出力…12000馬力
 素材…超鋼合金属ルナ・チタニウム
 武器…小型ミサイル4連発2門 30oバルカン砲2連装2門
 (※エンジンはタキムNC-3)

「機動戦士ガンダム大事典」('81年3月1日)
 全長8.6m 自重8.9t
 大気圏内最高速度…マッハ4.8 出力…12000馬力
 4連発対艦ミサイルランチャー2基 二連装30oバルカン砲二門
 (※'91年6月発行の「機動戦士ガンダム大事典【一年戦争編】」、'98年9月発行の「機動戦士ガンダム 宇宙世紀vol.2 大事典編」の記述も同様。

「機動戦士ガンダム・マニュアル(朝日ソノラマ)」('81年3月30日)
 全長8.6m 全巾6.8m 全高3.2m 全重量4.2t
 主動力…化学燃料ジェット/ロケット兼用エンジン×6
 最高速度…M.3.6(大気圏内)
 主武装…対空ミサイル×8 25o機関砲×4
 (※核融合エンジンタキムNC-3が、ガンダムの項にある)
 
「ロマンアルバム42(劇場版第一作)」('81年5月30日)
 全長8.6m 全巾6.8m 全高3.2m 全重量4.2t
 主動力…化学燃料ジェット/ロケット兼用エンジン×6
 最高速度…時速M3.6(大気圏内) 出力…12000馬力
 武器…小型対空ミサイル×8 2門 25oバルカン砲×2 2門

「ガンダムセンチュリー」('81年9月22日)
 化学燃料式小型ジェット・ロケット兼用エンジン
 航続距離500km程度

「新MS大全集(バンダイ)」('89年10月1日)
 FF-X7
 全長8.6m 全幅6.8m 全高3.2m 全備重量8.9t
 主動力…化学燃料ジェット/ロケット兼用エンジン×6
 大気圏内最大速度…M4.8
 ミサイルランチャー×2(8発) 30o2連装バルカン砲×2

「バンダイ・PGガンダムのインスト」('99年末)
 FF-X7/AE-VB-N-8500C
 全長8.6m 全幅6.8m 全高3.2m 重量8.9t
 主動力…化学燃料ジェット/ロケット兼用エンジン×6
 速度…Mach.3.6(大気圏内) 出力…12000hp
 材質…ルナチタニウム
 武装…4連装小型ミサイル×2 30oバルカン砲×2
 (※内部に核融合エンジンの図)


※ヒストリカ1号を見たら「2連装機関砲2基」ってなってました。ただ図解ではガトリング砲に見えますが、たぶんガトリング砲も機関砲の一種という事で無問題って事なのでしょう。

「核融合エンジンがあって、しかも化学燃料って一体?」
「だからさ、ホラ、核融合エンジンの推進剤を化学燃料って言うんだよ・・・」
「じゃあ、武装がバラバラなのは?」
「これは複数の武装のバリエーションが存在していたんだろうね」
「って事は30ミリバルカン砲が入るスぺースにわざわざ25ミリ機関砲を?」
「それはさ、ええと試作機だから色々あったんだよ。それに、数値は資料によってバラバラで本当はどれが正しいか謎、なんて事は現実の所よくあるし」
「う〜ん、わかった様な、わからない様な・・・」

という訳で機銃だけでも「30oバルカン砲×4 」、「25o機関砲×4」、「25oバルカン砲×4 」、「30oバルカン砲×2」の4種の説が存在していますが、30oバルカン砲×4説がほぼ定説となっているので、これがオフィシャルとなる可能性は高いでしょう。まあ、私にはどうでもいい事ですが。




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