ガンプラ崩壊のシナリオ

『モデルグラフィックス 1999年7月号(Vol.176)』


『プラモ狂四郎』を古いというあんたが古いぜ。生誕20周年を経て拡散し切った《ガンプラ》像、その現状を《プラモ狂四郎》をキーワードに考察/解体する (文/大塚ギチ)より


2012/1/28
■【幻想の】奢りあるファースト世代のkita某は四畳半の中心で「ジオンMSは売れた」と虚しく叫んだ【崩壊】

(1/29タイトル変更、ちょい追加)

平成ガンダムで敵メカが活躍している映像や画像の紹介集 - 法華狼の日記
 うむー。ちなみに「ガンダムだらけ」の元凶を辿ると、「0080の4巻と6巻のレンタル数が多かった説」に行き着くのですが、そこって要は「抜きどころ」な訳で、回転が多いのがむしろ当たり前。すなわち、それにとらわれる事自体が根本的に間違ってるんじゃないですかねぇ? 例えば、ディズ○ーランドの中がミッキーだらけだったりする程度には間違ってると思いますよ。(1/28追加) あと、イケメン俳優だけしか出てこないドラマとか、エロシーンばかりの萌えアニメとか・・・ん、これは別に正しいのかな?(笑)。まあ無論、いいもわるいもバンライズ次第、私ごときが口を挟める事でもないのですが・・・(バンダイがコアなユーザーだけを向いてくれていた蜜月の共犯時代など今やもう遠き過去、もはや何も望むべくもないこの現状)。

「平成ガンダムでも敵メカは活躍、見せ場がある」論 - 見えない道場本舗
 むむむ、うーむー。  

「今のガンダムは敵メカの見せ場がない、敵役のおもちゃが売れないのも自業自得」という論。 - Togetter
 ウヒゃあ、これ何てサンドバック・・・(文量が多いので、時間の無い方は「hitofuku」氏のつぶやきのみお読み下さい)。

 ただ、ちょっと気になったのが「具体的な数値」で反論している人がただの一人もいない事。数の力ではジャッジにはなりえませんしねぇ・・・と年寄りの私が言い放つ理由は、ファースト世代特有の「ジオンは売れる幻想」が過去に粉微塵に打ち砕かれた事があるからです。
 数字に対抗する力を持つ物は唯一つ、数字のみです・・・が、困った事に存在しません。まあ小売店側のデータくらいはありそうですが、たやすくネットに出せる物でもないでしょうし…(なおデータは売れた速度も重要で、希望数が店に入るとは限らないので売れた数だけでは役に立たない)。いや待てよ、確か過去のバンダイの出荷データが一つだけあったはず・・・と、思い出したのが下の記事なのですが、知らない若い人も多いと思うので紹介します。

『モデルグラフィックス 1999年7月号(Vol.176)』p37より抜粋
 大塚ギチ
「プラモ狂四郎1999」(五十嵐浩司編/講談社刊「カンプラ・ジェネレーション」に収録)における、大人になったキー坊がガンプラブームを回顧する)ひとコマ、「連邦MSVよりジオンMSVの方が人気があったみたいだ」とキー坊は語っているが、これこそ誤認識が生み出す「奢り」である。具体的に言うと・・・・「MJ」(リニューアルされたのちの「模型情報」。現在は廃刊)創刊号には全ガンプラ発売時期と全出荷数(!)が掲載されているのだが、MSVシリーズ1作目「MS-O6R」 2作目「ザクキャノン」を除き、「ガンダム」と名のつくもの以外のMSVは、ジオン/連邦問わず「うれてない」。キー坊もまた「奢りあるファースト世代」のひとりだったというわけだ。


p34-35


p36


p37


p38-39


p40

・・・うーん、いくら何でも画像多すぎですが、まあいいか。
 で、今読んでもやっぱりオモシロいなあ・・・とつらつら書いた非道い毒吐き文章をうっかりファイル操作のミスで消去してしまってショボーン中なのですが、内容がアレなのでたぶんきっとこれでいいのだと思います。


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