徳間書店「ロマンアルバムプラモ編 アニメ・プラモ・マニュアル 」(1982)より
上ではスタジオぬえが松本零士から教わった物とされており、まあ単純な物ですから大昔からあるんだろうとは思うものの、何故かまるで封印でもされているかの様に他では耳にしません・・・。
ちなみに、先の本の他にも「B-CLUB SPECIAL 開田裕治画集3 ワークス」バンダイ(1992)で、10年ぶりに語られた〜と思いきや、
池田憲章・「以前、スタジオぬえの宮武一貴さんたちは、ライフルのスコープのようなもので遠くからミニチュアを覗いて、イラストを描く時の参考にしていたんだそうです。プラモデルのような小さいものの場合、どうしても自分の顔のそばで見てしまうでしょう。でも、それだと近すぎて、実際にそういうものを見た場合とはパースがずれてしまうというんです。それで、遠くからの視点を得ることで空間を圧縮してしまい、どうやって絵の上で距離感や巨大感を出すかというのを工夫していたんですね。」(P110)
と、全然違う事が書かれていたり・・・。
とは言うものの、これもぬえが行っている可能性としては充分ありうる事かと。ちなみにモデルグラフィックス230号32頁には「肉眼は物体を都合よく補正してみてしまう見てしまうので、カメラのファンイダーを通して見るべし」とある様に、肉眼で余計な部分まで回りこんで見えてしまうのを防止する事くらいは当然行っていると思われます。
なお、超広角や魚眼でガシャや食玩を撮っているサイトは探し方が悪いせいか見つかりませんでしたが、デジカメにルーペを接続しているサイトがありましたので参考までに。
「今日の必ずトクする一言」
http://www3.coara.or.jp/~tomoyaz/higa9801.html#980130
100円でマクロレンズ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/5542/exm1.html
虫メガネでデジカメ接写
http://park16.wakwak.com/~ex4/closeup.htm
これはデジカメのみでの最大接近(4センチ)画像ですが、ここまで近づけるメーカーはニコンと、他にリコーのみの様です(他社だと別売のマクロレンズが必要)。ただ、マクロ性能が低くても逆双眼鏡撮影法(勝手に命名)には何ら問題ありません(普通の3倍光学ズームと3倍電子ズーム機能があればオーケーかと)。
※使用食玩/バンダイ 「ガンダム ミニフィギュアセレクション7」 YMS-16M
XAMEL (全高460mm)
2004/9/18
デジカメ故障!・・・布ガムテープで双眼鏡にくくりつけた状態で(つまりレンズが押さえつけられたまま)バッテリーを引っこ抜いたのが原因で、これによりモーターが作動不能に・・・。いつもならは「システムエラーがおきました」となって、一旦電源を切って再びスイッチを入れるとすぐ元に戻ったのですが、長時間放置したせいか復帰不能になってしまい、しかもこの程度のソフト的エラーごときで「レンズ全交換」という羽目に・・・(納得いかないなあ)。という訳で、伸縮するデジカメのレンズに「双眼鏡のくくりつけは厳禁です!」2004/8/20
(2004/9/18)